懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の古い町並み写真展 その35 「昔ながらの店 醤油店 職人」 岡山県高梁市片原町

2012年06月12日 | 昭和の古い町並み写真展
昭和の古い町並み写真展 その35 「昔ながらの店 醤油店 職人」 岡山県高梁市片原町

醤油の製造しているところを撮影させてもらった。
昔ながらの製造機械がおいてあった。
今ならば琺瑯びきの鉄製の容器がプラスチック製の容器が使われるのであろう。この当時は木の樽である。
味噌や醤油は塩が入っているのでステンレス製は使えない。
樽のいいところは酵母菌が付着している事である。
醤油の発祥の地と言われている和歌山県の湯浅町の醤油蔵は酵母菌が建物の梁などに付着していて
醤油造りには欠かせないと旅行番組でよくやっている。

プレス機は梃子の原理で石の重さで力を調整している。
職人さんも一緒に撮影させてもらう。
自然光で三脚を使い露光時間は一秒前後で何枚か撮影する。

撮影する前はねじり鉢巻きだったが撮影する段になりとってしまった。わたしとしては鉢巻きのほうがよかったのだが、鉢巻きをはずすのが礼儀なのかとおもった。
高齢の女性を茅葺き民家の前で撮影させてもらった時も姉さん被りをはずした。
昔はそれが礼儀だったのであろう。
余談だが鉢巻きというのは頭の額や頭蓋骨を「はち」という。そこを巻くので鉢巻きというそうだ。
ばったり会ったり、頭が当たりそうになる時に「はちあわせ」になるという。


同じ職人さんこの撮影の時が若かった
この建物は壊されて現在はない。