☆アッピア夫です。
先日、NHKの「クローズアップ現代+」で「ブラック部活」の特集をやっていましたね。前々回のブログで、「息子の夏休みの部活が我々の頃と比べて厳しくないとことが羨ましい」と書きましたが、学校や顧問によってはとんでもない部活もあると言うことを知り驚きました。
取り上げられていたのは、ある高校の野球部と吹奏楽部でしたが、隠し撮りされた練習中の顧問の発言は耳を疑うものでした。暴言や人格を否定するような発言は当たり前で、中には暴言を吐きながら机を足で蹴るような音など、これじゃあまるでヤクザ・・・これでは不登校や鬱病になる生徒がいてもおかしくありませんね。
「ブラック企業」「ブラックバイト」が社会問題化し、ついに「ブラック部活」まで・・・
私は、中高校時代はバスケットをやっていました。練習はそれなりに厳しかったですが、顧問の存在はあまり記憶になく先輩が指導役になり、かなり自主性に任された練習をやっていました。顧問や先輩から暴言を吐かれたりしたことも、部内でのいじめなどもありませんでしたし、和気あいあいと楽しくやっていましたね。強い部では全くありませんでしたが・・・但し、真剣にやってのミスは何も言われなかったものの、不真面目にやったり手を抜いた上でのミスはきつく窘められました。部活も「教育の一環」ですので当然のことだと思います。
しかしながら、今回取り上げられていた部活は「教育」とはほど遠く、ほとんど顧問の独裁・・・一方的な個人攻撃と絶対服従の世界・・・こんな部活なら辞めればいいじゃないかと思いましたが、辞めるのもそう簡単ではない複雑な事情があるようです。
生徒にとっては、「大学推薦」のための内申書の評価が低くなってしまうことの恐れや、自分だけ辞めると「裏切り者」扱いされかねない友達関係、学校での居場所がなくなることへの恐怖感などから辞めるに辞められない・・・
学校としては、厳しい指導の結果高い実績を上げることで学校の知名度が上がり、学校の人気にも影響するでしょうし、保護者も自分の子供の所属する部が好成績を上げると鼻高々で内申書的にも満足。顧問は顧問で、学校や保護者からのプレッシャーを受けつつ、良い成績を上げると自分の評価が上がる・・・
どうも一部の部活の現場では、学校、顧問、保護者が三つ巴になって、生徒を「部活」に縛り付けている・・・そんな構図が見えてきます。こう言う「部活教育」を受けた生徒は、人の顔色を伺う、ミスをすることを恐れ冒険しない、意見があっても言えない、反論できない・・・そのような大人に育ってしまうのかな、と想像してしまいます。
こんないびつな世界は長続きしないし、最終的には誰も幸せにはなれない。部内いじめが当たり前になっていたPL学園野球部の休部(実質的な廃部)がその典型的な例なのかも知れません。
実質、今日のサッカーの試合からリオオリンピックが幕を開けましたね。スポーツはやって楽しみ、観て楽しみ、そしていい意味で国同士の真剣勝負を楽しむ。そう言うものであってこその楽しいイベントなのだと思いますが、ここにも「ドーピング」と言う暗い闇が・・・勝つためには手段を選ばない、見つからなければ良いと平気でズルをする・・・人間って誰でも簡単にダークサイドに落ちる危険性を持った生き物だとスターウォーズが教えてくれています。
これまで何人の選手がドーピングのお陰で活躍し脚光を浴び、それが発覚する度に白けさせられてきたか・・・出来るだけそのことは考えないようにして、オリンピックを楽しみたいと思います。
何も考えずにピュアにスポーツの祭典を楽しめた子供の頃が懐かしい・・・
2016年8月5日 アッピア夫
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先日、NHKの「クローズアップ現代+」で「ブラック部活」の特集をやっていましたね。前々回のブログで、「息子の夏休みの部活が我々の頃と比べて厳しくないとことが羨ましい」と書きましたが、学校や顧問によってはとんでもない部活もあると言うことを知り驚きました。
取り上げられていたのは、ある高校の野球部と吹奏楽部でしたが、隠し撮りされた練習中の顧問の発言は耳を疑うものでした。暴言や人格を否定するような発言は当たり前で、中には暴言を吐きながら机を足で蹴るような音など、これじゃあまるでヤクザ・・・これでは不登校や鬱病になる生徒がいてもおかしくありませんね。
「ブラック企業」「ブラックバイト」が社会問題化し、ついに「ブラック部活」まで・・・
私は、中高校時代はバスケットをやっていました。練習はそれなりに厳しかったですが、顧問の存在はあまり記憶になく先輩が指導役になり、かなり自主性に任された練習をやっていました。顧問や先輩から暴言を吐かれたりしたことも、部内でのいじめなどもありませんでしたし、和気あいあいと楽しくやっていましたね。強い部では全くありませんでしたが・・・但し、真剣にやってのミスは何も言われなかったものの、不真面目にやったり手を抜いた上でのミスはきつく窘められました。部活も「教育の一環」ですので当然のことだと思います。
しかしながら、今回取り上げられていた部活は「教育」とはほど遠く、ほとんど顧問の独裁・・・一方的な個人攻撃と絶対服従の世界・・・こんな部活なら辞めればいいじゃないかと思いましたが、辞めるのもそう簡単ではない複雑な事情があるようです。
生徒にとっては、「大学推薦」のための内申書の評価が低くなってしまうことの恐れや、自分だけ辞めると「裏切り者」扱いされかねない友達関係、学校での居場所がなくなることへの恐怖感などから辞めるに辞められない・・・
学校としては、厳しい指導の結果高い実績を上げることで学校の知名度が上がり、学校の人気にも影響するでしょうし、保護者も自分の子供の所属する部が好成績を上げると鼻高々で内申書的にも満足。顧問は顧問で、学校や保護者からのプレッシャーを受けつつ、良い成績を上げると自分の評価が上がる・・・
どうも一部の部活の現場では、学校、顧問、保護者が三つ巴になって、生徒を「部活」に縛り付けている・・・そんな構図が見えてきます。こう言う「部活教育」を受けた生徒は、人の顔色を伺う、ミスをすることを恐れ冒険しない、意見があっても言えない、反論できない・・・そのような大人に育ってしまうのかな、と想像してしまいます。
こんないびつな世界は長続きしないし、最終的には誰も幸せにはなれない。部内いじめが当たり前になっていたPL学園野球部の休部(実質的な廃部)がその典型的な例なのかも知れません。
実質、今日のサッカーの試合からリオオリンピックが幕を開けましたね。スポーツはやって楽しみ、観て楽しみ、そしていい意味で国同士の真剣勝負を楽しむ。そう言うものであってこその楽しいイベントなのだと思いますが、ここにも「ドーピング」と言う暗い闇が・・・勝つためには手段を選ばない、見つからなければ良いと平気でズルをする・・・人間って誰でも簡単にダークサイドに落ちる危険性を持った生き物だとスターウォーズが教えてくれています。
これまで何人の選手がドーピングのお陰で活躍し脚光を浴び、それが発覚する度に白けさせられてきたか・・・出来るだけそのことは考えないようにして、オリンピックを楽しみたいと思います。
何も考えずにピュアにスポーツの祭典を楽しめた子供の頃が懐かしい・・・
2016年8月5日 アッピア夫
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