波乱万丈 乳がん転移ライフ!

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我が家の「サンタクロース物語」の終わり・・・

2014-12-27 19:46:02 | 息子の成長
☆アッピア夫です。毎年のことですが、あっと言う間にクリスマスが過ぎ、年末に突入ですね。皆さんは楽しいクリスマスを過ごしましたでしょうか?何だかんだ言ってもクリスマスは子供の頃から変わらず、楽しい気持ちになれる特別な日ですね。

息子は現在小学校5年生。そろそろサンタクロースの存在が微妙な年頃となりました。私達の子供の頃もそうでしたが、さすがに年齢が10歳も超えるとサンタクロースを信じる子供は少数派となります。

息子の学校では、先生から「サンタクロースに関する質問」があり、「信じる人」「信じない人」「どちらでも良い人」の三択だったようです。一番多いのは「信じない人」で、「信じる人」は3人だけ、「どちらでも良い人」が10人位だったようです。息子は、「信じる」に手を挙げようとしたところ、3人だけだったためすぐに引っ込め、結局「どちらでも良い」に手を挙げたようです。

息子は、去年まではサンタクロースの存在を完全に信じていました。周りでは「サンタクロースなんていないよ。親がプレゼントを用意してるんだよ。」と言い始めますが、息子は、3年生の時にサンタクロースとは別に親からプレゼントを貰ったことから、「サンタクロースが親だとすると、別々にプレゼントをくれのはおかしい。」と言うことが、サンタクロースが存在する根拠となっていました。

今年は、疑い始めていたところに、信用できる友達から「お父さんから『実はサンタクロースは親だよ』って聞いた。」と言われ、徐々に「信じない」方向に傾いて行きました。

<クリスマスイブ前日の親子の会話>

☆「サンタさんは信じる人にしかプレゼントをくれないよ。信じない人にはサンタさんの替わりに親が用意するんだよ。」(ありがちな理由・・・)
★「だって、夜中にプレゼントを持って家に入ってきたら『不法侵入』じゃん!」
☆(そこまで言えるだけ成長したか・・・)「サンタさんは見えない存在だから自由に家に入って来られるし、見えないから不法侵入にはならないんだよ。」
★「サンタさんは見えないとしても、プレゼントは形があるからそれを持って入ってくるのはおかしいじゃん!」
☆「サンタさんの袋に入れるとプレゼントも見えないんじゃないの?お父さんも入って来るところを見たことがないから、はっきりとは分からないけどね。」(苦しい・・・)
★「お父さんがアマゾンで注文してるんじゃないの?」
☆(ドキっ・・・)「アマゾンで注文したら宅配が来るはずだけど来ないだろ。」(近くのコンビニを届け先に指定できることまではまだ知らない・・・)
★「区役所に届け出して、夜中にこっそり届くようになっているんじゃないの?」
☆「区役所がそんなことまでしてくれる訳ないだろ。」(面白いやつだ・・・)

そんなこんなで、半信半疑でクリスマスの朝に目を覚ました息子は、目を覚ました瞬間からベッドの上から下から、寝室全体をくまなく探しまわった挙句、「ない!プレゼントが来ていない!」と大騒ぎ。「君はサンタさんを疑っただろ!信じない人には来ないって言ったじゃん!君が信じていると思ったから、お父さんは替わりに用意してないからね。」と言う私に、「あ~あ」と肩を落とす息子。実は、サンタさんを疑っていたのに普通にプレゼントを枕元に置いたらつまらないと思い、今回はアッピアの仏壇の横に袋に入れて置いておきました。その日の朝にプレゼントに気づいて欲しかったのですが、こちらから助け舟を出すのもわざとらしいので、昼間に気づいてくれることを期待して「今年は残念だったね。」と言って家を出ました。

結局、その日の夜に私が帰った時もまだプレゼントの存在には気づいていませんでした。「今年はプレゼントを貰えないんだね・・・」と寂しく言うので、さすがにかわいそうになり、「君が疑ったからサンタさんは意地悪をして、分かりにくい場所に置いてあるかも知れないよ。良く探してみたら・・・」そして、あちこち見回していた息子はやっとプレゼントを見つけました。「あ、あった!」「ほらあっただろ!少し疑ったけど最後はちゃんと信じたから貰えたんだと思うよ。」「信じて良かった~!」やれやれ・・・今年もまだ大丈夫だ。

その後、プレゼントと一緒に入っていたカードを読んだ息子は、「この字の筆跡はお父さんとは違うような気がするけど、丁寧に書けば似ているような気もするし・・・」とブツブツ・・・カードを見ながらしばらく考え込んでいた息子が最後に言いました。

「お父さんもなかなか手の込んだことをするね。まあ、子供心が分かっていて大したもんだよ。」
・・・11年続いた我が家の「サンタクロース物語」が終わりを迎えた瞬間でした。

2014年12月27日 アッピア夫


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コメント (7)
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