な~んと。太陽系にもうひとつ惑星があるとかないとか。しかも、1000年周期って?なんか、松本零士さんのマンガのよーな。なーつかしーい。
大自然って、分からないものね~。って、う~ん、宇宙まで行っちゃうと、「大自然」ってことばもちょっと違和感があるかな。大自然って言うと、雰囲気的に、私たち生物の生活圏、ってことでしょうかね。
庭主には、ごくごく身近な自然すらまだまだ分からないことだらけ。目を見開けば、本当にいろんな発見があるものですね。花の開く時期、芽の出る瞬間。
同じだけど、同じじゃない。毎年毎年、繰返される自然の営みだけれど、「風が吹いたら桶屋」的に、様々な要因がからみ合って微妙にゆらぎ、樹の年輪の片隅にそっと記録されたりする。でも、それをきちんと読み取ることは、なかなかできないのよね~。
お仕事先ののーえんは、春一番&二番で、猛吹雪。雪じゃありません。土です。前回の記事に引き続き、地吹雪と戦っております。ハウスの中の花が咲いたと喜んだのもつかの間。畑の一角に作られた花壇は、霜除けのために敷き直した藁もなんのその。見事さらさらの土に埋もれてしまいました。ほんとにっ、砂漠かよっ!!!
ハウス内はいわずもがな、簡易トイレの中まで土が積もること数ミリ。お手洗いに入る前にマスクして帚で土をかき出し、まるで発掘作業です。
しっかし。こんだけ土が飛ぶかね。こりゃあ、土壌にも問題があるんじゃないのかね。いくら関東平野の空っ風とはいえ。
と。今日の新聞記事で、木村さんというリンゴ有機栽培農家の方がおっしゃってました。「畑の砂漠化」。農薬、除草剤、土壌改良剤の過度の使用で、農地が砂地の道路のようだ、と。
そうかあ。庭主が見ているのは、その一端なのか?
うん。ずっと分からなかったのよね。学校を始め様々なところで学んだ花の栽培では、赤玉土と同量近い腐葉土を使う。庭を作る時もなるべくそんな状態に近付ける。
でも、近所の畑土を見る限り、ほとんど赤玉土のままの黄色。粒も細かく雨が降ればすぐ粘土状になっちゃって、とても腐植分(葉っぱなどの有機物が分解して出来た土)」が入っているとは思えない。そう。神奈川県藤沢市の学校周辺の、あの立派な黒い土とも違うのよね。
でも、野菜は立派に育っている。京都の土もやっぱり白くていかにも鉱物質だったけど、やっぱりがっしり育っていた。化学肥料のお陰だったのだろうか。
きっと、もっと土が有機質を含んでいれば、ここまでひどい地吹雪にはならないはず。そもそも、自然の状態では雑草が地表を覆っているんですもんね。
ま、とはいえ、やっぱり「関東の空っ風」に過ぎないのかもしれないけれど。
「緑が滅びて文明が滅びた」という恩師のことばを肝に命じつつ。明日も荒野に花を咲かせるのだ~!
☆今日のちび庭気温:1~4℃ 晴れ。久々にオヤカタにお電話。京都は雪続きだそうです。本当に気候が違うのね~。(^^;)