ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

Let's try ちび枯山水!

2009年06月28日 | ガーデン
ちゃっちゃちゃららららんらん、じゃ~んじゃん!
図書館でNHK「美の壺:枯山水」の本を発見!
http://www.nhk.or.jp/tsubo/backnumber/arc-20070601.html
おお~、なかなかたのしい。なつかし~いお寺の写真もいっぱい。

う~、そうそう。このかたち。この配置。い~んだよね~。
ということで。つい、やってみたくなっちゃったんですよね~。

はい。ちび「枯山水」。

100均で買ったお盆と白砂利、200円。京都のちび庭の庭先で拾った石。Priceless。


え~、地味~な画像ですが。


これがやり出すとなかなか。パズルを解いているようです。


「石の乞わん」に従いて…と、作庭記にもありますが。
じいっ、と石を見つめますと。「わし、ここがええねん。」と、石がゆーわけです。「ここは好かん。こっちが落ち着くねん。」と。


一番最初に置いたのは、中央の一番背の高い石。そこから一個ずつ、向きを極(き)めては次を置いてゆく。

それこそいくらでも置く組み合わせはあるのだけれど、一度置き出すと、「ここしかない」場所が見えてくる。まあ、気分といえばそれまでですが。そう。活花と、同じ感覚。

一応、ルールはありまして。「石と石の向かい合う面は平行に」「固まりあう一群が小山をなすように」「石は地中深くにどっしり根ざしているように」、あるいは、「獲物を狙い臥す獣の群れのように」などなど。
…そんなふうに見えたあなたはエライ。


う~ん、あたまつかれた。もっかい壊してやり直すのは、またこんどにしよっと。

☆今日のちび庭気温:21~29℃ 昨日はものすごく暑かったですが、今日は一転、すっごい雨降りましたね~。あしたはどうかなあ???(^^;)

6月のちび庭

2009年06月22日 | ガーデン
夏至も過ぎ。でも梅雨空はまだまだ続きます。
そんな中、ちび庭は葉色が鮮やか。


うちの玄関の定番。ホスタ‘ゴールドスタンダード’(Hosta cv. ‘Gold Standard’ )。いいかげん株分けしてやらんと~、と思いながら、またやりそびれてしまった…。それでも育っているいい子。


本日の「ピカイチ」!斑入りツワブキ(Farfugium japonicum)。品種名は分かりませんが。
みてみて!右下の半分白い葉っぱ。な~んてミルキーなんでしょうっ!この斑を待っていたのよ!

今ひとつ斑が薄いな~、と思っていたのよね~。きれいな斑を出したくて、日陰で肥料控えめに(つまり葉緑素をセーブする)していたのですが。
なんとな~く、ついハイポネックスをやってしまってから美しい斑が出てきたような…?肥料も日陰も程度問題ってことですかね。う~、か~わい~い。


こちらはいつぞやの仕事の残りのパンドレア(Pandorea jasminoides)。ノウゼンカズラの仲間とは思えない(!)優しい雰囲気。なんせ、ノウゼンカズラは強力な気根で実家の小屋の屋根板をぐだぐだにして親から顰蹙を買ったという前科が…。こちらは蔓で巻き付くタイプなので安心。立派に庭で冬越しもしました。(でも、どちらの花も夏らしくて好き。)

ちなみに、花が似ているマンデビラは、キョウチクトウ科。こちらは、耐寒性があまりないと聞いていますが、京都の街中で雪がちらつく中立派に花を咲かせているのを数件目撃しました。馴化したんでしょうか???


緋合歓(ベニゴウカン Calliandra eriophylla)とヒメツルニチニチソウ。こちらもだいぶ根が詰まってきました…。おかげでベニゴウカンが小さくキープできている、なんてね???


今年のゴーヤちゃんは期待できるか???3年目にしてようやく地植えにして見ました。2階まで伸びるかな?


こちらも3年目にしてようやくよい実が見られそうな、コムラサキシキブです。たのしみ~。

☆今日のちび庭気温:21~23℃ 蒸し暑いですね~。なんとなく障子まで湿気で弛んでいるような。でも、涼しい風がよく通るのがありがたいです。(^_^)


ステラレナイ

2009年06月20日 | ガーデン

梅雨の季節でございますね~。
仕事場に着いた庭主は、お空を見ながら「本日の作業」を見極める今日この頃。午後から雨なら今のうちに花壇を耕して、午後は出荷と鉢上げ作業にして…などと。あまりの土砂降り続きに鉢上げ作業も終わってしまうと、今度はポット苗整理。

盛りを過ぎてしまったパンジー、水切れでいためてしまったミニバラ、植え替え出来ずに伸びきってしまったハーブ。

こんな「商品にならない」ものは、フツー園芸店のセオリーからいきますと、メンテナンスの手間も馬鹿にならないため即廃棄にしてしまうのですが。

ここはえんげーふくしのーえん。お金がないのでなんとか再利用したいのが第一。そしてもうひとつ。「○○さんが一生懸命植えてくれた」。「△△さんがすごく楽しみにして選んでくれた」。「□□さんがお家からもってきてくれた」。などなど、ひとつひとつに顔が浮かぶのです。う~。

まあ、さすがにパンジーなんか、どうしようもないものは処分しますが、そうやって手直ししたりして少しずつ小さな数のポットが残ってゆく…。3株のスズラン、2株のプリムラ、未だ元気なハボタン…。

そうそう。種をまくときも、あんまりたくさんは管理できないから、皆さんに「種袋の半分だけね。」とお願いするのだけれど、やっぱり全部しっかり育苗箱に播かれていたりする。「もったいないし、かわいそうだし。」と。

間引きにいたっては、最初「2本の苗の片方は切っちゃってね~。」というのだけれど、いざ作業となると、「片方、他のポットで育てていい?」な~んてことで、どんどんポットが増えてゆく。うひゃ~。このあとどーすべか。まあ、おかげで後で助かってしまうこともあるのですが。

みんな、優しいんだなあ。というか、やはりどこかに「生命の尊厳」みたいなものを意識してしまうのでしょうね。人それぞれに、いろんな想いを込めて。「大きく育つのよ。」と、今日も愛情たっぷりに育ててくださっています。

こののーえんでは、日々いろんな人がお手伝いにきてくださいます。
一貫して学習的に作業を学べるのが理想ですが、作業と来てもらえるタイミングにより、あっちの作業こっちの作業と、毎日やることはバラバラ。そんなかでもやりくりして、作業所から来てくれた女の子に、ようやく前に植えてもらった花壇からお花を収穫してもらうことが出来ました。

「このお花、私が植えたんですよね!」と、とても満足げ。いつもより笑い声も高く帰っていかれました。よかったよかった。

確かに商品を作っているんだけど、一緒に心も育ててるんだな。みんなの心が無駄にならないように、がんばらないとね~。って、こりゃ大変だあな。あは、あはははは。

☆今日のちび庭気温:17~26℃ ゴーヤちゃんスパートかけました!それゆけ、よじ上れ!緑のカーテンは目の前だ!!!(^_^)

故宮22 おうおう、このサクラfubukiが

2009年06月17日 | 北京旅行
目に入らねえかいっ!ダンダンっ、と遠山の金さんが裁きをつけたのは、「お白州(しらす)」でしたね。

ええ、先日ご紹介した舞台。もう一度、門の前に立ってぐるりと見回してみましょう。

どこかで見たような、かわいらしいレリーフの門飾り。松の緑に映えますね。


門の後ろ。北側には、これまたどこかで見たような壮麗なお堂が。


東。実に松がすばらしいですね。


東南。


西南。赤い壁が印象的です。


西。壁の向こう側に別の屋根がかすんで見えます。

広いですね。こういう、大きなお堂や門の前にもうけられた広いスペースは、儀式の場所。北に位置する、つまり、天をも司る皇帝が、南の臣下に向かう場所です。

これが、日本に渡りますと。

これは、建仁寺の方丈南庭。

こう見ると、ちっちゃく見えますねえ。でも、白川砂が植栽に映えてきれい。

こういう大きなところの南庭は、やはりもともとは庭ではなく、儀式の為の広場でした。ですから、初めは白砂が敷いてあるだけ(あるいはそれさえなかったかも)だったのです。

方丈という、北側に仏様を安置した大きなお堂から、ご住職が南側にかしこまった民衆に向けてお説教なんかしたりした訳ですね。

そう。いわゆるお白州。御所やら、お城やら、お奉行所やら…。そんなとこにあったりしますね。

後世になって、そんな儀式的な役割が弱くなり、日本の寺院の南庭も、禅の修行の一環としての「見る庭」として装飾性が高くなっていったんですねえ。


ここでは、「お白州」ではなく、強固な石畳です。(いや~、実に魅力的な石だ…こんなのお庭に使ったら……おっとっと。)どんだけ人が入れば気が済むんだ、ってくらい広い。あのオリンピックの開会式で、あれだけの人を使いこなしたパワーもうなずけますねえ……。

☆今日のちび庭気温:16~23℃ 晴れ間が貴重ですね。今年のちび庭の日よけはゴーヤちゃんでトライ。雨をしっかりうけて、すくすく育っておくれ。(^_^)

グッド デザイン !!!

2009年06月15日 | ガーデン
庭主はミスド好き。


うわ~い、いっただっきま~す!


な~んて。残念ながらドーナツではなく、これはポイントをためてもらったおまけ。さて、な~んでしょ。


ぱかっ、と、ふたを開けますと。じゃじゃ~ん!テープカッター!!!

これが、秀逸なのよ。

説明書を見ますと。

カッターが仕舞えるので、ころんとポケットに入れての持ち歩きによし。手のひらにくるんと納まって、指に引っ掛けたまま作業ができるから、配達先でのとっさの花のラッピングや花苗のポップ書き&値札付け作業やらに大活躍中。

あまりにも使い勝手がよいので、ゲット2個目です。もらえるだけもらって溜め込んどこうかな。

これぞ機能美。「おまけ」じゃなくって、フツーに売っててもいいよね。


え、このテーマのどこがガーデンなんだって?庭師たるもの、「用の美」には、常に敏感であらなくては。ねえ。

☆今日のちび庭気温:16~23℃  降りました降りました。もう、土砂降り。ひざまでびっしょりよ。頭の真上で雷が鳴っていて、あまりの迫力に駐車場でしばらく車から降りられなかったのは、私だけではなかったね。(^^;)