波乱万丈 乳がん転移ライフ!

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「一番心に残った競技とパラアスリート」~東京パラリンピックの閉幕を前に・・・

2021-09-04 00:54:59 | 感動の出来事(スポーツ)
残暑の厳しい中で始まった東京パラリンピックも、終盤は涼しくなったものの連日雨の中での競技となりました。
自国開催のお蔭で各競技のルールや面白さを知り、初めて様々なパラ競技を存分に楽しむことができました。

車いすバスケ・ラグビー・テニス、シッティングバレー、ブラインドサッカー、ゴールボールなどの球技から、
競泳、自転車、トライアスロン、アーチェリー、障がいの種類やクラス別に数多くの競技が行われる陸上種目・・・

病気や障がいの状態や程度は人によって様々で、パラアスリートそれぞれが自分の状態と向き合いながら、
残る機能を最大限に鍛え、進化する器具も上手く利用し、周囲のサポートも得て人生をかける姿がカッコイイ。

機能を活かす独自の泳ぎ方や走り方、片足だけの高跳びや自転車、個性を活かした役割によるチーム構成・・・
そして視覚障害のアスリートと一心同体で並走するガイドランナーや走り幅跳びのタイミングを伝えるコーラー・・・

「人間に限界はない」「自分の限界は自分が決める」というパラアスリートのリアルな言葉は心に響きます。
心に響いた瞬間にも多く出会いましたが、オリンピック同様にその中でも一番心に残った競技と選手を挙げます。

【一番心に残った競技】「陸上400mユニバーサルリレー」 

今回から採用の陸上の新種目で、視覚障害、切断・機能障害、脳性まひ、車いすの男女2人ずつ4選手が、
タッチで400mを繋いで走るリレーで、日本は沢田優蘭(うらん)、大島健吾、高松佑香、鈴木朋樹の4選手・・・

障がいの順番は同じでも各国で男女の配置が異なり、抜きつ抜かれつの最後まで読めない展開が面白いし、
日本に銅メダルが転がり込んだ今日の決勝よりも、昨日のギリギリで決勝進出が決まった瞬間が最高でした。

【一番心に残ったアスリート】「戸山愛美(とやまあいみ)選手」

パラリンピック初出場で、女子400m知的障害クラスで見事決勝に残り自己ベストの記録で7位入賞の23歳・・・
黙々と自分と向き合いながらひたむきに走る姿が印象的で、そのストイックな雰囲気に自然と応援したくなります。

彼女が予選で走る時に両手の甲に書いてあった言葉が印象的で「絶対に決勝に行く」と「大きく走る」・・・
そして目標を果たした決勝で、今度両手に書かれていた言葉が「人生は変えられる」と「責任と自立」・・・

クラウチングスタートの時に必ず目にするので、自分の思いを手の甲に書いて走る健気な姿が印象に残りました。

今日も男子車いすバスケ準決勝勝利、女子ゴールボール銅メダル、競泳男子100mバタフライの金・銀メダル・・・
オリパラで多くの感動をもらえたのは、開催を決断した菅首相のお蔭と思っていたら、首相退任のニュースが・・・

1年間休みなしのコロナ対応に疲れたことは間違いないでしょうし、それ以外にも様々な事情があるのでしょう。
ただ、パラアスリートの必死な姿を見ていると、とても勝ち目がないと走ることを諦めてしまったようで残念・・・

せっかく開催に漕ぎつけてくれたオリパラは、感謝と共に最後までしっかりと楽しみます。

2021年9月3日


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「片翼の小さな飛行機」を演じた「和合由依」さんに感動~東京パラリンピック開会式にて

2021-08-28 00:25:23 | 感動の出来事(スポーツ)
小雨の降る火曜日の夜に東京パラリンピックの開会式が行われ、無観客でのパラリンピックが始まりました。
オリンピックの開会式は色々な思いから号泣しましたが、今回は清々しい感動と共に観ることが出来ました。

式のテーマは「WE HAVE WINGS」で、会場を空港に見立てそこに集う人々を飛行機として物語を構成・・・
演出の素晴らしさ、飽きさせない展開、出演者たちの魅力で、すっかり空の世界に引きずり込まれました。

片翼のためなかなか飛び出せない小さな飛行機が、周囲からの励ましを受けて勇気を出して大空に飛ぶ物語・・・
世界の人々が注視するショーで、主人公の「片翼の小さな飛行機」を見事に演じた「和合(わごう)由依」さん。

800人のオーディションで選ばれた彼女は、演技経験も初めての若干13歳の中学2年生・・・
彼女の物怖じしない表現力豊かな演技は、自身のハンディを片翼の飛行機に乗せた生き生きとした躍動感に。

上肢下肢に先天性の機能障がいがあり、車椅子で左手も自由に動かせないにも関わらず、4歳から水泳を習い、
中学では吹奏楽部で活躍し、生徒会の役員も務める彼女は「とりあえずまずやってみよう」と言う性格のよう・・・

母親の勧めで応募した今回の公募も「とりあえずやってみよう」とダメ元覚悟の軽い気持ちで臨んだようですが、
オーディションの選考をした演出家の二人は、両名とも直感で「主役はこの子しかいない」と感じたそうです。

音楽・ダンス・映像・色彩が見事に融合した素晴らしいショーでしたが、その中でひと際輝いていた彼女・・・
演技を終え舞台を降りると、舞台裏で待つ父親を目にした途端に色々な思いがこみ上げて号泣したとのこと。

重圧からの解放感、やり遂げた達成感、そしてこのために集まった仲間ともこれが最後という寂しい思い・・・
「とりあえずやってみよう」との思いで始めたことが、世界中に感動をもたらし、世界中に存在をアピールしました。

また、音楽パートでは「布袋寅泰」氏率いる4人のロックギターバンドのパワフルな演奏も圧巻でしたが、
高校生ベーシストの「アヤコノ」さんは、中学で不登校となってから始めたベース演奏が注目を集める17歳・・・

そして、車椅子ギタリスト「川崎昭仁」さん、全盲ギタリスト「田川ヒロアキ」さんのハンディを感じないパワフルさ。
片腕バイオリニスト「伊藤真波」さんは、筋肉の動きを電気信号に変換する筋電義手での近未来的な演奏・・・

一人ひとりの個性的でオリジナリティたっぷりの素晴らしい演奏を観ながら、何度「へえ・・・」を連発したことか。
彼ら彼女らが素晴らしいショーで見せてくれた人間の無限の可能性は、既に始まった競技からも感じ取れます。

無観客ながら学校連携プログラムで希望する学校、希望する生徒はPCR検査を受けての観戦が可能・・・
息子の学校もプログラムに参加し、今日から始まった陸上を希望者が観戦しているようです。

開会式のテーマ「WE HAVE WINGS」は「われわれには翼がある。誰にでも無限の可能性がある。」ということ。
子供の時にこういう貴重な競技を観て、何かを感じ、何かを考え「自分も何かやろう」と思えたら素晴らしい・・・

生での観戦を断念せざるを得なかった大人の私も、テレビでたくさんの競技の面白さに浸り、何かを感じたい。
既に車椅子ラグビーと車椅子バスケの面白さに連日ハマっている夏終盤です。

2021年8月27日


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障がい者の世界的な人権運動「WeThe15」が始動~東京パラリンピック開幕を前に

2021-08-21 00:25:22 | はじまりの出来事
デルタ株が猛威を振るうコロナの感染者は日本全国で一日あたり25000人を超え、今も増え続けています。
私の周りでもポツポツと感染者が出始め、感染爆発の危機がもうすぐそこまで来ていることを実感しています。

そうした中で開幕目前に迫ったパラリンピックも無観客開催となり、国立競技場に行ける可能性もあえなく消滅・・・
初めて体験するパラ陸上のライブ感をずっと心待ちにしてきましたが、こればかりはどうしようもありません。

そして、パラリンピック開幕を目前にした昨日、世界的な人権運動である「WeThe15」が新しく立ち上がりました。
これは、複数の国際機関が団結して、スポーツを通して障がい者差別をなくそうという画期的な人権運動です。

世界人口の15%を占める12億人の障がい者の生活変革を目的に、世界的なムーブメントを目指していて、
社会生活上進むバリアフリーに対して遅れをとっている、人の心にあるバリアを取り払っていくことが最大の目標。

具体的には、今回のパラリンピックを皮切りに、2030年までに年1回以上の大規模なスポーツ大会を開催し、
人々の注目を集めることで、あらゆる人がその個性を発揮してポジティブに活躍できる社会づくりを進めていく・・・

スポーツ、人権、政策、ビジネス、芸術、エンターテイメントの連合として、大きなムーブメントとして発展させて、
誰もがその立場になる可能性があることを認識しつつ、障がい者のことを思いやる機会となればいいですね。

私も病気で緊急入院・緊急手術した時には「このまま車椅子での生活になるんだ」と意識した瞬間がありました。
今でも痺れたままで脚力の弱い左足と慢性痛の背中と肋骨の後遺症を抱えた体とは多分一生の付き合い・・・

それでも、3週間入院した整形外科病棟で知った事故の現実に比べたら、まだ仕事が出来ているだけまし・・・
アッピアも言っていたように突然そっちからこっちの世界に変わる・・・誰にでも起こり得る「紙一重」

息子が小学校4年生の時の担任の先生が、競泳のパラリンピアンとして大活躍した成田真由美さんと友人で、
その縁から学校で行われた講演を聞きに行ったことがあります。

彼女は、アトランタ、シドニー、アテネ、北京の4大会に連続出場し、何と通算15個もの金メダルを獲得・・・
日本でパラリンピックをメジャーにした最大の功績者であり、今回のオリパラ組織委員会の理事も務めています。

私にとっては、初めて偉大なパラリンピック選手と会い、その言葉をじかに聞く貴重な体験となりましたが、
パラリンピック精神の「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ。」を強烈に感じた瞬間でした。

東京オリパラの共通テーマの一つが「多様性と調和」ですが、人種、肌の色、性別、性的指向、障がいの有無、
そういう違いを一人ひとりの個性と認識し、お互いに認め合い尊重すること・・・それを実感できるのがオリパラ。

パラリンピックの開会式では、「WeThe15」を紹介するコーナーも設けられているようなのでそれも楽しみに、
またこの2週間は、パラリンピックならではの独特の競技の世界にどっぷり浸ります。

その間に不快な蒸し暑さと、それ以上にコロナ感染の広がりが減少していくことを願いつつ・・・

2021年8月20日


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「大人のピアノレッスン」2周年記念~この1年の練習で思い入れの強い3曲・・・

2021-08-14 00:27:57 | 音楽とピアノ
息子の留学を機に引き継いで始めた「大人のピアノレッスン」もこの8月8日で2周年を迎えました。
始めて半年後に世界が一変しステイホームが当たり前の生活となる中で、つくづくピアノをやっていて良かった・・・

今ではすっかりピアノを弾くことが生活の一部となりましたが、徐々に曲のレベルが上がっていくことがネック・・・
だからこそ続けていく意味があるとも言えますが、上手く弾けないストレスと弾けた時の解放感の繰り返し・・・

すんなり行かないからこその解放感ですが、この1年また色々な曲と向き合い、楽しみ、格闘して来ました。
そんな中で、特に強く印象に残りずっとレパートリーにしたいと思う、思い入れの強いのは以下の3曲・・・

「愛のロマンス」・・・ルネ・クレマン監督のフランス映画「禁じられた遊び」のテーマ曲としてあまりにも有名

元々スペイン民謡でギターの練習曲としても定番。中学の時にギターのアルペジオの練習で散々弾きましたが、
長い時を経て改めてピアノで弾くこととなり、若き日を思い出して曲の雰囲気そのままに切ない気分満載・・・

私はこの曲と共に「禁じられた遊び」も大好きな映画で、自分の好きな映画ベスト3の1つにも入ります。
この曲と共に流れる切ないラストシーンは、とても忘れることが出来ず心の片隅にずっと存在しています。

「太陽がいっぱい」・・・同じくルネ・クレマン監督の同タイトル映画のテーマ曲としてこちらもあまりにも有名

この映画はアラン・ドロンの出世作としても有名ですが、同様にラストシーンが印象的で心にこびりついています。
作曲はニーノ・ロータで「ロミオとジュリエット」「ゴッドファーザー愛のテーマ」など多くの名テーマ曲の作者・・・

当時のフランス映画の雰囲気が大好きで、私にとっての古き良き映画はこの時期のフランスに多く存在しますが、
詳しくはまたの機会に・・・

「アメイジング・グレイス」・・・最後は米国で最も愛されているであろう讃美歌で、心が洗われるこの曲

去年のクリスマスの時期に「きよしこの夜」と共に練習して、弾けるようになった時の感動が強く残る曲となりました。
これほど有名で素晴らしい楽曲なのに作曲者は不明で、多分世界で最も多くの人にカバーされている曲・・・

この曲を練習しつつ色々なカバーを聴き比べていく内に、米国のアカペラグループ「ペンタトニックス」に惹かれ、
ついにCDまで買ってしまい、季節外れの真夏の今でもよく聴いています。

こうやって有名で耳馴染みのある曲も、自分がピアノで練習することによって新たな展開が生まれて、
それをきっかけにその曲の新しい楽しみ方や、新しいアーティストとの出会いにも繋がっています。

最近はピアノを練習しながら、その曲のことを掘り下げていくことが一つの楽しみになりました。
2年経って少し余裕が出来てきたのかも知れませんね。

腕前の方は全然まだまだですが・・・

2021年8月14日


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2週間生活の中心だった「東京オリンピック」が終幕~一番心に残った競技とアスリート

2021-08-08 17:25:54 | 感動の出来事(スポーツ)
コロナ禍の中、1年遅れで開催された東京オリンピックは全ての競技を無事に終え、後は閉会式を残すのみ・・・
今日最後の観戦となった女子バスケ決勝戦で、世界ランキング10位の日本が1位の米国に負け銀メダル確定・・・

最終日に日本女子バスケ初メダルという歴史的快挙で、悔しさも感じることなくすっきりした気分で終えました。
また、感染者増に繋がることも発生させず、困難な中でのオリンピックを成功させてくれた関係者に感謝の思いです。

困難と障害が満載の中での今回の成功は、歴史に深く刻まれると共にきっと日本の評価を高めてくれることでしょう。

今回は日本人の大活躍もあり、感動的なドラマを書き尽くしたら今年いっぱいかかってしまいそうなので、
ここはぐっと我慢して、今回のオリンピックで「一番心に残った競技と選手」にだけ絞って書きたいと思います。

【一番心に残った競技】「BMXフリースタイル・パーク」

マウンテンバイクに夢中だった頃に少しかじった程度のBMXは「E.T.」にも登場し話題となった軽量自転車・・・
これまでのレース競技に加え、今回新採用のこの種目は各種の曲面やスロープを使っての空中技を競うもの・・・

男子は、トリック(技)の種類が多彩でアクロバティック・・・技がここまで進化していることに驚かされました。

乗ったまま後方に2回転する「ダブルバックフリップ」、車体だけ横に4回グルグル回す「4回転テールウィップ」、
ハンドルと前輪を横回転させる「バースピン」、ハンドルだけ持って空中で体をピンと伸ばす「スーパーマン」・・・

極めつけが、金メダルの豪州ローガン・マーティン選手の決めた信じられない大技「フロントバイクフリップ」
空中で手離しで車体を前回転させ、1回転後にハンドルを掴んで飛び乗るというマジックのような正に離れ業・・・

女子は、最有力候補の米国ハナ・ロバーツ選手が1回目に超高ポイントを出し金メダル確実と思われたたものの、
トリック失敗で1回目7位の英国シャーロット・ウォージントン選手が、2回目で女子世界初の大技を決め大逆転勝利。

こういう劇的なドラマがオリンピックの醍醐味・・・ここに観客がいたら大いに盛り上がったことでしょうね。

【一番心に残ったアスリート】スケボー女子パーク フィリピン代表「マージェリン アルダ・ディダル選手」

日本人最年少金メダリストとなった13歳の西矢椛、16歳銀メダルの中山楓奈両選手が活躍した女子ストリート、
金メダルの19歳四十住さくら、日本人最年少メダリスト(銀)で12歳の開心那両選手が活躍した女子パーク・・・

日本人10代選手の大活躍に「真夏の大冒険」という実況アナウンサーの新しい名言も生まれたスケボー女子・・・
その女子ストリートでひときわ目を引いたのが、決勝7位のフィリピン「マージェリン アルダ・ディダル」選手・・・

他の選手が失敗しても駆け寄って笑顔で励まし、大技を決めると一緒に大喜びする姿に感動させられました。
最後に自身が着地で失敗しても、転んだまま日本語で「有難う!!」と満面の笑顔で手を振る姿が忘れられない・・・

セブ島で生まれ育った22歳の彼女は、家が貧しかったため幼い頃から母の働く屋台を手伝っていたようです。
その公園で少年たちに借りたボードで遊ぶ内にどんどん上達し、中古パーツで作ったボードをプレゼントされる。

その中古のボードで練習する内にみるみる腕を上げ、地元のコンテストで賞金を稼ぎ3年前にアジアで優勝・・・
それをきっかけに今回のオリンピック出場が決まったようです。

いつも明るい笑顔の彼女がトリックに失敗したライバルにかける言葉が・・・「NEXT ONE!」
周りを明るくポジティブにする彼女の自然な振る舞いは、競技を観ていた全ての人の心も明るくしたのでは・・・

人生色々あるし、何かで上手くいかなくても彼女の言葉を思い出したい・・・「NEXT ONE!」「次だよ、次!」

2021年8月8日


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2回目の「ワクチン接種」で予想通りの副反応~そして「オリンピック表彰式」の音楽の話

2021-07-31 01:41:53 | 音楽とピアノ
コロナは感染力の強いデルタ株を中心に猛威を振るい始め、ついに全国で連日10000人を超える状況に・・・
週明けから8月31日まで、私の住む神奈川も含め1都6県に緊急事態宣言が拡大・延長されることとなりました。

私自身は1週間前に無事に2回目のワクチン接種を終えましたが、特に変わらず自粛生活を続けていきます。
尚、2回目の接種後に、ワクチン接種をするかどうか悩んでいた時の予想通りの副反応がしっかり表れました。

翌朝、後遺症である背骨と肋骨のより強い痛みで目が覚め、起きると立ち眩みがして体温を測ると37.7℃・・・
一日中熱が下がらず、テレビの前にソファーを動かして横になり、半分眠りながらオリンピックを観ていました。

2日後の日曜日には37.2℃まで熱が下がり、月曜日には平熱に戻り眩みもなく通常の状態に戻りましたが、
倦怠感だけが残り、接種後1週間が経つ今日になってやっとそれも治まりました。

やはり来たかという感じでしたが、その状態がずっと続く訳ではなく一時的なものだったと分かって安心しました。
2回目に副反応が強く出るのは、1回目に出来た免疫が2回目の接種で反応するためだと言われています。

若い人ほど副反応が出る確率が高いのは、それだけ免疫力が強いことの証明なんでしょうね。
そう考えると副反応があった方が、免疫がしっかり働いている証拠でもあるので良いことなのかも知れませんね。

話は変わり、日本の金メダル数は17個となり、1964年の東京と2004年のアテネを上回り史上最多となりました。
連日のメダルラッシュに、開会式で噴火した私の涙腺は収まる機会を失い、毎日感動の涙を流し続けています。

日本人の活躍の話を始めたらきりがなくなるので、今回はちょっとずらして「表彰式の音楽」について書きます。
もうすっかり見慣れてしまった表彰式ですが、初めて観た時はそこで流れている音楽に心を持っていかれました。

調べてみると、今回の表彰式の楽曲を創ったのは数多くの有名なドラマや映画音楽を制作する佐藤直紀さん・・・
代表作としては、現在の大河「晴天を衝け」や「龍馬伝」、ドラマ「コードブルー」、映画「三丁目の夕日」など・・・

表彰式の楽曲制作は初めてのようですが、今回の楽曲のコンセプトは「アスリートのための賛歌」・・・
有数の交響楽団と144名もの一流ミュージシャンによる演奏、東京都混成合唱団による壮大な美しい合唱曲です。

彼が今回の楽曲制作で意識したのは「世界中のどの国のアスリートが上がっても違和感のない曲」だったようで、
決して日本を意識することなく、トラディショナルな曲にすることを心掛けたようです。

表彰式曲として苦心したのは、ドラマや映画のようなフィクションではなく、嘘偽りのないドキュメントであること・・・
アスリートの様々な思いの邪魔になってはいけないし、逆にBGM的に印象に残らない音楽でも意味がない・・・

オリンピックという華やかな舞台に負けず、だけどもアスリートの邪魔にならない、そのバランスをどうとるか・・・
確かにこの曲を始めて耳にした時、すんなりと耳に入って来て、自然と躍動感や歓喜を感じられました。

とにかく聴けば自然に元気や勇気をもらえる曲で、私がアスリートだったらこの曲を聴いてから競技に臨みたい。
不思議と自分がヒーローになったような気分にさせられる曲です。

オリンピックが開催された嬉しさと共に史上最高の日本人の活躍で盛り上がったオリンピックも残り約1週間・・・
仕事が忙しかろうが、録画したテレビ番組がわんさか溜まろうが、とにかく今は閉会式までとことん楽しみます。

その後はパラリンピックもあるし、お願いだからコロナは大人しくしておいて・・・

2021年7月30日


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息子が1回目、私が2回目の「ワクチン接種」~そして号泣の「オリンピック開会式」・・・

2021-07-24 02:27:55 | 感動の出来事(スポーツ)
火曜日に息子が1回目のワクチンを接種し、私は今日2回目のワクチン接種を無事に終えました。
息子も私と同じく腕の筋肉痛の副反応があり、私も前回同様にまた腕の筋肉に痛みが出始めています。

そして、今日は何と言っても「東京オリンピック」が様々な困難を乗り越えて、待ちに待った開幕を迎えました。
特別な思いで開会式を観ていた私はやっと落ち着きつつも、今は放心状態でこのブログを書いています。

開会式が始まると同時に涙が出て止まらず、大坂なおみが聖火台に点火した瞬間に私の感情はマックスとなり、
こんなに泣いたのはアッピアが他界した時以来ではないかと思うほど号泣してしまいました。

理由は自分でもよく理解できませんが、開催延期後から開催されるかどうか分からない状況が長く続いたことと、
コロナ禍で鬱積していた色々な思いがこの開会式に触発されて、一気に噴き出したのではないかと・・・

開会式そのものは、多様性の認め合いと困難に立ち向かうという、メッセージ性のあるシンプルな演出・・・
コロナ禍の中無観客で何とか開催できたこともあり、開催できる喜びを表現する原点に戻ったのが良かった。

オリンピックの肥大化した過剰で派手な演出は、今回を機に修正されきっと基本に戻っていくことでしょう。
ただ、来年開催予定のP冬季オリンピックが、また過剰で派手な演出になることは十分予想されますが・・・

そして、既に始まっているソフトボールの予選は、昨日はメキシコに延長サヨナラ勝ちで日本が2連勝・・・
女子サッカーは強豪カナダに追いついての引き分け、男子サッカーは南アフリカに勝ち幸先の良いスタート。

ソフトは、昨日が39歳の誕生日だった絶対的なエースの上野も、この暑さの中でもう年齢的なきつさが否めず、
招いてしまった絶体絶命のピンチを、リリーフした新星20歳の後藤希友(みう)がしっかりと抑えて救いました。

女子サッカーでゴールを決めたのが、10年前のワールドカップ初優勝時にはまだ新メンバーだった岩淵真奈・・・
今では当時の絶対的なエース澤穂希選手の後を継ぐエースとして、しっかりと成長していました。

男子サッカーは、ゴールを決めたエースストライカーの久保建英(たけふさ)だけではなく、個々のレベルが高い。
メダルを獲るところまでの活躍を期待出来そうな予感もします。

しかし、無事に開幕を迎えたオリンピックも、今後デルタ株という感染力の強い変異株との闘いになりそうです。
来日する1万1千人の海外選手やその関係者もきっちりとルールを守って来日する選手ばかりではないし・・・

いかに徹底して早く感染者を見つけ出して感染を広げないか、クラスターを発生させないかが鍵となりそうです。
東京だったからオリンピックを無事に開催し最後までやり遂げた。今回は本当に東京での開催で良かった・・・

オリンピックを終えた時に世界からそう賞賛してもらえるような大会になることを応援しつつ、
可能な限りの競技に触れて、人生最初で最後となるであろう「東京オリンピック」を目いっぱい楽しもうと思います。

そして、その先にはチケットも有観客の期待も持っているパラリンピックを競技場で楽しめることを願って・・・

2021年7月23日


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息子のワクチン接種予約のための「10分間の闘い」~ここまでしてとも思うけれど

2021-07-17 00:19:01 | 最近の出来事
今日「関東地方は梅雨明けしたとみられる」との発表がありました。以前にも書いたことがある「みられる宣言」・・・
梅雨明け宣言した途端に雨でも降ろうものなら、雨どころかクレームの嵐となるやっかいな時代の曖昧な宣言。

そんな今日は、大規模接種センターのわずかな空き枠から息子のワクチン接種予約を勝ち取るための闘いが・・・
そして何とか予約を獲得出来ましたが、たった10分間の静かで熾烈な闘いでした。

息子にも接種券が届いたものの、地域の接種は年齢層順に進めているため、このまま待っていては9月になる。
しかも供給分が追いついていない現状を考えると、ただ座していては更に先延ばしになる可能性も・・・

そこで思いついたのが、息子が赤ん坊の頃からお世話なり予防接種を打ってもらってきた小児科医院・・・
その院でワクチン接種もしていることを知り早速予約したものの、突然60歳以上に年齢制限をすることになり、
その日の予約はキャンセルされることに・・・

それでも、せっかく接種券も届いたのだから何としても夏休み中には2回目を終わらせたいとの思いから、
今回の少ない枠に挑戦することに・・・

仕事から急いで帰ると開放されたばかりのわずかな人数分の接種枠を勝ち取るために10分前から待機。
枠が少ない上に解放されるタイミングを知る人も増えているため、私が予約を取った頃よりも明らかに熾烈に・・・

予約時間となり、予約サイトが繋がるのを待つこと5分・・・繋がった途端に希望の日時枠を探して予約するも、
2回先にやられツーアウト・・・これはもうスリーアウト三振かと思いきや3回目のチャレンジでようやくヒット・・・

ホッと安堵して念のためその画面を印刷し、予約画面に戻るともう「予約一旦満了」の表示が・・・
この間たったの10分・・・最初に5分待たされているので、実際の攻防は何とたったの5分・・・

やれやれワクチン接種の予約にここまでしないといけないかと思う気持ちもありますが、
これで何とか息子も夏休みに2回打ち終える見込みが立ち、プチ目標達成感・・・

そして、手帳にその予約日を記入しようとすると、そこにはキャンセルされた小児科と同じ予約日が・・・
つくづくこの日と縁があるんだなと思いつつ、ひとまず我が家のワクチン接種も「予約一旦終了」・・・

オリンピック開幕を1週間後に控え感染拡大する首都圏ですが、それでも国民の2割が2回接種を終え、
かなりのペースで接種も進んでいます。私の周りでも1回目の接種を終えた人が増えてきました。

世間ではワクチン供給が追いつかないのは政府の対応がどうのこうのと言われていますが、
私は接種のペースが予想以上に一気に上がったためだと良い方に捉えています。

政府には上がった接種ペースに追いつくように供給を可能な限り急いでもらうことはもちろんですが、
一日でも早く希望する人全員が接種を完了して、少しでも早く日常を取り戻せることを願うばかりです。

2021年7月16日


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1学期終盤に息子の学年で「ミニクラスター」~そして緊急事態宣言と無観客オリンピック

2021-07-10 00:00:09 | 悲しい出来事
東京都の感染拡大を受けて、7月12日から8月22日まで4度目の緊急事態宣言が発出されることになりました。
そして、緊急事態宣言下での開催となる東京オリンピックも首都圏では無観客となることが決まりました。

また、息子の学年でも先週金曜日に生徒1名の感染が判明し、授業日だった翌土曜日が急遽自宅学習日に・・・
土曜日に予定されていた高3の保護者会・クラス懇談会などは時期未定の延期に・・・

その後、月曜日にはそのクラスの生徒1名、先生1名の感染が、火曜日にはもう1名の生徒の感染が判明・・・
結局、そのクラス内で合計4名のミニクラスターが発生する事態となりました。

本来は今週行われる予定だった1学期の期末テストは、何と9月の2学期開始の週に延期されることに・・・
そして、1学期の終業式までの2週間が自宅学習日となり、実質2週間早く夏休みに突入することになりました。

去年春の全国一斉休校などを考えるともう大して驚きはしませんが、まだまだコロナ禍は続いていることを実感・・・
特に感染力のより強いデルタ株が主流となり、それを抑え込むのは容易ではないこともはっきりしてきました。

そして、この逆境の中で行われるオリパラ・・・ここまで逆風が吹けば様々なことに翻弄されてきたアスリートも、
もうこれ以上怖いものはないと開き直って競技や演技に集中出来るのではないかと勝手に思っています。

外国人選手にとっては、事前に日本で充分な事前準備期間が取れるのかどうかも心配ですが、
感染対策など本来の競技以外での注意力や対応力によっても明暗が分かれることになるかも知れません。

ただ、それぞれが幾多の逆境や試練を乗り越えて代表を勝ち取って来ている選手なので、
いつもとは違う環境の中でも平常心で実力を発揮出来たアスリートに神がほほ笑むことになるのでしょう・・・

そして、無観客となれば、以前にも書いたことがあるオンライン観戦を楽しめるようにして欲しいと思うのですが、
果たして開幕までのたった2週間でそれを実現させることが出来るでしょうか?

オンライン観戦の技術やノウハウはかなり蓄積されていると思いますが、配信権などの権利関係が分からず、
その実現性については素人ではとても判断ができません。

そして、オンライン観戦が可能となれば、出来るだけアスリートに近いアングルや迫力あるカメラワークなど、
かつてのオリンピックやスポーツ大会で経験したことのないような臨場感や迫力を感じるものにして欲しい・・・

また、収益を伴う手段が難しいのであれば、全国民に5試合までのオンライン観戦チケットを無料配布したり、
未成年者を対象に一人1枚でもいいので、好きな競技のオンライン観戦が出来るチケットを配布するなど・・・

せっかくなら無観客を逆手に取って、新しい楽しみ方の出来る大会にして欲しいものです。

あの時の逆境の中での東京オリンピックをきっかけにこんな新しい楽しみ方が出来るようになった・・・
いずれそう語られるような伝説となる大会にしたい。

2021年7月9日


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ドキュメンタリー作家「立花隆さん」が逝去~好奇心の塊の著書を数多く残して・・・

2021-07-03 00:29:18 | 悲しい出来事
先週水曜日のコロナワクチン接種後、接種した腕にあった疼くような痛みも3日目にはすっかり引きました。
腕の痛みは8割~9割の人に起こる副反応で、それ以外には特に目立った副反応もなくまずは一安心・・・

そして、その同じ日にドキュメンタリー作家の立花隆さんが4月末に逝去されていたことが公表されました。
立花さんは膀胱がんを患っていて、残念ながら読んだことはないものの癌に関する本も執筆されています。

私がドキュメンタリーにどっぷりとハマっていた20代の頃に読み漁ったのが、柳田邦男さんと立花隆さんでした。

柳田さんは事故や事件、災害などでの事実の検証を重ねて、原因の真相に迫っていくサスペンス的な面白さ・・・
立花さんは興味のあることに関連する膨大な書物や資料を読み込み、その真理を追究する謎解き的な楽しさ・・・

お二人の作家によって、ドキュメンタリーって実はサスペンスであり、ミステリーなのだと知ることが出来ました。
真相や真理を知ることが、推理小説を読むのと同様にワクワクすることを教えてくれたことに感謝しています。

立花さんはとにかく好奇心と探求心の旺盛な方で、その興味の対象はありとあらゆる分野に及びました。
化学・医学・宇宙・脳などの自然科学から、精神・哲学・心などの人文科学、そして政治・経済の社会科学まで・・・

立花さんの数多くある著書の中でも、手法的には各界の第一人者と対談しながら真理を追究するのが真骨頂・・・
彼の好奇心の源は「人はどこから来て、どこに行くのか」・・・という、人間の根源的な問いだったようです。

その根源的な問いを追求するために、3万冊以上の専門的な書物を読み、100冊以上の著書を残しました。
彼が残してくれた数多い著書の中で、私が読んで心に残っている著書3冊を挙げたいと思います。

第3位:「精神と物質」

免疫システムの遺伝子研究で1987年にノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進さんとの対談書。
物質から出来ている生命体である人間と、脳・精神・心との関係を探っていくやり取りが知的でワクワクします。

第2位:「文明の逆説」

人間の文明で今も進化し続けるのは現代文明のみですが、過去に進化した文明は最後には必ず滅亡に向かう。
それは現代文明も例外ではなく、今起きている様々な問題を考えると、35年も前に書かれた現代への警告書。

第1位:「宇宙からの帰還」

こちらも30年近く前に書かれたもので、宇宙から帰還した宇宙飛行士の方々にインタビューした内容をまとめたもの。
地球を外から見るという特殊な体験をしてきた彼らが異口同音に語るのが「地球の存在は奇跡」だということ・・・

そして、宇宙に行った体験から、宇宙飛行士を卒業した後は聖職者になる人が多いことを知りました。
地球を外から見ることによって、人の精神性や心のありようまでをも変えてしまうことに強い衝撃を受けました。

コロナ禍になってからほとんどその動静が伝えられていなかった彼は、ひっそりとこの世を去っていきました。
彼がまだお元気で好奇心旺盛な時だったら、このコロナ下でどういうものを書いただろうかと想像させられます。

あなたが残してくれたたくさんの書物はずっと生き続けます。
立花隆さん、どうか安らかに・・・

2021年7月2日


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