ワゴンにした頃近くの海岸を潜って歩いた、飲み屋で知り合った連中は大体同年代で未だ子供が小学生以下の連中だった、家族サービスは全くしない連中だったが行きつけの飲み屋の親父が「連れて来い」と言って家族で来る様になり年末の餅つきから始まって家族ぐるみで海水浴に出掛ける事になり、その飲み屋の親父と二人で潜り始めたのがきっかけだった、最初は三浦半島の毘沙門、小さな姫さざえが少しとウニが取れたが殆ど何もにも無い、次は剣崎、ここも同じだった、面白くなって今度は2人(ママも来たので3人だが)真鶴に潜った、突端の長い階段を下りて夫婦岩の見える所で入った、汐が下げた状態で3m位でトコブシと小さなサザエが取れる、朝早くから入って8時頃飯を食っていたら本職の海女さんが左の岩海岸の方から上がって来た、なんと背中に自分と同じくらいの袋に入ったサザエを担いでいる、親父と顔を見合わせて居なくなった後入ってみたがどうやら棚が違うようだ、10m位有るのかな?と二人で話して「無理だな」と言う事になった、この年はここに何回か、翌年は伊豆に行こうと言う事になった、お盆休みで店も客が来ないので休み、テントをつんで伊豆を周ることにした、最初は稲取近くの菖蒲沢、今言ってみるとドライブインが並んだ小奇麗な入り江だったがその頃は全く何も無い所で未舗装の道を降りると荒地が有るだけの岩だらけの小さな入り江だった、ここはどうだったのだろう、恐らくサザエの小さなのとトコブシ位だったと思う、その日の内に下田を過ぎ石廊崎を廻って中木に降りた、車を港に止めて海岸に出るが「キャンプ禁止」だった、持って行ったゴムボートで潜る所を探して入り江の右手にある岩を廻ったら其処にゴロタだがきれいな浜がある、少しだが真水の落ちている沢も有ったのでキャンプ用品と金槌のママを乗せて浜に渡り、テントを張っておく。此処を拠点に断崖の下を潜る、此処は凄かった、大抵二人で潜っていると相手を確認するのに海面に顔をだしてシュノーケルの先端に巻いたテープを確認するのだが中木では水中の方が確認出来た、ボートを浮かべて覗き込むとまるで宙に浮いているかの様な透明度だ、しかし濁りの原因は殆どプランクトンだ、此れだけきれいだと獲物は全く居ない、1日潜って獲物は蛸だけだった、若干のシッタカと蛸で味噌汁を作り夕飯にする、ゴロタは背中が痛くあまりよく眠れなかったが別の意味で最高の思い出になった、翌日は西海岸を周り大瀬崎で昼とする、今でこそスキューバの名所だがこの頃は誰も居ない、砂浜で地元の子供や沼津辺りの家族連れが殆どだった、大瀬の半島を南に廻ると一抱えもある大石の海岸で波打ち際から10mもしないで急激に深くなるいわゆる」ドンブカ」海岸だが親父の指示でこの岩をひっくり返したらかなりの確立でトコブシが着いている、又3m位潜るとシッタカが着いている、海草がびっしりついた奴で他の海岸のシッタカより高さがある、此れを海水で似ると煮汁は真っ黒になるが結構旨い、しかし身は殻の半分位で割らないと食べられなかったな、最後に書いておくと必ず海岸には「磯物は全て漁業権によって守られています、採った者は警察に通報します」と書かれて居ました、本当に済みませんでした、
最新の画像[もっと見る]
-
混沌の世界で罪と罰は法制度ではどうにもなない、 4日前
-
企業献金温存とNIISA 6日前
-
熊が出た、電話とSNSでは大量に馬鹿が出た 1週間前
-
今日いち-2024年12月5日 1週間前
-
九品仏浄真寺は丁度真っ盛り 2週間前
-
九品仏浄真寺は丁度真っ盛り 2週間前
-
九品仏浄真寺は丁度真っ盛り 2週間前
-
九品仏浄真寺は丁度真っ盛り 2週間前
-
九品仏浄真寺は丁度真っ盛り 2週間前
-
九品仏浄真寺は丁度真っ盛り 2週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます