「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」の巨大な再開発工事が実施されている御殿山小学校脇を通り抜けて、八ツ山野坂方向へ抜けていきます。以前のJR大崎駅周辺は、ソニーなどの工場地帯のイメージしかなかったのですが、現在は高層オフィスビルと高層タワーマンション、商業施設などの再開発工事がいたるところで進められています。
パークシティ大崎ザタワーや御殿山小学校、建設中の高層オフィスビル群がある場所は目黒川に面した低地ですが、小学校裏側からは「城南五山」と呼ばれている丘陵地帯の地形が広がっていきます。
御殿山小学校前から周囲を見渡してみました。以前と比べると街並みの雰囲気そのものが一変してしまいました。正面に写っている高層ビル群は「オーバルコート大崎」のオフィスビルやタワーマンション群です。
大崎駅周辺と言えば、駅前や目黒川沿いに低地にソニーや明電舎などの工場地帯と、このような丘陵地帯の斜面の閑静な住宅密集地帯の街並みがJR山手線沿線では地味な駅の部類である「大崎らしさ」だったのですが、それも過去の話となってしまいました。
ソニー本社ビル前を通り抜けて八ツ山の坂へ向かいます。ソニー本社ビル前の道路も緩やかな上り坂となっています。
しばらく通りに沿って歩くと視界が開けて、都道317号線(通称「ソニー通り」)の「御殿山小学校前交差点」が見えてきました。
ソニー通りの御殿山小学校前交差点の全景を撮影しました。このソニー通りを西側へ向かうと、JR五反田駅前に出ることが出来ます。
交差点前から振り返って、御殿山小学校やパークシティ大崎ザタワーの再開発工事現場方向を撮影しました。これらの再開発工事現場周辺は、また日を改めて散策してみたいと思います。
そして交差点から品川駅方向(東側)へ向かって伸びている緩やかな上り坂が「八ツ山の坂」です。この坂を上っていくと、国道15号線(第一京浜)の新八ツ山橋交差点に出ることが出来ます。
JR山手線の中では知名度が低い大崎駅周辺や、ここ北品川界隈は、大手家電メーカーである「ソニー」の発祥の地でもあるのです。実際に歩いてみてもソニーの城下町のような雰囲気が強いと感じました。
とは言っても、ソニーの本社機能は2006年10月に竣工したJR品川駅港南口側の最新鋭高層ビル「ソニーシティ」へ移転しました。現在は旧本社ビルや関連施設の売却などが進められているそうです。
御殿山小学校前交差点前から北側へ向かって伸びる一本の坂道があります。この坂道を通って、南高輪の人口密集地帯の中を通ってJR品川駅へ向かうことします。
この北品川6丁目地区の丘陵地帯の中は、東京屈指の高級住宅密集地帯が広がっていて、品川駅港南口へ移転したソニーの研修施設や関連施設が集まっている界隈となっています。
ソニー通り沿いにあるソニー本社ビルを始め、多くのソニー関連のビルは様々な企業に売却されているのだそうです。今後は取り壊されて、再開発工事が始まるのでしょうか?
ソニー通り沿いのコンビニ前から「ソニー6号館」の建物を見上げて撮影しました。
売却されたソニーの関連ビルには新しい名称が付けられていました。ソニー6号館の建物は「御殿山SHビルディング」、ソニー2号館は「ガーデンシティ品川御殿山」となっていました。
旧ソニー6号館前から撮影したソニー本社ビルです。