人畜無害の老害

老害と言う言葉をよく見る、
昨日は「老害を若い力で追い詰めた」とあって「此れからもどんどん老害を追い詰めて行こう」と言う様な論調で締めくくってあった、
内容としてはオリンピック委員会の森会長を２０代から３０代の女性がツイートで発言し瞬く間に広がり、無視できなくなって辞任に追い込まれたと言う事だが確かに政治の世界と大企業の中には隠居した方が良いと言う様な老人も多い、
森喜朗氏に関して言えば「百害あって一利なし」と言う印象でまさしく「老害」と言われても致し方ないと我々後期高齢者（未だもうちょっとある！）でも納得できる
しかし、「老害」と言う言葉は十把ひとっからげに「老人=有害」と言う様な印象がある、又実際一部の若者はそう言うニュアンスで言っているようだ、
とんでもない、中には政治家の様な有害老人も居るが殆どの老人は人畜無害なんだよ、
大体老人と言わないでもらいたい、精々「高齢な人」位にしてほしい、確かに現役世代に比べれば肉体的能力は衰えてきたとはいえ気分としては未だ未だ現役のつもりだ、
貴方達も間違いなく後数十年で「老人」になる、その時自分の子供世代から「役に立たなくなったボロ雑巾」の様に捨てられる事を考えても見るが良い、
間違いなく君たちが自分の親にする仕打ちは君たちの子供は参考にする、
我々の親世代は歳をとった親を子供が見るのは当たり前の事だったが現代社会は経済的に親を見られるほどの所得は期待できない、
それが分かるから親としても「子供に苦労を掛けられない」から厳しい生活に耐えている、どんどん減額された年金ではとても足りず低賃金のパートで何とか食い繋いでいる
その年金を更に減額して現役世代を助けろと政治に関わる者が発言する、本末転倒だ、最低限の生活が出来る位の年金は税金で補填しても支払うのが本道だ、
我々はそう説明されて所得の１割近くを３０年前後納めて来た、「年金制度は納めたもので現在の年金支出を支え、次の世代が次の年金受給を支える」と説明されたのに
「あなたの納めた分が払い超しになるのは８８歳ですね」と冷たく言われて減額されてきたのだ、
殆どの老人（高齢者）は人畜無害だ、まとめて「老人は害だ」と言わないでもらいたい、
但し、
政治家と言う商売は我々の税金をお手盛りで喰っている連中、どんどん変化する世界のスタンダードを理解できなくなった「有害老人」にはどんどん鉄槌を打ち下ろしていただきたい、
人畜無害で発言能力のない老人でも署名する位なら出来るぞ、