波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「アマゾンの置き配」をゴミ置き場に捨てられる~ハウスキーピングでのあり得ない話

2020-11-27 23:45:14 | 驚いた出来事
コロナに翻弄された今年もあと1ヵ月を残すのみ・・・年末でそろそろ大掃除を始める家庭も多いのでは・・・
我が家はハウスキーピングを利用するようになって早4年半、今ではすっかり年末の大掃除から解放されました。

計画を立てて着実に物事を消化していくことが好きだったアッピアは、11月には大掃除の計画を立て始め、
息子も含めて3人の役割を割り振り、12月になると同時に1ヵ月にも及ぶ恒例の大掃除が始まりました。

中身を全部出して冷蔵庫の中を拭き、食器棚の食器も全部出してと丁寧に拭き掃除をさせられましたので、
限りなくゼロに近かった私の掃除力はアッピアのお蔭で随分とスキルアップしました。

そんな年末の大掃除も懐かしい思い出で、今では換気扇のフィルター交換、数か所の換気口の埃や汚れ取り、
エアコンや加湿器のフィルター掃除程度で、1時間もあれば終わります。

アッピアの他界後に様々な手続きがやっと落ち着くも、掃除、洗濯、弁当作りなどやることがたくさんあって、
これを延々と続けるのかと考えたら気が滅入るので、考えないようにして無心に家事をこなしていた4年半前・・・

当時、自分の会社が経済特区制度を利用してフィリピンの企業と提携して始めたハウスキーピングサービス・・・
これに出会ってからは、すっかり掃除の肉体労働から解放されました。

平日の昼間2週間に1回の掃除をお願いしていて、フィリピン人スタッフの方とはメモのやり取りだったのですが、
今は在宅勤務と重なる日には顔を合わせるようになり、ごく簡単な英語で会話をするようになりました。

それにしても拙い英語で急に頭を切り替えて会話をするのはなかなか大変・・・
ある時は「時間が余ったのでどこか掃除を希望するところはありますか?」と言う英語での質問に、
「anywhere(どこでも)」と言おうとして「everywhere(至るところ)」と言ってしまい、大笑いしたことも・・・

担当の方の仕事のレベルの高さは素晴らしく、その手際の良さと意識の高さにはいつも感心させられてきました。
ところが、先週は珍しくその方が急用で来られなくなり、急遽代理の方が来られることに・・・

当日は出社日だったため仕事から帰ると、まず私のフェイスタオルが雑巾にされていて「おいおい・・・」
まあその位なら「そういうこともあるよね」で済む話なのですが、実はそれでは済まないとんでもない出来事が・・・

その日はちょうどアマゾンで買ったCDのフラゲ日で、帰る途中にスマホで商品が届いている知らせを確認・・・

中古CDであれば簡易包装でポストに入っているのですが、新譜CDの場合はしっかり箱詰めされていて、
いつもなら不在の場合はマンション内の配達ロッカーに入っています。

ただ、最近はコロナ下でネットショッピングが増えているため、ロッカーが満杯ということも多くなりました。
その場合は玄関に置き配されるようになり、その日は置き配だったためその証拠写真も送られて来ていました。

ところが、帰っても玄関に荷物がなく「まさか最近ニュースになっている置き配泥棒か・・・」と考えていたところ、
家に畳んで置いてあった数枚の段ボールがなくなっていることに気づき「ま、まさか・・・」

急いでマンション内のゴミ置き場の段ボールコーナーに行ってみると確かに家にあった段ボールが捨ててあり、
それをめくってみるとそこには配達された状態の薄い段ボール箱が、ポツンと所在なさげに・・・

確かに中身は軽いけれど玄関に置いてある未開封の段ボール箱を他の段ボールと一緒に捨てる・・・?

当然のことながら、当事業部門に連絡をすると、代理の方は来日したばかりでまだ慣れておらず平謝り・・・
何か損害があれば賠償されますが、心待ちのフラゲCDを一度も聴けずに捨てられたら精神的ダメージが・・・

その夜は、一度も聴かれることなく粉砕装置か何かで粉々にされていたかも知れないCDの運命を想像しつつ、
ある意味特別な思いで、その新譜を聴いたことだけは間違いありません・・・

2020年11月27日


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「アッピアの7度目の命日」~今回は色々な香りと共に・・・

2020-11-20 23:51:25 | アッピアの命日・法要
今年も秋の深まりと共にまたこの日がやって来ました。「11月18日」~アッピアの7度目の命日・・・

私の街では毎年命日を迎える直前にイルミネーションが始まるので、それが命日を迎える合図・・・
イルミネーションが大好きだったアッピアを思い出し「そろそろ命日だな」と意識するのが恒例となりました。

それにしてもイルミネーションを見ても今年は全くウキウキした気持ちになれないのは、コロナのせいでしょうね。
命日は平日でもあり特にいつもと変わらない日となりましたが、今年は香りを意識する一日となりました。

10年ほど使っていた加湿器がそろそろパワーも落ち、ここ数年は湿度が上がるのに時間がかかっていました。
今年はコロナ対策としてもより高性能な加湿器に買い換えようと、2週間前に新しい加湿器を購入しました。

初めて稼働させた日は一気に湿度が上がり、この10年の間に随分性能が良くなっていることに感動しましたが、
学校から帰ってきた息子は「なんか洗剤臭い」の一言・・・

使い始めのフィルターの匂いか、防カビ剤入りの除菌機能のためか、洗剤臭い理由は分からなかったものの、
それを聞いて「それならいっそのことアロマオイルを使ってみようか・・・」と思い立ちました。

色々な加湿器を物色している間に、今はアロマも同時に楽しめる加湿器も結構人気があることを知りました。
確かにどうせ部屋に蒸気を拡散するので、そのついでにアロマの香りも楽しめたら一石二鳥・・・

確かアッピアが残したアロマオイルがあったはずと棚の奥をごそごそ探してみると3本の小瓶が見つかりました。
レモングラス、ゼラニウム、ベルガモット・・・

その内の1本を脱脂綿に2~3滴垂らして、加湿器の横に付いているパネルと吹き出し口の間に挟むと、
一気にアロマの香りが部屋中に拡がりました。

これほど一気に拡がるとは思っていなかったので、「おお、いきなり香りの世界」とちょっと感動・・・

アッピアは、時々部屋を薄暗くしてアロマポットをキャンドルで温めて香りを楽しんでいました。
その時は自分の世界に入っていて邪魔しないようにしていたので、私自身アロマを楽しんだ記憶がありません。

生まれて初めてアロマの香りに包まれる感覚に感動して以来、ほぼ毎日交替で3つの香りを楽しんでいます。
私は柑橘系の香りが好きなので、3つの中では「レモングラス」が一番のお気に入り・・・

そして、命日には久しぶりにお線香をあげましたが、息子からは「やっぱりこの香りが一番いいな」の一言が・・・
アロマに付き合わされていた息子からの一撃でしたが、高校生男子には洗剤の香りもアロマの香りも同じか・・・

確かにお線香は慣れ親しんだ和の香りで、日本人としては一番気分が落ち着く香りかも知れませんね。
そして、命日に香り好きだったアッピアが残した「GREEN APPLE」のシールの貼った香りグッズに遭遇・・・

雑貨屋さんで買って来たのか、誰かにもらったのか、もう10年位眠っていたのかも知れません。
緑の葉っぱを乾燥させたものとポッキー状の細いグリーン色の棒が何本か入った未開封の箱が出て来ました。

確かにグリーンアップルの香りがするので香りを楽しむはずのものですが、どう使っていいものやら・・・
とりあえず何かのスイーツ用だった透明なプラカップに両方をがさっと入れて、仏壇に供えました。

命日から3日・・・なぜかずっと香りを意識する毎日となり、今我が家には色々な香りが漂っています。
アッピアもどこかでこの香りを嗅いでいるだろうか・・・

2020年11月20日


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5ヶ月遅れの「スポーツフェスティバル」開催~今年は学年ごとの半日開催に・・・

2020-11-13 23:47:46 | 感動の出来事(学校イベント)
スポーツの秋・・・

息子の学校では例年6月に行われている「スポーツフェスティバル」が、先週土曜日に無事に開催されました。
コロナの影響で積み残していたものの一つをやっと回収できた思い・・・

今回は学年ごとに日にちを分散しての開催となったため、高2だけの体育祭でしかも午前のみの短縮版・・・
それでも10種目の競技が組まれ、息子はその内の3種目に出ることが出来、準優勝だったようです。

「ようです」というのは、今回は残念ながら保護者の観戦は禁止のため観に行くことが出来ず・・・
去年は雨で日程がずれ、さすがに急な日程変更に合わせて仕事の調整が出来ずに観戦を断念したため、
2年続けての無念となりました。

もう高校生だしいいじゃないかと言われそうですが、私はこういうイベントは観ないと気が済まないので、
高3でそれこそ最後の最後となる来年は何が何でも、仕事をキャンセルしてでも観ることを誓っています。

そんなことを誓ってどうする・・・ですが、コロナや天候は自分ではどうすることも出来ないので、
誓うより日頃から良い行いをして神に祈った方が良いかも知れませんね。

今年は、赤・青・緑・紫・黒の5色に分かれた5クラスの対抗戦で、例年通り各色のクラスTシャツを作成・・・
息子はどうも赤に縁があるようで3回目の赤色となり、また赤色のTシャツが1枚コレクションに加わりました。

息子が参加した競技は、綱引き、借り物競争、ドッジボール・・・
最初は「高校生がドッジボール・・・?」と思いましたが、普段の体育の授業でも結構やるのだそうです。

種目は大会を企画している生徒が考えているので、ドッジボールは年齢に関係なく人気があるのでしょうね。
また、シンプルなルールながら結構ワーワーキャーキャーと盛り上がります。

息子もドッジボールが一番楽しかったようで、一投で一気に3人アウトにしたと自慢気に語っていました。
まず一人に当てたボールがはじかれて別の人に当たり、さらにもう一人に当たるという芸術的なもので、
その時はずいぶんと盛り上がったようです。

午前中に終わったはずなのに帰って来たのは夜で、どこで何をしていたのかは知りませんが、
こういうイベントは終わった後がまた楽しいんですよね。まあスポーツフェスティバル・・・お祭りですからね。

これで、他に積み残している大きなイベントは「学園祭」と「修学旅行」・・・
「学園祭」は例年より2ヶ月遅れで今月下旬にオンラインで行われる予定で、現在着々と準備が進んでいます。

また「修学旅行」は高2が終わった春休みに日数を短縮して行うよう現在企画中のようです。

どのイベントも生徒自身が企画・運営をしていますが、今年はイレギュラーで例年通りという訳にいかず、
関わっている生徒たちは本当に大変で、かなり負荷がかかっているのだろうと想像します。

ただ、今年のように初めての形式でのイベントに関われたことは貴重で、絶対にその生徒の力になる・・・
何事も失敗やアクシデント、イレギュラーな対応が人を成長させる原動力になるのだと信じています。

2020年11月13日


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ついに「有給休暇」の取得指令が下る~変化する時代に意識が追いつかないと・・・

2020-11-06 23:55:41 | 最近の出来事
「有給休暇の秋」・・・なんて言葉は一般的にはありませんが、私が勝手に名付けました。
今年の秋~冬にかけては、有給休暇を結構取ることになるため・・・

今年は仕事が忙しく、夏季休暇も有給休暇も取れないままもう秋も過ぎ去ろうとしていました。
秋になったらと思っていたものの忙しさは解消されず、いよいよ今年は冬に夏季休暇かと考えていた矢先・・・

今週、ついに「有給休暇」の取得指令が下りました。
不足分を年内に消化できるよう予定を提出するようにとのことで、急いで計画を立てて提出しました。

休みも取らずに働いているのに、何か悪いことでもしたような変な罪悪感を覚えることにもなりましたが、
それがいけないんですよね・・・時代が変わっているのに意識が追いついていないことを実感する出来事でした。

1900年代頃までは、有給休暇は「風邪などで体調を崩した時のための保険」と勝手に解釈されていて、
自分の都合やプライベートな用事で取得することに罪悪感が拭えず、非常に取りにくい時代が続きました。

外資系に勤める友人が当たり前のように有給休暇や長期休暇を取るのを羨ましく思っていましたし、
自分が管理する立場になって、本来必要がない有給申請の理由を確認させられることに抵抗も感じたものです。

その後結婚して新婚旅行で1週間休むことが出来た時には、これが初めての正々堂々のバカンスだと感激・・・
そして、息子が生まれてからは出産の立会いや、旅行などで長期休暇にくっつけて取得することも増えました。

息子が小学生になってからは、授業参観や発表会などの平日のイベントに合わせて取得するようになり、
出産と同時に発病したアッピアの手術や入退院時、特には通院の付き添いで取得することも増えて行きました。

息子が小学校低学年の頃は、平日のイベントで見かける父親はまだ数える程だったのですが、
学年が上がるに従い時代の変化とも相まって、年々父親の参加が増えていきました。

2011年の東日本大震災の影響も大きく、当時は原発事故のよる電力不足に対応した休日分散化が行われ、
堂々と平日に休めたこともその後の休暇の取りやすさに繋がったように思います。

そして、安倍政権の功績の一つである「働き方改革」・・・
そのお蔭で子供のイベントで父親の有給取得も一般的になり、今や父親も育休を取得できるまでになりました。
ただ、私の周りでまだ育休を取った父親はおらず、これが一般化するにはもう少し時間が必要かと・・・

有給休暇は「働き方改革」の一環で労働基準法が改正され、昨年度から年5日の取得が義務付けられました。
全企業が対象で、義務を果たせなかった企業は不足者一人に付き30万円以下の罰金が科せられます。

ついに有給休暇は「風邪などで体調を崩した時のための保険」ではなく、本来の趣旨の休暇となりました。
ただ、私のようにまだ意識が遅れている人には、意識改革と休むための仕事の調整が必要ですね。

せっかくの休暇も「休まなければ」という義務感で取得しても、ちっとも楽しくないですもんね・・・
有意義な「有給休暇の秋」にしようと思います。

2020年11月6日


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親子でお世話になった「皮膚科の女医さん」が他界~またまた受難のアラフィフ世代

2020-10-30 23:48:19 | 悲しい出来事
今週、息子がニキビ治療でお世話になっている皮膚科から帰って来るなり、「いやあ、驚いた~」のひとこと・・・

 ☆「どうしたの?」
 ★「皮膚科の先生が最近亡くなったらしくて、もう診療出来ないからって処方箋だけ出してもらった」
 ☆「えぇ~、あの女の先生が・・・? だってまだ若いじゃん!」
 ★「俺もビックリしたし、かなりショック・・・ 2年位病気だったんだって・・・」
 ☆「ってことは、君がお世話になり始めた頃からか・・・複雑だね・・・」

息子が思春期でニキビに悩み始め、最初に通った皮膚科を一人で受診の時に高い薬を買わされたのを機に、
私がお世話になっていた当皮膚科に連れて行ったのが2年前・・・それからずっとお世話になっていました。

息子は小学生の時にアッピアと祖父二人の身内3人を亡くし、良くも悪くもそういうことには慣れているはず、
と勝手に思っていましたが・・・

 ☆「そうか・・・それにしても君は人の死に結構慣れてると思ってたけど、やっぱりショックなんだ・・・」
 ★「だってお母さんなんかの場合は分かってたから覚悟できたけど、今回は突然すぎて・・・」

行ったらそこに居るはずの人、居て当たり前の人が突然いなくなるのは、確かにショックが大きい。
医師も人間なので当然そういうこともある訳だけれど、お世話になっている医師が突然亡くなるのは初めて・・・

その病院は15年ほど前にご夫婦で開業され、奥さんが皮膚科で、ご主人が内科と二つの診療科がありました。
私も息子も皮膚科だけにお世話になっていましたが、いつも7割くらいの患者が皮膚科受診でした。

それ程皮膚科として人気のあった病院ですが、私自身、その皮膚科にお世話になってもう10年になります。
冬場の肌荒れが酷く、毎年空気が乾燥し始めるこの時期に行って、塗り薬と保湿剤を処方してもらっていました。

その医師は落ち着いた方で、こちらの話にも丁寧に耳を傾けてくれる親身で安心して相談できる方でした。
年齢的にはアラフィフだと思いますが、私の周りでまたまたのアラフィフの受難に改めてショックを受けています。

また、医師が亡くなるとどうしても複雑な気持ちになるのは、患者を診る仕事、病気を治す仕事と言う意識が強く、
医師が病気になる、病気で亡くなるというイメージがすんなりと受け入れられないからかも知れません。

ただ、患者には患者それぞれの人生があるように、医師には医師それぞれの人生がある。
立場が違うだけであって、同じ一人の生身の人間・・・

病気で亡くなった医師というと、武漢で新型コロナ感染症が発生し始めた頃、それを訴えていた眼科医が、
警察に呼び出されて訓戒処分を受け、その後自身も感染して亡くなったことが思い出されます。

結局この医師のある意味命を懸けた訴えが封殺されたことが、その後世界中にも及ぶ大災害の始まり・・・
人の命を救うはずの医師が、自身も命を奪われた上に世界で120万人にも及ぶ人間を救えなかった事実って、
どう考えたらいいのだろう・・・

私は絶対に忘れないし許しもしない事実ですが、一人のお世話になった医師の死から色々と考えてしまいます。
長年親子ともどもお世話になり有難うございました。どうか安らかに・・・

2020年10月30日


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隠れバスケ部員の代償で指を「剥離骨折」~息子が人生初挫折ならぬ初骨折

2020-10-23 23:53:20 | 息子の成長
スポーツの秋・・・

バスケ少年の息子は、北米4大スポーツリーグの1つであるNBA(全米男子プロバスケットリーグ)に夢中・・・
コロナで一時中断を余儀なくされた今シーズンも、つい先日ロサンゼルス・レイカーズの優勝で幕を閉じました。

私がバスケ少年だった頃は、泥沼化したベトナム戦争から撤退し大きな傷を負った米国が元気のない時代で、
当然NBAも全く盛り上がっておらず、NBA人気が盛り上がってきたのはもうバスケ少年を卒業した後でした。

マジック・ジョンソンやマイケル・ジョーダンが活躍した1980年代から1990年代にかけてですが、
TVでも時々試合が放映されましたし「スラムダンク」というバスケ漫画もアニメ化されてTVでも放送されました。

バルセロナ・オリンピックで、プロのオールスター選手が出場し「ドリームチーム」として世界を沸かせましたが、
私の中ではその時がピークで、スーパースターだった二人が引退してからはNBAからも遠ざかることに・・・

それが、八村塁のウィザーズ入団や息子のアピールのお蔭で、今シーズンは久々にNBAに注目していました。
10月~4月の半年がシーズンとなりますが、今シーズンはコロナの感染者が出て1ヵ月を残して3月に中断・・・

4か月後の7月末からディズニーワールド内の施設のみで無観客で残りのリーグ戦とプレーオフを行い、
新たな感染者を出すこともなく、シーズンが始まって1年後の10月11日にやっとシーズンを終えました。

再開後は徹底した感染対策を行い、選手の施設外への外出禁止、違反者の出場停止や退去処分など、
米国でここまで厳しく個人を管理するのかと驚くほどの徹底ぶりと、選手がそれに素直に従ったことが驚きでした。

米国では感染者数がずっと増え続けている中で、NBAは模範的で素晴らしい対応をしたと思いますし、
T大統領も少しでも見習っていれば、感染することもなく選挙も有利に進めることが出来たのではないかと・・・

ところで、高校の通常登校再開後、隠れ部員としてずっとバスケ部の自主練習に参加している息子ですが、
休日のバスケ部の練習に参加した日に指を痛めて帰ってきました。

少し痛そうでしたが我慢し翌日学校の保健室に行ったところ、すぐに整形外科に行くように言われて早退。
私がリハビリでお世話なっている病院で診察を受け、左中指の剥離骨折が判明・・・

今はテーピングをしてギターやピアノはお預けですが、骨折と診断された息子はどことなく嬉しそうでした。

 ☆「骨折したっていうのに何か嬉しそうに見えるけど・・・」
 ★「生まれて初めて骨折って言われたから、ちょっと誇らしい気分・・・」
 ☆「誇らしい?骨折が・・・??? ところで手術は必要ないの?」
 ★「とりあえず様子見て問題なければ必要ないって・・・」

息子は3歳頃にジャングルジムのてっぺんから転げ落ちて頭を強打し、頭蓋骨の一部が陥没しましたが、
それ以来は特に大きな怪我はなく、久々の怪我・・・

私は大学生の時に車の事故で鼻骨と眼底を骨折しましたが、それは思い出したくない嫌な思い出・・・
高校生にとっては指の骨折など大したことではなく、逆に勲章くらいに思っているのかも知れませんね。

折れた骨は複雑骨折でもない限り時間が経てばまたくっつきますが、私の手術で削り取られた背骨は無理・・・
背骨もいつか再生してくれないものだろうか・・・うずく背中の痛みを恨めしく思いながら考えることもありますが、
それよりも決して返ってこない亡くしものもあるんだよなあ・・・

2020年10月23日


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絢香「ONLINE LIVE~空のプレイリストを歌う夜~」~教会の温かい響きに包まれて

2020-10-16 23:59:02 | 感動の出来事(ライブ)
ここ数日で随分と気温も下がり、秋も深まってきましたね。
自転車で通勤した日の帰りはすっかり暗くなって、すれ違う人や自転車も見えづらくなってちょっと怖い・・・

まだまだステイホームな日々が続きますが、そんな秋の夜長も今だからこその楽しみをと、
今日は、つい先ほどまで教会で行われて音の響きが印象的な絢香のオンラインライブに浸っていました。

演奏はアコギのみでそれ以外は二人の女性コーラスだけという非常にシンプルでアコースティックな編成・・・
白いタイル模様の土壁と木のぬくもりを感じる教会は、雰囲気も抜群で音の温かい響きも素晴らしかった。

この形式の編成は初めてとのことでしたが、そのシンプルな編成は教会の雰囲気にピッタリ合っていて、
教会の温かい響きと見事に融合する彼女の歌と歌声、心温まる演奏のアコギ、美しいコーラスのハーモニー・・・

一流のアーティスト同士のコラボと笑いの絶えないMC・・・本当に素敵なライブでした。

もう14年も前に、彼女の「三日月」という曲を初めて耳にして一目ぼれならぬ一聴きぼれをしてからのファンで、
アルバムCDは全て買い今でもよく聴いているものの、これまでライブに行ったことはありませんでした。

当時は、息子がまだ幼くアッピアの病気も大変な時期だったため、「おかあさんといっしょコンサート」以外に、
とても自分の好きなアーティストのライブを観に行ける状態ではありませんでした。

そうこうしている内に、彼女はバセドウ病を患っていることを発表し、
デビュー3年目にして、治療専念のために事務所を退所し活動を休止することとなりました。

バセドウ病は、甲状腺ホルモンの過剰な分泌で常に運動しているような状態となり相当体力を消耗しますが、
今は薬によってホルモンの分泌をコントロール出来、2年ほどの治療で通常の生活を送れるようになるようです。

彼女も約2年の治療期間を経て、自主レーベルを立ち上げて活動を再開しました。
その間に結婚や二人の子供の出産も経験し、現在は幼い二人の子育てをしながら活動しています。

活動休止前は相当きつかったようで、体調不良でのライブ中止もありましたし、薬の副作用で体重が増えたり、
声や声量などにも少なからぬ影響があったことと思いますが、今は無理せず自然体で活動している様子です。

辛い経験もしながらも、自分のスタイルを確立して素晴らしい楽曲を生み出し続け、
ステイホーム期間中もリモートで色々なアーティストとコラボをして、素晴らしい楽曲を発表しています。

そんな姿勢に共感する彼女の念願のライブを、オンラインによって初体験することが出来て感無量・・・
心残りだったものがやっと一つ解消された思いです。

今回はタイトル通り「空」をテーマとしたもので、改めて彼女の曲には「空」が多く出てくるなと思いましたが、
彼女はとにかく「空」が大好きで、何かあると空を見上げて勇気を出していることを話しました。

ライブの終盤ではマイクを持つことを忘れてMCを始め、周りから「マイク、マイク・・・」と言われて気づきましたが、
それ程歌うことに集中していて気持ちも昂っているようでした。

自身も病気と付き合いながら曲を創り歌うからこそ、そこに人を思う気持ちや応援する気持ちが感じられて、
その歌詞や歌に励まされ、心を動かされるのだと思います。

ステイホームの秋の夜長にこんな時間が持てることにも改めて感謝・・・ですね。

2020年10月16日


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知人が「急性腎不全」で緊急入院~原因は水分の摂取不足のよう・・・

2020-10-09 23:49:13 | 驚いた出来事
息子は夏が過ぎ秋になっても、毎日摂る水分の量が半端ではありません。
小中学時代のサッカーで使っていた2リットルのジャグを、今でも家の中で持ち運び水分補給を欠かさない・・・

1日で飲み切るジャグの水分に加えて、1リットルのパック牛乳も1日で飲み切るので、
1日当たり3リットル以上もの水分を摂っていることになります。

ジュースなどを大量に飲むと問題ですが、新陳代謝の激しいティーンエイジャーにとって水分補給は大事・・・
しかもお金もかからないのでいくらでもどうぞ・・・という感じです。

ところで、最近知人が「急性腎不全」という病気を発症し緊急入院しました。
今は無事に退院し、薬を服用しながら体力回復に努めているところで大事には至りませんでした。

「腎不全」と聞くと、腎臓が機能停止するということなのでゾっとしますが、実際命にかかわることもあるようです。
腎臓の働きは血液から老廃物を除去することで、それが出来ないと生命維持のために透析が必要となります。

彼の場合は、突然尿が出なくなってしまい病院に行ったところ、危険な状態ですぐに入院となった次第・・・
「腎不全」の原因は様々あるようですが、知人の場合は水分の摂取不足による脱水状態の蓄積だったようです。

マラソンが趣味の彼は、夏場は走り終わった後はさすがに水分補給をしないときついものの、
涼しくなってからは走り終わってもほとんど水分を摂らなかった。その理由は、その後のビールが美味しいから・・・

「気持ちは分かるけど、そうは言っても喉も乾くし水分摂るでしょ・・・」と思うのが普通ですが、
彼いわく「水分を摂らずに我慢した後のビールがとにかく最高で、それが癖になるんだよ」とのこと・・・

癖になるのはいいけど、そのために病気になってしまってはビールすら飲めなくなるでしょうに・・・
知人も反省しきりで、医師からも随分と説教を食らったようです。

知人の場合は「急性腎不全」で済みましたが、腎臓は沈黙の臓器と言われて機能低下していても気づかずに、
気づいた時には「慢性腎不全」になっていたということもよくあるようです。

「慢性腎不全」になるともう機能回復は見込めず、透析や腎移植で生命維持するしか手立てがなくなってしまう。
また、逆に水分の摂取制限をしないといけなくなるようで、ビールなどは真っ先にご法度・・・

人間の身体は極端なことをすると色々と弊害が生じますが、若い時はそれをカバーするだけの力があります。
ただ年齢を重ねるとカバーする力も弱まり、極端なことが病気の引き金になってしまうということですね。

私は、今往復1時間かけて自転車通勤していますが、涼しくなってから汗をかく量も随分減ってきたものの、
夏場にかく汗の量は半端ではなく、自転車通勤した日は毎日体重が1㎏減りました。

つまり、身体から約1リットルもの水分が余分に流出しているということ・・・
人間の1日当たりに必要な水分摂取量は約2.5リットルのようですが、
食べ物からも結構な水分を摂っているため、飲み物からの摂取の目安は約1.2リットルのようです。

これは普通の日常生活の場合で、大量に汗をかいた時などは1リットル位上乗せする必要があると、
改めて気づかされた出来事でした。

そして、人間は年齢を重ねると極端なことをしてはいけない、すぐに自分の身体に跳ね返ってくるんだぞ・・・と、
そう教えてくれた彼に感謝しています。

2020年10月9日


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我が家の「20年のビールの移り変わり」~10月1日からの酒税改正に因んで・・・

2020-10-02 23:42:10 | 懐かしい思い出
年度折り返しの10月1日は「中秋の名月」でしたが、天気も良く月が煌々と輝いていて本当に綺麗でした。
中秋の名月は、9月~10月にかけて毎年日にちがずれるので、うっかりすると見逃がすので気をつけないと・・・

また、10月1日と言えば、今年は「中秋の名月」以外にはやはり「酒税改正」・・・ですね。
「ビール」と「日本酒」は減税、「第三のビール」と「ワイン」は増税に・・・嗜好品は税率が調整されるのも仕方ない。

酒税は今年から3年ごとに改正され、2026年には「ビール」「発泡酒」「第三のビール」は、税率が統一されます。
最近はビールの銘柄があまりにも増えすぎて、どれがどの区分に入るのかは、もうクイズ状態・・・

しかも、ビールは発酵の仕方によって「エール」「ラガー」に分かれ、熱殺菌をしていない「生」や「ドラフト」など、
分けようと思えばいくらでも細かく分けられ、原料、醸造法、色、添加物などによって多種多様な分類があります。

それはさておき、久しぶりの酒税改正で我が家の20年に亘るビールの移り変わりを思い出しました。
私はビール党で、家でも外でもお酒は最初から最後までビールということがほとんど・・・

と言うことでビールには拘りがあり、結婚前も結婚後もずいぶん長い間平和な「エビスビール時代」が続きました。
因みに、日本で本物のビールと言えるのは「エビスビール」だけで、それ以外はある意味まがい物・・・

「ビール」は漢字で「麦酒」・・・つまり麦から作られたお酒ですが、麦芽100%のビールは「エビスビール」だけで、
それ以外のビールは麦芽以外に安価な原料が混ぜられたり、全く別物の原料から作られていたりします。

「発泡酒」の原料は、麦芽よりももっと安いモルトの比率が高く、厳密に言うと「ビールに近いお酒」・・・
「第三のビール」は、大豆・エンドウ・トウモロコシなど麦芽ではない穀物が原料の「ビールのようなお酒」・・・

結婚後もしばらくは幸せな「エビスビール時代」が続きましたが、しっかりもののアッピアからついに横やりが・・・
「美味しいのは分かるけど高い!発泡酒とまでは言わないけどせめて普通のビールに出来ない?」

「普通のビール」って「エビス」だけなんだよ・・・と、無理やりの理由を盾に抵抗を続けていましたが、
息子の入園後に物入りとなり、攻撃を防ぎきれずについに落城・・・当時人気だった「アサヒスーパードライ」に・・・

「エビス」には敵わないもののそれでも結構美味かったので、しばらくは「スーパードライ時代」が続きました。

その後発泡酒が増えて人気となるにつれて、アッピアからは「そろそろ発泡酒どう?」攻撃が始まりましたが、
色々な発泡酒を試す姿勢は見せたものの、やっぱり発泡酒はビールじゃないねと何とか攻撃を凌ぎ続ける。

その後発泡酒の税率も上がり、「第三のビール」がブームとなってきたことで、改めてアッピアからの攻撃が・・・
そこでまた色々と試す姿勢を見せていたところで「サントリー金麦」に出会い、その後は「金麦時代」に・・・

アッピアの他界後は、元々の「エビスビール」に戻すことも出来たのですが、すっかり節約モードが刷り込まれ、
結局この8月まで長く「金麦時代」が続きました。

そして、そうこうしている内に在宅勤務も増えて、そろそろお腹の脂肪も気になるお年頃に・・・
糖質カットの金麦を試してみたものの満足できず、ついでにと飲んだ「キリン淡麗グリーンラベル」に出会う。

糖質が抑えられてさっぱりだけれど淡泊ではないと、先月から新たに「グリーンラベル時代」に突入しました。
そして、最近お気に入りで先月発売のCDも毎日聴いている「あいみょん」がこのビールでCMデビュー・・・

これも何かの縁・・・と勝手に思いながら、しばらくは「グリーンラベル時代」が続きそうな予感。
「エビス」はコクがあって文句なく美味しいのですが、時代は「グリーンラベル」を飲みながら「あいみょん」かな・・・

2020年10月2日


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高2で「最初で最後の対面保護者会」~「直接会う、話をする、その人を感じる」良さを実感

2020-09-25 23:58:02 | 感動の出来事(学校イベント)
先週の土曜日、息子の学校で約1年ぶりとなる対面での保護者会がありました。
高2で2回目の保護者会ですが、前回はオンラインのため対面での保護者会は、今学年では最初で最後・・・

始めはいつも通り全体会が行われましたが、今回は体育館で保護者席の間隔も充分に空けての開催・・・

例年であれば今月に行われていたはずの学園祭が、11月にオンライン開催予定で生徒が企画中であること、
中止となった秋の修学旅行も、自治体で解禁予定の来年に日程を短縮して近場での実施を検討中など・・・

そして、全体会の後は各教室に分かれてのクラス別懇談会・・・

もう5年目ともなると、親しい人や良く知った顔の人が増えて、保護者会というよりも同窓会に近い雰囲気・・・
顔を合わせるのは久しぶりのため、私も高揚感を抑えられずに色々な人と喋り倒しました。

いつもは、保護者会の前後にランチ会をアレンジして楽しく盛り上がるのですが、さすがに今回はそれも難しく、
先生の話が終わった後は、順番に自己紹介とコロナ禍での一言エピソードを話してもらうことに・・・

2ヶ月にも及ぶ休校と在宅勤務の中で繰り広げられた、各家庭の生活模様・家族模様はなかなか面白かった。
在宅勤務で3キロ太った人、逆にダイエットを始めて3キロ減量した人、ヨガや太極拳を始めた人・・・

女子生徒は、この機会に母親と一緒に料理を始めたり、スイーツ作りに凝る人も多かったのですが、
男子生徒は、部屋をトレーニング場にしたり、一人スポーツを始めたり、一人で出来る趣味に没頭する人が多い。

こういうところでも性別の違いや価値観の多様さが感じられ、人間の面白い一面を垣間見ることが出来ました。

そういう我が家は、留学先から帰国した息子は、留学先では出来なったピアノとギターを延々と弾き出し、
合わせて大声で歌うことにも熱が入りすぎ、ついにはマンションの住人から苦情を受けることに・・・

エネルギーを持て余したティーンエイジャーが家に籠るとロクなことにならないことを痛感させられ、
学校での体育や部活、それに友人関係がエネルギー発散にいかに重要なことかを思い知りました。

そういう親同士も久しぶりに話せることが楽しくてしようがなく、マスク越しの会話もオーバー気味・・・
この状況下でこんなにワイワイと喋っていていいものかと思いつつも、私もひたすら喋り尽くしてきました。

オンライン会議やテレワークは確かに効率がいいものの、仲間との豊富なコミュニケーションには難があり、
雑談が出来ないことや、仲間との一体感を持てないことが一番のネックかなと感じます。

雑談って実は貴重な情報を得たり、思いがけないヒントや視点を感じたり、何かを考えるきっかけになったり・・・
ジョークを飛ばしながら仕事をすることもコミュニケーションの潤滑油として、精神衛生上も必要なこと・・・

ある企業で「テレワークは雑談が出来ないのがちょっと・・・」と誰かが言ったのを受けたマネージャーの、
「『雑談コーナー』を作ったので好きな時に書き込んで」という対応に愕然としたという話も聞いたことがあります。

情報交換であれば最近よく使われているチャットで良く、その場の雰囲気で即興的に湧いてくる雑談が貴重・・・

また、オンラインでは人のエネルギーや熱量といったものが感じられず、どうしても無機質感を感じてしまいます。
改めて「直接会う、話をする、その人を感じる」という当たり前のことの良さを実感する機会となりました。

2020年9月25日


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