★ベルの徒然なるままに★

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エドヴァルドの誕生日&映画『シュレック3』のお話

2007年07月03日 | 映画鑑賞記
そういえば、今日、7月3日は『マイネリーベ』のエドヴァルド君のお誕生日ですね!!
やはり、エドは、夏っぽい雰囲気があるなぁ~と思っていたのですが(性格とか肌の色とか?)、やっぱり、夏生まれなのですよねっっ。誕生日に因んで、エドのイラストもどど~んっっと描きたかったのですが、間に合わなかった・・・orz

と、言うわけで。

エドヴァルド・マルクグラーフ・フォン・ゼクト・ナーエ・ブラウンシュヴァイク様、お誕生日おめでとうございます!!!!

1918年生まれとのことですので、89歳になられたのですね!!!!!爆 
い、いや~んっっっ(つーか、計算するなA^^;;)


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先週末に、映画『シュレック3』を見てきました~。
公開初日でしたワ・笑
特に、初日にこだわったつもりは全然無かったのですが、実は、私、かなり前に、この映画のペア券を買っちゃってたんですよ。
でもでも。
よくよく考えてみると、オットは一昨日の日曜日が、最後の休日・・・。
これからの7月は、休日皆無の一ヶ月間、フル出勤(もちろん毎日残業)になっちゃうんですよね。もう、一年以上前から分かっていたことなのに、すっかり忘れちゃってて、ペア前売りを買ってしまっていた私A^^;;
という訳で、土曜日しか行くときがない(><)と思って、土曜日の夜の上映で見てきましたです。

『シュレック』は、シリーズ1から劇場で見ています。
大人のための童話・・・というか、既存の童話をギャグにしたようなシュールな笑いが好きですね。
シリーズ1は、とても面白かったのですが、実は、シリーズ2・・・A^^;;
ちゃんと映画館で見たのに、あまり記憶がないんですよね。
シリーズ1に比べて、かなり今ひとつな感じだった・・・という印象が色濃く残っていて、物語自体をよく覚えていなくって。確か、新婚のシュレックとフィオナが、新婚旅行も兼ねて、フィオナの実家にご挨拶に行く・・・というような話だったのは覚えているのですが。
シリーズ3を見る前に、シリーズ2を、もう一度、見た方が良いのかなぁと思い、レンタル屋さんに走ろうか・・・とも思ったのですが、まあ、単体でもストーリーは分かるかなぁと思い、復習無しで、シリーズ3を見てきたという訳です。


物語は、シリーズ2の続きっぽい所から始まります。
フィオナ姫の故郷である、「遠い遠い国」。
フィオナ姫の父である王様が崩御。
次期国王となる王位継承権を持っているのは、フィオナの夫である、シュレック。
けれども、国王なんて窮屈なものには絶対になりたくないシュレックです。彼は、ただただ、汚くてジメジメした沼地の家に帰りたいばかりなので、国王を継ぐなんて、もってのほか!!
という訳で、彼は、自分の次に、王位継承権を持っているという、フィオナの従兄弟に当たるアーサーという少年を捜しに旅に出ます。

いつものメンバーである、ロバのドンキーや、長靴を履いた猫とともに、出発するシュレック。そして、王国で留守を預かるフィオナ姫。

しかし、シュレックの留守を狙って、シリーズ2での悪者・チャーミング王子が、童話の悪役達を引き連れて、王国を乗っ取りに攻めてきます。

こうして、フィオナ姫や、そのほかの童話のお姫様達は、女性だけで王国を守るために、チャーミング王子達・悪役軍と戦わなくてはいけなくなってしまうのでした。
けれども、フィオナ姫は、妊娠中!!??

フィオナ姫は、シュレックの留守中に、女性だけで王国は守れるのか!?
シュレックは、無事、次期国王となるアーサーを連れて、王国に戻ることが出来るのか!?
そして、気になるベビー・シュレックの誕生は!?


相変わらず、おとぎ話をモチーフにしつつ、それを、オモシロおかしくパロッた、「大人の笑い」が詰まった作品でした。めっちゃ、笑いました~。
また、よくよくよ~く、見てみてください。
色々な有名映画のパロディシーンが詰まっています。
『ハリーポッターと賢者の石』のクイディッチシーンのパロディ、『ロード・オブ・ザ・リング ~旅の仲間~』で主人公達がドワーフの地下通路の橋を渡るシーンのパロディなどなど、パッと見ただけでも、「おっっ!!」と思うパロディシーンが多々で、それも、また楽しいです。

シリーズ2が、私の中の印象では、バタバタとして、ストーリーのまとまりがあまりなく印象に残らなかったのですが、それに比べ、今回のシリーズは、短いながらも、起承転結もしっかりとしていて、冒険あり、戦いあり、そして、感動のシーンありの、すっきりまとまった物語だったと思います。

シリーズ1から見ているので、シュレックの「恋愛→結婚→父親になる」という成長過程も楽しめましたです。やっぱり、シュレックって、良いヤツですよ~(^^)b
確かに、お世辞にも美しいとはいえない怪物ですが、なんだか、愛らしいというか、愛すべきキャラクターです。

また、ストーリーも色々と見所有りの面白さでした。
今回は、シュレックとフィオナの2ショットシーンは、とても少ないのですよね。
シュレックは、物語の冒頭から、アーサーを捜す旅に出てしまいますし、フィオナは、王国でお留守番ですし。
なので、主人公二人の冒険が、別々の場所で、別々展開していく訳なんですよね。
旅に出て、アーサーを見つけ、彼を連れて帰る途中に船が遭難するシュレック。
一方、シュレックの留守中に、悪者が攻めてきたために、女性だけで闘わなくてはならなくなったフィオナ。
この二つの、いえ、二人のそれぞれの冒険が、面白かったです。
特に、今回は、シュレックより、フィオナの大活躍!!!!というべきでしょうか。
というのも。
フィオナと一緒に居るお姫様達は、白雪姫やシンデレラ、眠り姫など、お馴染みの童話のヒロイン達。思えば、そういうお姫様達って、自分では、あまり努力をしていないのに、いつの間にか、白馬に乗った王子様がやってきて、窮地から救ってくれたり、幸せにしてくれたりするのですよね~A^^;; 私から見ても、羨ましいですわ(違)
「待っている」だけで、誰かに助けて貰ってばかりいた彼女たちは、当然、何も出来ないダメダメ子ちゃん達なのです。
悪役が攻めてきても、
「早く、誰か助けに来てよね~」
とか、
「もう~、なんで、私がこんなメに合わなきゃイケナイの~。超サイテー」
とか、
「私たち、どうなっちゃうの!? 怖いわ~><;」
とブツクサ言うだけで、自分たちだけで、窮地を打破しようという気は全然ナッシング。
そんな彼女たちを厳しく叱咤激励するのは、我らがプリンセス、フィオナ姫!
「ただ、待っているだけでは、何もならない!! 自分たちの力で、この状況を何とかしなくちゃイケナイのよ」
と。力強いフィオナの力説に感化されたお姫様達は、急に逞しくなり、俄然、闘う気満々になり、悪役達に立ち向かいます。
そのシーンが、とても面白かったです。
急に、女らしさを捨て、ブラジャーを焼き払ったり・笑
でもでも、それまで、超ブリッ子だったお姫様達が、自立していく様子は、見ていて気持ちが良かったですね。
ちょっと、深読みしすぎかも知れませんが、現実の私たちの社会でも、やっぱり、「いつか王子様が・・・」と夢ばかり見ている人って、居ると思うんですよね。もちろん、女性だけではないですし、恋愛に限ったことだけでもないと思います。「王子様」の部分に「仕事」でも「成功」でも、「幸せ」でも、色々と当てはまるものはあると思いますが、自分では何の努力もしないで、誰か第三者や、はたまた、運に頼って、幸せを待っているだけという甘い考え。
そういう、人間の甘えな部分を、面白可笑しく、皮肉っているようにも感じられ、「待っているだけでは、おとぎ話のような幸せは、現実世界では有り得ない。自分でも努力をしなくっちゃ!!」と言われているようでもあり、ちょっとこそばゆい気も・笑 
もちろん、そんなに固く捉えなくても、単に、おしとやかな童話のお姫様達が、急に、現代女性チックに変貌した・・・というだけでも、かなり笑えました。
最終的に、窮地に陥ったシュレックを救ったのは、フィオナ率いるお姫様軍団ですし、レディース・パワー炸裂な物語だったと思います。
面白かったですよ~。

また、いじめられっ子だったアーサーが、次期国王としての自覚を持っていく過程も。やはり、お姫様の時と同様、「受け身になっているだけではダメ。もっと、自分から何かを変えようとしなきゃ!」という見る側へのメッセージのように感じました。
そして、それを教えてくれるのは、シュレックであり、フィオナであり。
美しくない怪物ですが、やっぱり、彼らは、サイコーです!!

そして、ラストは、お楽しみのベビー・シュレック達のシーン。超可愛いですvv

とても楽しく鑑賞できました。
出来れば、シリーズ1、2を見ている方が、人物関係や、お約束のイベントなども分かって楽しいと思いますが、シリーズ3単体でも、楽しく見れると思います。