梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

天竜の山の上

2021-12-28 11:32:06 | 雑記
太陽光発電の地主さんに年末の挨拶に行く
この冬一番の寒気で北國街道は大雪、関ヶ原で新幹線は大遅れだが遠州は快晴、
それでも懐山は標高350m位で気温は3度しかない

晴れ渡った空に白い風花が舞う
少し早く着いたので周りをぶらつくと大きな棕櫚の木が有って埋もれる様に花が咲いていた

今年で4年が過ぎる、半分が寺の敷地なので檀家総会を開いて何とか許可を戴いて設置したのだが結果的には毎年檀家総会に現金が入る事をみんな喜んでくれている様だ、
残り半分の地主と無住の寺を管理している世話役に毎年挨拶に行くのだがそこそこの年齢なので失礼な話だが何時まで元気でいてくれるか気にはなるところではある
4年前檀家総会をやった時は70所帯弱だった筈だが「今は30数軒になった」らしい
「残っているのは年寄りばっかり」で歩いて30分位の所にあったバス停も廃路線になってしまったそうだ、
今は「何件か纏まるとバス会社がタクシーで迎えに来てくれる」そうだが生活必需品の運転免許も多くは返納し「若い連中は皆出て行ったが今更街に降りる気もない」と言うが悲壮感はない、
この寺には「おくない」と言う正月行事が有って県の無形文化財だが「継ぐ人間は居なくなって部落外の人の方が多いが何時まで続けられるか」と言うお二方はもう80歳の後半だ、
後十年もしたら此処も廃村になってしまうんだろうな、
冬晴れの山に日本の現在と未来が有る