ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

い~も~む~し~ご~ろごろ

2005年12月30日 | 京都
え、なにって?これがまた。

おやかたンちで腐葉土の山をひっかきまわしていたらば。でてくるでてくる。も、白くて丸いのがごろごろ。
一瞬、う、と怯みながらも、果敢にスコップの先でかわしながら作業。

これがね、カブト虫の幼虫なのよ。んも、でかいったら。くるん、と丸まっている直径が5センチもあるなんて、も~、連れだったら狂喜するだろうに。あんまり考えないようにしよう。
ムシそのものが恐いというより、うっかりスコップで傷つけそうなのが嫌なのよね。お願いさっさと逃げてくれ。いや、ムシもイイ迷惑だろうなあ。

と、カブト虫対決で終わった今年のお仕事。やた!おやすみになっちゃった!ラッキ~!
ほんとはもっとお庭のお手入れに行くはずだったのだけれども、天気が今一つで今からやってもたぶん終わらないということで、年明けに作業は持ち越されたのでした。

よっしゃあ!と、さっそくうずうずと待ちかねていた我がちび庭のお手入れ。やりますよやりますよお~!
かわいそうに、もうすっかり防寒対策もいいかげんなまま置かれた鉢をなんとかしなくっちゃ。
こんなに降ると思わなかったのですが、軒下までしっかり雪が積もってしまったために、取り込んでおいたつもりの植物もちょっとダメージを受けてしまったのでした。やっぱり寒冷紗でもかけないとダメだな。

そして。先日買った斑入りヤブコウジのポット苗(Ardisia japonica 'Variegata' )3匹を植え替え。
それぞれ、‘琵琶錦’‘姫ヤブコウジ’‘御幸錦’と名前が付いています。
1匹ずつ青い小鉢に植えると、なかなか斑が青い色に映えてきれい。う~ん、いいねえ。
小さな紅白ナンテンも茶色のお茶目な鉢に植え替え。以下、ムスカリの青のグラデーションの球根セットをスペイン製素焼き鉢にぎっしり植え込み、原種チューリップとミニアイリスの球根を別の素焼き鉢に植え込んだのでした。

☆今日のちび庭気温: 0~8℃ なんだか曇ってきましたね。う、外出しようと思ったのに寒そう…。

ホワイトクリスマスになったね。

2005年12月26日 | 京都
♪さ~いでんな~ ほ~おでんな~ そ~でんな~ え~でんな~♪
って、テレビのスポットでやっていて、ハマってしまいました。あはははは。「きよしこの夜」の替え歌を、おじさん?が呟くように歌って、画面には天使がかわいくぴよぴよと飛んでいるやつ。これって、関西以外でもやってるのかな?

さて、同じ京都でも、北と南ではずいぶん天気が違うんですねえ!昨日は朝早く、「うう、ちらついてるなあ、」と、雪に身をすくめながら、真っ白く積もったままパシパシに凍った道をおそるおそる太秦の駅へと自転車で走って行ったのですが、電車の中でうとうとしていてまぶしい光にふと目をさますと、桃山の辺りはすっかり晴れ。雪なんてひとっかけらもない。「え?」と、電車を降りて思わず空を見回してしまいました。すると、本当に見事に、手前の方は日本晴れ!といわんばかりの青空なのに、北の方はいきなり黒々とした雪雲が山合を低く覆っている。私って、あそこから来たのね~、と、妙に感心してしまったのでした。

団地での作業も年内はこれで終わり。さすがに、これだけ寒いと生垣のプリペッドの枝も伸びないもんですね。どんなに剪定してもあっという間に伸びていたのに、ここんとこ美しく形が保たれています。木々の落葉は、ほんのすこしのケヤキとポプラを残してすっかり落ちきり、広大な地面に残された葉っぱを片付けるのみ。ポプラの落葉って、ほんと、でかいなあ~。これもヤナギ科なのね?と、ためつすがめつ観察してしまいました。案外厚ぼったくってまるで、革のようです…。生垣や公園の木の株元に植え込まれたパンジーは、本当は落葉を掃除してしまわずにかけておいてあげたいのだけれど、そうも行かず。むき出しの地面が寒そうです。マルチング用の腐葉土をリクエストしておいたけれど、持ってきてくれるといいな。

そして今日は、久々に連れとお買い物めぐり。あちこち寄って、ホームセンターにも顔を出す。おお、もうすっかり正月ばーじょんですねえ~。ちょっと、のつもりがやっぱりのめり込んで、しっかり手にした福寿草と紅白南天。これって、ポットに2株枝の色違いが入ってるんだけど、実の色もちゃんと違うのかな???育ってみるまで分からないな。

連れはめずらしく、ヤブコウジにハマったようです。これも小さなポット苗ですが、なんだかいろんな斑入りがあって、かわいいの。何れにする?と言ってずいぶんじっくりと選んでいたのですが、1株のつもりが2株に、2株が3株になったのでした。なかなか渋い趣味ですな。

☆今日のちび庭気温: -2~7℃です。わお! さぶいなあ~。{{{{(+_+)}}}}

冬のつぼみ

2005年12月22日 | 京都
すっかり冬、ですね。朝起きれば、辺りは一面の霜。もう、ぞーえんやジャケットにぞーえんやズボン、丸まると着膨れした上にマフラー、手袋で完全防備。地下足袋にはしっかりカイロを忍ばせる。下にはいったい何枚着ているやら。
五衣(いつつぎぬ)現代ぞーえんやバージョン、扇代わりの手熊手(てくまで)に、さしずめウインドブレーカーが唐衣(からごろも)ってとこでしょうか。毎朝牛車ならぬ自転車に乗って親方の家まで参内。履く息もすっかり白く。

入ってまだ1か月も経ちませんが、こんどのぞーえんやさんでは、実にいろんな古いおうちのお庭に入らせていただいています。中でも、特筆すべきは料亭。高台寺の辺りにある「一見さんお断り」の高級料亭ですが、建物共々、さすがなんともすてきな作りです。こんなしゃれたお庭を作るなんて、親方ったら、すごい!
不作法は私は、いろいろこまごまとしたお作法を都度教わりつつ、今のところかなり楽しんでお仕事をしております。

ところで、「一見さんお断り」のお店の見分け方って、知ってました?
入口のところの「のれん」が、門の外側(道側)にかかっているところなら、初めての方でも入れるお店。内側(建物側)にかかっているお店が、いわゆる「一見さんお断り」。常連さんや紹介のある方でないと入れないのだそうです。入ったとしても、メニューの値段表がなくて、とっても高くとられるとかとられないとか???確かに、「ねねの道」の両側にならぶ料亭の内いくつかは、のれんが内側にかかっています。外側にかかっているところは、ちゃんとメニューも出してある。なるほど。

お客さまにくつろいでいただくための、様々な装置。本当に、細やかな神経が使われているのですねえ。これは、ひとつひとつ語り出したらもう、何日でもしゃべれそうです。足跡を残さない、屋根の上にも神経を使い、葉っぱ一枚、枝一本も見のがさず、時には自分の姿がお客さまの目に触れないように身を隠す。このままいくと、本当に忍者になれるのではないか?と錯覚しそうな今日この頃。

あ、そうそう、ちなみに、時代劇で使われている忍者の履物は、やはり地下足袋なのだそうです。分からないように、足の裏のゴムを黒く塗りつぶして、装飾をつけたりなんかして…。一緒に仕事しているおじさまが、昔映画撮影所に勤めていらしたそうで、楽しいエピソードをいろいろ教えてくださるのです。こちらもなかなか興味深い…。

さて、すっかり掃き清められた庭。まだ年の暮れも迎えていませんが、よ~く枝を見ると、もうすでに花芽がほんのわずかながら、着々と膨らみかけています。ウメ、サクラ、ヒュウガミズキ。モミジにヤマボウシ、コブシの木。アジサイにも新芽が。植物は、えらいですね。静かに、でも着実に、春の準備をしているんですね。

☆今日のちび庭気温:1~9℃ 降るか?降るか?降るか~???降るなら朝からどっしり降ってほしいにゃあ。とちゅうでびしょびしょになるのやなんだもん。今の気温なら雪になるとは思えないんだけど、雨よりは雪のほーが嬉しーにゃ。( ̄^ ̄)

も~いくつね~る~とっ(たいへ~ん!)

2005年12月20日 | 栽培
あ、あと今年も数日。や、やばいです。やることいっぱい。すこしづつ掃除してかなくっちゃ。

今日は、お休みでした。久しぶりにじっくり覗いたちび庭。

おお~。ハンギングのシモツケ‘ゴールドフレーム’(Spiraea japonica ‘Goldflame’)が素晴らしく美しい紅色に染まっています。のっかっている水玉がきれい。これって、いつ落葉するんだろう???Spiraea。そうかあ。どおりで。「Spiraea thunbergii」って、なんだとおもいます?ユキヤナギ。同じ仲間だったんですねえ。じつは、すぐ側にユキヤナギのちびすけが実生で生えてきていて、同じようにかわいく紅葉しているのです。似てるなあ、という感はまんざら違ってなかったんだなあ。

心配していた原種クリスマスローズ‘デュメトラム’(Helleborus dumetorum)は、葉っぱはすっかり落ちてしまいましたが、新芽が大分ぷっくりしてきました。もうすぐ新しい葉っぱが現れそうです。同じ鉢に植えてるヒネムは、昨日の雪を多少被ったにもかかわらず、まだしっかりと葉っぱが付いています(蕾さえも)。耐寒性が付いたと見るべきか、甘い考えか?

そして、同じく金のなる木(ベンケイソウ‘カゲツ’Crassula portulacea)も、雪にも負けずスックリと立っている。ただし、下のマルバマンネングサ(Sedum makinoi)は葉っぱが真っ赤になって、ちょっときつそう。一応耐寒性あるはずなんだけど???折れた枝をそのまま挿しておいたカランコエ(Kalanchoe blossfeldiana)には花芽が付いてきました。逞しくなってきたなあ。

最近は朝が早くて出かける時はまだ暗いので、水やりをずいぶん悩んでしまいます。やっていっても凍ってしまいそうだし…。どうしたものか。ちょっといい腐葉土でマルチングすべきだなあ。やっぱり。よし、親方ンとこからもらってこようッと。今度の所の親方は剪定枝をちゃんとリサイクルしているのです。できたフカフカの腐葉土には、カブト虫の幼虫のおまけ付き。すごいね。

☆今日のちび庭気温: -1~10℃ 昨日はちび庭もうっすら雪化粧。前のウチの子供達が朝から傘を持って大喜びでした。(^_^)

12月の収穫

2005年12月12日 | 京都
お久しぶりでございます。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。わたくし、ここ数日、どっぷりとぞーえんしごとに漬かっておりました。朝5時起床7時出、しごと、7時過ぎ帰宅、ご飯でもう既に眠くなって、なんとかおふろに入って、ぱったりと寝る。主婦らしいことといえば、洗濯ぐらいでしょうか。ちょっとやばい。慣れたらもうちょっと余裕は…出てくるのだろうか?

ただいまはお正月を控えて、松のお手入れが中心。「葉もみ」といって、新しい葉を残して古い葉を抜き落します。毎年お手入れしている松でも、ざっと半分は葉っぱの量が減るので、実にすっきり。空が透けて見えます。なんと清々しいこと。またまた町家の中に入る機会が来ようとは思ってもみませんでしたが、古いお宅の中庭まで、木の廊下をハシゴを抱えて入り込み、屋根のそのまたさらに上の梢を目指して登ります。安全ベルトで半分枝からぶら下がりながら枝の末端まで手を伸ばしてお手入れ。なかなかあちこちの筋肉を遣います。ひたすら松の葉っぱをもみ落としていくのですが、なかなか楽しい作業です。休憩時にはちゃんとお茶と和菓子が出てきて、お昼にはなんとお椀1杯のお汁まで出してくださる!冷えた体にはなんとも有り難い限りです。気分はすっかり、バカボンのパパといった感じでしょうか。

さて、今日はお休み。つかの間でしたが、ウチでちょっとした収穫をしました。9月に植えたサツマイモ「紅アズマ」のプランターです。連れと野菜栽培用の深形プランターを移植ゴテで掘り返してみると、うむうむ。なかなか長さは15B程度とかわいいものですが、それでも30本ばかりとれたのではないでしょうか。おお、けなげじゃのう。まあ、スティックサラダにでもなりそうな食べきりサイズ、って感じですね。ちょっと葉っぱを茂らせ過ぎたんじゃないかとは思ってたんだけど。味はどおかな?明日あたり蒸かし芋にでもして食べてみよう。

ちなみに、引き抜いた蔓は、先端を切り取ってまた栽培するつもり。まずは春まで水栽培で持つかなあ???

☆今日のちび庭気温:1~10℃ 寒くなってきましたねえ~。ちなみに本日は、わたくしのお誕生日前ディナーでございました。四条のとある高級イタリアンレストラン。なかなか素晴らしくおいしくいただきました。その前に京都「えき」美術館で「フランス近代絵画展」なんぞを堪能してまいりました。うう、久しぶりの優雅な1日。たまにはこういう日もなくっちゃあね。(^▽^)