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高島屋東京店再開発計画「A・B街区」の進捗状況 2017年9月21日

2017年10月07日 06時00分00秒 | 再開発・中央区


高島屋 東京店再開発計画「A・B街区」:工事進捗率90% 2017年9月21日
日本橋交差点前で建設工事中の高さ180メートルの高層オフィスビルと、高島屋東京店(日本橋店)の建物間に広がっている区画の再開発工事です。高島屋日本橋店を中心にA~Dの4街区にわたって展開する「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」として、現在の高島屋東京店の建物の北側の「C街区」、東側の「A街区」では現在、既存の建物群の取り壊し工事が実施されています。

※今回の記事で取り上げるのは「A・B街区」です。



東京都の報道発表資料から拝借した図で説明していきます。「B街区」と書かれているのが既存の高島屋東京店の建物で、この高島屋の百貨店の建物はこのまま存続されることになります。百貨店北側の「C街区」と、東側の「A街区」の再開発のための取り壊し工事が現在行われています。

~規模~
A街区:延べ面積約5,7523平方メートル、地下5階/地上26階、高さ約139メートル
B街区:延べ面積約80,600平方メートル、地下3階/地上8階、高さ約43メートル (高島屋東京店)
C街区:延べ面積約140,085平方メートル、地下5階/地上32階、高さ約175メートル
D街区:延べ面積約288平方メートル、地下1階/地上1階、高さ約4メートル

~主な用途~
A街区:事務所、エネルギーセンター、駐車場等
B街区:店舗等
C街区:店舗、事務所、駐車場等
D街区:倉庫

高島屋の建物の敷地東側の「A街区」には、高島屋新館や太陽生命ビルが建っていたのですが、現在は全て取り壊されて更地状態となっています。地上26階・地下5階建て、高さ約139メートルの高層オフィスビルが建設されます。A街区は2014年11月7日に着工しています。

「C街区」には、富士ビルや高島屋北別館、高島屋の立体駐車場などの建物が密集していたのですが、古い建物群の取り壊し工事が始まっています。国の重要文化財に指定されている高島屋東京店の敷地の北側、日本橋二丁目地区に、35階建ての複合高層ビルが建設されます。新店舗となる「新新館」と既存店舗は空中通路でつながり、既存店舗と合わせた売り場面積は約62000平方メートル(25パーセント増)となります。計画では、本館部分の空中権を利用し、新新館部分に高層ビルを建設します。 開発には、三井不動産も参加し、オフィス賃貸部分を三井不動産、商業施設部分を高島屋が運営する体制となります。B街区は2014年12月22日に着工予定となっています。

「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」の主な特徴
優れた立地特性を活かした大規模で最先端の施設計画
1.「日本橋」駅直結、「東京駅」徒歩5分の国内外からの交通利便性に優れた立地
2.区域面積:約2.6ヘクタール、延床面積計:約282,000平方メートルの大規模開発
3.世界的に著名なSkidmore, Owings & Merrill LLP (SOM)による洗練された外装デザイン
4.安心で快適な高規格オフィス空間(BCP対応、商業施設等へのスムーズなアクセス等)
  
重要文化財高島屋日本橋店を核とした賑わいの空間計画
1.高島屋日本橋店を核とした、周辺エリアと一体となった新たな賑わいの創出(商業施設、オープンテラス、展示施設、観光案内所等)
2.高島屋日本橋店の屋上を中心とした緑に囲まれたオープンテラスの整備(約6,000平方メートル)
3.周辺地区や駅をつなぐ快適な歩行者回遊空間の整備(歩行者専用道路、地下通路、駅前広場等)

防災機能の強化と環境負荷の低減
1.災害時の電力確保(72時間対応の非常用発電機等)
2.震度7クラスの地震(建築基準法で求められている地震波の1.5倍レベル)に対して構造耐力上の安全性を確認するなどの高い耐震性能
3.帰宅困難者受け入れ機能の整備
4.環境負荷低減への取組み(CASBEE「Sランク」、PAL・ERR「段階3」)













「計画断面図」
事業名称 日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業
施行者 日本橋二丁目地区市街地再開発組合
参加組合員 三井不動産株式会社、太陽生命保険株式会社、帝国繊維株式会社
所在地 東京都中央区日本橋二丁目地内
交通 東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅、都営浅草線「日本橋」駅 直結 JR線「東京」駅 徒歩5分
区域面積  約2.6ha、延床面積:約282,000㎡
設計 日本設計・プランテック設計共同企業体
外装デザイン Skidmore, Owings & Merrill LLP (SOM)
施工 A街区:株式会社大林組
    B街区:株式会社竹中工務店
    C・D街区:鹿島建設株式会社

「事業経緯および今後の予定」
2005年3月  勉強会スタート
2005年11月 「日本橋二丁目5番、6番地地区まちづくり協議会」設立
2008年4月  日本橋二丁目地区市街地再開発準備組合設立
2011年12月 都市計画決定
2013年4月  日本橋二丁目地区市街地再開発組合設立認可
2014年2月  権利変換計画認可
2014年4月  解体工事着手
2014年11月 A街区着工
2014年12月 C街区着工
2018年度   全体竣工(予定)

プレスリリース:東京都発表の報道資料 2013年4月11日
日本橋二丁目地区市街地再開発組合の設立認可について
プレスリリース:三井不動産株式会社発表の報道資料 2014年11月13日
「日本橋再生計画」第2ステージ進行 -重要文化財島屋日本橋店を核とした新たなビジネス・商業・文化拠点誕生-
「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」着工




国道15号線(中央通り)の「日本橋二丁目交差点」前から撮影した「B街区・高島屋日本橋店本館」の建物です。




「日本橋二丁目交差点」前から国道15号線(中央通り)を撮影しました。




日本橋二丁目交差点前から、「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業・A棟」の高層オフィスビルを撮影しました。既に最高高さの139メートルに達しているように見えました。




日本橋二丁目交差点から東側へ向かって伸びている「日本橋さくら通り」を歩いていきます。日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業のA・B街区の敷地南側を通っている道路です。




日本橋さくら通りの歩道を東側へ向かって歩いていくと、前方に「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業・A街区」の高層オフィスビルの敷地が見えて来ました。




南西側から「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業・A街区」の高層オフィスビルの低層階部分を撮影しました。低層階部分の工事用シートが撤去されつつありました。




同じ場所から「A街区」の敷地西側を通っている道路を撮影しました。




南西側から「A街区」の高層オフィスビルを見上げて撮影しました。地上26階・地下5階建て、高さ139メートルの規模の建物となっています。




南東側から「B街区・高島屋日本橋店本館」の建物を撮影しました。




場所を少し移動して、昭和通りの歩道前にやってきました。南東側から「A街区」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。




南東側から高層オフィスビルの高層階部分を撮影しました。




南東側から低層階部分を撮影しました。




「東京武田ビル」の敷地前から、A街区棟の低層階部分を撮影しました。




同じ場所から、高層階部分を見上げて撮影しました。




北東側からA街区棟の低層階部分を撮影しました。




同じ場所からは、「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業・C街区」の高層オフィスビルを見上げることができました。




江戸橋一丁目交差点の横断歩道を渡り、A街区棟の敷地前にやってきました。




A街区の敷地北側を通っている道路を歩いていきます。




A街区の敷地の北西角の交差点前にやってきました。交差点前から、A街区の敷地西側を通っている道路を撮影しました。




北西側からA街区棟の高層階部分を見上げて撮影しました。




北西側からA街区棟の低層階部分を撮影しました。




高島屋日本橋店の「B街区」、その東側の「A街区」の地図です。ヤフーの地図だと、まだ「高島屋新館」「太陽生命ビル」が残されたままになっていますね。

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