「楽しや五月、草木は萌え、、、」モーツアルトの『五月の歌』の出だしです。
この「萌える」って、もともと草木の芽が出るという意味ですね。
「石走る垂水の上のさわらびの萌え出ずる春になりにけるかも」なんていう
志貴皇子のすてきな歌があります。
でもこの「萌え」面白い使われ方をすることになりました。ウィキペディアの
説明によると「愛玩的対象に対して熱烈にのめり込み、恋愛感情や性的欲
求に似た感情が燃え上がるという意味のスラングから来たもの」だそうです。
元はパソコンの「燃える」の誤変換から発生したらしいとか。それにしても
なかなか表しにくいオタク的感情にピッタリの言葉ができたものだなあと思
います。
この時期、私にとっての「萌え」の対象は、五月のそよ風に揺れる可憐な
花々です。黄色とオレンジ色の色鮮やかなナスタチウムに「萌えー」