ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

市井の山居。

2009年11月30日 | ガーデン
まさにまさに。「市井の山居」とはこのようなもののことをいうかしら。

先週末、紅葉を見に、ふたたび「重要文化財旧朝倉家住宅」に行ってきました~。

↓春先に行ったときの様子はこちら。
http://orange.ap.teacup.com/applet/jardin2/20090429/archive

↓つれぶろぐもどうぞ。
http://blog.qlep.com/blog.php/quinland/313900?categ=1&year=2009&month=11
http://blog.qlep.com/blog.php/quinland/313904?categ=1&year=2009&month=11

おお、紅葉が庭園の奥へと誘っています。


園路はまるで山道の様相に。でも。山は山でもここは東京都渋谷区の代官山。まさに市井のど真ん中。
代官山駅から徒歩5分でこの状態!


うわ~い。おばーちゃんちに着いた~!って風情ですが。

写真は東京府議会や渋谷区議会の議長を歴任された朝倉氏が大正8年に立てられた、素晴らしい邸宅の一部、離れにあたる部分です。


その離れのすぐ下にある、園路の集まる踊り場。突き当たりの灯籠がなんともかわいいです。
紅葉の撮影にすっかり夢中なつれ。


崖の上の邸宅に近づくにつれ、葉っぱ天井は薄くなり、空が透けて見えてきます。山→里の趣。


先程の風景を離れの中から見てみました。
語り合う青年達。いいね~。うう、まぶしい。


縁側に立つと、谷へと視線が吸い込まれてゆきそうです。この視覚的あやうさがたまらない。


いいな~。縁側のあるお家。あこがれ~。このガラス窓がまたたまりません。大正ロマンです~。

昔のおばあちゃんちもこんな感じだったよな~。ガラス戸をガタピシいわせて、家となく庭となく屋根となく(!)いとこ達と駆け回っていた頃。昭和も遠くなりましたあね…。

そういえば、庭主が2、3歳の頃、まだおば達が日常に和服を着ている写真がありますよ(はい、本当に田舎の生まれなんです…)。これって、なんか、すごい。つい最近なのに、すっごい昔~。あ、そんだけ年くったって事ですね…。は~。

さて。もしだれかに、「『市井の山居』を好きに作っていーよ」、といわれたとしたら。庭主、ど~んな山居をつくっちゃおうかなあ~。う~ん、まずは土地を見ないと…って、ま、いらぬ心配でしたね。(え、そんなことわからない?そうよねえ~♩)

☆今日のちび庭気温:7~14℃ まずまず雨をやり過ごし。こんなお天気の悪い日の作業は、如何にぬれずに体温を保つかにかかってますね。(^^;)

和田堀公園をお散歩。

2009年11月25日 | ガーデン
おてんきがいいなあ~、と、てくてく。日曜日、つれと和田堀公園に行ってきました。


おお~、こじんまりした場所ながら、なかなか池がいい感じです。
中の島の樹々の枝が、水面まで伸びていて、時おり鴨が泳いでいきます。


う~ん。紅一点のモミジがいい感じなんだけど、写真テクがないのでうまくとれない~。こんなにコントラストきつくなくって、もっとあまくてふんわりした感じだったんだけれど。

写真って、難しいなあ…っていうか、コントラストにも対応できる人間の目の方が(それとも脳のデータ修正機能が?)優秀なのね~。

そうそう、ここで惜しいのが、撮影ポイント!っと思うと、絶好のところのど真ん中になぜか配水管がぷくっと浮いていること。あれは、何のためにあるんだろう???池の曝気と関係あるのかしら?


イチョウと青空。いいですね~。


うわっ、かわい~。紅葉しはじめのイチョウの葉っぱ。なんだか、こんなバイカラーの新品種なんですよって言われたら信じてしまいそう…。


うむっ?毛虫の大群???とおもったら。これは、ヒマラヤスギの雄花ですかね。手に取ってみたら、すごい花粉が落ちてきました~(庭主は花粉症…)。もう、黄色い小麦粉をてにまぶしたよう。

おし。これ、持って帰ってリース飾りに使おう。もちろん花粉は落として。この針のような枯れ葉は、鉢植えのマルチングにつかえるのよね~。よし、お土産できた!

☆今日のちび庭気温:9~13℃ 今日は暖かかったですね。でも、もうそろそろ霜対策をしないと!昨年は、霜に当てて一発でノボタンを枯らしたのよね~。(^^;)

炎を知らない子供達

2009年11月24日 | 日記

「こないださあ~、子供が友達のうちへ行って、ガスコンロ見て驚いたらしくてさあ~。ほら、うち、オール電化だろ。はじめて火を見たらしくてさあ。」


「あ~、そうそう、最近の子って、へたするとクラスの半分くらい、火を見たことないらしいよ。


「ほんと、こっちがビックリしちゃったよ。最近はたき火もキャンプファイヤーもやらなくなったからなあ。でもこれってなんかやばいよな~。いざとなったらサバイバルできないよな~。」


「そうだよね~。火を使うのは、人間の根本的な能力だからね~。でも、ほんと、火を使う機会が減ってるんだよね~。煙草も吸わないからライターもないし。せいぜいバーベキューか花火ぐらいか。」


「そうなると、どうやって理科とか教えるんだろうね~。」


おおう。なんと。


きょうもどろんこになりました~、と、ぐったりしながらのった帰りの電車の中。家を買ったらしい若いサラリーマンのおとうさんたちの会話。


いや~、世代というのは変わるもんですね~。そんな話を聞くと、どろんこな姿の我が身と比べて、ますます次世代が宇宙人に思えてくる???


まあ、次の大きな時代のとっかかりにいるのかもしれないけれど。


でも、時代においていかれるのだとしても、手仕事って、やっぱり、好きなんだなあ~。


炎を使って、竹をいぶしたり、撓めたり、炭を作ったり。


雑草を燃やして草木灰にすれば、畑にはとてもいい肥料になる。


火をうまく扱う時、みんなほんのちょっと、誇らしげな顔になる。


むかし小学生だった頃、夏休みの林間学校でキャンプファイヤーを前にして、校長先生が言ったのを思い出しますね。


「この炎をじっと見つめてご覧なさい。心が安らいでくるでしょう?皆さんの遠い遠い祖先が、きっと同じようにこの炎を見つめていたはずです。」


炎は希望であり祈りであり生命である…。良く使うか否かは皆さんの心がけ一つ。


やっぱり、人間の全ての能力の源なんだなあ。最低限の扱い方は覚えたいものですねえ…。

中山公園2 お散歩中。

2009年11月23日 | 北京旅行
清々しい朝の空気。

こちらでは、太極拳をやっています。うわ~、やってみた~い。


すばらし~い。絵になりますね~。緑の柱がいい感じ。中国の回廊って、瀟酒で好きなところに腰掛けられて、好き。


孫文さんの像ですね。国慶節の余波でしたか、美しく飾られています。


アルテルナンテラですね~。いつもは地面はコンクリのようですから…やはりこれもポット寄せモザイクのなせる技?それでも、こんだけ高さそろえるって、すごいよね。


この立体花壇の密度の高さ。アルテルナンテラにインパチェンス、ブーゲンビリアにダリア!
すご~い!!!いや~、すごい技術だ。水やりとかどうしているんだろう???

おもわず、この植物、利用したあとどうするんだろ~?って考えてしまう。どこかのイベントみたいに、持ち帰り自由、なんて、ならないだろ~な~。でも、量も量だし再利用するとも思えない。ダリアの球根以外は…。


立派な樹々もたくさん。これはビャクシンの類でしょうか。とても伸びやかに育っています。健やかな樹々を見て歩くのはほんとに楽しい。古い木の支柱や手当の仕方を見てるだけでもおもしろいですね。

日本だったら…倒れると危ないからって、枝はすぐに切ってしまうから、ここまでの大木はなかなか見られませんよね~。

でも、こちらでは下の芝生もきれいに掃除されているところを見ると、大木になるまで育てても、普段からまめに管理しているから、本当に危ない枝にもすぐ目が届くのかもしれません…。


大木にツルが絡んでいます。フジ?それともノウゼンカズラ? いずれにせよいい感じ。赤いランタンに心もうきうき。まだまだお散歩、続きますよ~!

☆今日のちび庭気温:7~14℃ 今日はあったかかったですね。お天気もいいので、和田堀公園まで行ってきました。紅葉には、もうちょっとだったかなあ~。(^^;)

むしめずったり、むしめずらなかったり。

2009年11月20日 | 日記

ええ~、とりあえずかわいいアブチロンの写真を載せておきまして。





本日は、むし、の、おはなし。


虫がきらいな方は、とばしてね~。





秋はお野菜がおいしい季節。ちび庭庭主宅も、実家からた~いりょうのお野菜が届きました。ありがたやありがたや。ジャガイモサツマイモジネンジョに里芋はいうに及ばず。キャベツにターサイに春菊小松菜ダイコン…そして、アシタバ。


たいへん~。2人しかいないのに、たくさん食べないとお~!おわんない~!今日から毎日鍋だ~!


で。その日も鍋だった。


「むしがいる、むし!」と、つれ。


あ~、アブラムシたくさんいるよね。ん?いもむし?


こりゃ、アゲハの幼虫だあね。


「ど~すんの、ど~すんの」って、ぽいでしょう。


「すてるの?、すてるの?」って…すてないのかよぉ~。


「べつにそんなこといってないよ。で、ど~すんの~。」


って。な~によ~お。





かなりしおれたアシタバでも、一生懸命食べてます。滋賀のウツクシイ山里から宅急便で運ばれて1週間。この生命力。う~ん。


で、ちび庭のミツバを与えてみた。う~ん。しおれてもアシタバの方がいいらしい。明日スーパーで買ってくるか~。


で、買ってきてからはたと気づく。そーいや農薬が…。いかん、これを与えては、一発で死んでしまうっ。ムノウヤク野菜をさがさなくてはっ。と、イモムシがかじりかけたアシタバを取り上げ。


あ、そか。うちののーえんからパセリをもらってくればい~んだ!ムノウヤクって、大切なことだったんだなあ~。


う~ん、人間には平気でも、小さな虫にはほんとうに毒なんだなあ~って…そりゃーそーさ。そのためののーやくなんだもんな。


そおかあ~。いっつものーえんで出荷からはじかれた野菜を、重いし虫食いを取るのがめんどくさいからってもらってこなかったんだけど、これからは人間さまのためにも心してもらってくるようにしよう…。


たべてるたべてる。とりあえずちび庭産のセリは食べた。でも、あと葉っぱ3枚しかないから、ミツバ食べてちょ。


食べ物が尽きたアゲハのイモムシは、ようやくミツバを食べ出した。調べてみると、山椒などミカン科の植物を食べるのは緑のイモムシのナミアゲハ、うちにやってきたのはセリ科の植物を食草とするキアゲハらしい。


やってきたときはまだ黒くて。4令だったのかな。ようやくミツバを順調に食べ始めたと思っていたら…。ぱったりと止まって動かない。


ん?いよいよ脱皮?確かに頭の方が膨らんできている…。


それからの長かったこと。ネットで見ると、半日から1日眠ってから脱皮すると書いてあるんだけど~。もう2日目。ときおり、前足を持ち上げて踏ん張るんだけど…ちっとも脱皮する様子がない…(T T)


もしかして、ちょっとかじってしまったスーパーのアシタバが悪かった???それとも、もうじきが寒すぎて力がない?がんばれ~。


寒い台所においてるから、気を使ってお湯なんかわかして部屋を暖めてみたり。


そして。3日目。仕事から帰ってきたら、ようやく!脱皮しておりました~!


よかったよかった。心配したよお。


↓以下 写真あり。苦手な人はとばしてね。





でた~!って感じ。


しばらく体が固まるまで、じっとしておりました。


1時間後に見てみたら、脱いだ皮をちゃんと食べておりました。おおっ、リサイクルぅ~。とりあえず、よかっぱよかっぱ。


このあと、越冬ど~すんのかな~。あ~。


ちなみに、庭主、畑ではパセリやフェンネルから、ちび庭ではナツミカンの葉っぱから、アゲハイモは見つけ次第放り投げておりまする。ええ、もう、基準は「自分を害するものはぶん投げる」(でもつぶせない)。


ちなみに、のーえんのみなさまに「いまアゲハイモ飼ってるの。」って言ったら、「きゃ~っ!いやだわっ。もう、そんなの、1匹が30匹になっちゃうんだから~!私たち最近、もうムシ殺すの平気になっちゃったわよね~っ。」なんて返事が返ってまいりました。お野菜たちにとってはタノモシイかぎりですね。


それにしても、去年のアサリについてたちびかにピンノくんといい、この季節は珍客が来ることになってるのかしら~。


☆今日のちび庭気温:4~12℃ さぶいっ。ゆたんぽいれてもさぶいっ。さむくてねつけないっ。のに、あっという間に出勤時間。伝統的日本家屋は、ひえますにゃ~。日々着だるまになっとります。(^^;)