島根県の山間部の地図を見ていると金屋子神社というのをよく目にする。
ネットもない時代、何の神社か分からずそのままにしていた。
それがタタラ製鉄の守り神である事がわかった。
たたら製鉄に関わった者の信仰だけではなく製鉄や金属メーカー、電炉メーカーや鋳物関係に従事している人も信仰されている。
安来市の日立金属にも小さな金屋子神社の祠がある。キューポラのある川口の鋳物工場の神棚にも金屋子神社が祀てあった。ご神体は砂鉄が溶けたケラである。
金屋子神社の総本山が島根県広瀬町西比田にあると言うので茅葺き民家探しのついでに観に行った。
国道から5kmくらい入ったところで訪れる人はほとんどなかったが社殿は新しくなっていた。
全国に信仰している人がいるのがうかがえた。
中国地方は全国の7割の鉄を産していた。花崗岩の風化した地質が多く森林も豊富であったため製鉄が近代化するまでの日本の鉄をささえてきた。
しかし、砂鉄を採るために山を切り崩し下流へと流した。
島根県は地形が変わるほどの大量の土砂を流した。大雨で土石が流れる様子を龍にたとえヤマタノオロチ伝説が生まれ出雲神楽で演じられてきた。
もともと島根半島は島であったそうだ。斐伊川は出雲から日本海に流れていたのが大量の土砂で埋まり陸続きとなり宍道湖、中海から境港に流れるようになった。
明治以降、大きな川は蛇行しているのを直線に改修したりバイパス化したのに斐伊川は元の河口にもどさなかったのか不思議である。
岡山県の児島湖もたたら製鉄のかんな流しの土砂で埋まり江戸以降に干拓地として使われるようにむなった。
そんな昔の思い抱きながら広瀬町の茅葺き民家を探索した。
茅葺き民家も残っていて牛を飼っている家も多かった。
写真は広瀬町西谷地区 (現在は安来市)
ネットもない時代、何の神社か分からずそのままにしていた。
それがタタラ製鉄の守り神である事がわかった。
たたら製鉄に関わった者の信仰だけではなく製鉄や金属メーカー、電炉メーカーや鋳物関係に従事している人も信仰されている。
安来市の日立金属にも小さな金屋子神社の祠がある。キューポラのある川口の鋳物工場の神棚にも金屋子神社が祀てあった。ご神体は砂鉄が溶けたケラである。
金屋子神社の総本山が島根県広瀬町西比田にあると言うので茅葺き民家探しのついでに観に行った。
国道から5kmくらい入ったところで訪れる人はほとんどなかったが社殿は新しくなっていた。
全国に信仰している人がいるのがうかがえた。
中国地方は全国の7割の鉄を産していた。花崗岩の風化した地質が多く森林も豊富であったため製鉄が近代化するまでの日本の鉄をささえてきた。
しかし、砂鉄を採るために山を切り崩し下流へと流した。
島根県は地形が変わるほどの大量の土砂を流した。大雨で土石が流れる様子を龍にたとえヤマタノオロチ伝説が生まれ出雲神楽で演じられてきた。
もともと島根半島は島であったそうだ。斐伊川は出雲から日本海に流れていたのが大量の土砂で埋まり陸続きとなり宍道湖、中海から境港に流れるようになった。
明治以降、大きな川は蛇行しているのを直線に改修したりバイパス化したのに斐伊川は元の河口にもどさなかったのか不思議である。
岡山県の児島湖もたたら製鉄のかんな流しの土砂で埋まり江戸以降に干拓地として使われるようにむなった。
そんな昔の思い抱きながら広瀬町の茅葺き民家を探索した。
茅葺き民家も残っていて牛を飼っている家も多かった。
写真は広瀬町西谷地区 (現在は安来市)