一週間ほどスイスを鉄道で旅しましが、とても快適でした。スイストラベルパス
これは使える! 登山列車は割り引きだけですが、他はトラムもバスも船も乗
り放題。あちこち思いっきり移動しました。列車に書かれているアルファベット
SBB、CFF、FFS。これはドイツ語、フランス語、イタリア語でスイス連邦鉄道と
いう意味です。さすがに第四の公用語ロマンシュ語は表記されていませんが、
公用語が複数あるスイスならではです。
どこの駅も清潔で小じんまりしていますが、さすがにチューリッヒとベルンの
中央駅は大きく、ヨーロッパのあちこちに向かう列車が出入りするため、地下
もあり、ちょっとまごまごしますが、インフォメーションがしっかりしていて、行
き先を告げると、時間、プラットホーム、乗り換えなど、即座にプリントアウト
して渡してくれます。観光国らしい効率の良さです。
ヨーロッパ中を縦横に走るインターシティーなど国際列車がスマートです。
シャフハウゼンから近くのシュタイン・アム・ラインに行くのにSバーン、いわ
ゆる普通列車に乗りました。JRの在来線って感じです。でも中のシートが
カラフルでおしゃれ。混んでいなくて、快適な乗り心地でした。
でもなんといっても、一番利用したのは市電「トラム」です。町中いたるとこ
ろを数分間隔で走っていて、乗り降りがすごく楽。改札がないし、車内に券
売機もなく、検札もほとんどありません。みんなちゃんと切符を買って乗っ
ているのか心配になります。
車内は、犬連れの人も多く、子どもたちが騒ぎまわり、大声で歌を歌って
いる人も何人か見かけました。ちょっとうらやましいような大らかさです。