ここんとこ、ハマっている本があります。
「1421 中国が新大陸を発見した年」b yギャヴィン・メンジーズ ヴィレッジブックス。
庭主、スペイン語学科の学生だった頃、新大陸の古代文明と「大航海時代」に関する本をずいぶん読んだものでした。1492年は新大陸「発見」の年ではない、「遭遇」の年である!な~んてのもあったなあ。
そして、ヨーロッパのプラントハンター達が世界中の海を巡り、イギリスのキューガーデンに世界中の植物が集められた、と続くわけですね、と認識しておりましたが。
なんとっ、そのさらに70年も前に、ヨーロッパのとは桁違いな中国(明)の大艦隊が世界中へ交易船を出し、世界地図を描き、人も商品も植物も技術も交流を深めていた、という、庭主にすれば目からウロコ的な壮大なお話でございます。
まあ、多少はマユツバなところもあるのでしょうが、久々に、少なくとも「ダビンチコード」よりはずっと楽しんでおります。
んにゃ~。簡単に書いてあるけど、一体、そんな時代にどんな技術で植物や動物を大陸から大陸へと運ぶことが出来たのでしょうか???
本当だとしたら、恐るべし、さすが中国4000年。想像すると、実に、実に楽しいです~。
さて、冬のちび庭はまだまだ雪。で、のーえんの方のお話。
いや~、庭主、これまで花を育ててきたといっても、お庭や花壇といった、花のために提供された環境であり、広大な野菜畑で育てるのは、初めてでございます。
これが、誤算だらけ。今まで庭主が貯えたチープな花栽培常識ではなかなか通じません。まず、あまりに風が強いのです。
園芸常識その1:腐葉土でマルチング。→せっせと霜除けに花の根元をカバーしましたが。大風の日、全て見事に吹っ飛んで、地面は丸裸に。んで、霜柱だらけ。きゃ~~~!
園芸常識その2:冬は育苗温室だ!→見事、ビニール温室が風で飛ばされておじゃん。あ“~。関東平野って。orz
園芸常識その3:地植えは水やり不要?→いや、もちろん、状況に依るのですが。隣の野菜達の実にたくましいこと!!!さすが何千年と選別されてきただけのことはある。冬の乾燥にもびくともしない野菜を見て安心していると、つい花がまだか弱く若い品種群であるのを忘れてしまうのです。
園芸常識その4:花壇をデザインして楽しむ→曲線、丸など、視覚的には良いのですが。農園の強風、乾燥、防虫・防寒対策等々を考えると、ネットや保温シートをかけるには、直線植えが一番なのですね~。
なんていうか、関東平野という大海で、強風というの荒波の中、星を頼りに大航海してる気分ですう~。北海道開拓団と呼ぶ人もいるが(だって、ゴビ砂漠か!と突っ込みたくなるほどの砂嵐が起こるのよっ!)…。新大陸を目指すのだあ~。ぁ~。ぁ~。ご近所の花の生産農家さんが黄金の国ジパングに見えます~。るるる~。
☆今日のちび庭気温:-1℃~7℃ 寒いですね。京都のしっとりした冬空と山並みを思い出しました。今頃雪かなあ。(^_^)