☆アッピアの夫です。1年ぶりに帰って来ました。長らくご無沙汰いたしました。
今日がアッピアの命日ですので、さすがにこの日に更新をしないと皆様から見放されるのでないかと思い、更新いたしました。因みに「波乱万丈!男二人のドタバタライフ」は残念ながらまだ実現できておりません。もう少し落ち着いたら・・・と思っているのですが、「落ち着いたらドタバタとは違うやろ!」と一人つっこみを入れております。
早いもので、あれから1年が経ちました。私と息子の1年前のブログには、本当にたくさんの温かい励ましのコメントをいただき、どうも有難うございました。また、更新がないにも関わらず、今でもたくさんの方に訪れていただき、またコメントもいただけることに、言いようのない幸せを感じております。皆様からのコメントは何度も何度も読ませていただき、強く心を打たれました。「アッピア魂」「アッピア精神」・・・皆様に名付けていただいたアッピアの残してくれたものを大事にしていかなければと、私自身も時々訪れては気持ちを新たにしております。
ご報告ですが、11月2日に私の故郷である和歌山にあるお墓にアッピアを納骨すると共に、一周忌法要を行って来ました。私が生まれ育ったのが、和歌山県は高野山の麓にある田舎町で、家のすぐ近くに小高い山そのものが公園になっているところがあります。子供のころは暗くなるまで毎日のように遊んでいたところで、その一番高いところに実父の墓があり、アッピアもそこに眠りにつきました。実は、その墓地のすぐ隣に新しい小学校が出来ていて、今までは学校の名前を気にしたこともなかったのですが、納骨の際に見に行ってみると、何とずいぶん前に別の場所から姿を消していた自分の母校でした。自分の母校が思いもよらぬ場所に復活していたことに感激すると共に、何か深い縁のようなものを感じました。
アッピアは、私の父が他界した後何度かこの場所を訪れています。「私、こんな田舎で眠るのは嫌だな。もっと賑やかな所がいいな!」というようなことを言っていたのを思い出しますが、今はその田舎の緑豊かな静かな場所、そして昼間は子供たちの元気な声が聞こえる場所でゆっくりしながら、「田舎もまんざら悪くはないな!」と言ってくれているような気がします。
納骨の際に少し不思議なことがあったのですが、お坊さんが読経して骨を納めたとたんに、突然息子の具合が悪くなり、お墓の前に横たわるような状態になりました。お坊さんが帰る頃には少し回復しかけていたのですが、まだ顔面は蒼白でした。「まあゆっくり歩いて山を下りようか」とお墓を離れかけていたところに、先に出たお坊さんの車が戻って来ました。「何か忘れ物でもしたかな?」と思っていると、車を降りたお坊さんは「僕ちょっとおいで」と息子をもう一度お墓の前に連れて行き、念仏を唱えながら、息子の背中をポンポンと叩いていました。ほんの数分のことでしたが、「もう大丈夫ですよ」と言いながらお坊さんは帰って行きました。その後すぐに、息子は何事もなかったかのように元気になりました。もしかしたら、あれは縁も所縁もない場所に置いて行かれるアッピアの寂しさ紛れのいたずらだったのでしょうか。
不思議ついでにもう一つ。アッピアが旅立った後の正月のことですが、例年のごとく私の実家がある大阪で過ごしました。元旦に目を覚ました私が初夢でアッピアの夢を見たことを息子に話すと、「俺も見た」と息子が言い、具体的な内容まで話してくれました。私自身は夢の内容をはっきりと覚えていなかったため同じ内容の夢かどうかまでは判りませんが、二人とも初夢がアッピアだったことは間違いないようです。単なる偶然かも知れませんが、アッピアも毎年大阪で正月を迎えることを楽しみにしていたので、一緒に正月を迎えに来たのかも知れませんね。
心理学に「シンクロニシティ」と言う概念があります。「意味ある偶然の一致」や「エネルギーの共鳴現象」とも言われるもので、その人のことを考えていると偶然目の前に現れるとか、まるで導かれるように大切な失くし物が出てくるというようなことですが、そういった概念が本当にあるのかどうかは判りませんし、偶然の出来事に意味を持たせるのはあまり好きではないのですが、このような出来事を通して「姿は見えないけど、アッピアは傍にいるんだな!」と私達家族が思えたらそれでいいのかな、と思っています。
私も父親と母親の二役にもすっかり慣れ、息子の塾の弁当作りなどもそれなりに楽しんでいます。「お父さんって意外と料理がうまいね」と息子に言われ悦に入っていたりすると、「それだったらもっと手伝ってくれたら良かったのに!」と言うアッピアの声が聞こえるような気がします。息子も塾が始まって以来、予定のない日がないと言う位忙しい毎日ですが、学校や塾や習い事の合間には、誰にも邪魔されないつかの間の自由な時間を満喫しているようです。
最近、息子と良く言っているのが、「やっぱりお線香の香りって落ち着くね!」です。息子が学校で嫌なことがあってブツブツ言っていたり、不安に思うことがあったりすると、「じゃあお母さんにお線香でもあげて来な!」・・・この儀式で息子はすっかり落ち着きます。私もお線香をあげることで気持ちが和らぎます。アッピアはしっかり二人の気持ちの支えとなっていますのでご安心ください。
今日の命日は、アッピアの大好物だったモンブランを買って帰り息子と二人で食べました。特に特別なことはない一日ではありますが、「またこれから1年頑張ろう!」そういう気持ちになることがいいのでしょうね。
一周忌も終わって一区切りついたこともあり、また時間を見つけて時々更新しに来ようと思います。アッピアが残してくれたこの温かい交流の場をずっと守っていくためにも・・・
皆様も、これからも時々こちらを訪れていただき、末長く交流していけたら嬉しいです。これから寒さが深まって行きます。お身体を大事にしながら、それぞれの冬を楽しみましょう。我々も去年は冬を楽しむどころではなかったので、今年はしっかり楽しみたいと思います。
★アッピアの息子です。皆様お久しぶりです。
最近、仕事と家事の両立で弱みの現れたお父さんにつけこんでいます。
『お父さん、パソコン使わせて。』とぼくが言います。すると、返事が返って来ません。
次に、僕が『マッサージするから』といいます。そうすると、お父さんは喜んでパソコンの座を僕に譲ります。そんな感じで、毎日過ごしております。
ところで、今年の夏休みに、アッピアのケータイを譲り受けました。音楽、写真など、自由に使えるケータイは、今や僕の命と言っても過言…ですが、アッピアから貰ったケータイはとても性能が良いと感じています。
また登場するかも知れませんが、小学生の世間話に付き合って下さい。
2014年11月18日 アッピア夫&アッピア息子
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今日がアッピアの命日ですので、さすがにこの日に更新をしないと皆様から見放されるのでないかと思い、更新いたしました。因みに「波乱万丈!男二人のドタバタライフ」は残念ながらまだ実現できておりません。もう少し落ち着いたら・・・と思っているのですが、「落ち着いたらドタバタとは違うやろ!」と一人つっこみを入れております。
早いもので、あれから1年が経ちました。私と息子の1年前のブログには、本当にたくさんの温かい励ましのコメントをいただき、どうも有難うございました。また、更新がないにも関わらず、今でもたくさんの方に訪れていただき、またコメントもいただけることに、言いようのない幸せを感じております。皆様からのコメントは何度も何度も読ませていただき、強く心を打たれました。「アッピア魂」「アッピア精神」・・・皆様に名付けていただいたアッピアの残してくれたものを大事にしていかなければと、私自身も時々訪れては気持ちを新たにしております。
ご報告ですが、11月2日に私の故郷である和歌山にあるお墓にアッピアを納骨すると共に、一周忌法要を行って来ました。私が生まれ育ったのが、和歌山県は高野山の麓にある田舎町で、家のすぐ近くに小高い山そのものが公園になっているところがあります。子供のころは暗くなるまで毎日のように遊んでいたところで、その一番高いところに実父の墓があり、アッピアもそこに眠りにつきました。実は、その墓地のすぐ隣に新しい小学校が出来ていて、今までは学校の名前を気にしたこともなかったのですが、納骨の際に見に行ってみると、何とずいぶん前に別の場所から姿を消していた自分の母校でした。自分の母校が思いもよらぬ場所に復活していたことに感激すると共に、何か深い縁のようなものを感じました。
アッピアは、私の父が他界した後何度かこの場所を訪れています。「私、こんな田舎で眠るのは嫌だな。もっと賑やかな所がいいな!」というようなことを言っていたのを思い出しますが、今はその田舎の緑豊かな静かな場所、そして昼間は子供たちの元気な声が聞こえる場所でゆっくりしながら、「田舎もまんざら悪くはないな!」と言ってくれているような気がします。
納骨の際に少し不思議なことがあったのですが、お坊さんが読経して骨を納めたとたんに、突然息子の具合が悪くなり、お墓の前に横たわるような状態になりました。お坊さんが帰る頃には少し回復しかけていたのですが、まだ顔面は蒼白でした。「まあゆっくり歩いて山を下りようか」とお墓を離れかけていたところに、先に出たお坊さんの車が戻って来ました。「何か忘れ物でもしたかな?」と思っていると、車を降りたお坊さんは「僕ちょっとおいで」と息子をもう一度お墓の前に連れて行き、念仏を唱えながら、息子の背中をポンポンと叩いていました。ほんの数分のことでしたが、「もう大丈夫ですよ」と言いながらお坊さんは帰って行きました。その後すぐに、息子は何事もなかったかのように元気になりました。もしかしたら、あれは縁も所縁もない場所に置いて行かれるアッピアの寂しさ紛れのいたずらだったのでしょうか。
不思議ついでにもう一つ。アッピアが旅立った後の正月のことですが、例年のごとく私の実家がある大阪で過ごしました。元旦に目を覚ました私が初夢でアッピアの夢を見たことを息子に話すと、「俺も見た」と息子が言い、具体的な内容まで話してくれました。私自身は夢の内容をはっきりと覚えていなかったため同じ内容の夢かどうかまでは判りませんが、二人とも初夢がアッピアだったことは間違いないようです。単なる偶然かも知れませんが、アッピアも毎年大阪で正月を迎えることを楽しみにしていたので、一緒に正月を迎えに来たのかも知れませんね。
心理学に「シンクロニシティ」と言う概念があります。「意味ある偶然の一致」や「エネルギーの共鳴現象」とも言われるもので、その人のことを考えていると偶然目の前に現れるとか、まるで導かれるように大切な失くし物が出てくるというようなことですが、そういった概念が本当にあるのかどうかは判りませんし、偶然の出来事に意味を持たせるのはあまり好きではないのですが、このような出来事を通して「姿は見えないけど、アッピアは傍にいるんだな!」と私達家族が思えたらそれでいいのかな、と思っています。
私も父親と母親の二役にもすっかり慣れ、息子の塾の弁当作りなどもそれなりに楽しんでいます。「お父さんって意外と料理がうまいね」と息子に言われ悦に入っていたりすると、「それだったらもっと手伝ってくれたら良かったのに!」と言うアッピアの声が聞こえるような気がします。息子も塾が始まって以来、予定のない日がないと言う位忙しい毎日ですが、学校や塾や習い事の合間には、誰にも邪魔されないつかの間の自由な時間を満喫しているようです。
最近、息子と良く言っているのが、「やっぱりお線香の香りって落ち着くね!」です。息子が学校で嫌なことがあってブツブツ言っていたり、不安に思うことがあったりすると、「じゃあお母さんにお線香でもあげて来な!」・・・この儀式で息子はすっかり落ち着きます。私もお線香をあげることで気持ちが和らぎます。アッピアはしっかり二人の気持ちの支えとなっていますのでご安心ください。
今日の命日は、アッピアの大好物だったモンブランを買って帰り息子と二人で食べました。特に特別なことはない一日ではありますが、「またこれから1年頑張ろう!」そういう気持ちになることがいいのでしょうね。
一周忌も終わって一区切りついたこともあり、また時間を見つけて時々更新しに来ようと思います。アッピアが残してくれたこの温かい交流の場をずっと守っていくためにも・・・
皆様も、これからも時々こちらを訪れていただき、末長く交流していけたら嬉しいです。これから寒さが深まって行きます。お身体を大事にしながら、それぞれの冬を楽しみましょう。我々も去年は冬を楽しむどころではなかったので、今年はしっかり楽しみたいと思います。
★アッピアの息子です。皆様お久しぶりです。
最近、仕事と家事の両立で弱みの現れたお父さんにつけこんでいます。
『お父さん、パソコン使わせて。』とぼくが言います。すると、返事が返って来ません。
次に、僕が『マッサージするから』といいます。そうすると、お父さんは喜んでパソコンの座を僕に譲ります。そんな感じで、毎日過ごしております。
ところで、今年の夏休みに、アッピアのケータイを譲り受けました。音楽、写真など、自由に使えるケータイは、今や僕の命と言っても過言…ですが、アッピアから貰ったケータイはとても性能が良いと感じています。
また登場するかも知れませんが、小学生の世間話に付き合って下さい。
2014年11月18日 アッピア夫&アッピア息子
これからも男二人を応援していただける方、応援クリックお願いします。