ベストセラーとなった「神様のカルテ」の新作「新章 神様のカルテ」が発売されました。
第1作が発売されてからちょうど10年、第3作の発売から7年となりますが、前3作からの続きの物語となります。
第1作を読んだのはもう随分前で内容もうろ覚えで、第2作と第3作は読んでいなかったため、
新作を読む前にと思い、PCが我が家からいなくなったタイミングで3冊を通しで読み切りました。
現役の医師である著者の夏川草介氏のデビュー作であった第一作目は本屋大賞2位となり、
それ以外にもいくつかの賞を受け映画にもなりましたが、改めて思ったのはとにかく爽快で面白い・・・
結構な分量があり、2週間で3冊を読むのは大変でしたが、読み終わってみるとあっという間でした。
医師が主人公の物語となると「白い巨塔」を筆頭に、シリアスでドロドロした社会的なドラマが多いのですが、
私は病院や企業が舞台のドロドロした人間関係の物語は苦手です。
それに比べて、「神様のカルテ」は救急対応を中心に忙しい医療の現場で様々な事件が起きるのですが、
淡々とした中にも熱くて温かい気持ちを持つ主人公のお陰で、サラ~っと解決していくのが小気味よい・・・
医師である著者により、理想と現実とのギャップに悩みながら成長していく医師の姿がリアルに描かれています。
医師としてではなく人間として患者目線で温かく寄り添う思いが、ベストセラーの所以なんでしょうね。
長野県松本市にある地域の中核病院に勤務する内科医が主人公の物語で、主人公の魅力もさることながら、
医師や看護師の仕事仲間、患者、同じ共同住宅に住む人々など登場人物の個性が豊かで、それぞれが魅力的・・・
また、主人公が呼ぶところの細君もとても魅力的で、これは著者の理想を描いているのかなと想像してしまいます。
因みに、私がアッピアの病気治療で関わることになった医師や看護師もとても魅力的な方々でした。
アッピアのブログに登場する「助さん」「格さん」を筆頭に・・・
「助さん」も「格さん」も本当に有能な医師・看護師でしたが、お二人の掛け合いも含めてユーモアがあり、
私が同席した診察室にはいつも明るい雰囲気が満ちていました。
私が昨年に入院した時もそうでしたが、患者にとって「明るさ」や「安心感」は最大の治療なのだと思います。
この本を読んで、久し振りに「助さん」「格さん」に会いたい気持ちになりました。
ところで、「神様のカルテ」には、1~3以外に「0」も刊行されているのを今回初めて知りました。
主人公の医学生時代のアナザーストーリーのようですが、こちらも大いに気になります。
それにしても、「旧3部作」「アナザーストーリー」「新シリーズ」とは、まるで「スターウォーズ」・・・
多分著者はスターウォーズフリークなのではないかと勝手に想像しています。
話を戻して、第3作では地元密着の中核病院で患者に寄り添いながらの医療を続けて来た主人公が、
このままではだめだと初めて大学病院に移ることを決意して終わります。
新シリーズでは、大学病院と言う大組織の中で主人公が何に直面しどう対応していくのか興味は尽きませんが、
今の私の最大の悩みは「アナザーストーリー」を先に読むか「新作」を先に読むか・・・です。
2019年2月16日
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第1作が発売されてからちょうど10年、第3作の発売から7年となりますが、前3作からの続きの物語となります。
第1作を読んだのはもう随分前で内容もうろ覚えで、第2作と第3作は読んでいなかったため、
新作を読む前にと思い、PCが我が家からいなくなったタイミングで3冊を通しで読み切りました。
現役の医師である著者の夏川草介氏のデビュー作であった第一作目は本屋大賞2位となり、
それ以外にもいくつかの賞を受け映画にもなりましたが、改めて思ったのはとにかく爽快で面白い・・・
結構な分量があり、2週間で3冊を読むのは大変でしたが、読み終わってみるとあっという間でした。
医師が主人公の物語となると「白い巨塔」を筆頭に、シリアスでドロドロした社会的なドラマが多いのですが、
私は病院や企業が舞台のドロドロした人間関係の物語は苦手です。
それに比べて、「神様のカルテ」は救急対応を中心に忙しい医療の現場で様々な事件が起きるのですが、
淡々とした中にも熱くて温かい気持ちを持つ主人公のお陰で、サラ~っと解決していくのが小気味よい・・・
医師である著者により、理想と現実とのギャップに悩みながら成長していく医師の姿がリアルに描かれています。
医師としてではなく人間として患者目線で温かく寄り添う思いが、ベストセラーの所以なんでしょうね。
長野県松本市にある地域の中核病院に勤務する内科医が主人公の物語で、主人公の魅力もさることながら、
医師や看護師の仕事仲間、患者、同じ共同住宅に住む人々など登場人物の個性が豊かで、それぞれが魅力的・・・
また、主人公が呼ぶところの細君もとても魅力的で、これは著者の理想を描いているのかなと想像してしまいます。
因みに、私がアッピアの病気治療で関わることになった医師や看護師もとても魅力的な方々でした。
アッピアのブログに登場する「助さん」「格さん」を筆頭に・・・
「助さん」も「格さん」も本当に有能な医師・看護師でしたが、お二人の掛け合いも含めてユーモアがあり、
私が同席した診察室にはいつも明るい雰囲気が満ちていました。
私が昨年に入院した時もそうでしたが、患者にとって「明るさ」や「安心感」は最大の治療なのだと思います。
この本を読んで、久し振りに「助さん」「格さん」に会いたい気持ちになりました。
ところで、「神様のカルテ」には、1~3以外に「0」も刊行されているのを今回初めて知りました。
主人公の医学生時代のアナザーストーリーのようですが、こちらも大いに気になります。
それにしても、「旧3部作」「アナザーストーリー」「新シリーズ」とは、まるで「スターウォーズ」・・・
多分著者はスターウォーズフリークなのではないかと勝手に想像しています。
話を戻して、第3作では地元密着の中核病院で患者に寄り添いながらの医療を続けて来た主人公が、
このままではだめだと初めて大学病院に移ることを決意して終わります。
新シリーズでは、大学病院と言う大組織の中で主人公が何に直面しどう対応していくのか興味は尽きませんが、
今の私の最大の悩みは「アナザーストーリー」を先に読むか「新作」を先に読むか・・・です。
2019年2月16日
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