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私の好きな「絵本BEST3」~「はらぺこあおむし」のエリック・カール氏の他界を機に

2021-05-28 23:55:14 | 懐かしい思い出
「はらぺこあおむし」で有名な米国の絵本作家「エリック・カール」氏が91歳で他界されたことを知りました。
そのニュースで初めてご本人の姿を拝見しましたが、絵本そのものの温かく優しい雰囲気の方でした。

「はらぺこあおむし」は、多分息子に買った最初の絵本だと思いますが、青虫が1週間色々な物を食べて、
最後に綺麗な蝶になるという単純な物語ながら、その絵の独特の雰囲気や色使いなどの世界観が印象的・・・

多くの人に愛されるこの絵本は、1969年に米国で出版後70カ国以上に翻訳され、発行部数5500万部以上・・・
ページの幅が違ったり穴が開いていたりして、本の概念も良く分からない赤ん坊も触って楽しい絵本ですが、
当時米国でこの独特の形の絵本を製本出来る出版社がなく、何と日本の出版社が印刷・製本したようです。

そういう日本とも縁の深いベストセラー絵本を久しぶりに思い出すことになり、少しノスタルジックな気分で、
物入れの奥に置いてある絵本の中から自分が好きだった絵本を数冊引っ張り出して読むことになりました。

と言うことで、今回は息子に読み聞かせしながら自分が好きだった「絵本BEST3」です。

【第3位】 「ファーディとおちば」・・・ジュリア・ローリンソン作

秋になり色が変わり冬に散っていく葉っぱを見て、木が病気じゃないかと心配する子ぎつねのファーディ・・・
散ってしまう葉っぱの最後の一枚を捕まえて家に持ち帰り、ベッドで寝かせてあげる様子が何ともいじらしい。

【第2位】 「チビねずくんのクリスマス」・・・ダイアナ・ヘンドリー作

クリスマスツリーを飾っていたオオねずくんとチビねずくん。足りない柊の葉を探しに行ったチビねずくんですが、
降ってきた雪を空がちぎれて落ちてきて、積もり出した雪の上の自分の足跡を何かがつけてくると思い込む・・・
泣きながら震えて帰ったところ、オオねずくんから雪のことを教えてもらい思わず叫ぶ・・・「雪って魔法みたい!」

【第1位】 「ばすくん」・・・みやきりか作、なかやみわ絵

路線バスとして長年活躍するもオンボロになってしまい、山のバス会社に売られてしまった「ばすくん」・・・
それでも、でこぼこの山道で頑張っていたもののついに動けなくなり、そのまま山奥に運ばれて捨てられることに。

これは不法投棄だろう・・・ですがそれはそれとして、ある嵐の夜にずぶ濡れのたぬきを一晩泊めてあげることに。
そして時は流れ、いつもより早く訪れたある寒い冬に「ばすくん」のところにあの時のたぬきがまたやって来ました。
あまりにも早い冬の訪れで冬ごもりが間に合わず、連れてきた動物仲間と共に春まで泊めて欲しいと・・・

やがて春がきて雪もすっかり解けたものの、居心地のいい「ばすくん」に結局皆がそのまま住むことになり、
使い古されて捨てられていた「ばすくん」は、最後は多くの動物たちと一緒にいつまでも楽しく暮らしたとさ・・・

なぜか秋から春にかけての物語ばかりで季節感ゼロですが、たまにはメルヘンに浸るのも悪くはないかな・・・
息子のための絵本ながらも自分が感動するものをと、当時絵本を読み漁っていたことを懐かしく思い出します。

エリック・カールさん、これからも長く読み継がれるであろう素晴らしい名作絵本を作ってくれて有難う。
どうか安らかに・・・

2021年5月28日


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