今日は、土曜日に見に行きました、『リアル -完全なる首長竜の日-』の感想をば♪♪
綾瀬はるかちゃんと佐藤健君という、好きな女優さん&俳優さんが恋人同士の役で出演・・・ということで、とても楽しみにしていた作品です。
しかも、原作小説は、「このミステリがすごい!」の大賞受賞作とのことで。
ミステリ好きな私としては、もう、公開前から気になって気になって。
早々に原作小説を読んでから、映画、行ってきましたです。
■『リアル -完全なる首長竜の日-』予告編
自殺未遂が原因で、1年も眠り続けている、幼なじみであり、恋人の淳美。
彼女を救うため、浩市は、昏睡状態の患者と意思疎通が出来るという、先端医療・センシングを受けることに。
淳美は、元々、人気漫画家だったのですが、自殺未遂を図る前は、スランプ気味だった・・・とか。
浩市は、そんな淳美の潜在意識が作る、脳内世界に、繰り返し繰り返し、接触していきます。
そして、自殺未遂の原因を探り、なんとか、彼女を目覚めさせようとするのですが。
段々と浩市の生活にも、不可解な現象が起こり始めます。
女性漫画家としては珍しく、生々しい描写の殺人鬼ものを描ていてた淳美。
彼女がセンシングの世界で描き続けている原稿に出てくるグロテスクな死体が、幻覚として浩市の目の前に現れる。
センシングを担当する医師の相原は、それは、センシングの副作用的なものだと、浩市に告げのですが。
その副作用のような、奇怪な現象は、日を追うごとに酷くなっていく。
そして、浩市は、淳美が拘っている、子供の頃の思い出を探しに行くため、二人が幼少期を過ごした島へと足を運ぶのでした。
そこで、浩市を待っていたものとは!?
段々と崩壊していく、現実世界と脳内の世界の果てに、浩市と淳美が辿り着いたのは。。。。
昏睡状態の人間の脳にコンタクトして、意思伝達などをする「センシング」。
そういう先端医療が行われている世界。
・・・という設定は、原作通りなのですが、細かい設定などは、原作とは違ってて、良い意味でとても「映画らしい」作りになっていたと思います。
とても面白かったです。
原作では、飛び降り自殺を図った、弟・浩市の脳にアクセスする、40歳前の少女漫画家・和淳美の物語な訳ですが。
映画では、自殺を図ったのは、女性の方。
つまり、淳美の方なのですよね。
そして、「センシング」という、昏睡状態の患者の脳に直接コンタクトを取る治療にトライし、彼女を救おうとする浩市の物語。
2人は姉弟という設定ではなく、同棲中の恋人同士。
また、自殺の方法も、飛び降りではなく、入水。
そしてそして、主人公の二人が、若者・・・というのも、原作とは違いますね。
その点で、原作は、センシングをする二人が、血縁者であるということ、また、二人とも、年齢を重ねている・・・ということで、かなり、重い話になっていました。
でも、それを、若い恋人同士という設定に変えることで、綺麗な恋愛物語になってたというか、映画らしくて良い感じだったと思います。
それにしても。
予告編の映像では、一見、ファンタジーっぽかったり、また、空想科学ものったぽかったりする印象でしたが。
いやいや、いやいや。
前半は、めっちゃ、怖かったですよぉ(笑)
原作読んでて、元のストーリーを知ってる私でも、怖くて、ドキドキしながら見ていました。
うん。
前半は、マジで、ホラーテイストが強かったのではないでしょうか?
原作では歴史をテーマにした少女漫画を描いている淳美ですが、映画の淳美は、女性にしては珍しく、生々しい描写が特徴の殺人鬼ものを描く漫画家ということで。
センシングの世界で描いてる、淳美の絵は、結構グロいです。
そして、彼女の描く生々しい死体の絵と、同じ状態の死体が、浩市の身の回りに現れたりするから、そういうシーンは、ビクッとなりました。
また、フィロソフィカル・ゾンビ・・・という、昏睡下の人間が、無意識の中で作り出す、人々も不気味でした。
それに、やっぱり、他人の脳の中にある世界・・・という、いわば、仮想世界なので、どこか不気味で気持ち悪い感じなのですよね。
人の存在も、また、その発言も、どこか不安定で。違和感だらけで。狂気と紙一重な感じ。
そして、霧に包まれたような、どことなく暗い色調で描かれている風景も、怖い。
なので、前半は、結構、ホラー色。不気味でした。
でもでも、でもでも。
後半で、その不安定な世界観が大逆転するのですよね。
私は、予め原作を読んでいたので、「いつ逆転するかな? するかな??」とワクワクしながら見ていたのですが。
前知識無く、見てたら、どんな風に思ったんだろ、私?
でもでも、ホラーっぽい前半部に、真実への手掛かりはいっぱい散りばめられていたと思います。
冒頭、まだ自殺未遂をする前の・・・お料理をしている淳美と、センシング世界での、漫画しか描かなくなっている淳美とか。
アシスタントさんも、ちょっと違和感でしたし。
そして、一番大きかったのは、浩市が博物館で見た、箱に入った(?)死体の幻覚なのではないかなぁと。
いつもは、淳美が原稿で描いている死体が、浩市の所に幻覚として表れていたのに。
その時は、浩市が見た幻覚を、後から淳美が原稿に描いていましたものね。
ここら辺りも、ヒントではないかなぁと思います。
その他にも、現実と脳内世界が交錯するうちに、どっちが現実でどっちが脳内世界なのか、分からなくなるくらい、不安定な世界になっていく訳ですが。
浩市が島を訪れた時の、警察の対応なんかも、凄く妙でしたものね。
そういえば。
以前、洋画で『インセプション』という作品がありましたよね。
夢の世界に入っていく・・・という物語の。
この『リアル』も、少し『インセプション』っぽい感じがしました。
でも、『インセプション』は、夢の世界なのに、現実と寸分違わないくらい、細部に渡って存在がリアルなのに対し、この作品の場合は、脳内世界は、とてもあやふやで不安定なのですよね。
そこが、余計に怖いというか、不気味なのです。
で。
後半に、物語が急展開、大逆転すると、ストーリーは一気に進みます。
浩市と淳美が幼い時に経験していた、隠された秘密。
そして、一気に、「目覚め」へ向かおうとする想い。
「死」へと誘おうとする、過去の魔物へ対抗する力。
前半と後半とでは、全然違う物語になってしまいましたが、でも、その根底に流れるのは、
「何があっても、昏睡状態の恋人の目を覚まさせたい!!!」
という、愛の力で。
そこら辺りは、実に映画らしくて良かったと思います。
首長竜のCGなども、迫力があって怖かったですよ。
・・・・・という感じで。
普通に鑑賞すると、昏睡状態の恋人を救う恋愛物語・・・という風に見えるのですが。
いや、見えるというか、実際、そうなのですが、ね。
自殺の原因も、実は自殺ではなくて、酔って誤って海に落ちただけという事故だった・・・とか、原作に比べて、色々と「救い」のある結末で。
原作が絶望的だっただけに、映画は、綺麗な物語にまとめたのかなぁとも思ったのですが。
ですが。
でもでも。
どうしても、先に原作を読んでしまった私には、原作の結末・・・というか真相が頭から離れないのですよね。
あのまま、ハッピーエンドで終わることに、色々と納得のいかない描写があるような気がするしなぁ。
1つは、冒頭で淳美が浩市に対して言ってた「生まれた時からずっと一緒だったような気がする」という言葉。そして、それに対して、「これからもずっと一緒だよ」という浩市。
これと同じ台詞を、結末では、浩市の方が「生まれた時からずっと一緒だったような気がする」と言い、それに対して、淳美が「これからもずっと一緒だよ」と答えるのですよね。
この台詞。
勿論、ラブラブイチャイチャな恋人同士なら、このテの台詞を囁きあうことは日常茶飯事だと思います。
そういう意味では、特に深い意味もない、ラブラブな恋人たちの単なる会話かもしれない。
けれども。
原作を読んでいる私には、どうしても、この台詞が、ラブラブな恋人同士の単なるイチャイチャ会話には思えないのですよね。
もっともっと、意味深なものに感じるのです。
ラストシーン、病室が妙に殺風景だったり、白かったり、また、淳美も白い服を着ていたり・・・というのも、なんか怪しいし。
っていうか、実際、私は、映画を見ながら、もう一つ、まだ最後の大逆転があるなぁと期待してたのですよね。
なので、「え?? ここで終わるの!!??」と、ちょっと物足りなさを感じるのですが。
でもでも、なんとも言えない、ラスト。
映像で描かれている通り、昏睡から目覚めて、ハッピーエンドととっても良し。
原作をすでに読んでいる人は、映像で描かれていない真実がまだあるのだ・・・ととっても良し。
どちらにも解釈できるように、作られたラストなのではないかなぁと思います。
だって、原作とまったく同じなら、それはそれでつまらないと思うし。
こういうラストだと、原作を読んでから映画を見た人も楽しめますし、また、その逆で、映画を見てから、原作小説を手に取った人たちも、「エエエ!!??」って驚くことが出来ると思いますし。そして、また映画を見たくなる・・・みたいな感じで。
一粒で二度おいしい的な楽しみが出来るじゃないですか(*^^*)
なので、このエンドは、敢えて、こういう風な終わり方にしてあるのではないかなぁと、私は思います。
まあ、色々とモヤモヤしますがね(笑)
それとも、原作エンドから頭が離れない故に、私だけが陥った罠でしょうか!!??
どちらにしても、鑑賞後に、色々と考えたり出来ますし。
映画を見た後、こんな風に、作品に思いを巡らしたり、推理したりって、大好きなので。
とても楽しめた映画でした。
とはいえ、やっぱり、『インセプション』のラストのクルクル回るコマのレベルで、私にとってはモヤモヤする結末でした。
・・・って、やっぱり、深読みしすぎてるのかな? ここは素直に、情熱的な恋物語と捉えるべき??(笑)
更に結末がひっくり返ってくれた方が、私は、物語として好きなんだけどね(^m^)
だって、その方が怖いじゃん!・・・と言ってみる、ミステリ好き。
・・・って。
おおう、堂々巡りだぜ~。でも、こういうエンド、好きなのです(*^^*)
綾瀬はるかちゃんと佐藤健君という、好きな女優さん&俳優さんが恋人同士の役で出演・・・ということで、とても楽しみにしていた作品です。
しかも、原作小説は、「このミステリがすごい!」の大賞受賞作とのことで。
ミステリ好きな私としては、もう、公開前から気になって気になって。
早々に原作小説を読んでから、映画、行ってきましたです。
■『リアル -完全なる首長竜の日-』予告編
自殺未遂が原因で、1年も眠り続けている、幼なじみであり、恋人の淳美。
彼女を救うため、浩市は、昏睡状態の患者と意思疎通が出来るという、先端医療・センシングを受けることに。
淳美は、元々、人気漫画家だったのですが、自殺未遂を図る前は、スランプ気味だった・・・とか。
浩市は、そんな淳美の潜在意識が作る、脳内世界に、繰り返し繰り返し、接触していきます。
そして、自殺未遂の原因を探り、なんとか、彼女を目覚めさせようとするのですが。
段々と浩市の生活にも、不可解な現象が起こり始めます。
女性漫画家としては珍しく、生々しい描写の殺人鬼ものを描ていてた淳美。
彼女がセンシングの世界で描き続けている原稿に出てくるグロテスクな死体が、幻覚として浩市の目の前に現れる。
センシングを担当する医師の相原は、それは、センシングの副作用的なものだと、浩市に告げのですが。
その副作用のような、奇怪な現象は、日を追うごとに酷くなっていく。
そして、浩市は、淳美が拘っている、子供の頃の思い出を探しに行くため、二人が幼少期を過ごした島へと足を運ぶのでした。
そこで、浩市を待っていたものとは!?
段々と崩壊していく、現実世界と脳内の世界の果てに、浩市と淳美が辿り着いたのは。。。。
昏睡状態の人間の脳にコンタクトして、意思伝達などをする「センシング」。
そういう先端医療が行われている世界。
・・・という設定は、原作通りなのですが、細かい設定などは、原作とは違ってて、良い意味でとても「映画らしい」作りになっていたと思います。
とても面白かったです。
原作では、飛び降り自殺を図った、弟・浩市の脳にアクセスする、40歳前の少女漫画家・和淳美の物語な訳ですが。
映画では、自殺を図ったのは、女性の方。
つまり、淳美の方なのですよね。
そして、「センシング」という、昏睡状態の患者の脳に直接コンタクトを取る治療にトライし、彼女を救おうとする浩市の物語。
2人は姉弟という設定ではなく、同棲中の恋人同士。
また、自殺の方法も、飛び降りではなく、入水。
そしてそして、主人公の二人が、若者・・・というのも、原作とは違いますね。
その点で、原作は、センシングをする二人が、血縁者であるということ、また、二人とも、年齢を重ねている・・・ということで、かなり、重い話になっていました。
でも、それを、若い恋人同士という設定に変えることで、綺麗な恋愛物語になってたというか、映画らしくて良い感じだったと思います。
それにしても。
予告編の映像では、一見、ファンタジーっぽかったり、また、空想科学ものったぽかったりする印象でしたが。
いやいや、いやいや。
前半は、めっちゃ、怖かったですよぉ(笑)
原作読んでて、元のストーリーを知ってる私でも、怖くて、ドキドキしながら見ていました。
うん。
前半は、マジで、ホラーテイストが強かったのではないでしょうか?
原作では歴史をテーマにした少女漫画を描いている淳美ですが、映画の淳美は、女性にしては珍しく、生々しい描写が特徴の殺人鬼ものを描く漫画家ということで。
センシングの世界で描いてる、淳美の絵は、結構グロいです。
そして、彼女の描く生々しい死体の絵と、同じ状態の死体が、浩市の身の回りに現れたりするから、そういうシーンは、ビクッとなりました。
また、フィロソフィカル・ゾンビ・・・という、昏睡下の人間が、無意識の中で作り出す、人々も不気味でした。
それに、やっぱり、他人の脳の中にある世界・・・という、いわば、仮想世界なので、どこか不気味で気持ち悪い感じなのですよね。
人の存在も、また、その発言も、どこか不安定で。違和感だらけで。狂気と紙一重な感じ。
そして、霧に包まれたような、どことなく暗い色調で描かれている風景も、怖い。
なので、前半は、結構、ホラー色。不気味でした。
でもでも、でもでも。
後半で、その不安定な世界観が大逆転するのですよね。
私は、予め原作を読んでいたので、「いつ逆転するかな? するかな??」とワクワクしながら見ていたのですが。
前知識無く、見てたら、どんな風に思ったんだろ、私?
でもでも、ホラーっぽい前半部に、真実への手掛かりはいっぱい散りばめられていたと思います。
冒頭、まだ自殺未遂をする前の・・・お料理をしている淳美と、センシング世界での、漫画しか描かなくなっている淳美とか。
アシスタントさんも、ちょっと違和感でしたし。
そして、一番大きかったのは、浩市が博物館で見た、箱に入った(?)死体の幻覚なのではないかなぁと。
いつもは、淳美が原稿で描いている死体が、浩市の所に幻覚として表れていたのに。
その時は、浩市が見た幻覚を、後から淳美が原稿に描いていましたものね。
ここら辺りも、ヒントではないかなぁと思います。
その他にも、現実と脳内世界が交錯するうちに、どっちが現実でどっちが脳内世界なのか、分からなくなるくらい、不安定な世界になっていく訳ですが。
浩市が島を訪れた時の、警察の対応なんかも、凄く妙でしたものね。
そういえば。
以前、洋画で『インセプション』という作品がありましたよね。
夢の世界に入っていく・・・という物語の。
この『リアル』も、少し『インセプション』っぽい感じがしました。
でも、『インセプション』は、夢の世界なのに、現実と寸分違わないくらい、細部に渡って存在がリアルなのに対し、この作品の場合は、脳内世界は、とてもあやふやで不安定なのですよね。
そこが、余計に怖いというか、不気味なのです。
で。
後半に、物語が急展開、大逆転すると、ストーリーは一気に進みます。
浩市と淳美が幼い時に経験していた、隠された秘密。
そして、一気に、「目覚め」へ向かおうとする想い。
「死」へと誘おうとする、過去の魔物へ対抗する力。
前半と後半とでは、全然違う物語になってしまいましたが、でも、その根底に流れるのは、
「何があっても、昏睡状態の恋人の目を覚まさせたい!!!」
という、愛の力で。
そこら辺りは、実に映画らしくて良かったと思います。
首長竜のCGなども、迫力があって怖かったですよ。
・・・・・という感じで。
普通に鑑賞すると、昏睡状態の恋人を救う恋愛物語・・・という風に見えるのですが。
いや、見えるというか、実際、そうなのですが、ね。
自殺の原因も、実は自殺ではなくて、酔って誤って海に落ちただけという事故だった・・・とか、原作に比べて、色々と「救い」のある結末で。
原作が絶望的だっただけに、映画は、綺麗な物語にまとめたのかなぁとも思ったのですが。
ですが。
でもでも。
どうしても、先に原作を読んでしまった私には、原作の結末・・・というか真相が頭から離れないのですよね。
あのまま、ハッピーエンドで終わることに、色々と納得のいかない描写があるような気がするしなぁ。
1つは、冒頭で淳美が浩市に対して言ってた「生まれた時からずっと一緒だったような気がする」という言葉。そして、それに対して、「これからもずっと一緒だよ」という浩市。
これと同じ台詞を、結末では、浩市の方が「生まれた時からずっと一緒だったような気がする」と言い、それに対して、淳美が「これからもずっと一緒だよ」と答えるのですよね。
この台詞。
勿論、ラブラブイチャイチャな恋人同士なら、このテの台詞を囁きあうことは日常茶飯事だと思います。
そういう意味では、特に深い意味もない、ラブラブな恋人たちの単なる会話かもしれない。
けれども。
原作を読んでいる私には、どうしても、この台詞が、ラブラブな恋人同士の単なるイチャイチャ会話には思えないのですよね。
もっともっと、意味深なものに感じるのです。
ラストシーン、病室が妙に殺風景だったり、白かったり、また、淳美も白い服を着ていたり・・・というのも、なんか怪しいし。
っていうか、実際、私は、映画を見ながら、もう一つ、まだ最後の大逆転があるなぁと期待してたのですよね。
なので、「え?? ここで終わるの!!??」と、ちょっと物足りなさを感じるのですが。
でもでも、なんとも言えない、ラスト。
映像で描かれている通り、昏睡から目覚めて、ハッピーエンドととっても良し。
原作をすでに読んでいる人は、映像で描かれていない真実がまだあるのだ・・・ととっても良し。
どちらにも解釈できるように、作られたラストなのではないかなぁと思います。
だって、原作とまったく同じなら、それはそれでつまらないと思うし。
こういうラストだと、原作を読んでから映画を見た人も楽しめますし、また、その逆で、映画を見てから、原作小説を手に取った人たちも、「エエエ!!??」って驚くことが出来ると思いますし。そして、また映画を見たくなる・・・みたいな感じで。
一粒で二度おいしい的な楽しみが出来るじゃないですか(*^^*)
なので、このエンドは、敢えて、こういう風な終わり方にしてあるのではないかなぁと、私は思います。
まあ、色々とモヤモヤしますがね(笑)
それとも、原作エンドから頭が離れない故に、私だけが陥った罠でしょうか!!??
どちらにしても、鑑賞後に、色々と考えたり出来ますし。
映画を見た後、こんな風に、作品に思いを巡らしたり、推理したりって、大好きなので。
とても楽しめた映画でした。
とはいえ、やっぱり、『インセプション』のラストのクルクル回るコマのレベルで、私にとってはモヤモヤする結末でした。
・・・って、やっぱり、深読みしすぎてるのかな? ここは素直に、情熱的な恋物語と捉えるべき??(笑)
更に結末がひっくり返ってくれた方が、私は、物語として好きなんだけどね(^m^)
だって、その方が怖いじゃん!・・・と言ってみる、ミステリ好き。
・・・って。
おおう、堂々巡りだぜ~。でも、こういうエンド、好きなのです(*^^*)