梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

強盗被害に二回遭う

2013-03-15 09:52:16 | 雑記
小用があってある女性に電話をしたら「又、1月に強盗に襲われた」と言う、“又”と言うのは彼女は10年位前に強盗に襲われて瀕死の重傷を負っているのだ、
私より8歳年上なので今73歳、最初の被害に有ったのは60代前半である、亭主は最初の事件より数年前に他界しているので借家の古い一軒家に1人住まいである、
30年以上前から「コンパニオンクラブ」を経営し、一方で小銭を貸している、小額なのだが年金頼りの年配者や賭け事の好きな商店主や職人が種銭を借りに来るらしい、
コンパニオンも大抵当日現金支払になるので必ず現金を百万程度身近に置いていた、
本人は重い持病があって車椅子の生活で「身体障害者二級」なので自分だけで出かける事は出来ないが借主の連中はこう言う所にはマメに面倒を見てくれる、市の介護も受けていて食事と掃除に一日置きに来ている。
この状況を知っている人間だろうと言う事は容易に想像が付くが最初の犯人は未だに捕まっていない、
最初の事件は当人の話からするとコンパニオンが全て帰って明日は病院に行かなければならないと思ったのだが妙に寝付かれない、どうも人の気配がする様な気がするが気のせいだろうとベッドに入ったのは多分2時頃、人の気配がしたようで上半身を起こした所を後から強打された」と言う、気が付いて110番を掛けたのは4時半近くだったらしい、「気を失っていたので電話を見つけるまでに時間が掛かったから4時頃気がついたんじゃないか」と言う事だった、
右側頭部頭蓋骨陥没骨折、しかし金はベッドのマットの下に置いていたので被害金額は小銭入れの数万円だけだった、
「現金が百万位ある事を知っているが財布の置き場所を知らないと言うのは借りに来る連中ではない、其処から出して又其処に入れているのを皆見ているから結構狭い範囲の奴」だと言っていたが警察では参考にしなかったらしい
暫くは左手と言語に障害が残ったが略全快し医者に「奇跡的な回復」だと言われたのだが、「危ないから息子と一緒に暮らしたらどうだ」と言って見たのだが「息子はそういってくれるがこんなヤクザな商売をする親とは住まない方が良いから」と断ったそうだ、
流石に同じ場所に住み続けるのは嫌だと其処から少し離れた所にまた古い一軒家を借りて同じ様な生活を始めたが10年程経って強盗に入られたと言う、
今度は早い時間帯で夕方の7時半頃、「お届けの荷物が有ります」と言うので扉を開けた途端ガムテープで口を塞がれてベッドに押さえつけられて両手と両足をガムテープで巻かれたと言う、「百万程度の現金があるだろう、」と言われたが実際は前回の事件後必要最小限にしたので20万程度しか持って居なかったらしい、「その財布の中身で全部だ」と言ったらそれ以上は言わず出て行ったという、「どうやって電話をした?」と聞いたら犯人が電話線を全て引きちぎり本人の携帯電話から電池を外して持ち去り、「暫く警察に連絡するんじゃ無いぞ」と言いながらガムテープは外してから逃げたらしい、隣の家までは5~60mは離れているが本人はまともに歩けない、どうしたか聞いたら「コンパニオンに持たせているプリペードの携帯電話が幾つも有って彼女達の着替えが入っている部屋においてあったのでそれで連絡したと言う、妙に優しい強盗も遭ったものだ、お陰でよかったのだが
「目隠しをされていなかったので帽子とサングラスにマスクをしていたが年恰好もわかるので警察に話したが“最近外人のこう言う事件が多いからその輩だろう”と全く頓珍漢の事を言ってる、又捕まらんじゃないか」と言っていた、
当時の事件も未だ時効では無いので警察で前の事件が出て来たらしく「二回強盗に遭うと言うのも実に珍しい」と言われたらしいが一緒に居た息子さんが「今度はちゃんと捕まえてくれよ!又襲われない様に」とかなり憤慨していたと言うがさも有り何と言う話だ