いいないいな~。スペインの小島でバカンス。コバルトブルーの地中海。真っ白な家と船。「紅の豚」の世界だ~。行きた~い。パエージャ食べた~い。生ハムもヤギのチーズもあれもこれも食べた~い!
両親が、妹をたずねて40年ぶりの海外旅行。ちなみに、40年前はまだ幼児だった私と船で南米まで行ったのでした。「母を尋ねて三千里」の世界やね。(いまだに私はこの歌を歌うと涙ぐんでしまうのです。はる~か~草原を~♪)
いいないいな~。メールされてきた写真を見ると、やっぱり植生が気になる。ブーゲンビリアにパンドレアみたいなのにでかいセダム?にイタリア松みたいなのに‥何だろうこの植物~。行きたいな~。キミも行きたいよねえ、ちびちゃん。
さて、そんな引きこもり妊婦の脳内旅行。
両親のチケットは妹がスペインから予約してるから、添乗員なし。なんせ、2人は飛行機に乗るのも40年ぶり。しかもいきなりの長時間フライト。エコノミーで大丈夫か~?でも、ビジネスにするだけのお金もないからにゃ~。
トランジットはどこにしたんだ?ドバイか?シンガポールか?乗り換え時間はどれくらいなのか?40年前とは空港の規模も違うからにゃ~。昔はイベリア航空の直通があったんだけど、迷子になるのが趣味な父は無事にトランジットできるのか???心配~。
と、どうやら今回は中部国際空港→フィンランド航空ヘルシンキ経由→マドリッドらしい。
へ~。フィンランド航空、なかなか良さそうですねえ。ヘルシンキまでは9時間で行けてしまうんだ。
‥え?どうして?北京までは3時間30かかるのに。だって、ヘルシンキまでは同見ても4倍以上の距離があるよ?
という素朴な疑問を解くべく、ネット検索。こんなサイトを見つけました~。
FlightAware 航空便リアルタイム追跡
http://ja.flightaware.com/live/flight/FIN80
なんと、このサイト、飛行機の現在位置だけでなく、高度とスピードのグラフも出るの。
飛行機に乗ると毎度窓にかじりついて地形に見とれている庭主には、すっごく楽しい。
で、理解しました。そおか~。大型の飛行機って、上昇と下降にはそれぞれ30分ほどかかるんだけど、地上から33000フィート(約10km)の上空ではなんと時速900kmも出してるのね。なるほど。高高度にいる時間が長いだけスピードが稼げるんだ。
んで、グーグルアースも見てみる。
お~。メルカトル図法の地図で見るより、ヨーロッパが近い。そおかあ。地図上で見ると航路が北に迂回してるように見えるけど、地球儀上ではちゃんと直線だわ。飛行距離は北京までは約2,000km、ヘルシンキまでは約10,000km。ヘルシンキからマドリッドまでは約3,000km。
そういえば、昔は、ヨーロッパもアメリカもアンカレッジ経由でしたよね。どうやら、ソ連領を通らない、ということと、飛行機にまだ直行するだけの燃料が積めなくて途中で給油してた、ということだったらしい。
さて。飛行時間の疑問が解けたら、今度はトランジットのヘルシンキ空港のサイトを見てみる。
へ~。ここって、ほんと「トランジットフレンドリー」な空港なんだ。こじんまりしてて分かりやすくて、ちゃんとHow to 乗り換えの動画まである。あ、ムーミングッズのショップだ!かわい~。いいないいな~。フィンランドもいってみたくなっちゃった。
ということで、リアルタイムで飛行機の到着を見てご満悦の庭主。
つれの出張のときも、空港まで行けないので、このサイトを見て「飛行機が着いた~。」と安心するのでした。
出張中もスカイプでお話しできるし。世の中、便利になったわね。
40年前は、エアメールよエアメール。ぺらぺらの青い薄紙を折り畳んで封筒にするってやつ。おばあちゃんに、って私がクレヨンで書いた手紙が、実家に大事に保存されてました。船が出港するときは、もう日本は見納めかもしれないって、親戚中が横浜に見送りにきて色とりどりの紙テープを投げてくれたもんね~。
グーグルアースで見る太平洋。こ~んな広かったんだ。こんなとこ船で渡ったんだ。あ、大西洋って、めちゃ狭い。なんだ、ヨーロッパと南米、近いじゃん。ん~、ロマンやね。地球は狭くて広いね。♪はる~か~、草原を~♪