michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

最高でした♪ 全盲のAさんと お花見

2022-04-06 15:51:47 | 想ひ出

その全盲のAさんのことを、桜の季節になるといつも想い出すんです。

とても気さくな おじさんです。

もう何年前か、友だち(皆、なんらかの障害をもつ おばさん連中)3~4人で、「お花見、行きたいねぇ」「行こう!行こう!」となった。

Aさんの顔が浮かんだけれど、見えないし、行かないだろな、と思いつつ、一応声かけてみたら、意外にも即答で「行きます☆」と。

 

 

どんな風になるかなぁ…ま、行ってみて、その時それなりに…という感じで出発。

広々とした公園には、何種類もの桜など枝を広げ、森林公園といった趣き。

出発前の心配など全く無用でした。

 彼は存分にお花見を味わったのです。

情景を私たちが伝えると、彼はすぐにその世界に溶け込んだ感じで、一緒に、共に楽しむことが出来たのです。

博学の彼は、「樹の幹に触らせてください」と言うので、木肌に導いていくと、両手で触って「ああ、うん、これこれ――」。

もう桜は散り始めていて、その舞い散る花びらを帽子で受けて、味を見る人が出始め、それぞれに‘味見’。 桜の種類によって味が違うことを発見☆

芝生で持ち寄りのお弁当を広げ、ワイワイとはしゃいで、もう皆 満喫したことでした。

 

Aさんは、もう何年か前に天国に旅立ってしまわれたけれど、あのスペシャルな楽しさ・味わいは、決して忘れられません。

 

その頃、私は難聴がひどくなりつつあり、周囲の理解はごく一部しか得られず、これからどんな風に生きていけば良いのか模索、手探りといった状態でした。

そんな中でのAさんの明るい生きざまは、ひとつの道すじを示してもらえたようで、本当にありがたかった。今でも折に触れて想い出されるのです。

 

 

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こんなところで咲いてたの…!?

2022-04-06 15:11:42 | 自然

驚いた。諦めていたオキザリスが咲いてる。

それも、育てていたプランターのは すっかり枯れてしまった そのすぐ横で、溝の蓋のすき間から出てるんです。

(素人考えですが、溝の中は暖かく霜枯れのようにはならなかったんでしょうか。)

このオキザリス、ここに至るいきさつは、話し出すと長いので、また後ほど。

 

もう一つ驚いたのは、ここから10数m離れた場所に群落が出来てた。

これは種が飛んでたのでしょうか。

植物たちの生命力に感動を覚えました。

 

 

           

 

元はといえば、もう10年か、もっと前か、友人のAさんに種を頂いたもの。

Aさんは全盲。何にでも意欲的な人で、園芸も上手にやってらした。

 

最初から順にお話ししますと――、

私がまだ20才くらいの頃、何かボランティアをしたくて、点字の練習をしていた。点字の用紙って、ちょっと厚めで適度な固さ、特別なんです。

それを実家に置いてあったのが、忘れた頃に一〆出てきたと母から連絡があり、Aさんに差し上げて使ってもらった。

そのお礼にと、オキザリスの種を頂いたので、母に送った。お花の好きな母はとても喜んでプランターに植え、毎年咲いてくれる花を楽しんでいました。

ここ数年は、さすがにもう咲かなくなって、茎と葉だけ茂るような状態だったんです。

それが、、溝から咲いた。 離れた所で群れて咲いてる。

  なんとまぁ――。

 

 

 

 

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