31日の日曜日、患者会主催の講演会に出かけた。
テーマが、「乳がん患者の日米比較論・・・がんの受け止め方、
医師との対話の仕方、治療法の選択・決定の自主性、治験の積極的参加などの違いについて」
講師は聖路加のブレストセンター長。
これは行かねばなるまい。日米比較興味あり!
きっとアメリカでは患者もアグレッシブなんだろうな。
てなわけで行ってきました。60人定員が満員御礼。みんな興味あるんだねえ。
実際は、ガチガチの日米比較的な話はあまりなく、想像していた(期待していた)内容
とは違う感じがしたけれど、質疑応答は多く、会場は熱気ムンムン。
話の中で、「NBM」と「EBM」という言葉が出てきた。
「NBM」・・・ Narrative Based Medicine
物語りと対話に基づく医療。医者が、患者さんとの対話を通じて良い関係性を作っていくために、
患者さんの物語りに注目すると、非常に役に立つという考え方です。
これに対する言葉がこれですね。
「EBM」・・・ Evidence Based Medicine
そうですよ、医者は、目の前の患者を、データで振り分けるのではなく、
患者の個々の背景にあるものも理解してほしい、というか理解するよう努力はしてほしい。
患者は、自分の物語を語りたいのです。
しこりにしても痛みにしても、どう感じているか、どうしたいかなど、
いろいろ「思い」があるのです。
主治医には、是非「NBM」実践してもらいですよね。
私の主治医?有難いことにそのへんわかっていらっしゃるみたいです。
それから、講師の先生が、何かエライ人(米国人か英国人?)のお言葉を
紹介してました。
「変えられないものを受け入れる 平静さ と
変えられるものを変える 勇気 と
その両者を見分ける 英知 とをお与えください。」
誰でもこれを実行することはいかに難しいか、ということですよね。
あと、再発治療に関してのコメント。
・再発・転移治療に「正解はない」
・「自分がどうしたいか」が治療に反映されるべき。
まあ、このへんはわかりきっていること。
でも私も転移して6年過ぎた今頃になって、やっと実感としてわかってきたぐらいだから、
再発・転移して間もない人は、どうしても目の前の治療に精一杯になってしまうのでは
ないかと思う。でも後からいろいろなことがわかったって、それでいいようにも思う。
人間は経験からしかわかないことも多いから。あとは想像力かしら。
まあ、今日も明日も楽しく穏やかに暮らせることがいちばん!
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医師との対話の仕方、治療法の選択・決定の自主性、治験の積極的参加などの違いについて」
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これは行かねばなるまい。日米比較興味あり!
きっとアメリカでは患者もアグレッシブなんだろうな。
てなわけで行ってきました。60人定員が満員御礼。みんな興味あるんだねえ。
実際は、ガチガチの日米比較的な話はあまりなく、想像していた(期待していた)内容
とは違う感じがしたけれど、質疑応答は多く、会場は熱気ムンムン。
話の中で、「NBM」と「EBM」という言葉が出てきた。
「NBM」・・・ Narrative Based Medicine
物語りと対話に基づく医療。医者が、患者さんとの対話を通じて良い関係性を作っていくために、
患者さんの物語りに注目すると、非常に役に立つという考え方です。
これに対する言葉がこれですね。
「EBM」・・・ Evidence Based Medicine
そうですよ、医者は、目の前の患者を、データで振り分けるのではなく、
患者の個々の背景にあるものも理解してほしい、というか理解するよう努力はしてほしい。
患者は、自分の物語を語りたいのです。
しこりにしても痛みにしても、どう感じているか、どうしたいかなど、
いろいろ「思い」があるのです。
主治医には、是非「NBM」実践してもらいですよね。
私の主治医?有難いことにそのへんわかっていらっしゃるみたいです。
それから、講師の先生が、何かエライ人(米国人か英国人?)のお言葉を
紹介してました。
「変えられないものを受け入れる 平静さ と
変えられるものを変える 勇気 と
その両者を見分ける 英知 とをお与えください。」
誰でもこれを実行することはいかに難しいか、ということですよね。
あと、再発治療に関してのコメント。
・再発・転移治療に「正解はない」
・「自分がどうしたいか」が治療に反映されるべき。
まあ、このへんはわかりきっていること。
でも私も転移して6年過ぎた今頃になって、やっと実感としてわかってきたぐらいだから、
再発・転移して間もない人は、どうしても目の前の治療に精一杯になってしまうのでは
ないかと思う。でも後からいろいろなことがわかったって、それでいいようにも思う。
人間は経験からしかわかないことも多いから。あとは想像力かしら。
まあ、今日も明日も楽しく穏やかに暮らせることがいちばん!
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アッピアさんはアクティブですよね~積極的に参加して、それをこうして教えてくれる。嬉しいです。患者の背景に目を向けられる 環境を お医者さんもとれるといいのですが、データは大事だけど だけどデータはあくまでデータであって 患者の気持ちを 理解してほしいし いろんなパターンを出して欲しい。決まったことだけでなく、経緯を~ 生きたいと思える未来を
アッピアさんの最後のコメントすごく好きです。毎日育児に追われて姑や舅に気をつかって、愚痴を言いたくなる毎日ですが、楽しく穏やかに過ごすのが理想ですよね。
書きがいがあるというものです。
患者の背景を考えるのは、ある意味想像力ですよね。
人間、想像力がないといけません。
でないと、すべてのことは「経験ないのでわかりません」になってしまう。
それでは他人の気持ちをわかることはできませんものね。
おかげでピアノの楽譜がふにゃふにゃです。
そうそう、毎日楽しく暮らせれば、病状がどうあれ「勝ち」だと思いません?
まあ、「楽しくなければいけない」と縛るのも
よくないんですけど。
自然に自然に。