波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「自分の気持ちにうそをつかないで」~羽生結弦の言葉を全ての17歳に贈りたい

2021-02-05 23:47:42 | 最近考えること
昨日、何と関東では早くも「春一番」が吹きました。まだ2月になったばかりなのに、当然観測史上最速・・・
これも気候変動の影響なのかと気になりますが、ついでにコロナも一気に吹き飛ばしてくれればいいのですが・・・

現在高2の息子は、この冬休みに中学受験以来の受験塾の冬期講習に参加しました。
ついに息子も大学受験の歳となり感慨深いですが、昨夜は久しぶりに「相談したいことがある」と・・・

これまで中学受験も留学も何でも自分で決めて来たので、「相談したい」なんていったいいつ以来だろう・・・
親としては頼ってくれることが嬉しい反面、自分の進路に明らかに迷いと壁を感じている様子・・・

文系での進学は決めている息子ですが、どの学校・学部を目指すのか、その先のキャリアをどう考えるのか・・・
自分であれこれと考えているものの、まだ答えが見い出せずに高3になるのを前に焦っているよう・・・

中学受験の時は「ここに行きたい」という目標が明確にあり、塾の先生から勧められる学校を気にも留めずに、
自分の思いだけで突っ走って来ましたが、大学受験ともなるとさすがに目標設定も簡単にはいかないようです。

私からは、すぐに決めようとせずに複数の選択肢から自分の実力、適性、やりたいことをじっくりと考えること、
興味がある学校、学部、仕事のそれぞれ違う方向から考えてみると着地点が見えてくることをアドバイス・・・

改めて17歳というのは、ただただ青春真っ只中というだけではなく、自分の人生選択をしていく年齢なんですね。
子供でも大人でもなく、映画、音楽、文学などでも扱われることが多く、ある意味中間の特別な年齢とも言えます。

いつも情報共有している同僚の同い年の17歳女子は、去年の秋に某K-POPのオーディションに見事合格・・・
高校を中退して通信制高校に転校し、現在そのプロダクションで毎日朝から晩までレッスンに励んでいます。

片道2時間もかけて通っていたため、年明け後は初めて家を出て事務所の寮に入って本格的に始動・・・
ところが、毎日の過酷なレッスンで足を痛めてドクターストップがかかり、昨日泣きながら自宅に戻ったようです。

痛みが回復したらまたレッスンに戻れますが、せっかく意気込んでいただけに離脱の悔しい思いが伝わります。
目指す場所はそれぞれですが、2人の17歳は壁にぶつかり悩みながら自分の思う道を歩き始めている・・・

そして、来月にストックホルムで開催のフィギュアスケート世界選手権代表に選ばれた選手勢揃いの記者会見・・・
今回17歳で初選出の鍵山優真選手のネガティブ感満載の発言に羽生結弦が終始苦笑いをしていました。

私も弱冠17歳で世界選手権に選出される程の実力のある選手の、あまりの自信のなさに呆れて見ていましたが、
インタビュアーから鍵山選手へのアドバイスを求められた羽生結弦は、次のようにコメント・・・

「自分の気持ちにうそをつこうとしていたので『そういうことはいらないよ』って・・・」
「彼の強さは負けん気だったり、向上心だったり、勢いだと思うので、その武器を大事にしてほしい。」

羽生結弦は、9年前に同じ17歳で世界選手権に初選出され、男子最年少記録で銅メダルを獲っています。
その彼自身が発する言葉には実感と重みがありましたね。

この言葉を身近な17歳二人を始め、全ての17歳にも贈りたい・・・
「自分の気持ちにうそをつかずに自分が信じる道を・・・」

2021年2月5日


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