ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

はて?

2012年05月28日 | 栽培
ちび庭、花盛りです。

パンドレア!夏が近いね。今年はなんだかご機嫌です。このまま枝を増やしたいものです。


クレマチス‘ピール’ちゃん。第1花の大きな蕾が丸かじりされてしまい、小振りな第2花がぱちり。がんばって伸びてね~。


ミニバラ レンゲローズ(八女津姫)は、ムシの少ない玄関が幸いしたのか絶好調!

チュウレンジバチに葉っぱを丸裸にされた‘粉粧楼’と‘コーヒーオベーション’は、たくさん蕾がついてたんだけど養生のために思い切って切り戻しました。残念~。早く回復してね。


ウメ‘柳川枝垂’に実が1個つきました!木が小さいから取った方が良いのだろうけれど、興味が勝ってついついそのまま。え?もちろん、Let's try 種まきですよ~。

さてさて、鉢の乾きが早いですね。っと、水やりをしながら鉢を覗き込んでおりましたら。
やっ?これは???

すっかり種の貯蔵庫となっております鬱金桜の鉢の中。

なんだ?このチョコボールのように丸い種は???こんなの入れたかなあ?

センダンは大きくなるから入れてないはずだし、エゴノキは黒い種だし、アオキはこんな葉っぱ細くないし…う~ん???

そうか…もしかしてマキかなあ?そういや、あの公園で拾ったかもしれない…。なんだか茶目っ気たっぷりのこの姿。本葉が出てくるまで待ちましょう。

しかし…ここまで一気に発芽するとは…。気がつけば、さらにいろんなものが発芽している。
今年の1月は、まだこう↓だったのよ。去年もこんなには発芽しなかったし。



あ、桃4匹目が発芽中。発芽率良すぎ~。お、殻が割れてからそのままだったツバキも動き出してる。その隣には、ナツツバキらしきものと新たなモミジと…。

こちらには、なんだったか柑橘系が。○○さん家の大実キンカンか、オレンジか、ポンカンかレモンかユズだか~。食べた時に見つけた種をまめに放り込みましたから…。種類が判明するのは10数年後…?

木の実には、採り播きでその年に発芽するものもあれば、冬の低温を受けて2、3年後に目を覚ますもの、もっとかかるものといろいろあるらしい。

桃の種を入れたのは少なくとも2年は前だと思う…が、いつもかなりダメモトで放り込んでいるので覚えてない。それらが時間が経って一気に発芽し始めた、って感じ。

そういえば、鉢の反対側にカエルの卵のようにゼリーに包まれた種が固まっていて、なんじゃこりゃ?鳥の落とし物か?と思っていたら、こちらもいっせいに発芽!!!ぴえ~。不気味なのでいろいろ調べてみたら…そうだ。食べたパパイヤの種を放り込んでいたんだった。くわ~。こんなにたくさん丸い双葉が…。

さ~あ、どーしよーか。盆栽が幾つできるんだか…。いずれにしても、鉢上げは秋以降だな~。冬に弱いパパイヤだけ数本鉢上げしとくか。


いんや~、ますますジャングル状態です、ちび庭。工夫のしどころでございます~。

☆今日のちび庭気温:15~25℃ 今日もいきなり土砂降りでしたね。雨が上がると気温がぐっと下がって、植物もびっくりしそうです~。(^^;)

日食見えましたか?

2012年05月21日 | ガーデン
市川市、ちび庭今朝7時40分過ぎの空。

う~ん。7時00分頃は青空で、丸い手鏡で壁に光を反射させた時は、きれいに端が欠けてきたのが見えたんだけど~。
肝心の金環になる7時35分には分厚い雲に覆われてしまいました。あきらめて水やりし始めたら、ちょっと光が。

同、7時42分過ぎ。

おっ、う~ん。一瞬かけらが見えました。とっさのことで太陽の光を直に見ないように手のひらで遮りながら、デジカメの液晶を離れて斜め見するかしないかな感じでとりましたが、それでもまぶしいな。まあ、こんなとこでしょ。

スカイツリーのある墨田区とか、渋谷とかではギリギリ見えたそうですね。そんなに距離は離れてないのに、雲の状態が違うものなのね。

みんなが外に出て空を見上げて、なんだか、久しぶりに朝からラジオ体操でもしたようなさわやかさでした。


そんなちび庭で、しっかり開いたシャクヤク‘プレジデント ウィルソン’。やった~。咲いた~!お庭にシャクヤクって、太秦の駅のそばのお家で咲いてるの見た時からの憧れだったんですよね~。淡いピンクというより、ほとんど白ですね。肥料の関係とかあるのかしら。


日食が終わったら晴れて来た。ははは…。バラ‘ジュード・ジ・オブスキュア’が2輪、しっかり咲きました!
ん~。いい匂いだ。色は似ているけれど‘アプリコット ネクター’の限りなく甘い匂いよりももっとシャープな、柑橘類を思わせるような強い香り。
後ろ姿のころんとしたところが好き。

さて。今日はついでがあってサカタネのガーデンセンターに寄ってみました。
あら~。せっかく会いにいったのにK姫がいないじゃない?ざんね~ん。

でも、久々に、ざくざくと新品種を堪能しました。たのし~い。市川にはあんまりないのよね~。

ちょうどブラックベリーの花が咲いていました。かわい~い。イギリスの絵本に出てくる感じ。
場所があったら植えたいんだけどね~。


なんと!カカリアの青!オレンジ系しかないと思ってた~…と思ったらその向こうにピンクまで。すご~い。知らなかった~。カカリアを教えてくれたの、K姫なのよね~。なつかし~ね~。


これ、なに?サルピグロッシスって言うんですか。ペチュニアの近縁ですか~。て言うと、南米原産ですかね。なかなか派手ですね。おもしろ~い。

いや~、他にもいろいろあるのねえ~。久々に、実に様々なお花を見られて楽しかったです~。いいな~。市川にもサカタネほし~いよ~。

☆今日のちび庭気温:16~23℃ 木陰のベンチでサンドイッチを頬張っていたら、雀にアタックされました~。(^^;)

雨あるき

2012年05月18日 | ガーデン
天気の変化が激しいですね。うっかり洗濯物を干して出ていいものやらどーやら。

でも、この季節の雨は、緑をますます冴えわたらせます。小雨なら、歩くのも楽しい。

みてみて。自然が作るアレンジ。あちこちに、愛らしい取り合わせがいっぱい。
ヘラオオバコ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、アカツメクサ、カラスノエンドウ。


写真がぶれてしまったけれど、アカツメクサのはっとするようなピンク。水滴もきれいです。


セイタカアワダチソウのまっすぐな赤い茎、ほんのり色づいた新芽と、やわらかなヨモギの葉。
ちらりと顔をのぞかせるスギナとカラスノエンドウ。
絵に描きたくなるのは、こんなとき。


力強く瑞々しいのはヨシ?それともオギ?
晴れた日にはさらさらと風に吹かれて良い音がします。


着物の裾模様のような、うつくしいリズム。


こちらも着物にしたら、かわいいだろうな~。
子どもの頃、よく祖母の呉服屋の店先で、反物をひきだしてはすてきな柄に見とれていました。


立ち上がったイタドリもうつくしいです。うっとり。


なでたくなるような、やわらかな線。
うつくしい緑のグラデーション。
自然に生えている植物は、それぞれが光を受けるために自分で空間を確保するので、バランスが本当にうつくしいですよね。

☆今日のちび庭気温:16~23℃ 強風で飛ばされないように温度計を玄関に入れているので、ほんとはもうちょっと気温が高いかもね。(^^;)




天敵の天敵は… ちび庭攻防戦続き

2012年05月16日 | 栽培

雨も上がって、いきなり暑くなりました。


ということは。虫サンたちが大活躍するでしょう…という虫活予報by庭主アンテナにより、いざ防虫スプレーもって出陣!


と、ちび庭の片隅で敵の猛攻撃を受けつつあるバラ科木本に向かい、スプレー砲を構えた庭主でしたが。


…いるなあ。いろいろと。





目標、葉っぱをかじってぶら下がるチュウレンジバチ軍団ー!!! …のすぐ横に、別の敵アブラムシ軍団をねらう我らが刺客、テントウムシの幼虫がうろうろ。


手前には、蕾砦に押し寄せる敵アブラムシの一個分隊とその護衛アリ。…そのアブラムシのおしりにかぶりついているのは第2の刺客、ヒラタアブの幼虫。


アブラムシ軍団をよ~く観察すると、羽のある親虫、樹液でまるまると太ったタンク隊、生まれたばかりの子虫隊、脱皮した白い殻の他に …ヒラタアブに吸いつくされて皮だけになったものと、第3の刺客、寄生バチにやられてころんころんの「マミー」になったものも。


…う~ん。全軍入り乱れておるのう。無農薬とはいえ、スプレー砲を発射すると、せっかく馳せ参じてくれた刺客たちにもダメージを与えてしまう…。


かといって、このままではチュウレンジバチ勢に天下を取られてしまう…。


ええいっ、しかたがないっ!チュウレンジバチどもは片っ端から割り箸2本槍で振り落とすしかないっ!いくぞっ!






と。そのとき、目の前をうぃ~ん、と、一匹の軽飛行艇が。


ん?敵か?味方か?






小さな透明な羽に折れそうな細い腰、オレンジのカラフルなしっぽ、極細の針。葉っぱの周りをふうわりと飛び回り。


これは? ハバチ?太ったチュウレンジの親ではない。もしやそなたは寄生バチ?姿見たことないけど。ん?葉元をかぎ回って、アブラムシに卵を産もうとしているのか???


とある種期待を込めて見ていると。


ななな、なんと!!!!!






あろうことか、アブラムシを追い詰めていたヒラタアブの幼虫に針を刺しているではないか!!!なんということだ!刺客が刺客にやられるとは!あぁ~。…がっくり。orz



ほんの一瞬のことだったが、なんだか見てはいけないものを見てしまったような気がして、しばらくぼーぜん。


その後も極小のハチは旋回し続け…や、やめてくれ、これ以上ヒラタアブの幼虫を探すのは…。






余りのショックに敵の天敵の天敵は敵だ~!と捕獲する気も失せ、も、自然の営みにまかせようと思ったのでした。






…でもね。アブラムシ軍団の多さに比べて、テントウムシとヒラタアブの幼虫の数はほんの数匹。どちらも大量のアブラムシを食べると言うけれど、午後はおなかがすいてないのかお食事の速度はイライラするほどゆっくり。目の前にアブラムシがいてもの~んびり迂回したり。


まだあっちの蕾もこっちの蕾も敵に襲われてるのよお~。花がダメにならない前に早くやっつけてちょうだいっ!!!でないと、水波動砲でみんなまとめていくわよっ!!!






どうやら、先程のハチはヒラタアブヤドリヒメバチというらしい。自然界って…ほんとに…いろいろいるのね…。フッ。







以上、つるばら‘ユキコ’戦闘地区よりレポートでした~。






☆今日のちび庭気温:今日は暑かったですね~。ちなみに、チュウレンジバチの天敵はアシナガバチだそうです。時おり巣の材料集めにベランダのすのこをかじりにいらっしゃってるのをお見かけしますが、巣はちび庭から遠くにつくってね~。あは、あはははは…。(^^;)

花開く日

2012年05月13日 | ガーデン
5月ですね~。どこも花盛り。あちこちでローズフェスティバルも開かれていますね。
ちび庭も、冬を乗り越えてきた花たちが次々に顔を見せています。

そんな花に出会うためには、やっぱり種を播かなきゃね~って。
そして、ようやく花開いた、外国産の「むずかしい種」。

アキレギア ブルガリス タワーシリーズ ライトブルー。2010年11月にまいた種です~。
驚いたのは、この背の高さ。1mくらいありますよ。オダマキって、せいぜい50㎝だと思ってました。こんなに伸びるなんて~。

また、ちょっと不思議だったこの花。蕾からは想像つかない複雑な形が、どうやって開くんだろう???って。

こちらが蕾の開き始め。下からのぞくとおしべが目だちます。


萼が反り返って、花びらの後ろの距が角のようにのびてきました。


だんだん花びらが重なって開いてゆきます。5段ほどの花びらが、それぞれ前段の花びらの距の中にすっぽり入っているのが不思議。いったい誰が考えたんでしょう?咲き終わった種ともども、なんともアートな形です。


こちらのかわいいピンクは、アキレギア ブルガリス クレメンタインシリーズ サーモンローズ(Aquilegia vulgaris Clementine Series Salmon Rose)。
やはり2010年5月に種をまいたもの。2株あるのですが、もうひとつは蕾を虫に丸かじりされてしまいました~。
同じオダマキでも、こちらは距がなくてずいぶん雰囲気が違いますね。丈は40㎝ほど。


そしてこちらは、お待ちかねのバラ‘アプリコット ネクター’。以前ぽっきり接ぎ木部分で折ってしまって、二代目です。本当に、「神々の飲み物」を思わせるような、良い香りです。


同じバラの、開いたところ。なんと、これ以外の蕾を丸かじりされてしまったのよ~。さぞかしおいしかったんでしょうねえ。仕方ないのでかじられたのは切り戻して2番花待ち。


シャクヤク'プレジデント ウィルソン'(Paeonia 'President Wilson')。う~ん、今年は開いてくれるかな?


小さい株だから、本当は蕾を限定してもっと大きく咲かせるんだろうなと思うのですが、うちではそのまま。
支柱の丈がちょっと足りなかったね。
こんなに細い茎で、よく咲くよなあと感心することしきりです。


ゼラニウムもようやくやる気を出してきました~。にぎやかになりそうです。


キルタンサス。日に当ててないから余り大きくなってませんが、咲くとやっぱり嬉しい。

もうすぐバラ‘ユキコ’ちゃんも咲いてくるね。たのしみ~。

☆今日のちび庭気温:13~20℃。毎朝目を見開いてバラの葉を食べているチュウレンジバチを探していると、花粉症で目がシパシパします。う~。(^^;)