昨日の、旅行前最後の診察は、先週の雑談飛び交う雰囲気ではありませんでした。
というのも、皮膚転移は明らかに悪化しているし、そして昨日採血した結果、腫瘍マーカーの
CEAがさらに倍増していたのです。9年間で最高値!これは真剣に来週のCTの結果が心配に
なってきました。というか、内臓転移は充分覚悟しておくべきか?
そんなこんなで始まった診察。
挨拶代わりのCEAの値でがっくり&開き直ったワタシ。
今日の体調の悪さ= 昨日(水曜日)の午後からだるくてねむくてしんどいことを訴えました。
しこりには少し効いているかもしれないけど、問題の皮膚には全く効いていないカンプトは、
わざわざ旅行前にやることもなかろう、ということで本日のカンプトはなし。
来週以降どうするかは、CTと来週のマーカー値次第でまた相談することに。
そうなると、いろいろ不安と疑問が湧く湧く。
・皮膚転移はこの先いったいどうなるのか?
・皮膚転移に効く抗がん剤はあるのか?
・次の抗がん剤は?
・新しい分子標的薬はまだ使えないのか?
・内臓に転移が見つかったら?
・皮膚転移の他の治療法はないのか?
・そもそも皮膚転移は自分次第か?
(意味不明ですよね?つまり、自分さえ我慢すればある程度放置できるのか、という意味で
聞いたのですが、ますます意味不明?)
いつもの軽口をはさむ心の余裕はなく、議論は続く。そしてだいたい下記のような暫定結論に
落ち着きました。
・CTの結果、内臓などに転移がなく、かつ腫瘍マーカーが落ち着いて、皮膚転移も様子を
見られるようならカンプトをもう1コース継続してみる。
・内臓転移が見つかるか、腫瘍マーカーがさらに上がるか、皮膚転移ががまんできなければ、
抗がん剤の選択肢といて、
■皮膚以外には効果が継続していた、タイケルブ+ゼローダを再開する。
■カルボプラチン+ドセタキセル
■ハラベン
■アメリカで最近承認されたHer2標的のペルツマブを個人輸入して使う。
(いかほど料金がかかるのかは怖くて聞けなかった。)
いずれもハーセプチンは継続かなあ、もうエビデンスないし、人体実験さ!
タイケルブ+ゼローダに戻すことは納得です。ただ以前も皮膚には効かなかったので期待は
できないのですが、マーカー値を落ち着かせることはできるかもしれないし、しこりはさらに
小さくなるかもしれない。そもそも皮膚転移には抗がん剤は効きにくいのでしょう。
看護師助さんと別室で会話。
私 「もう、私は肝転移して8年だし、運が悪ければ3回忌も終わって忘れられるころ
かもしれないのに、ハーセプチンが効いてくれて今こんなに元気なんだもの、
次回のCTはどんな結果が出ても受け入れないとね。
それと、皮膚転移は以前はあんなに恐れて嫌っていたけど、最近ようやく慣れて、
ガーゼ交換もルーチンにやって、それ程面倒ではないし、今のところ大騒ぎする
事の程ではないです。」
助さん 「そうだよー。アッピアさん、今こうして生きていることが奇跡かもよ。
それに、たかが皮膚転移とも言えるよ、ケアすれば普通に生活できるし、そう思うことが
できて良かった。去年のアッピアさんとはだいぶ違うと思う。気持ちの対処の仕方が
できていると思う。大丈夫だよ。
(→昨年は大騒ぎしたからなあ。少しは成長したってことだね。へへ、恥ずかしい!)
一人じゃないからね、いつも、これからもいっしょに心配したり相談しながら
しっかりサポートしていくからね。」
精神科の先生曰く。
「落ち着いて心配している感じですね。皮膚転移も以前は恐れていたけど、
とり越し苦労だったと言えますよね。常に“今”を感じること。先々は、
想像していた通りに悪い状況になるとは限らない。
“今”を意識して生活していくと、楽に感じることができる。・・・・」
そんなこんなな通院日。おまけは、お昼の3Fレストランに久し振りに入って和風野菜のオムライス食べたら、
すごーく美味しかった。さすが日比谷松○楼。
もう、絶対次は名物カレーを食べねば。そしてメニュー全部食べつくすぞ、と決意!
さて、明日から予定通り平泉・松島旅行に行ってきまーす。準備もだいたい完了。
皮膚転移がジュクジュクしてようが、マーカー値が跳ねあがろうが、検査前の不安があろうが、
そんなことに関係なく旅行を存分に楽しめてこそ、上級がん患者?
既に今から少しウキウキしてまーす、昨年の西表島以来の家族旅行、楽しみだなあ!
食べ過ぎに注意して無理せず、行ってきまーす。写真も撮ってきまーす。
応援クリックお願します。励みになります。

というのも、皮膚転移は明らかに悪化しているし、そして昨日採血した結果、腫瘍マーカーの
CEAがさらに倍増していたのです。9年間で最高値!これは真剣に来週のCTの結果が心配に
なってきました。というか、内臓転移は充分覚悟しておくべきか?
そんなこんなで始まった診察。
挨拶代わりのCEAの値でがっくり&開き直ったワタシ。
今日の体調の悪さ= 昨日(水曜日)の午後からだるくてねむくてしんどいことを訴えました。
しこりには少し効いているかもしれないけど、問題の皮膚には全く効いていないカンプトは、
わざわざ旅行前にやることもなかろう、ということで本日のカンプトはなし。
来週以降どうするかは、CTと来週のマーカー値次第でまた相談することに。
そうなると、いろいろ不安と疑問が湧く湧く。
・皮膚転移はこの先いったいどうなるのか?
・皮膚転移に効く抗がん剤はあるのか?
・次の抗がん剤は?
・新しい分子標的薬はまだ使えないのか?
・内臓に転移が見つかったら?
・皮膚転移の他の治療法はないのか?
・そもそも皮膚転移は自分次第か?
(意味不明ですよね?つまり、自分さえ我慢すればある程度放置できるのか、という意味で
聞いたのですが、ますます意味不明?)
いつもの軽口をはさむ心の余裕はなく、議論は続く。そしてだいたい下記のような暫定結論に
落ち着きました。
・CTの結果、内臓などに転移がなく、かつ腫瘍マーカーが落ち着いて、皮膚転移も様子を
見られるようならカンプトをもう1コース継続してみる。
・内臓転移が見つかるか、腫瘍マーカーがさらに上がるか、皮膚転移ががまんできなければ、
抗がん剤の選択肢といて、
■皮膚以外には効果が継続していた、タイケルブ+ゼローダを再開する。
■カルボプラチン+ドセタキセル
■ハラベン
■アメリカで最近承認されたHer2標的のペルツマブを個人輸入して使う。
(いかほど料金がかかるのかは怖くて聞けなかった。)
いずれもハーセプチンは継続かなあ、もうエビデンスないし、人体実験さ!
タイケルブ+ゼローダに戻すことは納得です。ただ以前も皮膚には効かなかったので期待は
できないのですが、マーカー値を落ち着かせることはできるかもしれないし、しこりはさらに
小さくなるかもしれない。そもそも皮膚転移には抗がん剤は効きにくいのでしょう。
看護師助さんと別室で会話。
私 「もう、私は肝転移して8年だし、運が悪ければ3回忌も終わって忘れられるころ
かもしれないのに、ハーセプチンが効いてくれて今こんなに元気なんだもの、
次回のCTはどんな結果が出ても受け入れないとね。
それと、皮膚転移は以前はあんなに恐れて嫌っていたけど、最近ようやく慣れて、
ガーゼ交換もルーチンにやって、それ程面倒ではないし、今のところ大騒ぎする
事の程ではないです。」
助さん 「そうだよー。アッピアさん、今こうして生きていることが奇跡かもよ。
それに、たかが皮膚転移とも言えるよ、ケアすれば普通に生活できるし、そう思うことが
できて良かった。去年のアッピアさんとはだいぶ違うと思う。気持ちの対処の仕方が
できていると思う。大丈夫だよ。
(→昨年は大騒ぎしたからなあ。少しは成長したってことだね。へへ、恥ずかしい!)
一人じゃないからね、いつも、これからもいっしょに心配したり相談しながら
しっかりサポートしていくからね。」
精神科の先生曰く。
「落ち着いて心配している感じですね。皮膚転移も以前は恐れていたけど、
とり越し苦労だったと言えますよね。常に“今”を感じること。先々は、
想像していた通りに悪い状況になるとは限らない。
“今”を意識して生活していくと、楽に感じることができる。・・・・」
そんなこんなな通院日。おまけは、お昼の3Fレストランに久し振りに入って和風野菜のオムライス食べたら、
すごーく美味しかった。さすが日比谷松○楼。
もう、絶対次は名物カレーを食べねば。そしてメニュー全部食べつくすぞ、と決意!
さて、明日から予定通り平泉・松島旅行に行ってきまーす。準備もだいたい完了。
皮膚転移がジュクジュクしてようが、マーカー値が跳ねあがろうが、検査前の不安があろうが、
そんなことに関係なく旅行を存分に楽しめてこそ、上級がん患者?
既に今から少しウキウキしてまーす、昨年の西表島以来の家族旅行、楽しみだなあ!
食べ過ぎに注意して無理せず、行ってきまーす。写真も撮ってきまーす。
応援クリックお願します。励みになります。

長らくご無沙汰しておりました。
ずっと拝読はし、心配していたのですが、ようやくこうしてコメント差し上げられる状態になりました。
生きていることは誰にとっても奇跡、だと思います。
そして辛いことも沢山あるけれど、こうして命を繋げられていられることに、あらためて感謝しなければならないな、と痛感しています。
いよいよ3連休の旅行にお出かけですね。
平泉、松島いいところですよね。私も結婚間もなくの頃、訪れたことがあります。
どうぞお気を付けて、うんと楽しんでいらしてください。
そして、旅行記のアップを楽しみにしています。
私も抗がん剤(FEC+タキソテール)から1年
髪型はアッピアさんと同じサイババというかハカセタロウというか…。まだ地肌が若干透けてるし、ズラは手放せません~
東北旅行楽しんで下さいね。
ダンナの実家が仙台なので松島は何度か行きました。田里津庵という和食のお店がオススメです。今ならきっと牡蠣シーズンがスタートしてますよ!
まずは家に帰れて、いつもの生活に戻られてよかったです。でも今日出勤されているのにはびっくりしました。
確かに徒歩は、電車よりハードル低いかもしれませんが、
お仕事自体がすごく高いハードルに感じます。
確かにここ最近は、当たり前の生きている生活が本当にありがたく感じます。何をいまさらなんですがね。
学習能力が乏しいワタシなもんで。
平泉・松島は、私の好きな要素が全部入っているんです。
島めぐり・海・風光明媚・文化遺産・渓谷・温泉。
こんな病状なのに、楽しみにワクワクしている自分がちょっと嬉しかったりします。
ロッキングチェアさんも、3連休ゆっくり休まれて、また充実した日常がスタートできるといいですね。
でもウィッグとると、また癖がつきてすごく変なんですけどね。
旅行派は、ズラ付きで行ってきまーす。
そうですか、仙台でしたか。オススメの和食屋さん、チェックしてみますね、ありがとう。
連休は、お天気もよさそうで旅行日和ですね!
是非、たくさん楽しんで、田舎に癒されてきてください。
私の実家も、宮城県なんです~。
気をつけて、いってらっしゃーい!
平泉いいね~!私もこの間東北行ったんだけど、海岸沿いだけで終わってしまった・・・。次回行けるとしたら平泉、八幡平など行きたいところいっぱい!
写真家アッピアさん!ブログアップ楽しみにしてるね~
確かに向こう(岩手県)は、車窓に広がる田んぼ田んぼ田んぼであ、陽があたるとキラキラ輝いてきれいでした。
もっとゆっくり癒されたかったな。
なんか消化不良の旅行だったけど、今回はしかたないです。
ご実家宮城県、震災の影響は大丈夫ですか?
仙台もゆっくり見てまわりたいです。
子供ってすばらしいなあ。
今回はやたら短い旅行記になりまーす。
金色堂見たかったです。
ますます金色堂と松島の海沿いの島々の景色が憧れの対象になりますね。
今度東北談義でも!