そんな訳で1台目は2ヶ月乗った訳だがその後あまり間を置かずに中古車を買う、しかしこの間の数台は前後が良く解らない、イスズのべレット1500、2代目のブルーバード、三菱コルト1500、シビック2代目、この辺りがどうもこの順番か覚えて居ないがおそらく4~5年の間で乗換えていた、もう少し空いているな、この中で印象に残っているのは三菱のコルト1500SSと言う奴、完璧な3BOXスタイルで色は暗緑色、コラムシプルタイプと言ったと思うが、ダッシュパネルに張り付くようにまっ平のハンドルが付いている、ハンドルスポークも鋼板を打抜いたレーシング風の物で通常ハンドルに着いているウィンカースイッチもホーンも付いて居ない、全てダッシュボウドに長めのレバースイッチになっている、フロアシフトは4段でクロスレシオ、しかし三菱自動車のエンジンはトルク重視で余り回転は上がらない、高速は今一だがスタートから70km/hまでは実に快適だ、御蔭で覆面パトカーが隣に居るのを気づかずシグナルダッシュで捕まってしまったのは買った当日だった。結構気に入っていたのだが田舎の海辺を走っていたら突然車の後部がジャンプして着地したら排気音が尋常でなくなった、急いで車を止めてみたらマフラードラムの直ぐ前で折れてしまい、それが路面に突き刺さり棒高跳びよろしく後部を跳ね上げたらしい、そのまま引きずるわけにも行かず取り外したのだがとても公道を走る事の出来る状態では無く、直近のガソリンスタンドに預かってもらい後から修理屋に引き取ってもらったまでは覚えているが手放したのは何時頃だったか?実はこの頃憧れていた車はホンダのスポーツS800、Sは500がスタートで此れは非常に短く直ぐに600に成った、かなりの人気車種で中古でも出回らず当然安くは無い、知り合いが乗っていて数回廻させてもらったがロードクリアランスは15Cm程度でまるで路上に座って運転する様な感覚だった、シートは硬く薄い、シフトは手首でチェンジできるようなショートストロークで実に気持ちの良い車だった、ハンドルの遊びも無く低重心でゴーカートの様な車だからスピード感が全く違う、欲しかったな、その後800ccになり馬力が88PHだったと思うがリッター100PHはこの頃は珍しかった、バイク屋の作ったエンジンなので高回転でレッドゾーンが7000回転くらいからだったと思う、確かウェイバーの2連を2個付けていたので実質1気筒1キャブだったと思う、今のS2000も魅力的だが程度の良いS800があれば乗って見たいのは変らない、子供を乗せる必要も無いので夫婦だけで乗るには良いのだが、余り女房殿は気に入らないみたいだな、