アッピア夫です。
今年もとうとう残り1ヶ月・・・
今年は病気と共に自分の身体と向き合った1年となりましたが、まだまだこの状態のまま年を越しそうです。
今日は息子の学校で行われた安井明彦さんの講演会に参加して来ました。
安井明彦さんは、みずほ総合研究所の欧米調査部長をされている方で、
米国の政治経済の調査・分析の専門家として、マスコミでも良くお見かけする著名な方です。
講演のタイトルは「トランプ大統領から学ぶこと」・・・
予測不可能なトランプ大統領の言動や政策に世界中が振り回されている感がありますが、
そのトランプ大統領から学べることもあり、そこから時代の変化を読み解く・・・と言うものでした。
最後まで飽きることなく興味深く面白い話を聴けましたが、
その中でも特に心に残った言葉が・・・「『私たち』と『あなたたち』」そして「Z世代」
トランプ大統領の支持率は、過去4人の米国大統領の中でも突出して支持率が低いものの、
上がり下がりがほとんどなく40%前後で常に安定しているというのが大きな特徴・・・
その統計から見えるのが、トランプ大統領を支持する人と支持しない人が明確に分かれていると言うこと。
トランプ大統領支持(不支持)の「私たち」と不支持(支持)の「あなたたち」・・・
「人種のるつぼ」と言われ、多種多様な人種・価値観を許容し、世界の覇権国として君臨して来た米国
人種などに関係なく活力のある国で、多くの人が成功を実現してきた象徴が・・・「アメリカンドリーム」
今の高齢者世代が親であった時代に、子供が親の所得を超えた割合が収入に関係なく100%近かったのに対し、
アラフォー世代が親の現代の子供が親の所得を超えた割合は、低所得層でも70%、中堅層は何と50%以下・・・
私の世代は、映画・音楽・ファッションなど欧米のカルチャーや豊かさに憧れて育った世代ですが、
確かに今は「アメリカンドリーム」と言う言葉自体あまり聞かれなくなりました。
そして、米国繁栄の中心的存在であった白人層もついに人口の半分を下回ると共に混迷感が漂い始め、
「アメリカンドリーム」が本当の夢となってしまった今は、国内の様々な分野で分断が起きています。
また政治面だけではなく、これまで大らかに許容されて来た人種や宗教や価値観を含めて、
何かにつけて「『私たち』と『あなたたち』」・・・と区別する空気を感じるようになって来たようです。
そして、その米国の覇権に対抗する国として、「自由と民主主義」とは異なる価値観を持つ中国の台頭・・・
もう既にこの二大国の覇権争いの時代に突入したと言えそうです。
これまでの米国では、これからの社会や政治を変えうる存在として注目されて来たのが「ミレニアル世代」・・・
今の20歳代前半~30歳代後半ですが、その投票率の低さがトランプ大統領当選に影響したと言われるほど、
政治への関心が低い傾向が強いようです。
そうした中、銃規制の大規模な集会を全米各地でツアー開催し、銃規制の運動を盛り上げているのが、
まさに自分達が銃乱射の標的とされている全米の高校生・・・
10代で今はまだ選挙権すら持たないこの世代が、今現在の米国では「Z世代」と呼ばれ、
この世代の意識の高さがこれからの米国を変えうる存在と言われ、大いに期待されているようです。
「Z世代」は正に息子たちの世代ですが、この「Z世代」が社会人になる頃には、
日本でも海外旅行者や外国人労働者がもっと増え、超高齢化社会など時代は加速度的に変化しているはずです。
これからは何かと混迷を極める時代となりそうですが、それを担うℤ世代が活躍する時代が楽しみでもあります。
その頃はきっと自分もまだ仕事をしているんだろうな・・・
2018年11月30日
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今年もとうとう残り1ヶ月・・・
今年は病気と共に自分の身体と向き合った1年となりましたが、まだまだこの状態のまま年を越しそうです。
今日は息子の学校で行われた安井明彦さんの講演会に参加して来ました。
安井明彦さんは、みずほ総合研究所の欧米調査部長をされている方で、
米国の政治経済の調査・分析の専門家として、マスコミでも良くお見かけする著名な方です。
講演のタイトルは「トランプ大統領から学ぶこと」・・・
予測不可能なトランプ大統領の言動や政策に世界中が振り回されている感がありますが、
そのトランプ大統領から学べることもあり、そこから時代の変化を読み解く・・・と言うものでした。
最後まで飽きることなく興味深く面白い話を聴けましたが、
その中でも特に心に残った言葉が・・・「『私たち』と『あなたたち』」そして「Z世代」
トランプ大統領の支持率は、過去4人の米国大統領の中でも突出して支持率が低いものの、
上がり下がりがほとんどなく40%前後で常に安定しているというのが大きな特徴・・・
その統計から見えるのが、トランプ大統領を支持する人と支持しない人が明確に分かれていると言うこと。
トランプ大統領支持(不支持)の「私たち」と不支持(支持)の「あなたたち」・・・
「人種のるつぼ」と言われ、多種多様な人種・価値観を許容し、世界の覇権国として君臨して来た米国
人種などに関係なく活力のある国で、多くの人が成功を実現してきた象徴が・・・「アメリカンドリーム」
今の高齢者世代が親であった時代に、子供が親の所得を超えた割合が収入に関係なく100%近かったのに対し、
アラフォー世代が親の現代の子供が親の所得を超えた割合は、低所得層でも70%、中堅層は何と50%以下・・・
私の世代は、映画・音楽・ファッションなど欧米のカルチャーや豊かさに憧れて育った世代ですが、
確かに今は「アメリカンドリーム」と言う言葉自体あまり聞かれなくなりました。
そして、米国繁栄の中心的存在であった白人層もついに人口の半分を下回ると共に混迷感が漂い始め、
「アメリカンドリーム」が本当の夢となってしまった今は、国内の様々な分野で分断が起きています。
また政治面だけではなく、これまで大らかに許容されて来た人種や宗教や価値観を含めて、
何かにつけて「『私たち』と『あなたたち』」・・・と区別する空気を感じるようになって来たようです。
そして、その米国の覇権に対抗する国として、「自由と民主主義」とは異なる価値観を持つ中国の台頭・・・
もう既にこの二大国の覇権争いの時代に突入したと言えそうです。
これまでの米国では、これからの社会や政治を変えうる存在として注目されて来たのが「ミレニアル世代」・・・
今の20歳代前半~30歳代後半ですが、その投票率の低さがトランプ大統領当選に影響したと言われるほど、
政治への関心が低い傾向が強いようです。
そうした中、銃規制の大規模な集会を全米各地でツアー開催し、銃規制の運動を盛り上げているのが、
まさに自分達が銃乱射の標的とされている全米の高校生・・・
10代で今はまだ選挙権すら持たないこの世代が、今現在の米国では「Z世代」と呼ばれ、
この世代の意識の高さがこれからの米国を変えうる存在と言われ、大いに期待されているようです。
「Z世代」は正に息子たちの世代ですが、この「Z世代」が社会人になる頃には、
日本でも海外旅行者や外国人労働者がもっと増え、超高齢化社会など時代は加速度的に変化しているはずです。
これからは何かと混迷を極める時代となりそうですが、それを担うℤ世代が活躍する時代が楽しみでもあります。
その頃はきっと自分もまだ仕事をしているんだろうな・・・
2018年11月30日
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