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波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「1か月で0.5センチも伸びる足」~脚ではありません

2016-04-15 23:53:14 | 息子の成長
☆アッピア夫です。息子の中学校の制服を合わせて注文したのが2月中旬。そして制服が家に届いたのが1ヶ月後の3月中旬。当然のことながら、これからの成長を見越して少し大き目のサイズを注文。つまりはダブダブです・・・

通勤途中で見かける中高校生も、ダブダブの制服を着ている子を見ると「この子も入学したばかりなんだな・・・」と不思議と清々しい気分になります。ダブダブが何ともかわいいんですね。

届いた制服をもう一度家で合わせていると、中学生になることを改めて実感する嬉しい気持ちと、「自分の手の届くもの」が「届かないところに行ってしまう」ような何とも言えない寂しい気持ちが混ぜこぜの複雑な気分になって来ます。

そんな少し感傷的な気分で、制服を合わせ最後に革靴を合わせようとしたところ・・・「きつい!」の一言。どうやら足のサイズが合わない様子。

★「ねえ、この靴きつくて入らないんだけど・・・」(そんなはずは・・・)
☆「だって、制服を合わせた時は少し大き目で丁度よかったはずだよね。」
★「やっぱりきつい!無理!」(いやいや、そんなはずは・・・)
☆「じゃあこっちは・・・?」(体育館用シューズを合わせる)
★「こっちもきつい!」(ええっ・・・?)

体育館用シューズは運動靴のため履けることは履けるものの確かに全く余裕がなくきつそう・・・どうやら、1か月前に少し大き目だったものが本当に合わなくなっているようです。もちろん靴の方が小さくなるはずもなく、足の方が成長したと言うこと・・・とにかくサイズが合わないと困るので、0.5センチ上のサイズに交換してもらうことに・・・交換してもらって来た靴を合わせたところ少し余裕を持ってジャストフィットとなり、一件落着。

それにしても、本当に1か月もの短い期間に足が0.5㎝も伸びるものだろうか?このまま1年間成長を続けたとすると、現在24.5センチの足は30.5センチに・・・もちろんそんなことはあり得ないけれども、まさか足がこんな勢いで成長をしているとは・・・

「成長期」恐るべし・・・

2016年4月15日 アッピア夫


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「入学式でぶっ倒れる息子」~波乱の中学幕開け

2016-04-08 22:58:01 | 息子の成長
☆アッピア夫です。今日は息子の中学校の入学式でした。先だっては、小学校卒業にたくさんのお祝いコメントをいただき、本当に有難うございました。「今日も無事に入学式を終えました」・・・と言いたかったところですが、息子は何と入学式の最中にぶっ倒れ、波乱の中学幕開けとなりました。

今日は、昨日の春の嵐から一転、暖かく穏やかな素晴らしい入学式日和となりました。式が始まって、在校生の楽団による素晴らしい演奏を聴き、校長式辞や来賓祝辞、在校生の歓迎スピーチ、新入生の代表スピーチと順調に進んで行きました。

新入生の代表スピーチの時、新入生たちはずっと立ってスピーチを聞いていました。新入生たちに緊張感もあったでしょうし、代表二人のスピーチもそれなりに長かったこともあったのか、立っている間に一人二人と倒れ始めました。子供たちも受験生活で運動不足だろうし、昨日まで3週間もの長い春休みもあったので、「受験も終わりのんびりリラックスした生活から、いきなりこの緊張感の中で長く立つのはきついのだろうな・・・」と思っていた矢先、今度は「ドスン」と大きな音がしました。

「ああ、また一人倒れたな・・・」と思った瞬間、新入生たちの間から見えていたはずの息子の後頭部が「な、ない・・・!」「やばい、息子だ!」しかもハデな音と共に・・・今度は音もしたので保護者席も少しざわつく・・・

息子は退室することなく、頑張ってそのまま椅子に座っていたようですが、その後立て続けに新たに二人が倒れ、結局全部で5人が倒れました。何年か前に女子学生が次から次へと学校で過呼吸で倒れたことがニュースになり、「集団パニック」と言う現象が話題になりましたが、もしかしたら今回もその「集団パニック」だったのでしょうか?

その後、入学式はアップテンポな曲に乗って、新入生たちが順番に壇上に上がって先生たちと次から次へと握手を交わした後、そのまま退室して式が終わりました。その間保護者はずっと手拍子をしていましたが、最後のテンポ良く盛り上がった終わり方は気持ちの良いものでした。息子も何とか回復し、最後の「握手~退室」は無事に終えることが出来ました。

息子は「今日は色々あって疲れた・・・」と、倒れたことにショックを受けながらも、今は緊張感から解放されてすっかりリラックスモードです。今日はいきなり中学生の洗礼を受けたようですが、来週からは本格的な中学校生活が始まります。これからも色々な洗礼を受けながらも逞しく楽しい中学校生活を送ってくれることを願うばかりです。

2016年4月8日 アッピア夫


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「ブログ復活、そして小学校卒業」~アッピアへの報告を兼ねて

2016-03-18 23:38:29 | 息子の成長
☆アッピア夫です。随分ご無沙汰をしてしまいました。今日、息子が無事に小学校卒業を迎えましたので、アッピアへの報告も兼ねて約1年振りに更新しました。

アッピアが旅立ってちょうど2年4カ月となる今日この日に、息子が小学校を卒業しました。今は、ほぼ放心状態でこのブログを書いています。卒業式って何でこんなに切なくて、感動的で、感傷的になるのでしょうか。

今日は、自分の息子だけでなく169名の卒業生全員が愛おしく、卒業証書授与では一人も逃さずじっと見つめていました。息子の学校では、6年生の夏休みに「サマースクール」という校舎に泊まって二日に亘り色々なことを楽しむ大きなイベントがあるのですが、その実行委員を務めたことで6年生全員と関わるようになったこと、またアッピアがいない分学校の様々な行事に関わることで、多くの保護者、先生、PTA役員とも親しくなり、学校そのものに愛着を感じていたことから、親子で一緒に卒業するような気持ちで式を迎えました。

式の間、ずっとあふれる涙をこらえながら、「人間だからこうやって感動できるんだよな」「感動って人間の特権だよな」と当たり前のことを考えていました。

また、小学校の卒業式というものを久し振りに経験して、まず服装の変化に驚きました。女子のほとんどが羽織袴。話には聞いていたもののここまでとは・・・多分9割位の女子が羽織袴でしょうか。10年前は数人しかいなかったようなので、この10年くらいの間にどんどん増殖したようです。男子は、スーツかブレザーが圧倒的ですが、中には羽織袴も3~4人いましたので、次の10年後には男子も羽織袴が主流になっているかも知れませんね。

面白かったのは、余興で手品でもやるのかと思うような派手派手のブレザー君や、坊主頭に派手な羽織で、どう見ても「お坊さん?」という子。女子は色とりどりの羽織袴で華やかですが、男子は黒っぽいスーツが多く華やかさに欠ける分、個性的な服装はそれはそれで楽しめました。

「ここにアッピアもいたらなあ」とも思いましたが、多分どこかで見ていたことでしょう。息子は、無事に受験を突破し来月から第一志望であった中高一貫校に入学します。受験生としての1年間は自由が利かずそれなりに大変でしたが、初の中学受験で経験したこと、感じたことは多く、また別の機会に書こうと思います。

また、これから新年度を迎え仕事が忙しくなるのですが、無理のない程度に書いて行こうと思っています。私も息子もこの春は受験から解放されて目いっぱい楽しみたいと思います。もうすぐ桜も咲きますね。一緒に春を楽しんで行きましょう。

2016年3月18日 アッピア夫

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「料理って奥が深いわ・・・」~自炊デビューした息子のひと言

2015-03-20 23:45:07 | 息子の成長
☆アッピア夫です。今日は息子の学校の卒業式でした。今年は5年生として見送る側でしたが、来年は主役の最終学年。何とも感慨深いものです・・・

ところで、26日からの春休みを前に、今週の火曜日で給食はあえなく終了。毎回のことながら、給食がなくなるとお昼の用意・・・日によっては塾用の夜のお弁当と二つ分を用意しないといけないため、朝が忙しくなるのは当然のことながら、それぞれのメニューを考えたり、そのための食材も忘れずに買っておかないといけないなど、頭も忙しくなります。

去年の春休みは、まだアッピア亡き後の諸々の忙しさも続いていた中で、食事作りなどの疲れも出たのか、仕事でセミナー講師をやっている最中に気が遠くなってぶっ倒れ、救急車で病院に担ぎ込まれる事態に・・・ブログでもコメントを頂いていましたし、多くの方から「数ヶ月経って少し落ち着いた頃にどっと疲れが出るから気をつけてね。」と言われていましたが、正にその通りとなりました。

火曜日の夜に、「明日のお昼は何を食べたい?」と訊いたところ、息子から「俺、自分で作ってみたい・・・作らせて!」との申し出あり。これまでは、火を使わせることに抵抗があり一人で料理はさせていなかったのですが、「お願いだからやらせて!」との強いダメ押しあり。結局、息子にとっては、生まれて初めて自炊に挑戦することとなりました。火の取り扱いだけはうるさい位に約束をさせ、まずは一緒に作った事があるチャーハンから始めることに・・・

結局、この3日間で息子が自分で作ったのが次のメニュー

<水曜日>チャーハン
<木曜日>肉野菜炒め
<今日>回鍋肉

当然のことながらいずれも無難な炒め料理・・・肉野菜炒めと回鍋肉は全く初めてながら、アッピアが結婚前に使っていた「お料理一年生」「お料理二年生」の本を見ながら、調味はそれさえ加えればOKなもので初挑戦。いずれも本人としては満足のいく出来だったようで、ご満悦・・・私としては、作ったものは食べてなくなっているので、当然その出来の確認しようがないのですが・・・

☆「どう難しかった?」
★「全然・・・俺、料理の楽しさを知ったよ!」
☆(・・・ってまだ3回だし・・・)「料理ってやってみると結構楽しいだろ!」
★「俺、春休みのお昼は全部自分で作るよ。」
☆(おお、そう来たか・・・)「じゃあ来週のメニューを一緒に考えようか?」

それから、しばらく「あれを作りたい」「それはちょっと無理だよ」などの話が続き・・・

★「いやあ、料理って奥が深いわ!」・・・のひと言
☆(・・・って、だからまだ3回だって・・・)

最後に息子の本音がチラリ・・・

★「料理が出来る男ってもてるんでしょ?」
☆(やっぱりそこだったか・・・)「その通り!今時料理出来ない男は結婚も出来ないからね。」
★「じゃあこれから色々な料理に挑戦してかっこいい男になる!」

まあ目的が何であれ、息子が料理作りの戦力になってくれれば言うことなし。これからお手伝いをさせるためのキーワードは「もてる男」に決定・・・頑張って男を磨いてくれ!

2015年3月20日 アッピア夫


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「スクールウォーズ」~荒れる息子の5年2組

2015-03-06 23:45:07 | 息子の成長
☆アッピア夫です。校内暴力が吹き荒れた80年代には、それをテーマにした学園ドラマが流行りました。「3年B組金八先生」がその代表ですが、「スクールウォーズ」というドラマもありました。荒廃したある高校で、ラグビーの弱小チームが精神的に鍛えられて強くなって行くと言う物語・・・で、今回はそのドラマの話ではなく、トラブル続出で荒れている息子のクラスの話です。

息子のクラスは思春期や反抗期に突入している生徒が多いのか、同学年の中では一番トラブルの多いクラスとなり、昨年末頃より毎日のように喧嘩やトラブルが起きているということを息子から聞くようになりました。時には5年生の学年主任や他のクラスの先生、時には教頭先生までが入れ替わり立ち替わり関与し、毎日先生と生徒間で話し合いが持たれているようです。「よくもまあこれだけ毎日毎日トラブルが起こるもんだ・・・これじゃあ先生も大変だ・・・」と呆れつつ話を聞いていましたが、ある日家に帰ると、息子の顔に絆創膏が3つ・・・

☆「どうしたの?」
★「喧嘩を止めようとしたらいきなり顔を引っ掻かれた。」
☆「また?・・・」

息子は4年生の時にも、顔に絆創膏を4つも貼って学校から帰って来たことがあった。その時は、絆創膏の下には顔の肉にまで爪が深く喰い込んだ痛々しい傷跡が4つもくっきりと・・・喧嘩した相手に力いっぱい手でわしづかみにされたようでした。今回はその時ほど酷い怪我ではなかったものの、その夜に担任の先生から電話がありました。

T「顔に怪我をさせてしまい申し訳ありません。」
☆「いいえ、どうせ子供同志の喧嘩のことですので・・・」
T「息子さんから、最近の学校の様子を何か聞いていらっしゃいますか?」
☆「毎日のように喧嘩やトラブルが起きていることは聞いています。」
T「息子さん自身は、乱暴なことはしないのですが、友達から何かされると言い返す言葉がきつくて、喧嘩になることがあります。」

そうか・・・本人は「喧嘩を止めようとして」とは言っているものの、どうやら乱暴な相手に容赦ない言葉を浴びせ、それが原因で喧嘩の当事者の一人となっている様子。注意をしながらしばらく様子を見ていたものの、相変わらずの状態が続き、とうとう先生のことまで酷い言葉で批判し始めたため、昨夜はついに私も大噴火・・・

★「今日は、俺ともう一人が先生に呼ばれて話をした。」
☆「何で呼ばれたの?」
★「俺ともう一人が『先生チェンジ!』と叫んだから・・・」
☆「それは、『先生を替えろ』って言うことだよね?何でそんな酷いことを言った?」
★「先生が男子と女子を差別したりするから・・・」
☆「原因が何であれ、それは先生に対して言っていい言葉だと思うか?そうやって友達を挑発し、先生も挑発して、お前は何をいい気になってんだ!あと2週間もすればもう5年生も終わりだろ?そうやって毎日喧嘩や反抗しながら今のクラスを終わらせるのか?このまま行ったら、自分も先生も他の子も誰もいい気持ちで終えられないよ。皆の5年生の思い出が良くないものになったとしたら、お前のせいだぞ!」

昨夜は、久し振りに息子をこっぴどく叱ることとなった。月曜日に学年懇談会などがあり、クラスの終わりも近づいているため、ギリギリのところで何とかしないと・・・「明日先生に謝れ!月曜日に学年懇談会があるから、謝るなら明日しかない。お前にそれが出来ないなら、月曜日にお父さんが先生に頭を下げる。どうするかは自分で考えろ!」

今日、家に帰ると息子から「朝一番で先生に謝った」こと、先生から「謝ってくれて有難う!」と言われたことを聞いた。それをきっかけに息子と先生は色々な話をしたらしい。話の内容はあまり詳しくは聞かなかったが、何となくすっきりしたような息子の顔を見てひとまずはホッとした。

やれやれ・・・解ってはいるけれど、やはり思春期は面白いことばかりでは済まない。ついでに親や先生に相当迷惑をかけた自分の思春期の頃のことまで振り返ることになった・・・何度自分のせいで親が学校に呼びつけられたことか・・・「○○君が騒ぐと授業になりません」と親の前で先生にきつく言われたことは今でも忘れることが出来ない苦い思い出。そんな自分が今は息子に説教している・・・「やはり歴史は繰り返す」・・・まあそんな大袈裟な話でもないか?

2015年3月6日 アッピア夫


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「俺、死んだら献体するからね!」~小学生の息子が発した言葉

2015-01-31 09:32:10 | 息子の成長
☆アッピア夫です。「俺、死んだら献体するからね!お父さんもするよね!」小学生の息子から突然の振り・・・ 「あ、ああそうだね・・・」完全に不意を突かれ、曖昧な返事しか出来ない自分が情けない。そう言われてみれば「臓器提供の意思表示カード」は財布に入れて持ち歩いているものの、「献体」については真剣に考えたこともないことに気付かされました。まさか献体について、小学生の息子に先に宣言されるとは・・・

(字の間違いについてご指摘いただいた方どうも有難うございました。余程、献体について考えていなかったということですね!)

☆「ところで、献体ってどういうことか知ってるの?」
★「知ってるよ。死んだら自分の身体を研究のために提供するんでしょ。」
☆「良く知ってるね。どうして献体しようと思った?」
★「だって、死んだら焼かれるだけだから、何か役に立った方がいいじゃん。当然のことだよ。」

だてに思春期に入った訳じゃないんだ・・・この時ばかりは、息子が少し眩しく見えました。それにしても、自分が小学生の時にはそんなこと考えもしなかったし、そんな言葉すら知らなかった。息子は、多分そのことをドラマなどで知ったのだと思いますが、本人は生まれてからたった10年の間(物心がついてからは 5年程でしょうか・・・)に、祖父2人とアッピア・・・身内3人の死を経験しました。短い間に身近な人3人の死を経験したことが関係しているのかも知れませんね。

人は、経験によって考えが形成されていきます。息子にとって、若くして母親を亡くしたことはとても残念なことですが、そういう経験によって「献体」にまで考えが及んでいるんですね。

人は、一人ひとり皆違う経験をしながら成長して大人になっていく。そして、その中で多様な価値観や考え方が生まれる。自分と全く同じ経験をし、全く同じ人生を歩む人は一人としていない。だからこそ、一人ひとりが貴重だし皆違うからこそ面白い。反面「人を殺してみたい」というような歪んだ考えや欲望を持つ人も出てくる。面白いけど怖さもある。

献体を希望するかしないかはその人の自由・・・正解・不正解はないですよね。がん治療にしてもそう・・・ アッピアのような攻めの治療をする人もいれば、もっと違う選択をする人もいる。そして、その結果については自分自身が責任を負う。「全ては自己責任」・・・私にとってはものごとを考える基本となっていることですが、これは元々あった考えが、アッピアと10年に亘って病気と向き合って行く中でどんど ん確立されていったように思います。大人になってからも経験によって考えが変化していくのですから、面白いものですね。

この乳がんブログの中で、多様な病気との向き合い方、ものごとの考え方、様々な生き方に触れられるのも、醍醐味の一つだと感じています。『人は多様だからこそ面白い!』

2015年1月31日 アッピア夫


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「大人への階段」を登り始めた息子~年のはじめに

2015-01-02 15:44:09 | 息子の成長
☆アッピア夫です。新年明けましておめでとうございます。『大人の階段の~ぼる♪』・・・おとなの自動車保険のCMではないですが、今年は「大人の階段を登る息子」が一つのテーマになりそうです。

息子は、ここ2~3ヶ月で明らかに思春期に突入・・・去年1年間で大きく変化し、突然「大人への階段」を登り始めました。(何とも危なっかしい感じなので、「はしごを登り始めた」と言った方が合っているかも知れませんが・・・)子供の大人への変化の過程って本当に面白いですね。自分の興味を持っていることや、毎日着る服などがある日突然子供っぽく思うようになり、途端に拒否し始めるんですね。私自信も、思春期の時は自分自身の止められない変化への戸惑いや葛藤、親との確執などが大いにありましたが、その頃の自分をすっかり忘れてしまった今は、息子の急激な変化がとても新鮮で一人で面白がっています。

去年の後半、突然息子の中に大人が同居し始めました。もう一方の子供とのアンバランスさの中で、倒れそうな位思いっきり背伸びをしている感じです。「子供っぽいから」とアニメの類は一切観なくなり、着る服も限られたものしか着なくなりました。靴下でさえも、今まで普通に履いていたスポーツブランドの靴下は一切履かなくなり、今はアッピアのもので女性っぽくないものを選んで履いています。冬休みに入る前は、アッピアの愛用していたマフラーと手袋を身につけて得意げに通学し始めました。

昨年末には、自転車まで「子供っぽくて嫌なので、大人の自転車が欲しい。」と急に言い始めました。こちらとしては『小学生の間はこれで・・・』と思っていたので、「中学生になったら買ってあげるよ。」とは言ったものの本人は納得していない様子・・・マンションの駐輪場に寂しく佇むアッピアの自転車をまじまじと見ているので、「お母さんの自転車でよかったら喜んであげるよ。」と冗談で言ったつもりが、「ほんと?じゃあ考える。」と本気モード。「えぇ・・・冗談で言ったのに。だってこれママチャリだよ」・・・本人は意に反さず、いたって本気です。

今日は、クラスの女の子三人と約束して駅周辺に福袋を買いに出かけました。しかもバッチリお洒落して・・・。ここしばらくは「女子はうっとうしい」と言っていたのに随分変わったものです。10時の待ち合わせに8時から服を着替えて準備万端(おいおい・・・待ち合わせ場所には10分で行けるんだけど・・・)文房具屋で待ち合わせと言うのが、小学生っぽくて何ともかわいいのですが・・・

その後、息子から「置いておいた自転車がなくなった。」と電話が入りました。一緒に探しに行った結果、本人が置いた場所を勘違いしていたことが判明。自転車は無事に見つかりましたが、女の子達に思いっきり笑われていました。やれやれ・・・「息子よ、これから女の子の前で一杯恥をかいて、しっかりした男になってくれ。」

大人の階段をよろけながら登る息子と、ころげ落ちないように後ろから支えているつもりの男二人を、今年もよろしくお願いいたします。

2015年1月2日 アッピア夫


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我が家の「サンタクロース物語」の終わり・・・

2014-12-27 19:46:02 | 息子の成長
☆アッピア夫です。毎年のことですが、あっと言う間にクリスマスが過ぎ、年末に突入ですね。皆さんは楽しいクリスマスを過ごしましたでしょうか?何だかんだ言ってもクリスマスは子供の頃から変わらず、楽しい気持ちになれる特別な日ですね。

息子は現在小学校5年生。そろそろサンタクロースの存在が微妙な年頃となりました。私達の子供の頃もそうでしたが、さすがに年齢が10歳も超えるとサンタクロースを信じる子供は少数派となります。

息子の学校では、先生から「サンタクロースに関する質問」があり、「信じる人」「信じない人」「どちらでも良い人」の三択だったようです。一番多いのは「信じない人」で、「信じる人」は3人だけ、「どちらでも良い人」が10人位だったようです。息子は、「信じる」に手を挙げようとしたところ、3人だけだったためすぐに引っ込め、結局「どちらでも良い」に手を挙げたようです。

息子は、去年まではサンタクロースの存在を完全に信じていました。周りでは「サンタクロースなんていないよ。親がプレゼントを用意してるんだよ。」と言い始めますが、息子は、3年生の時にサンタクロースとは別に親からプレゼントを貰ったことから、「サンタクロースが親だとすると、別々にプレゼントをくれのはおかしい。」と言うことが、サンタクロースが存在する根拠となっていました。

今年は、疑い始めていたところに、信用できる友達から「お父さんから『実はサンタクロースは親だよ』って聞いた。」と言われ、徐々に「信じない」方向に傾いて行きました。

<クリスマスイブ前日の親子の会話>

☆「サンタさんは信じる人にしかプレゼントをくれないよ。信じない人にはサンタさんの替わりに親が用意するんだよ。」(ありがちな理由・・・)
★「だって、夜中にプレゼントを持って家に入ってきたら『不法侵入』じゃん!」
☆(そこまで言えるだけ成長したか・・・)「サンタさんは見えない存在だから自由に家に入って来られるし、見えないから不法侵入にはならないんだよ。」
★「サンタさんは見えないとしても、プレゼントは形があるからそれを持って入ってくるのはおかしいじゃん!」
☆「サンタさんの袋に入れるとプレゼントも見えないんじゃないの?お父さんも入って来るところを見たことがないから、はっきりとは分からないけどね。」(苦しい・・・)
★「お父さんがアマゾンで注文してるんじゃないの?」
☆(ドキっ・・・)「アマゾンで注文したら宅配が来るはずだけど来ないだろ。」(近くのコンビニを届け先に指定できることまではまだ知らない・・・)
★「区役所に届け出して、夜中にこっそり届くようになっているんじゃないの?」
☆「区役所がそんなことまでしてくれる訳ないだろ。」(面白いやつだ・・・)

そんなこんなで、半信半疑でクリスマスの朝に目を覚ました息子は、目を覚ました瞬間からベッドの上から下から、寝室全体をくまなく探しまわった挙句、「ない!プレゼントが来ていない!」と大騒ぎ。「君はサンタさんを疑っただろ!信じない人には来ないって言ったじゃん!君が信じていると思ったから、お父さんは替わりに用意してないからね。」と言う私に、「あ~あ」と肩を落とす息子。実は、サンタさんを疑っていたのに普通にプレゼントを枕元に置いたらつまらないと思い、今回はアッピアの仏壇の横に袋に入れて置いておきました。その日の朝にプレゼントに気づいて欲しかったのですが、こちらから助け舟を出すのもわざとらしいので、昼間に気づいてくれることを期待して「今年は残念だったね。」と言って家を出ました。

結局、その日の夜に私が帰った時もまだプレゼントの存在には気づいていませんでした。「今年はプレゼントを貰えないんだね・・・」と寂しく言うので、さすがにかわいそうになり、「君が疑ったからサンタさんは意地悪をして、分かりにくい場所に置いてあるかも知れないよ。良く探してみたら・・・」そして、あちこち見回していた息子はやっとプレゼントを見つけました。「あ、あった!」「ほらあっただろ!少し疑ったけど最後はちゃんと信じたから貰えたんだと思うよ。」「信じて良かった~!」やれやれ・・・今年もまだ大丈夫だ。

その後、プレゼントと一緒に入っていたカードを読んだ息子は、「この字の筆跡はお父さんとは違うような気がするけど、丁寧に書けば似ているような気もするし・・・」とブツブツ・・・カードを見ながらしばらく考え込んでいた息子が最後に言いました。

「お父さんもなかなか手の込んだことをするね。まあ、子供心が分かっていて大したもんだよ。」
・・・11年続いた我が家の「サンタクロース物語」が終わりを迎えた瞬間でした。

2014年12月27日 アッピア夫


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