懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車  踏切 その2

2012年06月08日 | 蒸気機関車
撮影場所 伯備線倉敷郊外

倉敷駅を発車して家の間を抜けて田園地帯を走る伯備線
駅から歩いて15分くらいの場所、こんなところはゴミゴミして絵にならない。
撮影ガイドブックにはほとんど紹介される事はない。
人間はガイドブックがあればガイドブックに沿った行動をしがち
現在ならばネット情報で調べればすぐに調べられる。
自分だけしか知らないだろうと思ってもみんながそれに沿って同じ行動をする。

こんな何の変哲もない踏切をよく撮ったものだ。
電柱はまだ木柱、家の外壁も板張りである。新建材でなく落ち着きがある。
車も古い、この時代でも車を持っている人が結構いたのだ。私は免許さえ持っていなかった。


最近はネットの影響が大きい。
投稿動画を見ていると踏切の動画に人気がある。
私の家に来てくれる介護の若い女性の利用者の孫が鉄道好きでパソコンで「踏切動画」と入力してくれとせがむそうだ。五歳でキーボード背の入力はできないようだ。
踏切動画見ていても面白い、警笛の音や電車の音の違いがわかるし電車の通過する風景も楽しい。
ビデオ撮影の機材も安く買えるのが昔と大きく違い誰でも投稿できる背景にある。

何の変哲もない踏切と思っていたが今となっては当時の生活感がでていて好きな光景である。