ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

があ~~~ん!

2007年02月27日 | 栽培
う~、やってしまった。があっくり。

お引っ越しのために、せっせと鉢をコンパクトにしておりますが。
大鉢に寄せ植えにしていたバラ'アプリコットネクター'を分離しようとして根元をぐっと握ったら。
なあんと、「接ぎ木」してある部分で見事にポッキリ!

とっても美しく?!折れてしまいました!!!!!う~っ、しくしく。
藤沢のさいか屋のバラ展で見つけて連れて来て以来、3年めの株だったというのに~!!!お気に入りだったのに~~~~~!
一瞬、実家に預けようかと考えたのが悪かったのかしら…。ぐっすん。

良く見ると。ほんの2、3本、根がちろっ、と付いている。
う~ん?

駄目もとで、根付くか植えてみるか…。上の枝も挿し木になんかしたりして。
いかんのう、そんなに力を入れたつもりはなかったんだが。
良い教訓になりました。気を付けます。接ぎ木苗。くっすんこ。


去年の9月12日のこのこ。ぐす、ぐす。

さてさて、ちび庭の植物、どこまで持ってゆけるかのう?持ってゆけないやつは実家の庭に植え込むつもりだけれど…せっかく小さな株から育てているやつだから、さらに枝や株がどう育ってゆくのか、ぜひとも観察を続けてゆきたいものだけれど。

特別公開妙心寺

2007年02月25日 | ガーデン
さぶ~!やっぱり冬だった。といいながらも、やって来ました妙心寺。

こちらは、その塔頭の1つ、特別公開中の龍泉菴。

かの、暴れん坊将軍のロケにも使われたそうな。その門をくぐり…


盛り砂も苔むすゆかしさ。


マツの仕上げも清々しい庫裏を上がれば。


美しく立てられたお花がお出迎え。う~ん、素敵。


入口に飾られているのは…「さすまた」、でしょうか?(なぜ?ど~して?)


さて、お庭拝見。おお、椿と梅がかわいいです。


とおっても素敵なんですけど、お庭が広過ぎて、フレームに入りません!!!
この景色+梅+椿、がかわいいのです!!!


素晴らしい龍の唐窓も。


こちらも素敵な、そして庭主も大好きな、沙羅双樹(ナツツバキ)の美しい襖絵。


手前の坪庭の緑に非常によく映えます。


梅の木が大変かわいらしい、そして、南天が迫力の坪庭。なんだか好みです。

そして実は…さらに次の「玉鳳院」のお庭がとっても気に入ったのですが!!!惜しいことに、撮影禁止でした。おまけにスケッチ用のペンまで忘れて来ちゃった…4年ぶりの公開だったのに~!残念!

「き」になる四条通り

2007年02月23日 | ガーデン
曇ってたのでちょっと写真が暗いのですが。

四条通りでいつも見とれるもの。

1.京都外大のところの見事な高垣。

うう、反りの刈込みが難しそう…。

2.三○自動車の工場のグリーンベルト

この枝のおおらかなラインがステキ。


(ちょっと空が暗いけど)美しく透けています。


若葉の頃が、またいいんですよ~。


こちらもちゃんと梳いてあります。


こちらもすごい。棒樫っていうか、ちび樫?僅か幅15センチに生息。なかなかです。

四条通りを走ってみれば

2007年02月23日 | 京都

さて、残すところわずかとなりました京の都暮し。どこを通るにも、しみじみしてしまいますね。

昨日は、ちょっと用事で西院まで。
(この、「さいいん」が私にはうまく発音できない。地元の方は、「さあい~」('あ'にアクセント)とおっしゃるのだが…。響きが楽しくって、つい何回も言ってもらったりなんかして。そういえば、京福電車の駅の名前は「さい」なのよね。)

家を出て自転車でまず南下して四条通りを目指す。まだちらほらと田んぼが広がるこの辺りは、お野菜の直売もいっぱい。小さな子がはしゃぐ横で大根を吟味する若いお母さんと農家のおばさんの姿があったり、田んぼでひなたぼっこしながら餌を啄むハトやスズメの群れがあったり。

嵐山の山並みをバックに気候もじつに穏やか。そして家々の前に咲き乱れているのは、いろんな模様の椿。まるで、バラの花を見るようです。
そして、ふと香ってくるのはジンチョウゲ。梅もずいぶんほころんで来ました。
なんだか、すっかり、春、ですね。

そういえば、庭主、じつは今ちょこっと首筋をいためているのですが(ほんと、コショーがたえません…)医者さんの待ち合いでの会話。「なんや、ほんまあったかいねえ。」「気色悪いくらいやねえ。」と看護婦さん達。「今年は分からんなあ。ほいでも、3月のお水取りとひらはっこんときは寒いもんやけんどなあ。」と、おじいさん。「ああ、ほやほや、ひらはっこやわ。」と他の患者さん。はて、お水取りとは奈良の二月堂の行事よね。「ひらはっこ」とは???

そこで取り出だしましたる、「京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」。
おお、ありました。「比良の八講荒れ終い」。これかあ。「滋賀県高島市の白鬚神社で、延暦寺の宗徒が法会を行う3月20日過ぎは、寒さがぶり返し、琵琶湖周辺では冷たい風が吹き荒れる。これが終わると京都にも本格的に春が訪れる」そうです。なるほど~。さて、今年はどうかな???

閑話休題…で、やっと四条通りに出ますと、今度はちょっとした工場が並びます。でも、道沿いの木が森のように背が高くて、枝もじつに伸びやか。でも、これでもちゃんと剪定してあるんですよ。とっても美しいグリーンベルトだと思います。

天神川通り、葛野大路を越えて、。おお、いつも通るのに、こんなとこに刀屋さんがあったなんて、初めて気が付いた!、西大路で用事を済ませて。どしよっかな。本も探しに行きたいんだけど、河原町まで自転車でなんて…いっちゃうか。かくて、堀川通を越えて。烏丸通より先は人込みできつそうなので、100円循環バスにのろう…が~ん、平日は走ってないんだ。ま、歩いちゃうか。

他にも必要品を買い込み、書店に入り。目当ての本の横に、見つけてしまいました。「京町家の遺伝子」山本良介著、学芸出版社。おお~、ツボです。京の名残りに、これ、買ってかえろっと。

中には、庭主にとって涙モノの懐かしい風景がいっぱい。
そう。ここには残念ながらほとんど載せられなかったけれど(個人宅ですので…)、この2年間に目にしたたくさんの風景が。きっと、この仕事をしなければ決して見ることはなかったろう幾つもの古い家々。住んでいる人々と交わした言葉、奥深い廊下、柱の染みや、大事にされて来たもの達。

「住みたいか?」と聞かれれば、やはり戸惑ってしまうだろう。不便で、維持するだけでもとんでもない経費も手間もかかる家。町家らしきもの、は残っても、生活様式そのものはもう戻らない。(同時に、坪庭も消え、植木屋も存続が危ない…)。どんなに惜しんでも、消えてゆくのも、時代なのだろうなあ…。
だから、残るのは、その「遺伝子」なのだ。そーいうことかな?(まだ読んでないが。)庭主もきっと、何度も撮った写真をめくり返すことでしょう…。

四条通りの突き当たりは東山。はは、横断しちゃったな。さ、嵐山に戻ろっと。

☆今日のちび庭気温:2~15℃ 今日は久々の雨でした。さぶ。でも、これでもあったかい方なのよねえ~。(^_^)

湯島の春

2007年02月21日 | ガーデン
ええ、先日ちょこっと立ち寄って来ました。お江戸は湯島天神。

門前にはこのような風景も。

これは、京都ではなかなか見かけないキンメさんでは?(あまり魚は詳しくない…)


さて、さんさんと日の降り注ぐ、女坂。梅のとてもいい匂いが。逆光なのでちょっと写真がとりづらいですが。


立派な枝振りです。ほとんどが白梅です。とってもかわいい。


平日でしたが、境内もなかなかのにぎわい。沢山の出店が楽しい。


このお獅子さんとピンクの梅が、カメラマンにはちょっとした人気でした。

咲きこぼれている梅の花。白が多いので、ついついピンクがあると写してしまう。でも、ピンク~赤の梅はまだ早いみたいです。


こちらは豪勢に咲いている1本。梅?と思う程の見事さ。



お猿さんも大人気。


ここらで正当派な写真を一枚。


いいことありますように。