懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の古い町並み写真展 その32 「街から消えた店 呉服屋」 倉敷市本町

2012年06月01日 | 昭和の古い町並み写真展
昭和の古い町並み写真展 その32 「街から消えた店 呉服屋」 倉敷市本町

倉敷市本町にあった呉服屋
昔ながらの本瓦葺きの古い民家に暖簾の呉服屋であった。
70代の夫婦で店をやっていた。
この頃はまで嫁入り道具に着物を持たせる時代だった。
成人式も着物が多かった。
昭和50年代はみんな車に乗る時代になり着物から活動的な服装になった。

たしかこの呉服屋さんは大川さんと言った。
それでむ暖簾に大の字が入っているのか。
関東織物で呉服屋をあらわしたのであろう。
絹織物の本場の関東織物を扱っているという意味であろうか

犬が放し飼いになっていた、今風にいえば看板犬というのであろうか
ひと眠りしたかったのだが私が立っていたのでうろうろととしてやっと座った。暖簾の下に座ったので撮影した。

最近は観光客ために暖簾を掛けるところが多くなった。勝山の古い町並みにも暖簾で町起こしをしている。地域おこしのためにはこんな演出もしないと客はこない。
しかし、演出された町並みは好きになれない。私は観光客もいないそのままの町並みが好きであるがそんな町並みは昭和時代に消えたのであろうか