母はトシ相応の難聴。ちょっと強い方かも。
近寄って、大きな声で、そしてふつうにペラペラ言うのではなく、一語一語 瞬間 区切るように言わないとわからない。
例えば、食事の前には たいていトイレに行く。
それで食事がもう少しで出来上がる、というタイミングで声かける。
「ごはん、もうすぐ出来ますよ。トイレ行っとかなくて大丈夫?」
毎日、毎食(調理の最中に)、そうやって声かけるのは一仕事でした。
それで、札にマジックで(老眼で、小さな字ではメガネが要るので)書いておいて、見てもらうことにしました。
そういうのが見えれば、大声じゃなくふつうに言えば良いんです。
札は、使用済みの封筒の裏。(福祉関係の通知の。ドンドン溜まるんです)
有効活用です。
そういう類の札、日常必要な声掛けを書いていったら、もう10枚近くになり、一か所にまとめてある。
右端に小さくインデックスみたいに簡単に書き、さらに色で分けておいたので、今要る札をすぐ選べるようになった。
食事は、母が自分で食べる。ご飯ものが好きで、ご飯と、好きなおかず、そればかりを食べて、お汁などは最後に、となってしまう。
時々お汁を飲んだ方が、飲み込みやすいのに。
それで、「ご飯」「おかず」「お汁」あれこれ食べてね、と
こんな札を書いた。
なぜかこれを見せると、母は毎回「うふっ」と笑う。
花丸みたいに見えるのかしら…?