波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「全ての学校の9月入学移行」を訴える高校生を応援したい~混乱の中だからこそ・・・

2020-05-02 00:24:32 | 最近考えること
今は、簡単に「オンライン署名サイト」を立ち上げることが出来、賛同する人も気軽に署名が出来る時代ですね。
有名なのは、「#Ku Too」でしょうか・・・

「職場で女性にハイヒール着用を義務づけることは許容されるべきではない」ことの賛同の署名を募ったもので、
かなり話題となり去年の流行語大賞にもノミネートされました。

その後どうなったのかは知りませんが、私も確かに「もっともな意見だ」と思ったことを覚えていますし、
そのことをきっかけに実際にハイヒールを履かない人が増えて、自然と変わっていくような気がしています。

そして今、大阪の二人の高校3年生が始めた「署名サイト」が、現時点で22,000人の署名を集めています。
それは、現在ほとんどの学校がストップする中で「日本の全ての学校の9月入学への移行」を訴えるものです。

息子がそのサイトの存在を知り即座に署名をしたことで、私も興味を持ち色々と考えた上で同様に署名しました。

そのサイトでは、入学時期を9月に変更することで得られる利点として、以下の4点を挙げています。
「教育の機会均等」、「入試の混乱抑制」、「海外留学の促進」、「かけがえのない学校生活を取り返せる」・・・

面白いもので、当サイトが盛り上がり知名度が上がって来ると、今度は「9月入学反対署名サイト」が立ち上がり、
現時点で、1,600人の署名を集めています。

9月入学に反対する理由としては、以下の4点を挙げています。
「受験時期が変更となることの不安」、「変更に伴う労力」、「9月以降も収束しない可能性」、「学費の負担」・・・

物事は何でも賛成意見があれば反対意見もあり、どっちが良い悪いではなく両方の意見があって当然・・・
何事もメリットとデメリットがあり、それをそれぞれの立場で提示することによって、皆が考えるんですよね。

もう8年ほど前になりますが、東大が9月入学を推進しようとしたことがあり、その時は残念ながら頓挫しました。

グローバル化している時代に、海外の主要な国と入学・卒業の時期が違っているのはデメリットの方が大きい。
9月入学だと、海外に留学する学生も、海外から日本に留学する外国人も増えて、海外交流も促進できる・・・

何となく覚えているのが確かにメリットの方が多いけれども、一斉に変えるとなると相当社会が混乱するので、
そこまでして急いでやるべきではないのでは・・・当時は、そのような空気が漂っていたように思います。

それを考えると、この混乱している時に敢えて混乱することをやるのはどうか・・・という意見も確かにあります。
それでも混乱している今だからこそ、思い切って社会を変革する良いチャンスなのではないかと・・・

休校中の息子の学校もGW明けからついにオンライン授業が始まりますが、1学期の行事は全て中止となります。
学校の行事って、人それぞれその学年での大きな思い出で、1回位なくてもいいだろうというものでもない・・・

入学が延びることによって、学費が余分にかかり一時的に入学する生徒の数も増えるなどの問題も生じますが、
それは学費免除や、9月入学する対象の誕生月を段階的にずらして数年単位で移行していけばよいのでは・・・

例えば、今年の9月入学は3月生まれまでの人、来年の入学は4月~4月まで、再来年は5月~5月まで・・・、
最後は8月~8月までと6年かけて移行していけば入学する学生の数を平準化できるのではないかと・・・

それ以外にもまだまだ色々と課題はありそうですが、知恵を出して6年の移行スケジュールで進めていけば、
大きな混乱もなくスムーズに移行できるのでは・・・

実際に9月入学への移行が実現できるかどうかは分かりませんが、
コロナに振り回されたことをきっかけに、せめて一つの大きな社会変革をやり遂げてレガシーに出来れば・・・


2020年5月1日

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父親の書く息子の「カナダ留学記Vol.2」~岡江久美子さんを偲びつつ・・・

2020-04-25 00:13:09 | 息子の成長
昨日、岡江久美子さんが突然新型肺炎で亡くなられました。すごく悲しいです。
正直、ブログを書くのも気が重いのですが、今回は息子からヒアリングした「カナダ留学記」の続きです。

3週間の集合研修を終えた日本人留学生31名は、その後バスで2泊3日の米国ツアーに・・・
ナイアガラ・フォールズのクルーズ船でずぶ濡れになってワアワア楽しそうに騒いでいる動画が送られてきました。

そして、ツアーが終わると、各自その後の長期間の受け入れ先となるホストファミリー宅に散らばって行きました。
息子のホストファミリーは、白人の母子家庭で、ホストマザーはイギリス人のファイナンシャルプランナー・・・

ホストシスターは2歳年下で、息子には本当の家族にはない、母親と妹という特別な新しい家族となりました。
それに犬と猫が一匹ずつ・・・

二人とも優しい性格で、息子に最初に印象を訊いた時は「大当たり」と言って来たほど、相性が良かったようです。
着いた初日には近くの湖に泳ぎに行ったり、その後も一緒にバドミントンをしに行ったり、ボードゲームをしたり・・・

カナダの学校はセカンダリースクールという中高一貫校で、前期・後期で各自が好きな科目を4科目選択します。
科目の選択は各自に任されていて、毎日1科目90分ずつの授業が行われる・・・日本の大学と同じですね。

息子の科目選択は、前期は「英語・数学・理科・体育」で、後期は「英語・世界史・体育・自習」・・・

「自習」という科目があることに驚きましたが、90分間何をやってもよく、息子は宿題の時間に充てていたようです。
結局、後期は新型コロナウイルスの休校のため、実質1か月くらいで終わってしまいましたが・・・

ホームクラスがないため、現地の人と友達になるのもそう簡単ではないようですが、
そこで力を発揮したのが研修時のホストマザーに買ってもらったバスケ選手「カワイ・レナード」のTシャツ・・・

そのTシャツで学校に行くと、色々な人から「ヘイ、カワーイ!」と声をかけられ、話すきっかけになったようです。
また、息子は服装を人と合わせない習性があり、バスケで着替えるのが面倒で、ショートパンツにハイソックス・・・

そのスタイルに「カワイ・レナード」のTシャツというのが現地では目立って、それが皆の気を引いたのだとか・・・

因みに、雪が降り積もる真冬にそのスタイルにコートを着て学校まで歩いていたら、車で通りかかった人から、
「ヘイ、これ履きな・・・」とズボンを貰ったようです・・・お金のない人と思われた?それより何より寒いでしょ!

部活はシーズン毎に行われていて、息子がカナダに留学した最大の目的が「バスケ」だったので、
11月から始まるバスケ部の準備も兼ねて、最初の2か月は昼休みなどに勝手にバスケをやっていたようです。

勝手にバスケをやっている内に、バスケ部やバスケ好きの人と試合をやるようになり、友達が増えていったよう・・・
そして、以前ブログにも書きましたが、11月に行われたトライアウトを突破し、念願のバスケ部に入部しました。

約30名の中から7名の主要メンバーに選ばれ、交代要員も含め最終的には10数名の部員となったようですが、
バスケ部に入れたことで留学生活も充実し、今でも留学で何が一番楽しかったかと訊くと「バスケ」・・・

留学の最大の目的だった「バスケ」が、最大に楽しかったのであればこれ以上言うことなし・・・
そして、バスケ部で知り合ったベトナム人留学生の「リー」とは親友になったようで、今でも彼の話をよくします。

息子の学校は規模が大きくて留学生も多く、10名の日本人以外にも外国人留学生は約30名ほど・・・
国籍は、ベトナム、タイ、フランス、スイス、イギリス、スウェーデンなど様々・・・

また、移民特にイスラム系の学生も多く、その一人のシリア人の気の短さと粗さにはほとほと呆れたようで、
「だから中東は争いばかりして仲が悪いんだよ」・・・とあながち間違いでもなさそうな決めつけをしています。

黒人と白人のホストファミリーに、現地の学生や先生、色々な国からの留学生や移民・・・
この多様な人々との出会いと交流が、これからの息子の人生にどう関係していくのかが楽しみです。

最後に、岡江久美子さんどうか安らかに・・・

2020年4月24日


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息子の「カナダ留学記Vol.1」を代わりに書いてみました~こういう時だからこそ旅行気分で

2020-04-18 00:00:04 | 息子の成長
「緊急事態宣言」がついに全国に拡大されました。
都市をロックダウンしている国のメディアからは、日本の対応は「生ぬるい」だの「遅い」だのと批判もありますが、
ギリギリのところで持ちこたえていて爆発的な感染を防いでいるのは事実・・・

日本の自粛要請という一見ソフトな対応は、日本人一人ひとりが自己管理できる力を問われている気がします。
上からの強制ではなく、各自がそれぞれの立場で何が大事かを考えてこの事態を収束させることが出来れば、
最終的には日本モデルの危機管理対応として高く評価されるのでは・・・とも感じています。

そして、こういう時だからこそ旅行気分で、息子からヒアリングした「カナダ留学記」を書いてみようと思います。

8月5日、同じ団体で同地域に留学する31名(女子25名、男子6名)がトロントのピアソン国際空港に降り立つ。
最近は、どの留学団体でもどの国への留学でも女子の方が多いのが特徴・・・女性の時代の象徴ですね。

空港に到着後、3週間の研修を受ける学校にバスで移動し、各自ホストファミリーお迎えの車で各家庭に・・・
大勢のファミリーが、自分の名前を書いた紙を掲げて出迎えてくれるのは、なんて素敵な光景なんだろう。

息子のホストファミリーは、両親と19歳のホストシスターの黒人家族で、それ以外には犬が一匹・・・
ホストファーザーはカナダ人ですが、ホストマザーはスイス人でフリーのインテリアデザイナー・・・

ホストシスターは大学生で、ホストファーザーは毎日夜遅く、仕事は何をやっていたか覚えていないとのこと・・・
最初は慣れない環境で、英語を聞くのも話すのも必死なので、覚えていない気持ちもよく分かります。

敬虔なクリスチャンの家庭で、毎週欠かさず水曜日の夜と日曜日の朝は教会に連れていかれることに・・・

ある日は特別なミサだったようで、結構遠くの教会まで行き、夜7時から夜中12時くらいまで礼拝が行われ、
まだ英語に慣れない息子にとっては地獄だったよう・・・教会を地獄と表現するのもなんですが・・・

飼っていた犬は、茶色のヨークシャー・テリアで、フサフサ毛にクリッとした目がたまらなく可愛い子犬で、
お互いにバスケ好きのホストファーザーとバスケの話をしながら犬の散歩をしたのが良い思い出・・・

平日は、路線バスで学校まで通い、ESLクラスで一日中英語漬けの毎日・・・さぞ大変だったろうと思いきや、
一緒に行った日本人31人だけのクラスのため、日本の学校の一つのクラスがそのまま出現したような感じで、
和気あいあいとして楽しかった様子・・・そこで仲良くなって今でもSNSでやりとりをしている人も結構います。

とにかく現地でバスケを存分にやりたかった息子は、放課後はホストファミリーの近くにあるバスケコートに通い、
ひたすらシュート練習に励みつつ、他に人が来るとすぐに打ち解けて3人制バスケ「3on3」を楽しんだようです。

研修期間も終わり、正式な学校とホストファミリーのいる場所に移る前には、ホストマザーがTシャツを買ってくれ、
食べたいものをお腹いっぱい食べさせてくれたようです。

その時に本人の希望で買ってもらったTシャツが、留学直前に米国のMBAで初優勝したカナダ唯一のチーム、
「トロント・ラプターズ」の中心選手でMVPも獲得した「カワイ・レナード」の柄が入ったもの・・・

そして、そのTシャツが、新しい学校でもすんなりとクラスに溶け込めた貴重なツールになったようです。
正式な学校に移ってからは第二弾ということで・・・次に続く。次回をお楽しみに・・・

2020年4月17日


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息子の「2週間の自宅待機」と私の「1か月の在宅勤務」~これってやっぱり普通じゃない

2020-04-10 23:54:31 | 最近の出来事
今週は、政府から私の住む地域も仕事をする地域も含めて「緊急事態宣言」が出され、
私の会社も対象地域のオフィスは全て閉鎖、社員は原則的に全員出勤停止の在宅勤務となりました。

どうしても出勤する必要がある場合は、会社に申請して許可を取り、しかも公共交通機関での出社は禁止・・・
何と窮屈なものかと思いますが、今はそれ位しないと簡単に収束させることは難しい・・・

そして、カナダから帰国後、2週間の自宅待機期間を送っている息子と二人で自宅に籠りっきりの週となりました。
明日で待機期間の終わる息子は、やっと持て余していたエネルギーを発散することが出来るようになります。

自宅待機とは言え、さすがにずっと家に籠っているのも難しい年頃でもあり、毎日夕方暗くなってから、
ジョギングも兼ねてこそこそと出かけ、誰もいなくなった公園で一人バスケをして汗を流していました。

出かける時はエレベーターも使わず、こっそり行ってこっそり帰ってくる、まるで隠密暮らしのようでしたので、
明日からは堂々と出かけることができ、やっと会いたかった友人(彼女?)とも会うことが出来るようになります。

息子が帰ってから、元々彼の陣地でもあったソファー周辺はあっという間に占領され、元通りの散らかりように・・・
そして、ピアノやギターが置いてある部屋は専用のスタジオとなり、一日中楽器の演奏と歌声が響いていました。

半日在宅勤務から終日在宅勤務となった私は、仕事中は爆音に近い息子の演奏と歌をBGM(?)に、
一日座りっぱなしのPC作業で、背骨や肋骨の痛みも強くなってくるため、立ったり、ストレッチしたり・・・

それでも慣れない一日中の在宅勤務にどっと疲れ、息子のいない隙にソファーに横になるとそのまま爆睡し、
気がついたら1時間近くも経っていて「いかんいかん・・・」と仕事に戻る日々・・・

在宅勤務を始めた頃は、「これこそ近未来の働き方だ」と時代の先取り感もあってワクワクしたものですが、
やはり人間は休みでも仕事でも一日中家にいるのは、身体的にも精神的にも決していいものではない。

しかも、在宅勤務は始まりも終わりも休憩もあいまいで、オンとオフの切り替えが難しく、メリハリがつけにくい・・・
仕事をする場所を考えて、家の中でオンオフの空間の工夫するなど自分でメリハリをつける必要がありそうです。

まだまだ終日在宅勤務も始まったばかりで、少なくとも1か月は続きます。場合によってはそれ以上も・・・
来週からは、家の中の色々な場所でやってみて、自分にとって一番集中して落ち着ける場所を探してみます。

息子も、2週間の待機期間が明けても学校が始まるのは5月6日で、まだ1か月の長い休みが続きます。
やっと待機期間が明けても、自由度の少ない外出自粛期間となり、まだまだ通常の生活には戻れない・・・

これは我が家に限ったことではなく、多かれ少なれ日本全国、また世界全体の共通の課題でもあり。
ところで、こういう不自由な生活になってみて突然思い出したのが、私が子供の頃の母親の日常・・・

朝、家族を送り出して掃除や洗濯をしたら、お弁当を持って近くの工場に行って顔なじみとワイワイと楽しく働き、
帰ったら内職をして、そうこうしている内に子供たちが帰ってきて、夕飯を作って、父親が帰ってきて・・・

そして、毎日ではないものの夕飯を食べた後にママさんバレーに行って・・・

今思い返すと、ずっと何らか働いていた母親ですが、こういう自由に働きながら楽しむ生活が出来ていたことが、
一番幸せだったような気がします。

今は緊急事態で仕方ありませんが、「働く」「生活する」「楽しむ」ということを考え直す機会にしたいものですね。

2020年4月10日


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息子が無事に「カナダから帰国」~この8ヶ月がすっ飛んでまるで一夜の夢のよう・・・

2020-04-03 23:58:26 | 嬉しい出来事
先週の土曜日の夜、留学が中断となった息子が8か月ぶりにカナダから帰国しました。
今は自宅待機中ですが、これだけ世界中が鎖国状態になると、とりあえず今無事に家にいることが何より・・・

エア・カナダが翌日からのトロント-羽田間の運航を停止したため、結局ギリギリ最終便での帰国となりました。

当日は16:55到着予定で、17時頃から2時間近くもずっと待っていましたが、なかなか出て来ないため、
体調が悪いのだろうか、まさか今話題のPCR検査でも受けさせられているのだろうか・・・と心配していたら、
「俺、今空港の出口にいるんだけど、どこにいるの?」と息子からの電話・・・

何で自分の息子を見落としたんだろう・・・もしかして8ヶ月でかなり風貌が変わったのだろうかと思っていると、
やっと会えた息子は、ブルーのパーカーのフードを頭からどっぷりと被り、まるで車に乗り込む逮捕者のよう・・・

☆「こっちは出てくる人を顔で見分けてるんだから、フード被ってたら見分けつかないよ・・・」
★「だって、なんか寒いしこの方が気持ちいいから・・・」

再会した息子との最初の会話がこれ・・・8ヶ月ぶりなのに何でこんなに普通の会話なんだ・・・?
「お帰り!色々と大変だったね」などと言おうかと思っていた段取りは一気に崩れ、それからはもう日常会話・・・

そして、フードを外させた息子の顔は旅立つ時のままで、背も少し伸びたくらいで変わらず、太ってもなく、
拍子抜けするくらい8ヶ月前のまま・・・

見た目が変わっていないとこの8か月間がまるで嘘のようで、やはり部活の合宿から戻って来た感じ・・・
旅立ってからしばらくは部活の合宿に行ったような感覚でしたが、帰って来た時も全く同じ感覚でした。

やはり家族というのは意識で繋がっているのか、離れていても一緒のような不思議な感覚なのだなあと思います。

その後、公共交通機関を避けて二人ともマスクをしてタクシーで帰りましたが、車中ではずっと喋りっぱなし・・・
家に着いたのは20時くらいでしたが、その後も寝るまでずっと喋りっぱなし・・・

日曜日だった翌日もずっと喋りっぱなしで、翌々日の月曜日も私が朝家を出るまで喋りっぱなし・・・
お互いに8ヶ月間の空白を必死で埋めるように喋り尽くしました。

「俺、カナダに行ってたんだよね?」「なんか夢みたいなんだけど・・・」
息子もすっかり部活合宿からの帰宅気分で、一気に日常に戻ったようです。

あれから1週間経ちましたが、息子はまだ自宅待機中で、私も今は午後は毎日在宅勤務のため、
帰国後は二人でずっと長い休日を過ごしているような感じです。

それにしても、帰国が決まった時点ではまだ感染者が少なかったカナダも、今はもう10000人を超えました。
現地の新学期開始予定も5月まで延びていて、外出自粛要請もあり、帰国前も2週間ずっと家にいたようです。

万が一残ることが出来たとしても自宅待機状態では意味がなく、悪化する状態に心配が募るだけなので、
こうやって無事に帰国できて良かったとつくづく感じています。

そして、紆余曲折の留学体験となりましたが、息子にとっては8か月間の貴重な経験は何物にも代えがたく、
これからの人生に大きな影響を及ぼすのだろうと思います。

留学中の面白い出来事を書きたくてうずうずしますが、それはまた改めて・・・
今は、早くごく当たり前の生活に戻れることを願いつつ、また息子との日常を楽しんでいこうと思います。

2020年4月3日


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「どんなことがあっても諦めない」と強く感じたこの春~「川嶋あい」の卒業ライブを観て

2020-03-27 23:53:40 | 音楽とピアノ
この春は、小池東京都知事の緊急会見もありましたが、首都圏ではとても桜を楽しむどころではなくなりました。

ただ桜なら来年でも再来年でもまた楽しむことが出来ますが、残念だったのは突然卒業式が簡素化されたり、
場合によっては中止になったりしたこと・・・

ニュースでは、全国で行われたイレギュラーな卒業式の模様や中止となった卒業式などが取り上げられましたが、
一番心に残ったのが、「長野県中野市立倭(やまと)小学校」で行われた「川嶋あい」のサプライズ卒業ライブ・・・

この3月で119年の歴史に幕を閉じた同校最後の卒業式とは切り離して、何とか実現できたセレモニーでした。

「川嶋あい」は「I WiSH」という男女二人組のユニットでデビューし、デビュー曲の「明日への扉」がヒットしました。
私も大好きな曲で、当時息子がアッピアのお腹の中にいる頃に流行り、人生で一番穏やかだった日々と共に、
透き通った歌声とこの曲の醸し出す何とも言えない心地よさに聴き入っていたことを思い出します。

「ありきたりの言葉 あなたに言うよ 『これからもずっと一緒だよね・・・』」

この歌詞が妙に当時の心境に合って心に響いたのですが、今となってはちょっと恥ずかしいような感覚・・・
しかもアッピアはもういないし・・・

それはさておき、シンガーソングライターの彼女は、阪神大震災で被災した中学校で卒業ライブを行ってから、
14年間に亘り毎年1校限定でサプライズライブを続けてきました。

今年は、閉校が決まっていた同校の先生が熱望したことで、サプライズライブが行われる予定だったのですが、
新型肺炎の影響のため学校の判断で中止となりました。

ただ依頼した先生はどうしても諦めきれず、後日校庭で関係者のみで簡素に行うということで学校の許可を取り、
彼女もそれに応じて何とか実現することが出来ました。

歌われたのは卒業ソングとして定番の「旅立ちの日に・・・」
この曲は「明日への扉」の原曲で、彼女が中学時代に卒業を迎えるに当たり創った曲です。

後に同じメロディーで歌詞を差し替えた「明日への扉」が大ヒットし、時が経ちソロになってから発売したこの曲が、
卒業ソングとしてじわじわと人気が出て、今では卒業ソングの定番の一曲となりました。

彼女の人生は本当に波乱万丈で、父親が行方不明で母親は出産後体調を崩したため乳児院で育てられます。
3歳の時に母親が他界し、その後児童養護施設を経て、建設会社を経営する家庭の養女となりましたが、
さらに、10歳の時に養父を、16歳の時に養母を亡くします。

15歳から歌手を目指していた彼女は、1000回を目標に行っていた路上ライブを不屈の精神でやり続けます。
その間にはもう「I WiSH」としてデビューを果たしていたものの、テレビにもほとんど出ることもなく路上ライブを続け、ソロとなった直後についに1000回の目標を達成することになりました。

今は私財を投じて、自分と同じような境遇の子供たちのために貧しい国に児童養護施設や、
学校建設の支援を行っています。

人柄も歌手という雰囲気ではなくどちらかと言うと地味な目立たない人ですが、決して商業ベースには乗らず、
自身の体験から来る信念に基づいて、決めたことは必ずやり抜くその信念を貫く生き方がカッコイイ・・・

「そういう彼女の生き方が少しでも子供たちの心に響いてほしい」という依頼した先生の思いと、
「ずっと続けてきた卒業ライブを、この状況下でも何とかやりたい」という彼女の思いとで実現できた卒業ライブ・・・

閉校となる小学校を卒業する11人の生徒だけでなく、「どんなことがあっても諦めない」という思いを、
私にも届けてくれた卒業ライブでした。

2020年3月27日


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突然「留学プログラム中止で強制帰国」することに~覚悟はしていたものの複雑な心境・・・

2020-03-19 23:52:01 | 悲しい出来事
今週は、東京で観測史上最速の桜の開花。その4日後に横浜でも開花し、これから次々と開花していきますね。
LINEの画面にも桜が舞っている・・・
ただこれほど桜のニュースを聞いても気持ちが一向に浮かない春というのは、たぶん初めてかも・・・

現在息子の学校では、中3生のほとんどが参加する春休みを利用した2週間のオーストラリア研修を始め、
春休み中の全ての海外研修行事が中止になりました。

そして、今週は留学中の生徒11人の在籍するR組の保護者間LINEが連日深夜まで飛び交いました。

ちょうど今週を前後して春休みに入ると同時に、春休み期間延長の実質的な休校措置を取る国や州が多く、
春休みのツアーが中止になったとか、どこにも行けずお店も閉まってる、帰国後は2週間自宅待機になるかも・・・

最初はそのようなやり取りだったのですが、欧米でのウイルスの凄まじい勢いに1週間でまさかの急展開・・・

団体からは特にまだ今後のお知らせがないけど・・・などのやり取りしている最中に、
ある団体は突然HPで「全プログラム中止」が発表され、「えー!」と驚いている内に、メールでも中止の連絡が・・・

米国に留学している人が圧倒的に多く、米国の場合は感染者の多い州から順次帰国となるようです。
また、ドイツに留学中の家庭にも「プログラム中止で強制帰国」のメールが飛び込み、またもや「えー!」・・・

別の団体は、現時点で中止ではないものの「早期帰国を希望する人は自腹で」とのこと・・・
そして、また別の団体で留学する家庭にも「全プログラム中止で強制帰国」のメールが・・・

文部科学省が推奨する高校生の留学団体は5団体あり、ほとんどがそのいずれかから留学しているのですが、
次々にプログラム中止のアナウンスが・・・

当然、息子の団体からも手紙とメールが届きましたが、その内容は・・・
「原則中止を決定。尚、この状況下でも継続を強く希望する場合は、現地の受け入れ団体とホストファミリーの
同意が得られ、現在保持している帰国便が使えなくなった場合は、航空券の新規購入が条件」・・・とのこと

息子からは「俺は残ることを強く希望する」「今、日本よりもカナダの方が安全だという長文メールを出した」と・・・
何はともあれ、自分の思いを伝えるための猛アピールは息子の得意分野・・・

私としても、日本とカナダの感染者・死亡者の数に人口密度を考えると、現時点では日本の方がリスクが高く、
帰国予定の6月末時点ではどうなっているかは分からないけれど、やっぱり予定期間は全うしたい・・・

ホストファミリーや現地の受け入れ団体からも了解を得て、「継続希望」の連絡を入れ返事を待っていましたが、
今日、ついに留学団体から悲しいお知らせが・・・

「継続希望の連絡をいただいていたので何とかその方向で進めていたのですが、現地の受け入れ団体が、
今日『受け入れプログラム中止』と『全員帰国』を決断しました。本当に申し訳ありません。」

オオマイガー!万事休す!・・・と言って、こればかりは嘆いてもどうしようもありません。
残り3ヶ月を残して息子の留学は突然ブチ切れとなりました。

約8ヶ月ぶりに息子に会える嬉しさと留学期間を全うできなかった悔しさとで、なんとも複雑な心境・・・
それでも、冬出発で1月~2月に留学したばかりの人や、この夏に出発を予定している(していた)人もいる。

今は、世界中の多くの人が多かれ少なかれ被害を受け、辛い思いをしている人も大勢いる中で、
考えないといけないのは、積み残した3か月よりも収穫した8ヶ月への感謝・・・

最初は毒づいていた息子も、今はホストファミリーに何を残していこうか、お土産を何にしようかなどと考え始め、
相変わらずの気持ちの切り替えの速さにホッとしています。

2020年3月19日


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「パンデミック宣言」「9年目の3.11」「聖火採火式」~今週は考えることがあり過ぎて

2020-03-13 23:49:20 | 最近考えること
「みすず」さん、二つの記事にコメントをいただき有難うございました。
アッピアの闘病中から訪れていただいているとのこと、本当に有難いです。これからもよろしくお願いいたします。

コメントにもありましたが、今世界中が試されている、そして、日本はどうするのかを問われている気がします。

2週間前に「日本は全国の小中高校が春休みまで休校になって大変な状態になった」と息子にLINEしたら、
「こっちは全然影響ないけど大雪で2日間休校になった(笑)」とのんきな返事が来ました。

それが、今朝届いた息子からのLINEには「コロナまじでやばくなった」と・・・
息子の住むオンタリオ州は来週から1週間春休みなのですが、休みが2週間に延長されたようです。

私は、やはりカナダの感染状況が気になるので、毎日感染者数をチェックしていましたが、
1週間前までは60人程度だったのが、今日の時点では118人と一気に倍増していました。

カナダはトルドー首相夫人の感染が判明し、本人も2週間の自宅隔離になることが今日ニュースになりました。
息子のいる地域と、オンタリオ湖を挟んで隣り合う米国のニューヨーク州でも非常事態宣言が出されています。

息子によると、同じ留学機関からフランスに留学している学生は今回の件で強制帰国となったようです。
ヨーロッパの感染拡大は凄まじく、イタリアの影響を受けてフランスの感染者ももう3000人を突破しそうです。

そうした中、WHOがやっと「パンデミック(世界的大流行)」宣言を出しました。
本来、世界の危険性評価を「非常に高い」に引き上げた2月28日の時点で、もう「パンデミック」でしょう・・・

習近平が発生地の武漢入りし、収束に向かっていると宣言してから準備されたような「パンデミック」宣言・・・
中国政府の隠蔽や面子のせいで、どれだけ多くの人が亡くなり世界を混乱に陥れたか・・・私は決して忘れない。

ところで、2日前はこの影響で追悼式典も中止された「9年目の3.11」でした。
その関係で被災地のその後の様々な報道がされましたが、一番心に残ったのは42歳の農業を営む男性・・・

彼は、津波で奥さんと3人のあどけない子供を亡くしました。
自らが泥だらけの家族の遺体を見つけ出し、土や泥を取り除いた話はとても涙なしには聞けませんでした。

その上、トマトときゅうりを育てていたハウスが全壊し、再建のために2億円の負債を背負うことに・・・
「どうやって死のうか」を毎日考えていた失意と絶望の彼を救ったのが、同じく被災した地域の農業仲間・・・

自宅に閉じこもる彼を引っ張り出し、一緒に会社を創ろうと持ち掛け農業法人を立ち上げました。
その後事業は順調にいき、社員・スタッフが60人を超えて宮城県内でも有数の農業法人にまで成長・・・

ところが、やっと負債を減らす目途もついてきた矢先に、昨年の台風19号でまたハウスが濁流に飲み込まれ、
収穫を間近に控えていたトマトは全滅し、さらに1億円の負債を抱え込むことに・・・

そしてやっとハウスを再再建し、この6月には台風で壊滅した畑で再び収穫が出来る予定のようです。
また、その間に再婚した新しい奥さんとの間に、今月初めての子供が誕生したようです。

そんな彼を、「なんて強い人なんだ」と思うかもしれませんが、彼は言います。
「僕は自ら立ち上がってきたとは思っていない。色々な人に支えられたからここまで頑張って来られたんです。」
「これからも色んな人に支えられて生きていくと思いますが、僕もそういう人たちを支えていかなきゃと思います。」

そして、昨日の3月12日は、ギリシャの古代オリンピア遺跡で東京オリンピックの聖火の採火式の日でした。
関連イベントは中止となり、無観客でいつになくひっそりと厳かに行われましたね。

ここから各ランナーが聖火を繋いでいくので、これが東京オリンピック・パラリンピックの実質的な始まり・・・

「パンデミック」が宣言されたことで、益々東京オリンピック・パラリンピックの開催云々が言われていますが、
私は昨日の採火式を観ていて、絶対に開催したい、延期も中止もしたくない・・・と心から思いました。

大変な時だからこそ、日本が先頭を切ってパンデミックを終息させ、伝説となるオリンピック・パラリンピックを・・・
外国から観客が来なくなっても興行的に大赤字でも構わない。

宮城県の彼のように、何回打ちのめされても立ち上がる・・・そういう思いで日本人として絶対に開催したい。
なんか「あしたのジョー」のようになってしまいましたが・・・

2020年3月13日


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「内科医」から勧められた筋トレ用「リストウェイト」を購入~定期健康診断にて

2020-03-06 23:48:21 | 最近の出来事
今日は「定期健康診断」の日でしたが、私の会社では健診後の半日を有休にした「マイケアデー」として、
出勤扱いの休日となります。

ご存じのように、胃のX線検査でバリウムを飲むと健診の後バリウムを出し切るのが結構しんどいので、
一日仕事を休めるのは本当に助かります。

それにしても健康診断すら「行っていいのだろうか?」と思うほど、今は人の集まる所に行くことが憚れます。
「健康診断に行って新型肺炎に感染」・・・なんて、笑い話にもならないですからね。

健康診断は毎年、家から近い健康診断専門のクリニックで受診するのですが、自転車で10分位・・・
病気をするまでは自転車で行っていましたが、去年からリハビリを兼ねて30分ほどの距離を歩いています。

いつも通りのメニューが終わり、最後に胃のX線画像を見ながら内科医の問診を受けて終了となります。
今回も胃の状態の説明があり、加齢の関係で小さなポリープが見られるものの特に問題はありませんねと・・・

その後、2年前の脊髄腫瘍摘出手術後、背骨の手術跡と肋骨の痛み、足の痺れの後遺症があることを話すと、
そのベテランの内科医は「大丈夫。きっともっと良くなりますよ」という励ましの言葉と共に、
やせ型の私を見て「もっと筋肉を鍛えた方がいいね」「自分なりの筋トレのメニューを考えて毎日やってみて」・・・

☆「ストレッチやスクワットは毎朝15分ほどしっかりとやっているんですが・・・」
D「スクワットはいいね。ただストレッチは身体を柔軟にはするけど、後遺症には筋トレの方が効果あるよ。」
☆「具体的にどういうトレーニングがいいのですか?」
D「筋肉にできるだけ負荷をかけて力を入れて鍛えた方がいい。簡単なものだと腕立てや腹筋・・・」
 「背中の筋肉を鍛えるためにはダンベルなどを使った方がいい・・・」
 「今は、高齢者を含めて身体的な後遺症の回復に筋肉を鍛えることが効果あると実証されているんですよ。」
 「よく支障のある側を鍛えようとしますが、逆側、例えばあなたの場合は右足をより鍛えた方がいいね。」

まさか内科医に整形外科領域の後遺症の話をして、こんな具体的なアドバイスを貰えるとは・・・
今もリハビリと一緒に週一で筋トレをやっているものの、こういうことを言われたのは初めてだったので新鮮でした。

そのベテランの内科医も家では「リストウェイト」という手首に巻くダンベルをつけて生活しているようです。
「重しをつけて生活することで自然と筋肉が鍛えられるので、なかなかいいですよ」と勧められました。

確かに今は、リハビリも最初から結構な負荷をかけて筋力をつけることで効果を上げているのは事実ですし、
内科医がわざわざ力説する「筋トレの重要性」を聞くと、ストンと納得感を得られました。

ということで、早速「リストウェイト」を調べ、足首に巻いても使える「リスト&アンクルウェイト」を購入・・・
重さも選べるのですが、私の場合はいきなり負荷をかけすぎるのも考えものなので、まずは「0.5kg×2」を・・・

今回のような予想外のことや、偶然の出会いって面白いですよね。

まさか健康診断に行ってこういう展開になるとは思っていなかったのですが、
こういう意外性が楽しくて大好きです。

2020年3月6日


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「オンラインコミュニケーションツール」の便利さ~「新型肺炎」対策だけではなく・・・

2020-02-28 23:40:22 | 最近の出来事
今はどこに行っても新型コロナウイルスによる「新型肺炎」の話題でもちきり・・・
この未知のウイルスに人間が翻弄されるのを見ると、いかに人間が脆い生き物なのかを思い知らされます。

科学が発達し、医療が高度化し、いくら寿命が延びようが、人間は最後には一人の例外もなく死を迎える。
不死の生き物でない限り、どれだけ繁栄したとしてもいずれは個体数が減って絶滅という運命を辿ります。

約46億年の地球の歴史の中で、無数の生物が誕生しましたが、既にその内の99%が絶滅しています。
最終的に地球上で生き残るのは、最初に誕生した生物であるバクテリア(細菌)だけと言われています。

細胞は分裂を繰り返すことで老化しますが、バクテリアは単細胞生物で分裂することがないため老化も死もない。
そう考えるとやっぱり最強の生き物ですね。不死身で楽しいのかどうかまでは分かりませんが・・・

因みに、人間には多くの種類の細菌が住み着いていて、腸内のように人間にとって大事な環境も作ってくれる。
一方、人の体に入るとクローン増殖することで感染症を引き起こす悪い細菌もいます。大腸菌、結核菌など・・・

尚、ウイルスは自分で細胞を持たず、他の生物の細胞に入り込みコピーを作らせて生きていくしかないようです。
風邪の原因もウイルスなのでウイルスも多種多様なことが分かりますが、新型はその特性が未知なだけに怖い・・・

昨日の安倍総理からの「全国の小中高の臨時休校」要請を受けて、今は日本中がてんやわんやですが、
私の会社でも「新型肺炎対策本部」が設置され、毎日夕方には会議で決まった内容が通知されています。

これだけ感染者が全国に広がってしまうと、このまま何もせずにいると感染者も死者も増えていく一方・・・
また、「新型肺炎」の世界的な拡大と共に明らかに景気が後退していて、世界同時不況も現実的に・・・

卒業を迎える人や突然学年が終わってしまう人、受験生、学校関係者、休みでもどこにも行けない子供たち、
子育てと両立しながら働く人、医療機関者、病気と闘っている人、持病を持つ高齢者・・・

皆が大変ですが、今は一人ひとりが出来ることをしてこの拡大を何とか食い止めるしか打つ手はなさそうです。

私も今週は、面談予定で埋まっている午前中は出勤していますが、午後はほとんど在宅ワークをしています。
そして、今週は新しく導入された「オンラインコミュニケーションツール」の2つの研修に「Skype」で参加しました。

テレワークや在宅ワークの拡大と共に進化しているのが、この「オンラインコミュニケーションツール」・・・
マイクロソフトの「Skype」もその一つですが、会社ではそれ以外に2つのシステムが導入されています。

これまでは「Skype」しか使ったことがなかったのですが、今の状況からいつ面談中止になるかも知れず、
お互いにPCやスマホさえあれば可能な、Web面談に便利な2つのシステムの研修が急いで行われました。

一つは、ダウンロードの必要もなく手軽にビデオ面談できるシステムで、企業の採用面接にも使われています。
また、30人も同時に接続できるため、個別に大勢が参加できるテレビ会議システムとしても便利なものです。

もう一つは、企業との打ち合わせなどに便利なもので、電話で会話しながらPC画面を共有できるため、
お互いに資料や共有メモを確認しながら打ち合わせするのに便利な、営業でも使えるものです。

米国では、この「オンラインコミュニケーションツール」によるインサイドセールスも普通に行われているようで、
日本でもテレワークが当たり前になると、こういうツールがもっと利用されていく可能性があります。

人と話すのはやはり直接会うのが一番だと思いますが、今回のような感染症防止のためだけではなく、
病気治療中の人、介護をしている人、障がいを持つ人・・・様々な境遇の人が働くためにも必要なものですね。

この何とも憂鬱な出来事を、せめて社会をより良い方向に変えていく一つのきっかけにしないと・・・

2020年2月28日


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