☆アッピア夫です。今人気急上昇の「SEKAI NO OWARI」の最新CDアルバム「Tree」が1月14日に発売され、早速購入。この週末は息子と一緒に「不思議の国のアリス」に迷いこんだような、イマジネーション豊かな音楽の世界にどっぷりと浸かっています。
私が「SEKAI NO OWARI」と言うバンドを初めて知ったのは、2012年のレコード大賞の優秀アルバム賞を受賞した時。その時に流れていたのが「スターライトパレード」と言う曲で、私が「この曲いいね!」と言うなり、息子はユーチューブで見つけたPVを教えてくれ、その後何度となくこのPVを観て、何とも言えない不思議な世界の虜になりました。
昔、私が中高校生でまだCDもない頃は、「この曲いい」と思ったらすぐにお気に入りのラジオの音楽番組にリクエストし、いつでもカセットテープに録音できるようにスタンバイ。その曲が放送されるのをひたすら待っていましたね。それこそ、街でふと聴いた音楽などは「この曲いい」と思っても、その曲名や歌っている人を知るすべがありませんでした。今は、ユーチューブで検索するとすぐにその曲のPVが出て来て何度も繰り返し観られるのですから、いい時代になったものです。
私は、もともと音楽が大好きで、CDがこの世に出るまでに、ひたすら録音・編集していたカセットテープは相当な数になります。ジャンルも幅広く、自分だけのオリジナル版を作るのが好きでした。ただ電子音だけは嫌いで、昔流行ったYMOなどシンセサイザーを駆使した音楽には拒否反応を示していました。それこそ「parfume」や「きゃりーぱみゅぱみゅ」などは、無機質な電子音の繰り返しのリズムに歌詞が乗っているだけで、これは単なる“音”で音楽ではないとさえ思っています。
「SEKAI NO OWARI」もアナログと電子音の組み合わせなのですが、この世界だけは電子音がないと存在し得ない。映画で言うとCGがないと現在の映像が成り立たないのと同じで、初めて電子音を認めざるを得なくなりました。また、音やメロディが良いだけではなく、歌詞も哲学的でユニーク・・・それは彼らの生い立ちや生活から来ていると言えます。
ボーカルのFukase君は、孤独な留学時代にパニック障害を起こし、精神的に辛い時を過ごしました。その後、バンド仲間で小さなライブハウスを作ったものの、客は入らず借金生活。どん底の中で「これ以上悪くなることはないだろう」とつけたのがこのバンド名。お金のない時はバンド仲間でそのライブハウスに寝泊まりし、お金に不自由しなくなった今もシェアハウスで共同生活を続け、独自の音楽世界を作り続けています。多分、このまま普通の恵まれた生活をするようになったら、この独特の世界も終わってしまうような気がします。
昔「不思議の国のアリス」を読んだ時に、身が震えるようなイマジネーションの面白さを感じたものですが、彼らの音楽にも同じものを感じます。物語とは違って音楽は必ず変化していくので、ずっと同じままというのは無理だと思いますが、このイマジネーション豊かな世界が長く続いていくことを願っています。
夜にカーテンを開けたら、目の前で「スターライトパレード」が始まる。そんなイマジネーションの世界を夢見ながら寝ます。おやすみさい。
2015年1月18日 アッピア夫
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私が「SEKAI NO OWARI」と言うバンドを初めて知ったのは、2012年のレコード大賞の優秀アルバム賞を受賞した時。その時に流れていたのが「スターライトパレード」と言う曲で、私が「この曲いいね!」と言うなり、息子はユーチューブで見つけたPVを教えてくれ、その後何度となくこのPVを観て、何とも言えない不思議な世界の虜になりました。
昔、私が中高校生でまだCDもない頃は、「この曲いい」と思ったらすぐにお気に入りのラジオの音楽番組にリクエストし、いつでもカセットテープに録音できるようにスタンバイ。その曲が放送されるのをひたすら待っていましたね。それこそ、街でふと聴いた音楽などは「この曲いい」と思っても、その曲名や歌っている人を知るすべがありませんでした。今は、ユーチューブで検索するとすぐにその曲のPVが出て来て何度も繰り返し観られるのですから、いい時代になったものです。
私は、もともと音楽が大好きで、CDがこの世に出るまでに、ひたすら録音・編集していたカセットテープは相当な数になります。ジャンルも幅広く、自分だけのオリジナル版を作るのが好きでした。ただ電子音だけは嫌いで、昔流行ったYMOなどシンセサイザーを駆使した音楽には拒否反応を示していました。それこそ「parfume」や「きゃりーぱみゅぱみゅ」などは、無機質な電子音の繰り返しのリズムに歌詞が乗っているだけで、これは単なる“音”で音楽ではないとさえ思っています。
「SEKAI NO OWARI」もアナログと電子音の組み合わせなのですが、この世界だけは電子音がないと存在し得ない。映画で言うとCGがないと現在の映像が成り立たないのと同じで、初めて電子音を認めざるを得なくなりました。また、音やメロディが良いだけではなく、歌詞も哲学的でユニーク・・・それは彼らの生い立ちや生活から来ていると言えます。
ボーカルのFukase君は、孤独な留学時代にパニック障害を起こし、精神的に辛い時を過ごしました。その後、バンド仲間で小さなライブハウスを作ったものの、客は入らず借金生活。どん底の中で「これ以上悪くなることはないだろう」とつけたのがこのバンド名。お金のない時はバンド仲間でそのライブハウスに寝泊まりし、お金に不自由しなくなった今もシェアハウスで共同生活を続け、独自の音楽世界を作り続けています。多分、このまま普通の恵まれた生活をするようになったら、この独特の世界も終わってしまうような気がします。
昔「不思議の国のアリス」を読んだ時に、身が震えるようなイマジネーションの面白さを感じたものですが、彼らの音楽にも同じものを感じます。物語とは違って音楽は必ず変化していくので、ずっと同じままというのは無理だと思いますが、このイマジネーション豊かな世界が長く続いていくことを願っています。
夜にカーテンを開けたら、目の前で「スターライトパレード」が始まる。そんなイマジネーションの世界を夢見ながら寝ます。おやすみさい。
2015年1月18日 アッピア夫
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