懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

万治の石仏

2012年06月28日 | 旅行
長野県に行った。
目的は原田泰治氏の絵を見る事、諏訪大社を見る事、万治の石仏を見る事、長野の茅葺き民家を探す事
であった。
原田泰治氏の絵を見るあいだ二時間炎天下の車の中にカメラを置いてあったら液晶が液漏れを起こして使えなくなっていた。
電子カメラは高温と水滴、液晶部の衝撃は避けなくてはいけない。持って歩くのが重かったので置いていったのが失敗の元、出鼻からカメラの故障でがっくりきた。
しかし、一眼レフはモニターが使えなくても設定は初期値に戻り露出補正などの変更はできるしちゃんと撮れていたのが幸いであった。モニター補修に二万円近く掛かった。私のような愚かな事をしないでください。

万治の石仏の異様な姿は一度見たくなる。諏訪下社の春宮の隣にあった。
諏訪にくるまで諏訪大社が四カ所もあるのを知らなかった。上社二か所、下社二か所
諏訪大社へ行きたいと言っても通じない。諏訪大社のどこに行きたいかを言わないと話が通じない。

諏訪大社下社春宮の横に綺麗な川が流れていて子供が沢山水遊びをしている。
親がついているわけでもなく子供たちで遊びにきている。
子供にとってはやってはいけない事ほど楽しいものはない。
しかし、川の流れも速くこの日も雷鳴がなっていた。長野の山は高くて雷雨が一気に川を下り押し流される災害が過去にも何度もあった。子供にはその予知はできない。

万治の石仏は万治3年(1660年)に建立された。
石仏までの道は平坦でなく階段があり私は諦めて待っていたら地元の人が通りかかり、「ここまで見に来たのに見ないと悔いが残るでしょう行きましょう」と観光客の若者四人を連れてきて車椅子を持ち上げてくれた。有難い親切を受け感謝しています。
地元の人の話では長年首が落ちたまま放置されたり周囲は畑で行く道もなく不遇な石仏だったそうです。
しかし、岡本太郎さんがこれを見て高い評価をしてPRをしたため人気がでたそうだ。