懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の古い町並み写真展 その37 「昔ながらの店  呉服屋」 倉敷市本町

2012年06月19日 | 昭和の古い町並み写真展
昭和の古い町並み写真展 その37 「昔ながらの店  呉服屋」 倉敷市本町

倉敷市本町にあった呉服屋さんの中を撮影させてもらう。
柱時計に陳列棚、家の梁に時代を感じる。
暗いので三脚を使い自然光で撮影した。

撮影しながらこんな商売がいつまで続けられるのだろうと思いながら撮影した。
それでも倉敷の古い町並みの中に呉服屋は三軒あった。

呉服というのは絹織物の反物を指す言葉だそうだ。
麻や綿織物は反物の巻きが太くなるので太物と呼ばれている、それを扱う店は太物商といわれていた。
呉服屋と言うと服を売っている店と誤解している人がいる。
呉の国から来たは服部(はとりべ)の略が由来の意味だそうだ。
中国の呉の時代に絹織物が日本に伝来した。絹織物を編む技術集団を服部と言われていた。
部が付くのはその当時技術集団で陶器や瓦を焼く須惠部、土師部などが今も言葉として残る。