キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

みのリの秋

2012-10-18 14:48:24 | 季節
          

             どんどんマンションや建売住宅が建っているわが家の辺りですが、

             まだまだ緑が残っています。みのりの秋ですね。ちょっと歩くと、

             はじけそうになった栗や、

          

             無花果や

          

             蜜柑や

          

             柘榴や

          

        柿に出会えます。朝顔がまだまだ踏ん張って柿と一緒に咲いているのが、ご愛嬌。
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やっと金木犀の香りが

2012-10-16 22:05:59 | 季節の花々
             

        やっと金木犀のいい香りが漂い始めました。例年より10日ほど遅いのではな

        いでしょうか。でも、俳句では10月の花なので、やはり正しい季節に咲いてい

        るのですね。この匂いで今年の秋も私生きているんだなあって実感します。

           

        なっちゃんと朝散歩に行くと、秋の小花に出会います。これは白丁花。

        あちこちの垣根にたくさん咲いています。あまりたくさん咲いているの

        で、かえって見向きもされない花です。そういうのってありますよね、

        何時も普通にそこにあるので、かえって気づかないといういことが。

           

        これはランタナ。今あちこちに咲いてます。この花を見るとベネチアン・

        グラスのミルフィオリのペンダントを思い出します。

           

        これは紫式部。これこそ秋の花というか実です。これは名前でだいぶ得を

        していますね。

             うしろ手にちょっと紫式部の実      川崎展宏
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ペンタス

2012-10-14 10:39:05 | 季節の花々
         

       可愛らしい小花が群れて咲くペンタスは、小さな庭に置くにはピッタリの花です。

       長く咲くし、強いし、値段も安いし。色もピンク、赤、白、紫、それこそ色々あ

       ります。それなのに、買ってきてはしばらくすると枯らしてしまうのは、どうい

       うわけでしょうか。green fingerという言葉があります。「園芸の才の持ち主」

       という意味ですが、私はdon't have green fingers.ということでしょうね。ちゃ

       んとお水もやっているつもりなんですが。それでも性懲りもなく鉢植えを買い

       込んではしばらく楽しみます。私に買われた花はお気の毒。

       ところで「グリーン・フィンガーズ」というイギリス映画がありました。殺人罪

       で服役中の主人公が、園芸の才に目覚め、紆余曲折の末、大きなフラワー

       ショーに出場できそうになるのだが、、、という夢の様なお話ですが、実話を

       元にしているとか。おもしろい映画です。

         

         先日も、赤と白の鮮やかなペンタスを買い込みました。まだ元気です。

         ペンタスはアカネ科の花。あの茜色の染料をとるアカネの仲間です。

         ここで今日のトリビアを一つ。「東京の赤坂は植物のアカネがたくさん

         採れたので、茜坂と呼ばれていて、それが赤坂になったのだそうです」
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秋の夕餉

2012-10-13 10:04:03 | グルメ
           故郷が秋田の方から立派な秋刀魚をいただいて、

           今日の夕食はおもいっきり和食です。

        
                     
        
                     
            

           焼きサンマ、これまたいただきものの葉っぱのおひたし、里芋と

           こんにゃくとちくわの煮物、この間から漬け始めて、やっと味が

           馴染んできた胡瓜のヌカ味噌漬け。それにワカメと豆腐の味噌汁。

           こんなのを食べていたら、糖尿にはならないかも。でもちょっと

           塩分が多過ぎるかな。
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日本の美しい歌2曲

2012-10-11 15:07:03 | ミュージック
        

         落葉松の 秋の雨に
         わたしの 手が濡れる

         落葉松の 夜の雨に
         わたしの 心が濡れる

         落葉松の 陽のある雨に
         わたしの 思い出が濡れる

         落葉松の 小鳥の雨に          『落葉松』
         わたしの 乾いた眼が濡れる       作詞:野上彰 作曲:小林秀雄

        先週の"題名のない音楽会"は、天童よしみとソプラノ歌手の森麻季の出

        演で、秋らしい日本の詩を歌っていました。森麻季はちょっとシャンソン風

        のアレンジでこの『落葉松』を歌いました。ソプラノ歌手だけれど、キンキン

        しない声が、しっとりとおしゃれ。すてきでした!

        

         わたしの頬は ぬれやすい
         わたしの頬が さむいとき
         あの日あなたが かいたのは
         なんの文字だか しらないが
         そこはいまでも いたむまま

         そこはいまでも いたむまま
         霧でぬれた ちいさい頬
         そこはすこし つめたいが
         ふたりはいつも 霧のなか
         霧と一緒に 恋をした
 
         霧と一緒に 恋をした
         みえないあなたに だかれてた
         だけどそれらが かわいたとき
         あなたは あなたなんかじゃない
         わたしはやっぱり 泣きました

         わたしの頬は ぬれやすい
         わたしの頬が さむいとき
         あの日あなたが かいたのは
         なんの文字だか しらないが      『霧と話した』
         そこはいまでも いたむまま      作詞:鎌田忠良 作曲:中田喜直

        天童よしみの『霧と話した』も絶品でした。きっと歌ったことのない歌だった

        と思いますが、自分の歌唱スタイルは変えず、こぶしも回して、その上、一

        歩間違えばベタベタにセンチメンタルになりそうな歌詞なのに、歌い方に

        抑制が効いているからでしょうか、不思議と彼女にしっくり合っていて、感

        動的でした。音楽にジャンルは無いと気付かされた幸せなひとときでした。
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すばらしいリヒテンシュタイン侯爵家のコレクション

2012-10-11 10:11:22 | アート
          

          リヒテンシュタインという国を知っていますか?スイスとオーストリア

          の間にある小さな小さな国です。小豆島くらいの大きさですって。リヒ

          テンシュタイン侯爵が17世紀から代々治めてきた国で、英邁な君主が

          多かったのでしょうね、数多の戦乱をくぐり抜け現在に至るまで存続

          しています。ヨーロッパにもバチカンを初め、ルクセンブルク、モナコ

          やサンマリノなど小さな国がありますが、そのどれにも負けない小ささ

          です。だけど君主はお金持ち。国外にいっぱい領地を持っています。

          ウィーンにも2つ宮殿があって、そこに絵画や工芸品のすばらしいコレ

          クションが収蔵されていたとか。第2次世界大戦の時もうまく隠し通し

          て、今この日本で私たちが鑑賞できるというわけです。ポスターになっ

          ている愛娘の肖像をはじめ、ルーベンスの傑作が数多くありました。

          その他バロック時代の絵画や装飾品、工芸品など見応えがあります。

          歴代の侯爵、よく集めましたねえ。

          

          会場の六本木駅近くのミッドタウンにある国立新美術館は、まさに

          新しい近代的な建物です。曲線が美しい。展示がゆったりしていて、

          人もさほど多くなく、久しぶりに楽しい絵画鑑賞でした。

          

          玄関前の庭が黄金の秋色に色づいていました。mellow yellowというのは

          こんな色を言うんでしょうね。
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なっちゃん、途方に暮れる

2012-10-09 09:37:07 | 地球
          

         公園の草むら。人が誰もいないので、ちょっとなっちゃんを放してみました。

          

         すると、なっちゃんフリーズ!「ねえ、なんで放すの?リード持ってよ」

          

         ちょっとおもしろい図柄です。不安ななっちゃん。野生のかけらもない!

         雷がなると、後先考えずに、勝手に逃げ出すのにね。

          

        ここは横浜都筑区の港北ニュータウンの一角。素敵に洋風な家々が並んでいます。

          

          徳生公園という広々とした公園があります。向こうには高層のマンション群。

          

          広い池があって、水鳥もいます。子供たちが小魚を釣り上げていました。

          

              池のほとりの木々はもう秋色です。
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雨が止んだら

2012-10-08 09:43:50 | 季節の花々
           

            秋雨がしとしと降って、朝の散歩になかなか出かけられません。

            今日は昨日とは打って変わって涼しい朝です。なっちゃんが丸くな

            るのは寒くなった証拠。カーペットの丸い模様と同化していますね。

            
           

           やっと雨が止んで、散歩に出かけるとコスモスがお出迎え。かわいい。

                

            散歩には一番いい気候です。暑くもなく、寒くもなく。「帰りたく

            ないよう」道の真ん中で座り込んで動かないなっちゃんです。

            意外と頑固。躾ができた犬はこんなことないんでしょうけど。

                

            道端の秋明菊を摘んできて飾りました。京都の貴船のあたりに多い

            ので貴船菊とも呼ばれるそうす。気品高い花です。

                観音の影のさまなる貴船菊       阿部みどり女
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もの想う秋

2012-10-06 14:31:41 | 季節
         

         朝夕だいぶ涼しくなり秋めいて、菊の似合う季節になって来ました。夏の

         間ほったらかしていた玄関先の花台に、菊と竜胆の鉢植えを置きました。

              

        ピンクの竜胆もあるんですね。この可愛い花に竜の胆とは無粋な名前です。

        漢方薬になるその根が竜の胆のように苦いので、その名がついたとか。そ

        れにしても、竜の胆の味なんて誰が知っていたのでしょう?花言葉は「あな

        たの悲しみに寄り添う」 憂いを秘めた秋の花に似合った花言葉です。

          

        今、あちこちの庭先にこんな可愛い花も見かけます。白蝶草というそうです。

        その名の通り、白い花が多いようですが、こんなピンクの花もあります。

        いかにも蝶々がヒラヒラ飛んでいるような感じです。花言葉は清楚。

ドヴォルザーク:交響曲第9番
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団,ドヴォルザーク,ノイマン(ヴァーツラフ),コシュラー(ズデニェク)
コロムビアミュージックエンタテインメント

        こんな秋の日の夕方にはドヴォルザークの交響曲「新世界」の第二楽章を

        聴きたくなります。「家路」とか「遠き山に日は落ちて」という名で歌曲になっ

        ている、あのゆったり美しいメロディーの曲です。

          

          なっちゃんも秋のもの想いにふけっている? 

          いえいえ、散歩はまだかな?とでも思っているだけでしょう。
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積み上げ歌と積み上げ話の楽しさ

2012-10-05 16:52:08 | 
これはジャックのたてたいえ (ほんやくえほん)
Simms Taback,木坂 涼
フレーベル館

        これはジャックが建てた家
        これはジャックが建てた家にある麦芽
        これはジャックが建てた家にある麦芽を食べたネズミ....

      マザーグースの「ジャックが建てた家」の最初の部分です。こんなふうに

      どんどんつながっていくのを「積み上げ歌」といいますね。

わたしの庭のバラの花
アーノルド ローベル,Arnold Lobel,Anita Lobel,松井 るり子
セーラー出版

        これはわたしの庭のバラの花
        これはわたしの庭のバラの花でねむるハチ、
        これはわたしの庭のバラの花でねむるハチ
        に日かげをつくっているすっとのびたタチアオイ...

      アーノルドとアニタ・ローベルの「わたしの庭のバラの花」も同じようにどんど

      ん庭の花が増えていって、最後は花々がページから溢れ出しそうになります。

これはのみのぴこ
和田 誠
サンリード

         これはのみのぴこの
         すんでいるねこのごえもんの
         しっぽふんずけたあきらくんの...

       谷川俊太郎・和田誠の「これはのみのぴこ」も同じようなゆかいな積み上げ歌です。

  
ハエをのみこんだおばあさん
Simms Taback,木坂 涼
フレーベル館
 

       これはハエを飲み込んだおばあさんの歌です。ハエを飲み込み、それを退治

       してもらおうとクモを飲み込み、鳥を飲み込み、最後には牛を飲み込みとい

       うナンセンスな童謡。可哀想なおばあさん、さすがに最後は死んじゃいます。

おなかのかわ (こどものともコレクション2009)
村山 知義
福音館書店

てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)
エウゲーニー・M・ラチョフ,うちだ りさこ
福音館書店


       韻を踏んだ歌だけでなく童話にも積み上げ話が沢山あります。昔話や民話

       などの多くが、部分的にせよ繰り返しでできています。たとえば、桃太郎

       だって、犬がきびだんごを欲しがって、次に猿がほしがって、次に雉子が

       というふうに。上の「おなかのかわ」なんてそれを最大限に利用した、荒

       唐無稽なお話ですが、子どもには大受けです。子どもは繰り返しが大好き。

       繰り返しのリズムがいいんでしょうね。

         おなかの空いたネコがオウムを食べて、おばあさんを食べて、それでも

         お腹が空いているので、馬方を食べて、馬を食べて、王様の行列がやっ

         てきたので、王様を食べて、お妃様を食べて、兵隊を食べて、象を食べ

         て、最後に蟹を食べたら、蟹がはさみで猫のお腹の皮をジョキジョキ。


         「てぶくろ」は有名な民話です。男の人が片っ方落とした手袋に、暖か

         そうだなとネズミが住み着き、カエルがリスが、ウサギがとどんどん住

         人が増えて最後はクマまで...。寒い日に読むと、ホカホカ温かい気持ち

         になります。常識も現実もとっぱらったところにある絵本の世界です。
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