ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

草むしりしてみたちび庭

2007年08月31日 | ガーデン
え~と、ながらく草ぼうぼうのような印象をお持ちだったかもしれませんが。
ちゃんと草むしりしましたよ~。ちび庭。


んで、新たに秋冬野菜なんかも植え込んでみました。(って、ブロッコリー'スティックセニョール'2本と芽キャベツ2株、4株ですが。)

あと、グランドカバー代わりに、ベビーリーフ用レタスと葉大根と、料理に使ったトウガラシの種なんぞをばらまいてみました。(乱暴だねえ。アブラナ科とキク科とは、虫を誘っているようなものね…。トウガラシの種は、案外ネコ避けに…ならない?)

え?ナチュラルターフ計画はどうしたって?

う~ん、悪くはないかもしれないけれど、
・伸びる早さにとても刈り込む早さが追い付かない
・だんだん下葉が枯れ上がってきた
・なんだか、蚊が多い気がする…

ということで、えいっ、と、あっさり抜いてしまいましたとさ…(でも、若干残しているところも。)

さて、急に気温が秋めいてきた途端、花達が息を吹き返しました!!!

まずは、バラ'ピンクシフォン'。春先より、ずいぶん小さな花です。(肥料が足りなかった?)


そして、バラ'ジュード・ジ・オブスキュア'。このひとはずいぶんしっかり咲いてくれます。1度平開した花が、また雨粒でしっとりと閉じました。


咲き始めたプルンバーゴ。この青が美しい。


ちなみに、こちらは先日コーナンで見つけた、100円のブーゲンビレア'ブライダルピンク'。さあ、どこまで育てられるかな???写真だと色が分かりにくいんですが、実物はもっとはっとするような美しい色なんですよ~。


☆今日のちび庭気温:夜温25℃。本当に、涼しくなりましたね~。虫の音も、一気に秋めいています。(^_^)

現代坪庭考

2007年08月29日 | ガーデン
久方ぶりに、ブログを見直してみました。
で、ふと、思ったこと…坪庭について。

つい先日の事。ぞーえんやの社長さんが、ふとおっしゃっていた一言。「これからは、坪庭の洋風版を考えるといいのかもしれないねえ。」

この背景には、
・古いお屋敷が減った→日本の造園の神髄と言えるほどの技術が必要なお庭がなくなった
→1軒1軒の敷地が小さくなり、お庭を作る広さを確保するのが難しくなった→「見る庭」から「使う庭」へとお庭の性格が変わってきた、ということがありまして。

これからのお庭はどうなって行くんでしょうねえ~、洋風の庭がもてはやされていますが、それでもちょっと和風回帰してきましたよねえ、としゃべっていた中のお言葉。

なるほど、坪庭の洋風版かあ。ローメンテナンスで、シンプルで…。

なんて会話がこの数日頭にあった訳ですが。

久々に前に載せた下の写真を見て、「!」と気が付いたことが(ヒラメイタ訳ではない)。

この坪庭の写真、庭主的にはお気に入りなのですが。とってもシンプルで、奥ゆかしくて、でも、どこか「かわいらしい華やかさ」があって、建物を引き立てている…。

まさに、引き算が生み出す緊張感と気品。


でも。ちょっと考えてみて?このお庭を、もしも現代の戸建て住宅にそのまんま当てはめたなら。

なんとも、味気ない、面白みのない庭だと思いませんか???
それは、なぜでしょう???

「そりゃ、和風だから。」って、答えもあるでしょうが。

もっと、大きな違いを感じたのです。
それは、建物の材質。

回りを巡っている建物は、そのまま、「坪庭」という絵の「額縁」なのです。
木材や土壁で構成された茶色い額縁は、色合いも触り心地もあたたかく、木目や細工が日の光や年月のうつろいにより、千変万化の表情を持つ。
そんな有機的な柔らかさが、坪庭の冷たいほどに突き放したシンプルさの中にも、ある種の優しさを醸し出しているのです。

でも、現代の戸建ては、石やタイルといった、無機質な素材、もしくはそれらを模した外装がほとんどです。
つまり、坪庭が従来のような石を使ったシンプルなものであればあるほど、額縁の無機質感と同化してしまうのですね。だから、妙にのっぺりと、間が抜けて見えてしまう。壁とのメリハリが効かないというのでしょうか。必要以上に侘びしく見えてしまう。

どうも、ホテルのロビーなんかの坪庭がお金がかかってる割にまがい物に見えてしまう訳です。

では、洋風の家に似合うような坪庭とは?
ヨーロッパの家には何がありましたっけ。石壁の家にあったのは、ウィンドウボックスに、大きな鉢植えの木に、壁を這わせたバラ。

単純に和風じゃない、借り物の洋風でもない…

さあ、「新しい坪庭」、なにかイメージは浮かびましたでしょうか???
(そしたらこっそり教えてねっ!てね~。庭主はまだ思索中よ。何かつかんだような気もしたんだけど…。)(^^;)

竹は美しいのねえ。

2007年08月27日 | 京都
う~ん、素晴らしい!!!「NHKスペシャル 里山紀行 中国雲南省 竹とともに生きる」、ごらんになりましたか???

いや~、実に素晴らしい。竹というのは、美しいものですね。それもさる事ながら、村の人々の竹を扱う技の素晴らしさ!!!橋を作ったり、カゴを作ったり、建材やら、食器やら、田んぼを均す道具やらに使うのですが。

その手さばきの素晴らしいこと!鉈の切れ味も鋭く、実に的確に打込む。うお~っ!すっごい!同じ切れ目にぴったり2度目の鉈を打込んでいる!!!ひええ~っ!んでもって、途中にスリットのように割れ目を入れて、ねじって見事に橋の柱を固定。さすが、竹の民。私も、キョートのオヤカタのもとで何かにつけ竹を割らせていただきましたが。こうは、いかないよお~。

切って、割って、削って、曲げて…1つ1つが、造園の竹の技を思い出させてくれます。でも、こっち来ちゃったら、竹垣を作ろうにも、手水鉢に添えるちょっとした柄杓を作ろうにも、竹屋さんもないのよね~。細工できるような青竹が、そう簡単には手に入らない。ホームセンターの乾き切った竹じゃ使えないし。

柱にもなり、ひごにもなり。編めば平面も作れちゃう。鋸で簡単にきれる。もちろん、筍も味わえる。あんなになんでも使える材料って、ないのね。

竹の文化を、京都だけに留めておくのはもったいないですね。もっと日常に使いたいものです。
狭いところでははびこって憎まれてしまいがちな竹だけど。(―そう。日本の竹は、地下茎ではびこってしまうのよね。中国の竹みたいに株立ちだと、もうちょっとなんとかなるのかもしれないけれど…でも、そうすると日本的な風情がなくなっちゃうね~。)

美しい竹林の風景が増えるといいのになあ。地面はすっかり竹のふわふわの落葉で覆われ、「傘が通る程度」に間引きされた、手入れの行き届いた美しい竹林。そんな場所があると、嬉しいですよね~!(その手入れが問題なんだな。いろいろ、なにかと一筋縄では行かないものね~。)

☆今日のちび庭気温:夜温28℃ おお~、涼しく感じますね~。これでほんとに猛暑日は終わるのかな???それにしても、いいかげんカメラを何とかしなくては…(^_^)

これな~んだ?

2007年08月24日 | ガーデン
おげんきでしょうか。久方ぶりの写真ブログ更新でございます。そんな間にも、庭主は仕事でいろんな新しい花々に出逢っておりました。

しっかし、園芸業界の方々の努力は凄まじいものですね。よくもまあ、こんなに次から次へと新品種が出るもんでございます。もう、いいかげん出尽くしたのでは?ということは、ないのですねえ。ほんとに、あまりの見事さにため息が出るばかり。

さて、1問目。これ、な~んだ。


これこれ。


答えは、百日草'ピーターパン'(Zinnia elegans)。わかったかなあ~?んでも、すごい花びらよね。百日草も、ここまで来るとは。

そして2問目。こちらのかわいい花は?

雰囲気、ノウゼンカズラだよね?

そうそう。ノウゼンカズラ科のパンドレア ジャスミノイデス(Pandorea jasminoides)。オージープランツなのね。葉っぱもつやつやでか~わい~い。

んじゃこれは?

バラじゃん?と、思った?んでも、葉っぱが違うのよ~ん。

にゃにゃんと、マンデビラ(デプラデニア)。'ロージーセンセーション'って品種だそうです。

だんだん、それぞれの花のバリエーションが増えて、何がなんだかわかんなくなりそう。
しかも、品種名が他の花の名前だったりして。'~さくら'って名前のペチュニアだったり、'~ラベンダー'って名前のインパチェンスだったり、ね。(^^;)

ちび庭 真夏のたくらみ

2007年08月15日 | ガーデン
あづ~い、ですねえ。ああ、休みで助かった…。うあ、パソコンつけただけであづい…。
お盆ですが、今年はどこも行かず。あづいっ、というのと、つれのスケジュールが直前まで分からなかったので。いや、こうも暑いと、ほんとに何にもする気が起こりませんねえ。

かくいう我が家は、それでもクーラーをつけず。別に、やせ我慢してる訳ではなく、なんとなく。キョウトの暑さに鍛えられたか?なんても思いましたが。なんか、和風の家のせいか、いままでの貸し家ほど「ああっ!たまらないっ!」ってほどまでにはならないようで。

窓が充分にあって、良く風が通るのです。いや~、ありがたい。
そうそう。ずうっと一人暮らしも長かった庭主。学生の頃から数えて6軒目のこのお家。通気性にはとってもこだわるのでございます。しかし、和風の家がここまで通気性にすぐれているというのは、やはり風土が育てた様式だけの事はありますね。

窓が大きいだけではなく、座った高さを基準にしているので、窓の位置も低いのです。全身で風を感じられる、という訳。この心地よさは、洋風マンションにはなかった部分ですね。

とはいえ。風がないと、やっぱりあづい。扇風機、早くこっち向いて~。あ”~。

で。とにかく。もっとちび庭に木陰を作ろう!南窓の直射日光を何とかせねば。
(でないと、草むしりする気も起きな~い。)

暴走しているキーウィの棚。とりあえず、バシバシ切っていたツルを、2階のベランダに向かって引っ張ってみることにしました。期待したよりは、1本のツルに付いている葉が少ない。切っちゃってあるから、そんなに長くも伸びないし。う~ん、ちょっと日よけにするには足りないなあ。伸びた頃には寒くなったりして。来年はもうちょっと早くから準備だな。

そして、2階のベランダ。コンクリが熱いのです。これでは下の部屋も熱いはず。久々に寒冷紗を取り出し。見栄えは良くないが、ブドウつるが伸びるまでは、しばらくこれで我慢しよう。せっせとシーツも洗濯して、ターフ代わりに。ゴーヤつるも、鉢が小さいせいか、あんまり伸びなかったのよね~。それとも、土が乾き過ぎたかな?と、もらってきたバークチップで株元のマルチングもしてみました。やっぱり、直射日光を防ぐだけでもずいぶん違いますね~。ふむ。サクラ'鬱金'の枝をもうちょっと高く伸ばすかな~。廊下の窓の日除けに。

さてさて、日陰が大分大きくなったところで、ちび庭の草むしり開始!!!蚊がいるので気になってたのよ~。埋もれていた植物も救出し。

のたうちまわっていた「小町バラ」のツルを整理して、フェンスに誘引。くたくたになっていたルリマツリも枝を整理して、正面のフェンスにハンギングのアイアンをとりつけ、その中に鉢を入れ。これで蕾がうす青く花開けば、なかなか涼しげなフォーカルポイントになりそう。

誰が植えたのか伸びてきたダリア。これもしっかり支柱をし。つれのミニトマトも支柱で引き起こし。やっぱり、姿勢はぴんっとしなくちゃね。
コーナンで見つけた、「100円」のブーゲンビリア'ブライダルピンク'!よしよし。冬越しができるか実証してみようではありませんか!がんじがらめの行灯支柱を取り外して、これもブロック塀のハンギングフックへ。

おお、やっぱり、ブーゲンビリアには直射日光が良く似合う。まるで光を発するように、解放されたツルを揺らしてさざめいております。

明日もう1日お休み。あしたはなにしよっかな~~~!!!あ、まだ「たくらみその2」を書いてないや。まあ、いいか。たくらみその1は、「木陰を作るといっても過言ではないのダ」、な訳ですが、当分かかりそうですね。つづきはまた!

☆今日のちび庭気温:現在夜温31℃!う~ん、ゴーヤちゃん、育ってね。皆様も、どうぞ良いお休みを。お仕事の方も、ほどほどにお気をつけて…。(^^;)