読書の秋・・・
11月になっても日中は20℃前後の暖かい日が続いていて、秋というよりもこの季節感は春だなと感じていました。
そして、先日いつものコースを散歩していたらツバキの花を見つけました。えっ、ツバキって秋だったっけ・・・?
その話を会社でしたら同じことを思っている人がいて、ツバキは春先なのに勘違いしてもう咲き始めたようです。
植物も春と勘違いする程暖かい秋ですが、映画「そして、バトンは渡された」が2週間前に公開されたのを機に、
「ああ、また読みたい」と、2019年の本屋大賞受賞の瀬尾まいこさんの原作を引っ張り出して読み返しました。
本屋大賞受賞を機に読んだ当時も、涙と共に何とも言えない温かい気持ちになったことを覚えていますが、
今回もやっぱり温かい気持ちに包まれ、もう分かっているのにまた最後のくだりで泣くのを止められませんでした。
「困った。全然不幸ではないのだ。」から始まる物語の主人公は高校2年生のごく普通の女の子・・・
ごく普通でないのはその家庭環境なのですが、映画上映中のためこれ以上詳しくは書けないのが残念・・・
福山雅治主演で是枝裕和監督作品の「そして父になる」にテーマが似ていて「家族の在り方」を問う物語・・・
「そして父になる」は親からの視点で、「そして、バトンは渡された」は子からの視点でそれを描いている。
100人いれば100通りの家族、家庭があると言われるほど、家族の構成や在り方は様々・・・
アッピアに先立たれた我が家は男2人の家族ですが、私の実家は母親、妹、姪っ子の女3人の家族・・・
単身世帯や三世代に渡る大家族、居候や間借り、ホストファミリー、寮やシェアハウスのような共同生活など、
様々な形態の家族があるからこそ、そこに様々な物語がある。そして家族の構成は変化し続ける・・・
実家では当たり前のように4人家族の生活を送り、高校卒業後は一人暮らし、社会人になってからの同棲生活、
アッピアとの結婚生活、息子が生まれてからの3人家族の生活、そして今の生活、そしてこの先は・・・
キャリア形成のための有名な理論に心理学者クランボルツの提唱する「計画的偶発性理論」というのがあります。
ビジネスで成功した人の8割が、その成功のきっかけとなったのが予期せぬ偶然の出来事によるというもの・・・
元々なりたかった職業で夢を叶えている人もいますが、予期せぬ出来事や出会いにより成功した人の方が多い。
とは言えただ待っていても何も起きないし、大事なのは常に選択肢を広げ、偶然の出来事を意図的に作り出すこと。
よくノーベル賞を受賞した人からその発見や思いつきが、失敗したことや偶然がきっかけということが語られます。
興味のあることに向けて学習し行動し続けること、そして準備や努力を怠らないことで偶然の出来事が生まれる。
この物語の主人公も独特の家庭環境にあっても、それを厄介なことや困難なことと捉えず前向きに生きている。
全てはその人の考え方次第なんだけれども、周りがそれを不幸なことにしたがるし、バイアスをかけようとする。
「毎日弁当も夕食も作るなんて偉いね」「大変だね、よくやってるね」・・・アッピアを亡くしてから何度も言われた。
別に偉くも大変でもなく普通に生活しているだけなんだけど・・・と嬉しい気持ちの一方で何度思ったことか・・・
一般的ではない、普通ではないと思うと人は勝手に大変なことだと思いたがる。それは自分自身も含めて・・・
その人が前向きに生きていれば何の問題もなく、もしも困っているのであればそれを察知して手を差し伸べる。
・・・そういうことが大事なんだと、改めて感じた読書の秋でした。
2021年11月12日
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11月になっても日中は20℃前後の暖かい日が続いていて、秋というよりもこの季節感は春だなと感じていました。
そして、先日いつものコースを散歩していたらツバキの花を見つけました。えっ、ツバキって秋だったっけ・・・?
その話を会社でしたら同じことを思っている人がいて、ツバキは春先なのに勘違いしてもう咲き始めたようです。
植物も春と勘違いする程暖かい秋ですが、映画「そして、バトンは渡された」が2週間前に公開されたのを機に、
「ああ、また読みたい」と、2019年の本屋大賞受賞の瀬尾まいこさんの原作を引っ張り出して読み返しました。
本屋大賞受賞を機に読んだ当時も、涙と共に何とも言えない温かい気持ちになったことを覚えていますが、
今回もやっぱり温かい気持ちに包まれ、もう分かっているのにまた最後のくだりで泣くのを止められませんでした。
「困った。全然不幸ではないのだ。」から始まる物語の主人公は高校2年生のごく普通の女の子・・・
ごく普通でないのはその家庭環境なのですが、映画上映中のためこれ以上詳しくは書けないのが残念・・・
福山雅治主演で是枝裕和監督作品の「そして父になる」にテーマが似ていて「家族の在り方」を問う物語・・・
「そして父になる」は親からの視点で、「そして、バトンは渡された」は子からの視点でそれを描いている。
100人いれば100通りの家族、家庭があると言われるほど、家族の構成や在り方は様々・・・
アッピアに先立たれた我が家は男2人の家族ですが、私の実家は母親、妹、姪っ子の女3人の家族・・・
単身世帯や三世代に渡る大家族、居候や間借り、ホストファミリー、寮やシェアハウスのような共同生活など、
様々な形態の家族があるからこそ、そこに様々な物語がある。そして家族の構成は変化し続ける・・・
実家では当たり前のように4人家族の生活を送り、高校卒業後は一人暮らし、社会人になってからの同棲生活、
アッピアとの結婚生活、息子が生まれてからの3人家族の生活、そして今の生活、そしてこの先は・・・
キャリア形成のための有名な理論に心理学者クランボルツの提唱する「計画的偶発性理論」というのがあります。
ビジネスで成功した人の8割が、その成功のきっかけとなったのが予期せぬ偶然の出来事によるというもの・・・
元々なりたかった職業で夢を叶えている人もいますが、予期せぬ出来事や出会いにより成功した人の方が多い。
とは言えただ待っていても何も起きないし、大事なのは常に選択肢を広げ、偶然の出来事を意図的に作り出すこと。
よくノーベル賞を受賞した人からその発見や思いつきが、失敗したことや偶然がきっかけということが語られます。
興味のあることに向けて学習し行動し続けること、そして準備や努力を怠らないことで偶然の出来事が生まれる。
この物語の主人公も独特の家庭環境にあっても、それを厄介なことや困難なことと捉えず前向きに生きている。
全てはその人の考え方次第なんだけれども、周りがそれを不幸なことにしたがるし、バイアスをかけようとする。
「毎日弁当も夕食も作るなんて偉いね」「大変だね、よくやってるね」・・・アッピアを亡くしてから何度も言われた。
別に偉くも大変でもなく普通に生活しているだけなんだけど・・・と嬉しい気持ちの一方で何度思ったことか・・・
一般的ではない、普通ではないと思うと人は勝手に大変なことだと思いたがる。それは自分自身も含めて・・・
その人が前向きに生きていれば何の問題もなく、もしも困っているのであればそれを察知して手を差し伸べる。
・・・そういうことが大事なんだと、改めて感じた読書の秋でした。
2021年11月12日
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