梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

カリフォルニアの山火事と東京大空襲と

2025-01-15 17:29:11 | 雑記
米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で2024年1月7日、複数の山火事が発生した。発生から1週間を迎えた14日時点でも消火活動は難航しており、地元当局によると、これまでに150平方キロメートル以上が焼失。少なくとも24人の命が奪われ、10万人弱が今も避難命令の対象となっている。
 火事が広がった地域のうち、火の勢いを抑えた面積の割合を示す「鎮圧率」は、甚大な被害が出ているイートン地区で33%、パシフィックパリセーズ地区で14%にとどまっている。安否不明者は多数とみられ、建物は1万棟以上が燃えた。火災の原因は明らかになっていない。
数日前に「まるでハルマゲドン」と言うコメントが載っていた
この地域は2000年から17回位以上大規模な山火事が起きているらしい、
今回の火災範囲が山手線内側面積の倍を上回ったと言う
東京の面積で焼失面積を表現し、焼失した家屋の写真を見るとつい昭和20年3月10日の東京大空襲を思い出してしまう、
「ハルマゲドン・世界最終戦争」の様だと言う
日本が敗戦する最終戦争だった、既に制空権を完全に失って数百機のB29に為す術もなく戦時下で食うや食わずの庶民の上に数万トンの焼夷弾が降り注ぎ、焼死した人数は10万人を超え、全都民の住む家は灰燼に帰した
カリフォルニアで未だ広がっている火災の被害者は100人を超えると言う、
自然災害である、被災者の苦しみや悲しみは変わりはない、因果応報などと言うつもりは毛頭ない
言いたいとしたらこの災害が落ち着いたらあの時あったことを少しでいいから思い出して「戦争を終わらせる為にやった正しい爆撃だ」と(原爆も含めて)言うアメリカの常識を一度立ち止まって考えてもらいたいのだ
戦争の被害を戦勝国に言い立てるのはまったく無意味だとは思う
しかし、これからも今も起きている戦争を考えるのに被災の現実からそれが自然ではなく人間が起こした加害行為だと言う事を少しでも考えてほしい
ウクライナでもロシアでも戦闘員以外の人々の命も生活も奪う行為を正当化する事は出来ないと言う事を改めて考えてほしいのだ
トランプ大統領の言う偉大なアメリカの本質はこういう事ではないと思いたい

暴論、これから日本は

2025-01-12 11:17:41 | 雑記
Make America Great Again(メイク アメリカ グレート アゲイン、MAGA、日本語訳:アメリカ合衆国を再び偉大な国にする)は、アメリカ合衆国の政治において用いられる選挙スローガン。1980年の大統領選挙においてロナルド・レーガンが使用したのが最初だそうだが今回の大統領選挙でトランプ候補が盛んに喧伝していた、
再び偉大な国にすると言うのは翻って言えば「現在のアメリカは偉大ではない」と言う事だ、
GDPも戦力も一国単位では世界最大ではあるが中国のGDPと戦力も遜色のない規模になっている、それに反米勢力であるロシアと北朝鮮を加えたら完全に超えてしまう
まあ、その為にNATOを筆頭に西側諸国の防衛費の増額を声高に叫んでいるのだがそれ以前に世界勢力としてアメリカのウエイトは低くなっている、
それは歴史と言う時間の流れで止むを得ない事だろう、永遠に一国が世界のリーダーであり続ける事はまず無理だろう
「昔は良かった」と言い出したらそれは老いたと言う事だ、老いた者が若い新進の者に「昔は自分は偉かった、もう一度尊敬させてやる」と言うのは時代の流れに逆らった老化現象の現われで言わば「老人呆け」、今風に言えば「老害」以外の何物でもないだろう、
トンデモ発言を連発しているがまああれは「ブラフ」だとは思う、実際に国家運営を始めたらかなりのトーンダウンは有るだろうが何しろ「本人ですら何をするか把握していないだろう」と言われるドナルド・トランプ氏、前の選挙に負けたら結果を認めず政府に乗り込んで選挙する様な輩の大将だ
本格的なポーカーゲームではジョーカーと言う万能カードは使わないがこのプレイヤーはディーラーを兼ねているのだからやたらにジョーカーを切る可能性がある、それも一回のゲームで何枚ものだ
日本は「あまり理不尽な事を言えば寝返るかもしれない」位のフラフカードを見せても良いんじゃないか、

東宝食品と言う会社と昭和の話

2025-01-07 14:35:05 | 昭和の頃
昭和の40年代の話
日比谷通りを新橋から皇居に向かい、日比谷公園の前を右折する
右手前の角は帝国ホテル、向かい側は日生劇場で有る
当時の帝国ホテルは2代目のフランク・ロイド・ライトの設計による荘厳な建物で今では岐阜の明治村にある、その後たてられた本館も今又建て替えの様だ
左手の大きな建物は日生劇場で背中合わせに有るのが東京宝塚ビル、
この辺りは殆どが東宝の建物でこのみゆき通りからは入れない一方通行だが晴海通り側から入ると左側に日比谷劇場、少し曲がったあと真っすぐなる一方通行路の左が有楽座、
外次が千代田劇場、右側のビル地下から3階が東京宝塚で4階がスカラ座、その上が東宝演芸場である
千代田劇場は東宝映画の封切館、スカラ・有楽・日比谷劇場は洋画専門である
恐らく配給映画によって決まっていたのだろうが良く解らない
千代田劇場を過ぎてみゆき通りを左に折れるとすぐに有るのがみゆき座で基本的にフランスとイタリアの映画が掛かる、
このビルの3階は芸術座、森光子の「女の一生」の記録的ロングランが掛かったのもこの劇場である
芸術座の立ち稽古場が有ったのが日比谷劇場からガードに向かう狭い路地にあった「インドネシア・ラヤ」と言うエスニックレストランの3・4階ですれ違う事も難しい様な階段を上がった所にあった
仕事の関係で3階の隅にあるインドネシア・ラヤのストッカーにアイスクリームを運び入れる事が月に何度かあったがこの階段では何人かの女優と鉢合わせをする事が有った、
一人は当時芸術座で掛かっていた「三人姉妹」と言う舞台(だと記憶しているが)に出ていた岡田茉莉子さん、勢いよく曲がったら正面から鉢合わせをしてしまった、(小さいな、が印象的だった)「すみません!」と謝ったが凄い顔で睨んで黙って降りて行ってしまった、
もう一人は中山千夏さんだが何に出ていたのかは覚えていない
ガード前を左に曲がると渡邊プロの入ったビルが有ってその一階にある中華料理屋にその後大ブレークした「ブルーコメッツ」の井上大輔、ダイチャンが働いていた
曲がらないでガードをくぐり左に曲がると正面の細い隙間から晴海通りを超えた有楽町のガード下に改札が見える、右側を圧して見えるのは今では無くなってしまった日劇の丸い建物、
路地のガード下に「カレーの後楽」と言う店が有って毎日朝50食限定で50円カレーを売っていた、
此れが実にうまかった記憶がある、今と違ってポークとビーフだけだったが当然これはポークで量も大したことは無いが昼飯は別にとるのでまあ10時のおやつだ
日立の職工から飛び込んだいわば水商売、昼でも夜でも「おはようございます!」と言う世界が楽しい時代だった、先の事なんかこれっぽちも考えていない若さならぬ馬鹿さである

ちょっと偉そうに言ってみました

2025-01-06 09:59:13 | 雑記
1. 『資本論』の主題と資本主義の終焉
マルクスは『資本論』において、資本主義の基本構造と矛盾を詳細に分析しました。特に以下の要点が、資本主義の終焉に関連します:
  • 剰余価値の搾取:資本主義は労働者を搾取することで利益を生み出すが、この構造が労働者階級の不満を高める要因となる。
  • 利潤率低下の傾向:資本主義の発展に伴い、資本の有機的構成が高まり、利潤率が低下する傾向があるとされる。この矛盾が経済危機を引き起こす。
  • 資本の集中と中央集権化:資本が少数に集中し、多くの人々が貧困化する結果、資本主義の基盤が不安定になる。
  • 労働者階級の革命:資本主義の矛盾が深まることで、労働者階級による革命が起こり、社会主義に移行する可能性を示唆。
マルクス自身は資本主義の終焉を予測したものの、その具体的なタイミングや形態については詳細に述べていません。『資本論』第1巻から第3巻にかけて、これらの分析を読み取ることができます。
マルクスは資本主義の終焉を予測していたと言われている
現在の資本主義は最後の社会主義に移行したソ連の崩壊で「正しい選択」と強硬な論からアメリカ発「新自由主義」と「新資本主義」が台頭して世界のトップ国力となったが
剰余価値の搾取から資本の集中と中央集権化は極端に進み、もはや資本主義の終焉を真直に迎えているのではないだろうか
資本経済自由主義の歪を如実に体現しているのが次期大統領のドナルド・トランプ氏だろう
彼は強いアメリカ、アメリカンドリームをもう一度と標榜しているのだが経済にも戦力にもリーダーであった「アメリカの世紀」は21世紀に入って徐々に弱体化し、更に自由経済主義の様々な歪が台頭してきた
個人の自由、欲をすべて認めた自由を突き詰めれば社会は混沌に向かう
自由の対語は不自由であり一部の個人が多くの個人の自由を搾取する事を野放しに認めると言う事は社会秩序の崩壊を意味し混沌の社会を現出する
トランプ大統領は「強いアメリカ・アメリカンドリームの再現」ではなく「アメリカの世紀の幕引き」を担う大統領になるのではないか
※偉そうに!

謹んで新年のお慶び申し上げます

2025-01-04 11:16:19 | 雑記
2025年の年が明けた、和暦より西暦の方が分かりやすくなったのはいつ頃からか、。
昭和天皇の崩御のあと、平成と年号が変わった後、永い皇室暦の中で久しぶりに生前退位となって令和と変った頃からか、
兎に角平成が何年間あったか覚えていない事がすべての始まりだ、
“全て”って何の始まりだと言われても困るが要するに今令和何年かが思い出せない、
それは兎も角無事年を越したのでおめでたい、
年末や、越すに越されず、越されずに越すと言う狂歌が有ったがまあほっといても正月は来る、
子供の頃はお年玉が楽しみで、子供が出来てからはお年玉が恐ろしくて、それでも喜ぶ孫子の顔が楽しかったが
当節正月に顔を出す孫も最後の一人になった、
来年は大学に行く、正月では無いが年末に顔を見せたのでお年玉とクリスマスを纏めてあげて、別に合格祝いも渡して置いた
その孫から「爺・婆に」と夫婦茶碗ならぬ夫婦マグを貰った

夫婦で珈琲が好きな事を覚えていたらしい、
爺の方は珈琲ではなく晩酌用におろして焼酎を飲むことにした
元日、毎年詣でている大森天神に初詣に行く、

正面の階段は胸突きで何時迄此処から詣でられるか、手摺に頼りながら今年は無事詣でる事が出来た、
(今年は大吉を引くぞ)と心に誓って本当に大吉を引き当てた

この天神様ではこれで2度目の大吉だ、相性がいいらしい
何はともあれ今年も平安無事でありますように、世界から戦争が無くなります様に、
皆が平等に平和に、其れだけで充分です