懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の古い町並み写真展 その39 「働く 鋳掛屋」 倉敷市玉島

2012年06月25日 | 昭和の古い町並み写真展
昭和の古い町並み写真展 その39 「働く 鋳掛屋」 倉敷市玉島

玉島の柚木家の近くで鋳掛け(いかけ)屋さんがいたので撮影させてもらう。
鋳掛けは鍋などの穴を塞ぐ仕事で所得も低い時代は物は補修してつかった。
今風にいえばコ―キングである。
アルミも鉄鍋、フライパンの品質が悪くよく穴が開いた。
穴を叩いて金属を延ばして塞ぐか半田を流しこんで塞いだ。
鋳掛屋は包丁研ぎや傘の修繕、取っ手の取れた容器の補修もした。

玉島は戦災を受けず今も昔ながらの家並みが残る。
大学に依頼して古い町並みを調査した本が図書館にある。
町に立ち並ぶ民家を一軒一軒調査して図面と説明をいる。
下津井、高梁、玉島の町について調査報告書があった。
貴重な財産に気付き町おこしをするのは地元の熱意でしようか
国の指定地域と違い盛り上がり知名度に難がある。

私も何で玉島に行ってみようと思ったのよくわからない。岡山文庫の岡山の街道を見たからか
走っていていて古い町並みや建物が見に入ったためか定かでない。

岡山には岡山文庫という本がある。
他府県から岡山に移り住んだものにはこの本は大変ありがたい。
私は岡山に住んでから岡山の民家、岡山の街道、岡山の民具の三冊を買った。
岡山の街道の本を参考に自分の眼で走ってみなかったのかと思う。
昭和40年代だったので今にないいろんな発見や出会いがあったと思う。