ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

母校に行ってきました。

2012年01月29日 | ガーデン
うわ~い、ひさしぶり~。

かわいく造られてます。この下に1×2mの、ちび庭第1号の遺跡が…ってね?


こちらもいいですね~。


わ~いっ!アタシのネジロだあ~っ!みんな、元気だったか~い?

おおう!

がらくたの山、に見えるでしょうが。
うわ~っ、いいないいな~!こんなに石材の種類が増えてる~!うらやまし~っ!


わ~っ、楽しそ~う!私たちの頃は、検定用の最低限の石しかなかったよね~。


う~ん、実に楽しそうだ。


好きなように造るって、ほんと、楽しいよね~。

さて。シマトネリコのトネちゃんも元気だったかい?

…おや?


おわ~!派手にやられちゃったね~!!!カミキリムシだ。
せっかく剪定してもらったみたいなのに、3本はそのうち倒れちゃうかな?
後から生えてきた1本も食べられるのは時間の問題か。


おお、どこに使うのでしょうか。がんばって作ってますね。


ああ、その竹欲しい…。作りたい物があるのよお~。京都では竹屋さんも家の近くに3軒くらいあって、気軽に買いにいってたんだけど、今のウチの近所はあんまりないのよね~。さびしいなあ~。

いやいや、圃場はいつ来ても懐かしくていいね~。

☆今日のちび庭気温:-2~4℃ そろそろ寒さの底でしょうか…。早く次の園芸準備しなくっちゃあ~~~!(^^;)




北海公園 おさんぽ日和

2012年01月21日 | 北京旅行
忘れた頃の北京まちある記。まだまだ北海公園続きます。
なんせ、南北約1km、東西500mほどもあるのですから。北京の公園は、どこもとにかく桁違いに広いですね。

ネットの解説には、
『北海公園は故宮の北西にあり、遼、金、元、明、清、五つの時代を経て少しずつ建設された「皇室庭園」である。「一池三仙山(一つの池、三つの山)」(太液池、蓬莱、方丈、瀛洲)という神話をもとに整備され、幻想的なムードを漂わせた公園でもある』
とありました。

あの塔の下の回廊から出航して、ゆたゆたと湖の風を楽しむ。

ん~。ゆったり。


池の北西にある船着き場へ。船着き場もかわいいですね。
ん~、ひとりで歩くのがもったいない。つれはオフィスでおしごとおしごと。あと2時間ほどで戻らなくちゃな~。


公園の北西側は、これまた心地よい眺め。ほどよく花も植わっていて素敵です。
向こうの門壁に開いた窓の形がかわいいですね。


この不思議な壁画は…龍?麒麟…?こういう置物を置くっていうのが、またおもしろいです。
やっぱり縁起物なんでしょうね。


中国のお庭は、柳が効果的に使われていて好きです。
他の木も自然樹系。こういうとこは剪定って…あまりしないのでしょうか。
場所が広いと木ものびのびと育っていいですね。理想です~。


モダンに整備された公園は、樹種もカラフル。この時は9月でしたね。


さて、この立派なお堂はなにかな~?


おおっ!すごいっ。ここは観音様をおまつりしてあるのでした。観音様はこのお山の左手にいらっしゃるのですが、
その周りをたくさんの方々がお守りしていらっしゃるようです。なかなか壮観です。


門の向こうにもまだまだ道は続く…。


でも、ここらで庭主も皆さんに混じってちょっとスケッチ。い~い雰囲気です~。
住んでる近くでこんな素敵なところを自由に散歩できるなんて、北京市民がうらやましいです~。

☆今日のちび庭気温:1~4℃ 雪が降るというので、すっかり出不精に。都心は降ったというけれど、まだこっち雪降ってるの見てないのよね~。(^^;)

時代劇と職人と

2012年01月15日 | 京都

さむいですね~。新年も明けてはや鏡開き。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


庭主、すっかり着膨れのぷくぷくで歩いております。え、中身もぷくぷく?こまっちゃうのよね~。





さて。先日、NHKのクローズアップ現代で、「時代劇 危機一髪 ~伝承の技は守れるか~」というのをやっていました。↓


http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3139&html=2





京都太秦(うずまさ)は、庭主が数年前の2年間を過ごした大好きな町。嵐電の帷子ノ辻(かたびらのつじ)で降りて、大映商店街を横切って路地へ入ると、その向こうは松竹の撮影所。


体育館のような建物の外側にはぐるりと棚が巡らされ、そこに江戸時代の物か様々な提灯やら火鉢やら看板、桶、その他よくわからない小道具がいっぱい積み上げられていました。


撮影所の高いコンクリ塀の脇をウチへと歩くと、塀の向こうに古いお堂やらハリボテの裏側やらが見える。夜には照明がこぼれてきたり、時おり意味の聞き取れないざわめきがしたり。


もしかして、話題のあの映画の撮影かしら?この向こうであの女優さんや俳優さんが演技してるのかしら~! な~んて、伸び上がってみるけど、とーぜん塀の向こうは見えない。


でも、ぞーえんやさんでいろいろ教えてくださった庭師のおじさまが、昔撮影所で小道具をやってたそうで、お昼休みにはいろんな話を聞かせてくださるのがいつも楽しみでした。


おじさまはそのお父さんの頃からの映画の職人さんだったそうで、昔の映画の隆盛期をよくご存知なだけに時代劇が減ってしまったのを大変残念に思っていらっしゃったようです。


結構なお年なのに!身の軽いこと軽いこと。梯子を竹馬のように操り、屋根でも何でもたちまち修理し。お客様からの信頼も厚く、手が遅くてオヤカタにすぐ怒られる私に、いつもにこっとほほえんで、「ほら、こうしいや。」と、掃除のコツやらきれいな剪定の仕上げ方やら、そつなく丁寧に技を教えてくださいました。





「わしらは図面いらんねん。場所見たら頭の中にぱぱっとできてまう。撮影の時は30分でちゃちゃっと庭こしらえんとあかんさかいな。」


「姿勢は大事や。背中曲げとったらみっともないでえ。枝を束ねる時はこう力を入れるんや。」


「松ヤニ付くでな、先に手にワセリン塗っとき。」


な~どと教えてくださるかと思えば、事務所の打ち上げでバーテンダーのように実に優雅な手つきで上手に焼きそばを焼いてくださったりする。





ダンディで、ウィットもあって、腕もあって、でも出しゃばることなく、どこか目がキラキラしていて。映画人の矜持っていうのでしょうか。昔太秦を歩いていたのはこんな人たちだったのかな~、と、ちょっとうらやましいような気がしたものでした。





先日の番組を見ていて、京都で教わった沢山の事柄や、おじさまをはじめ出会った沢山の人々のことを思い出しました。


映画づくりの中に残されている、作法、手法、美意識。


舞台装置はもちろん、細工やら、エイジングやら、演出の仕方、本物に見せるための厳しいこだわり。庭師の仕事ともずいぶん通じる物があります。というより、映画は昔の暮らしのすべてを含んでいるんですものね。


たくさんの技。たくさんの心意気。


日本のアイデンティティの根底にあったものが消えていってしまうのは、実に寂しいものです。


技術の再発見、というか、もはや身近に触れることのできないそれらの技術がどんなに素敵で、どんなに魅力にあふれているか、ということを、もうそれらを知らない私たちの世代が知る機会がもっといっぱい増えれば、と思います。


夢中で工夫して、夢中で作り上げてゆく、その楽しさ。ものづくりには、楽しさがあふれている。


お客さんがお金を払って業者が提供して終わり、ではなく、あらゆる人に、つくることも楽しんでほしい。当然シロウトが手を出せないところはありますが、だからといって全部秘密のベールに包んでしまっては、職人の苦労の跡すら知る由もない。気がつけば、その本当の価値に気づかれないまま忘れ去られてしまう。


海外を旅行して、楽しい、と思うのは、やはりその国の古い文化に触れたとき。それが連綿と残ってきたことに感動し、その国の独自のキャラクターを形作ってきたものに心ひかれるのです。


お金がない、と言うけれど。もしかしたら、宝の山かもしれないんですよ~。





…と言うだけはいえる。さて、ど~しよっか、ねえ。さあ、よ~く考えてみよ~!!!





☆今日のちび庭気温:1~4℃ さむいですね~。やっぱり氷点下になりそうな日は家の中でも冷えますね~。ネットで見かけた「フィンランド式切り株ストーブ」というのをいたく気に入ってしまった庭主でした。http://karapaia.livedoor.biz/archives/52060546.html (^^;)


ちび庭初め

2012年01月10日 | 栽培
さて。冬枯れでほったらかしのちび庭。今年の初作業開始。

待ちに待った、実生桜の掘り上げです。

鉢にあるのは、先日治療してみた鬱金桜。

そのとなりにびよよ~ん、と伸びてきているのが、どこから来たのか実生の桜。種類は分かりませんが、葉っぱの付け根にしっかりと大きな蜜線がふたつ。さて。根っこはどのくらいかな…。8号鉢で大きすぎるか小さすぎるか…。


掘り上げてみました。やっぱり、8号はいりますね。

コントウガンシュ病の菌を防ぐため、土は全部落として、鉢に収まる程度に、極力細根は残して根を切り落とし。切り口や傷ついたところはライターであぶる。(かるくでいいのか、活け花のように炭になるまでやるのかは分かりませんが、切り口が乾く程度にはあぶってみました。念を入れて癒合剤も塗り。


新しい土に、貰い物のミリオン&HB-101の粒剤とくん炭を混ぜて植え込み。
根が片側に張っているので幹が鉢の中心からずれてしまいましたが。

あとは、徒長枝を外芽で切り戻し。実生は咲くまで5~10年かかるそうですが。いつ咲くかね~?
たのしみ~。

そして、周りの鉢もようやくお掃除しましたさ。


そして。あまりの晴天続きのデカ畑。やっぱ、水が足りないわね~、とお手入れ。ふと隣の荒れ地に目をやると。


おお!枯れ野の中に、まさかの水仙!!!うつくし~です。
元は誰かのお庭だったのでしょうか…?なぞです~。

そういえば、ず~っと”シークレットガーデン”だった藤沢の学校の隣のモーガン邸、お庭が公開されるようになったそうですね。いつか見に行きたいものです~。

☆今日のちび庭気温:0~7℃ 梅”柳川枝垂”の蕾が今年は快調。草の春はもうはじまっていますね。(^_^)


はつもうで

2012年01月09日 | まちあるき
すっかり冬ごもりをしております庭主。
それでも、お正月にはなじみの門前仲町へ初詣でにまいりました。

まずは富岡八幡さん。

やっぱりなかなかの人出。前の通りに延々と続く屋台もとてもにぎやかです。


お、これは吉祥か。あの雲、竜の形に見えませんか?
それにしても、美しいすじ雲ですよね~。


神様にしっかりお願いをして、次はおとなりの深川不動尊へ。その間にもたくさんの屋台と、人々のざわめきと、いい匂いがいっぱい。商売繁盛のお飾りもにぎやか。


お。お不動産の手水は、モダンですねえ~。わるくない感じ。


でも、本堂はやっぱりず~っとむかしのままであってほしいよね~。


おわったあとは、大好きな「いり江」さんで。いつもはみつ豆だけど、今日は寒いからたまご雑煮。おいし~です。


帰りは懐かしの通勤路を、木場までおさんぽ。元の会社の近く、昔からの古いお家がず~~~っと修復中だったのですが、ようやく完成したようです(2年くらいかかってる気がする…)。
昔は当たり前の工法だったのでしょうが、今はそうそうこんな建て方をすることもないのでしょうね。
よく見ると、なかなか凝ってます。木のしごと。すてきですね~。

☆今日のちび庭気温:1~8℃ いや~。早く寝ようと寝る前にネットを見ないように心がけたらつい、更新しそびれてしまいました。食べ過ぎ運動不足と、いいかげん生活リズムを戻さないとね~。(^^;)