波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

コメントのお陰で改めて思い返す「『アッピア』との日々」

2017-05-20 13:27:38 | アッピアとの思い出
☆アッピア夫です。

「ハナ」さん、温かいコメントをいただきどうも有難うございました。
こうやって、新しい方との出会いが本当に嬉しいですし、
久し振りにアッピアへのコメントをいただいて、改めて当時の日々を思い返しています。

アッピアは、ご指摘の通り最期まで冷静でしたし、どんどん強くなって行ったように思います。
最初に病気だと分かった時は、触ると火傷しそうな程大変でした。
それが、1年後に転移が分かった時には、もう私よりしっかりしていましたね。

転移が分かった時は私の方がダメで、精神的にドーンと来て社会不安症になりました。
回復するのにも時間がかかりましたが、回復したのはアッピアの強さのお陰・・・
アッピアの方が余程大変なのに、アッピアが強くなってくれたお陰で自分も良くなりました。

自分の回復のために、普段はあまりアッピアの病状のことを考えないようにしていたのですが、
そうしていることが、「こんなに大変なのに無視している」と言われて、
自分がどうすれば良いのかよく分からなくなった時期もありましたね。

今となっては全てが貴重な思い出です。
長い間アッピアも私も苦しみましたが、子供がいたお陰で前向きになれましたし、
自分自身も、以前よりも随分精神的に強くなったように思います。

人間、誰でも辛い思いはしたくないですし、「幸せに暮らしたい」・・・
だけど、「幸せに暮らす」・・・ってどういうことだろうと時々考えます。

病気や身体・精神の不調がなく、毎日元気に楽しく暮らしてさえいれば「幸せ」なのか?
「平凡な毎日を過ごせるのが一番幸せ」・・・と良く言いますが、果たして本当にそう言い切れるのかな?
人によっては、「大変だけど忙しい毎日が幸せ」「刺激的で変化のある生活が幸せ」・・・
そう言う人もいるでしょうね。

縁あってアッピアと出会い、アッピアとの12年半の結婚生活の内10年間は病気との闘いの毎日・・・
それでも不幸だと思ったことはなく、アッピアの最期がいつ訪れるかも分からないと言う思いの中で、
決して穏やかではないけれど、家族3人で濃密な毎日を過ごせたことが「幸せ」でした。

そして、今は親子二人の生活ですが、特に寂しさを感じることもなく、
二人ともそれぞれ割と自由に生活していて、今も「幸せ」だと感じます。

「幸せ」かどうかは人が決めることではなく、自分が決めるもの・・・
皆がそれぞれの境遇の中で、自分にとっての「幸せ」な状態であればいいのでしょうね。

アッピアはこのブログを本当に「励み」にしていました。
記事を書くことも、コメントをいただくことも・・・
このブログに向かっている時、アッピアは一番「幸せ」を感じていたように思います。

今回は「家入レオのコンサート」のことを書こうと思っていましたが、全然違う話になりました。
コンサートはまた次回に・・・

2017年5月20日 アッピア夫


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コメント (3)
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