ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

アリエッティの家を壊す?

2010年11月25日 | ガーデン
そんな気分。

お仕事中、落ち葉の堆肥ボックスを掘り返しておりましたら。
目の端に、数カ所ちろちろ、っと動くものが。

???とかげ?ミミズ?へび???

ん~、と目を凝らすと。

こんなんおりましたん~。

つちまみれ。でも、か~わい~い!

わらわらと,5匹ほどでてきましたん。
もしかして,もう冬眠してた?
びっくりしたのか、こしをぬかしたのか、放り出されてしばらく呆然。で,思い出したようによたよたと逃げていった。

うまく写真とれなかったけど,まさにこんな感じ↓。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Apodemus_sylvaticus_bosmuis.jpg

何ネズミか,よくわからなかったけど,とにかくち~さい。ほんの、5cmほど。こどもなのか?おとななのか?

腐葉土の中に迷路のような穴。まるでモグラみたいだ…と、それでも腐葉土を掘りだしていたら(だって,花壇に使うんですもの)、ふいにころりと腐葉土の中からこんなものが転がりでてきました。


ころころりん,と転がって。なんだかポヨンポヨンしている。これって…巣、ですかねえ。
一応中にはもうなにもいなかった。入り口もはっきりしない,藁のボール。案外崩れない。

な~んか、ねずみがアリエッティに見えてきた。実は小人じゃなくってねずみだったんじゃないか。
きっと、上にシートがかかってたから雨も来なくて居心地よかったんでしょうねえ。ここ,猫もいるのに,見つかりもせず。

かわいいなあ~。ペットにしたいなあ~,なんて思ったけど,野生のは病原菌とか衛生的にまずいらしい。それよりなにより、「殖える」!!! い、いかん。それはいかん。あ~、見なかったことにしよう。小人は人間に気づかれちゃあいかんのよ。うんうん。



球根三昧。

2010年11月25日 | 栽培
球根をたくさん買いこんで。春の鉢植えの準備をしました。
まあ,チューリップはバラで買ったし開花時期はそろわないでしょうが。たのしみ~。

<プラ鉢1> φ27cm h 27cm
●姫小菊 バイオレット (Brachyscome angustifolia Brasco Violet)1株
●ムスカリ アズレウム (Muscari azureum)10球
●チューリップ 黄 (Tulipa spp.)10球
●オリエンタルハイブリッドリリー‘アスカ’(Lilium Oriental Group ‘Asuka’)2球



<プラ鉢2> φ27cm h 20cm
●姫小菊 サンドピンク (Brachyscome Pacific Island)1株
●ムスカリ ボトリオイデス‘アルバ’(Muscari botryoides ‘album’)15球



●スイセン バルボコディウム モノフィラス(Narcissus cantabricus var. monophyllus)3球



●チューリップ 特大球 ピンク白 & 桃 (Tulipa spp.) 10球

<プラ鉢3> φ27cm h 20cm
●姫小菊 サン(Brachyscome Pacific Sun)
●早咲きクロッカス ‘クリームビューティー’(Crocus chrysanthus ‘Cream Beauty’)
●チューリップ 赤(Tulipa spp.) 10球

<プラ鉢4> φ20cm h 20cm
●昨年の不明球根数種
●バタフライ咲き水仙 カムラーデ(Narcissus jonquilla L. cv. CumLaude)

<プラ鉢5> φ30cm h30cm
既存の寄せ植えを手直し。
●メラレウカ ‘レボリューション ゴールド’(Melaleuca bracteata ‘Revolution Gold’)
昨年この鉢に植えてからコガネムシにやられたのか息も絶え絶えだったのが,この秋になって息を吹き返してきました。なので、このままうごかさず。
●スノードラゴン(Ophiopogon malayanus cv.)
これはリュウノヒゲなんですね。花は白くて水晶蘭とも呼ばれます。
よく似たのにヤブラン(Liriope muscari)の斑入りがありますが,ヤブランの方がちょっと葉が大きくてよくフラワーアレンジに使われる。花の色は紫。もう1種類似ているのが斑入りカンスゲ(Carex oshimensis‘Evergold’)。これは薄のように葉っぱの端が鋭い。
●モクビャッコウ(Crossostephium artemisoides)
●ツルマサキ(Euonymus fortunei)
以上は植えてあったまま。生育のわるいツルマサキだけはめてあったビニポットを外して位置を移動。
終わった日本朝顔‘さやか’を種を取りつつ撤去。そのあとに
●ゼラニウム キャンディーシリーズ 栄養系 (Pelargonium hortorum Candy) 赤
を植え込みました。よし。すっかりクリスマスカラーだ。玄関に置いとこっと。

さああて。のこったオトギリソウとベゴニアをどこに植えるかな~。
あと、四季咲きモクセイの鉢の根締めになにかほしいよな~。日暮れがはやくて時間が足りないね~。

球根のかたち

2010年11月21日 | 栽培
先日植えた,エリスロニウム‘ホワイトビューティー’の球根です。

なんだか,ちまきを延ばしてひん曲げたようなおもしろいかたちですね。


根っこもお尻の先っちょではなく,片側のおなかのところからでています。
こんな左右非対称なかたちをしているのは,子球が親球の脇からしがみつくようにでてくるからでしょうかね。

うまくそだってくださいよ~。


遅い種まき。

2010年11月20日 | 栽培
もう,11月も終わりだけれど。

遅ればせながら,播いてしまいました。
●アストランチャ マキシマ(Astrantia maxima) Life with Green
●エキナセア パープレア ダブルデッカー(Echinacea purpurea ‘Double Decker’) Life with Green
●セルバティコ (Diplotaxis muralis)

セルバティコは採り播き。未熟な種も混じっているので(というか,きちんと熟した種はとっくにはじけとんでなくなっている)、どれくらいの率ででてくるか…。野生種だから雑草のようにしっかりでてきたりして???

アストランチャはギリギリ種まき期間内。でも、今年はもう随分寒いから,発芽したとしてもあまり育たないだろうなあ。エキナセアは…2度目のトライですが,また時期を外してしまった。かなりダメモト。どちらも数粒しかないのよ。一応,どちらも冷蔵庫で2ヶ月ほど置いといたのですが。

ちなみに,以前播いた種はムスクマロウが3つほど発芽。早く鉢あげないと。
●アキレギア ブルガリス タワーシリーズ ライトブルー は無事発芽,鉢上げ済み。順調です。

●ロサ キネンシス エンジェルウィングス
●アルメリア シューダメリア ジョイスティック フォーミュラミックス
は反応なし。忘れた頃に…でてこないだろ~な。 以上3つはLife with Green。

いつ播いたんだったか,採り播きしたリナム ブルードレスも順調に育っています。今回は2~3粒ずつ2.5号ポットに植えたらボリューム的にいい感じ。

☆今日のちび庭気温:8~15℃ 過ごしやすかったですね。野菜コンテナの土を入れ替えました。ついでにダンボールコンポストも。古い土はダンボールコンポストへ。出来てた肥料は後で少しずつ野菜コンテナへ。いい循環だね~。(^_^)

流通名って…。

2010年11月17日 | ガーデン

「ちび庭日記 栽培篇」にもちらと書きましたが。


http://green.ap.teacup.com/jardinera/42.html





う~む。植物の名前って。


ここんとこお気に入りのイタリアンハーブ,「セルバティコ」。ホムセンでみつけた時,「宿根性のルッコラ」と札には書いてあった。変わった名前。ルッコラとは随分雰囲気が違う。うん。たしかに、あっという間にトウが立って枯れてしまった普通のルッコラを尻目に,この1年我が家のパスタのアイドルでした。ごまのようなしっかりした風味がたまらない!ふ~ん,イタリアにはまだまだおいしそうなハーブがあるのね~。


秋にも花が咲き,取れた種の播き時を確認すべく「セルバティコ」で検索してみると。


な~んだあ~。「セルバティコ」って,Eruca sylvatica(野生のルッコラ)の「野生の」ってとこだけを読んでたんだあ~。それじゃあsylvaticaが付くのは何でもセルバティコになっちゃうなあ~。普通のルッコラの花は白くてダイコンの雰囲気があるけれど、黄色いセルバティコの花はとてもたくましい菜の花って感じ。あまり近縁種とは思えない気がしていたら,やっぱり別属らしい。(wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/ルッコラ より)


う~ん。やっと納得した感じ。





んでも,最近の植物の流通名って,ますますかっとんでる気がする。


特に,園芸業界に新規参入してきた大手メーカー系の花苗とか、それに対抗する既存の大手も…。


ぱっとラベルを見て,何の植物かとても分かりにくくなっているのは…商品の売り込みイメージを優先させすぎた結果、植物の元の古くさいイメージの名を伏せているのか,それとも交配しすぎて元の植物と近くもなく遠くもなく…となってしまった結果なのでしょうか。はたまた学名をはっきりさせるとすぐライバルに開発されてしまうから、なんて勘ぐりすぎ?


あと、既存の植物名と商品イメージをくっつけて新たな名前を作り出すとか。○○パチェンスとか、○○チュニアとか,○○ビンカとか…。これらはまだ若干元の植物名が残ってるからまだましかもしれないけれど。


先日買った目映いばかりのカラーリーフ。


これ、オトギリソウよね?と思ってラベルを見るけど,「カラード シュラブ コレクション miyabi ゴールドフォーム」とは書いてあっても、表のどこにも書いてない。裏に小さくHypericum calycinumと書いてあったおかげで判別できた。


ブラキカムがほしくて探していたら,「姫小菊」と書いてある。え,ブラキカムじゃないの…?違う植物なの???と、一瞬迷う。やっぱり,裏の学名でブラキカムだと分かった。でも、隣で「あら、これ、菊の花なの?小さいのねえ~。」なんて感心しているお客さんがいたり。まあ、キク科には違いないけれど…。


某社の「リトルチュチュ」がでた時は,とおってもかわいくって気に入ってしまったのだけれど,そのころはスコパリア属自体が一般的ではなくて、ラベルに学名がなかったのでうまく調べられなくて戸惑った記憶が…。


まあ、別に,花がかわいければ普通の人はそんな詳しいところまで関心ないだろうから、売れれば良しなのかもしれないけれど。でも、買った人は大事に育てようとする。育て方を調べようとしたら,学名は本当に是非書いておいてほしいし,せめて一般的に認知されている名前は分かりやすいところに書いておいてほしいな~。


花の名前が複数あるものは、どれが一般的な名前かなんて人によって違ったりもしますけどね。どんな愛称をつけてもいいけど(野うさぎミーモ、なんて好きよ),やっぱりペチュニアはペチュニアで,インパチェンスはインパチェンスであってほしいなあ~。





むかし、造園の恩師の親方先生が海外旅行から戻られて、「いや~,俺、珍しい花みつけてきたんだ。これ,日本に普及させたら売れるぞ~!」と写真を見せてくださったことが。


「あれ?先生,これ、アマリリスですよ?」


「ちがうよ。ヒッペアストラムっちゅうんだ。豪華なんだよ~。いいぞお~。」


「あーそれ,アマリリスの学名ですってば~。」


「なにいってんだ。星の花っていってたぞ。新種だ。(ヒッペアストラムとは騎士の星の意)」


「だから…」(ああ,ダメだ,聞いちゃあいない…)


なんてほほえましい話が。





なまえって、たいせつなのよう。





☆今日のちび庭気温4~8℃ う、10℃切りました。やばい,初霜シーズンだ。非耐寒植物は避難ですよお。いそげ~~~!(^^;)