ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

まちを歩けば

2012年10月25日 | まちあるき
バラ園からの戻り道。

つれはめざとくいろんなものをみつけます。私は近眼~。

で、これ。かわい~い。

ん?リンドウ?…って、これツルあるな~。でもヒルガオにしちゃちっちゃい。花径は3㎝ほど。なに?

調べましたら。どうやら「マルバアメリカアサガオ(Ipomoea hederacea (L.) Jacq. var. integriuscula A. Gray)」というらしい。名前の通り外来種。最近良く繁殖してるとか。ふ~ん。

そうそう。川岸なんかで少しずつ違ったヒルガオを見かけるけど、ヒルガオ科の雑草も実はたくさんいろんな外来種があるのね~。びっくりしちゃった。かわいいんだけど、タネだけでなく地下茎も強力だから、畑に入ると大変なのよ~。

でも、この青い花はなかなか清楚でした。

そして、ふう、と見上げた先に見つけたのが、これ。

え、ええ~っ!あ、あはははは。


見事なヘチマです。


いや、登らせたんじゃなくて、登っちゃったんだよね。

「でも、ヘチマだからいいよね~。ほっといてもタワシになるし。」とつれ。なるほど…。

締めはこちら。おお、ミツバアケビ~。秋だね~。


お囃子の聞こえる方へ歩いてみると。生田緑地内では、お祭りをやっていました。


中にある民家園もなんと無料公開!らっき~!と入ってみました。

お茶の花。そういえば、電車の窓から木にゴージャスな赤い花が咲いているのを見てびっくりしましたが、もうサザンカが咲いてるんですねえ。

さっそく入った一つ目の民家のお庭。

おお、斬新~。石がのたうってます。まるで……のような……いや、なんでもない。


おもしろいね~。


秋バラ。

2012年10月23日 | ガーデン
秋になったので。生田緑地バラ園に行きました。

ほ~んとにいいお天気。

お弁当を食べたベンチのすぐ後ろで咲いていた、とてもいい色のバラ。

‘友禅’(ゆうぜん) Gr 京成バラ園芸 1982年

こちらは、まさしく秋のための色。蕾の出方がちょっと繊細。

‘ブラック ティ’ 四季咲き大輪 日本 1973年


一角に、人だかりのしているバラがありました。


‘エリナ’(Elina)HT 英 ディクソン 1984年

まんなかが、こっくりとした卵色。い~い色です。2006年殿堂入りだそうです。

そして、今回私がいちばん惹かれたのが、このまぶしい白。

‘ヨハネ パウロ 2世’(Pope Johe Paul II)HT 米 J&P 2008年

なんだか納得の名前です。


いや~、秋バラは湿度が低いせいか、厚みのある花びらのバラがきれいに見えますね。

花びらが薄くてやわらかいイングリッシュローズやフレンチローズなどは一応四季咲きだけど、ちょっと傷みがちです。まあ、それも趣がありますけれど。

そんななかでも繊細にきれいに咲いていたこちら。

お気に入りのバラの一つ。
‘オーガスティーヌ ギヌワソー’ HT フランス 1889年


ギヌワソーさんは、この花の大きさにしてはこれ以上ないくらい線が細いので、遠目にも見つけやすいです。

こちらは、売店にあったバラ。これも、秋に映えるバラですね~。蛍光色の赤が燃えるようです。

‘フリュイテ’  FL 四季咲き

☆今日のちび庭気温:15~22℃ この時期からそろそろ日陰にはいるちび庭のバラは、ようやく1、2輪ほど蕾をつけたとこ。明日は寒いらしいね~。

山野草用土で。

2012年10月14日 | 栽培
今日は結局雨でしたね~。晴れるっていうから江戸川の河川敷でお弁当食べようと思ってたのに。

そういえば、先日も緑化フェアの日比谷会場でもお弁当持ってって食べようと思ったら雨が降ってて食べられそうなとこがなくて、1時間ほど上がるの待ってたのよね~。

さて、そんな雨の日比谷会場をぐるぐると回って見つけた赤花の日本シュンラン‘紅嵐’、500円。

これ以外のは全部1,000円以上だったのよ。なかには一桁違うのも…。そのなかで500円だから、本当に小さい株。
お店の人に、何年ぐらいで咲きますかねえ?って聞いたら、3、4年かかるかな~と。まあ、そんなもんだよな~。

まだ学校に行ってた頃、東京ドームの世界ラン展で一度シュンランを手に入れたんだけど、鉢とか土とか水やりとかいいかげんで、うまく育てられなかったのよね~。

でも、その後北京ですごく上品に飾られていたシュンランにあこがれて。

多摩の桜保存林で毎年見る地植えのシュンランもかわいくて、最初はちび庭に植えたかったのですが、このか弱い苗を確実に育てたい、と、今回は万全を期してみました。

横浜に行ったついでにサカタネのガーデンセンターに寄り。おお~、そのものズバリ、シュンラン専用プラポットがあるではありませんか!!!さすが~!

そうそう、この横の通気穴が肝心なのよ(と、栽培のi上先生は言ってた)。根っこがスポンジ質でよく水を蓄えるので、乾き気味に育てなくてはいけない。

鉢底には手元に残っていたシャコバサボテン用の粒が大玉の土を入れ、その上に山野草用の、どちらもとてもドライな土を入れて植え込み。ゼオライトも入ってるようだからいいでしょう。

うん、いい感じ。うまく育ったら、すてきな陶器の鉢を見つけたいなあ。


山野草用土を出したついでに、この土なら多肉植物にもいけそうだ、と。
放りっぱなしのハオルチアも植え替えることに。

きれいな翡翠のようだった葉っぱがなんだかしぼんじゃうし、赤っぽくなっちゃうし、どうしたらいいんだろう…と調べてみたら、どうやら窓際でも陽射しが強すぎて葉焼けした&子株が増えすぎて根詰まりした、ということらしい。

しかし、うまく分けられるかなあ、とこわごわ鉢から抜いてみると。ぽろぽろと根がほぐれて案外簡単に株分けが出来る。

もっと分けてもいいかもしれないけど、とりあえず親株を余裕のある鉢に。


子株も、他のちび多肉と一緒に植え込み。

こちらは豆鉢に。

1日置いて水をやったら、それだけでちょっとぷっくりしてきました。よかったよかった。置き場所ももうちょっと日の弱いところにして。後は水加減ですね。このままだと、案外たくさん増えるかも…。


お天気のいい日におそとランチしたいな~。

お気に入りの街角

2012年10月11日 | まちあるき
丸の内のガーデニングショーを見る時、必ず立ち寄るところ。

それは、丸の内ブリックスクエアの中庭の一角にある、セレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」さんの一角に置いてある、「NEO GREEN」さんの植物たち。

これがかわいくてね~。

どれも、むかしからある日本の伝統的な植物、+ちょっと珍しい多肉植物など。


カエデ、ササ、イチョウ、ナンテン…。
どこのホムセンにでもあるような、とてもありふれた植物なのに、なぜこんなにかわいいのか。


鉢映りをよく考えてあること。枝振り良く、何より植物が健康であること。
そんな、品数は少ないけど1品1品うつくしい植物が、こぎれいにディスプレイされている。

これは、植物一つ一つに愛情をしっかりかけていないと、なかなかできることではないなあと。


植物に付けられた札からも、そんな愛情があふれてみえます。


チランジアかな?と、譜面台の組み合わせがおもしろ~い。シルバーの質感と、曲線がすばらしくマッチしてますね。


いくつもの不思議な形の多肉植物と鉢の組み合わせ。なんだか動物園のような感じでたのしい。


ほんとに、どこにでもある植物なんですけどねえ。組み合わせがいいですよね。

また、洋服やら雑貨やらと一緒に売られているのが、植物の個性を引き立たせている。植物も他の商品を引き立てている……これは!そうだ!「ビックロ効果」だ!!!

家電×衣類の意外性でおもしろさを狙うと同じ効果をひきだしているわけですね。

まあ、そんな植物の売り場は他にもあるけど、それでもそのなかで抜きん出てるのは、他の商品の付け足しではなく、健康な植物が宝石のように輝いてるってとこでしょうかね。

このわくわく感は…そう。ヨーロッパの古い街角で、ショーケースのなかにお気に入りの靴を見つけたときの気持ちにちょっと似ているかも。その靴だけ、ふわっと輝いて見えたのよね~。


お店の前の風景もよく。こんな空間がたくさん増えるとうれしいですね。

そういえば、ガーデンシティを目指す都市も多いですが、シンガポールではさらに先を行って、政策として「シティ イン ザ ガーデン」構想を実施中↓とか。進んでる~。日本も是非このくらいいきたいものです。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120717/mcb1207170500004-n1.htm
http://blog.livedoor.jp/junko_sin/archives/50163546.html



がまちゃん

2012年10月09日 | ガーデン

秋ですね~。上は、先日京王フローラルガーデンアンジェに行ったときの写真です。キバナコスモスが輝いていましたね。





さて。9月後半まで暑い暑いと思っていたら、10月はあっという間に気温が下がって、「あれ?」って感じ。


大変大変、と、あわてて畑の夏野菜を整理。


収穫を終えたトマトもスイカもカボチャも取っ払って、&夏の間出来なかった草むしりを。いや~、ずいぶん茂っちゃったねえ。


と。


「うわっ!!!」


とつれの叫び声。


「なな、なに?」と、叫び声の方にびっくりして見てみると。


おお~。


引っこ抜いた草の後に、なにかある。


よ~く見ると、土のかけらのように見える塊の横におめめが。


あら。ガマガエルさんではあ~りませ~んか。


まさに、こ~んなか~んじ↓。


http://ja.wikipedia.org/wiki/ガマガエル





か~わい~い。


眠そうに土の中から顔をのぞかせて、逃げもせず。


いや、庭主、基本カエル苦手なんですよ。絶対さわりたくないし、ウシガエルなんて最悪。でも、アマガエルだけは見てるとかわいいなと。ガマガエルも毒持ってるし、どちらかといえばお会いしたくない部類だったんだけど。


でも、農園には1匹は欲しいガマガエル。害虫をたくさん食べてくれる、優れた畑の番人なのです。


このこ、かわいいなあ。金の縁に黒いおめめがキラキラ光って、茶色にくっきりと黒いラインがうつくしい。「アズマヒキガエル」っていうやつですかねえ。ガマガエルって、もっとてらてらして、汚らしい赤茶色だと思ってた。場所によって色を変えるのかしら。


「んでも、そこ、退いてくれないと、ビニールマルチが剥がせないのよね~。ちょっと退いてくれないかなあ?」


と話しかけてみたが、がまちゃんは喉を膨らませるだけ。退かないか~。





しばらく他のところの草むしりをしていたけれど、時おりすくっと頭を起こしては、また地面に伏せて喉を膨らませている。そろそろマルチを剥がさないと~。


で、つれにバケツと移植ゴテを渡して隅っこに移動していただくことに。


つれに追い立てられたがまちゃんは、ようやく黒いビニールマルチの上をぼすっ、ぼすっ、とこれまた跳ねるのでもなく愛嬌のある動作でのったりと移動。か、かわいい…。


あ、でも、出て行かなくてもいいのよう~。この畑にいてくれて、と、他所に行こうとしたのを慌ててお引き止め。止まりはしたが、そのままうずくまっているところを、移植ゴテでちょん、とつついてみる。


か、感触が…意外に重量あるなあ。畑の中の積み上げた草のところに誘導。


がまちゃんは、ぼてっ、ぼてっ、と草の山のふもとに納まったのでした。夜行性だから、昼間は動きが鈍いんでしょうかね~。





以来、がまちゃんはどうしてるかな~、と気になってしまうのですが、他所へいったか、土にもぐったか姿は見えず。


いっそちび庭にお連れして住んでいただけたら、すてきだろうな~、イモムシとかナ○○ジとかたくさん食べていただきたい…と思ったのですが、水場が足りないからね~。


ガマガエルは乾燥に強いとはいえ、水たまりに産卵する卵は2mにもなるそうで…無理無理無理。それに、生き物好きのおじさんに「カエルがいるとヘビがくるんだよね~。」なんて言われると、ますます無理。


仕方がない。ちび庭はカナヘビくんで我慢しておこう。


ま、自然のままがいちばんですね。今頃夜の真っ暗な畑のなかをピョコタンピョコタンと虫探ししているのでしょうか。がまちゃん、ずっとウチの畑にいてくれないかなあ。また会えるといいな~。


☆今日のちび庭気温:14~24℃ いけません。寒暖差が大きくて、かなり用心していたのに久々に風邪をひいてしまいました。だめだめ、風邪なんかひいてる場合じゃないのよ~。早くなおさなくっちゃ。(^^;)